ちゃお2011年6月号感想

実用性最優先の付録がすごくいいです。
表紙は、まあ前号を比較対照にしては…三誌の中では品もあり、目を引く力もありました。

みい子が定位置の最後尾じゃなかったりするのも面白いですね。

ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)にじいろ☆プリズムガール(中原杏)姫ギャルvパラダイス(和央明)わがままなツバサ(中嶋ゆか)こっちむいて!みい子(おのえりこ)ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)プリティーリズム(藤実リオ)まほちゅー!+(やぶうち優)わざアリっvきわみちゃん(もりちかこ)ナゾトキ姫は名探偵(阿南まゆき)恋×カギ(能登山けいこ)オンナノコの国(森田ゆき)次号予告

ちび☆デビ!
三周年、この作品も面白いポジションです。
僕はアニメになってもいいと思ってますけど…
とにかく、読者の、特に小さい子供たちやその親に、毎月とても優しい何かを与えてくれている作品だ、ということは確信を持っていえます。
パパ役も集まる、というのはすごいですね。
女の子と思ったら弟も、
「親役の教育がためされる」なんていわれたらすぐにプレッシャーに、というのも苦笑しますね。
親ってのはちょっとしたことでプレッシャーを感じる、というか責任が重過ぎるんですよ。
ストレートに「あしょぼー」と言えるのっていいですよね。
小さい子供たちの交流、見ててすごく楽しいです。
おませさん、というか、まあ女の子はどんな小さくても女…
それで彼氏ができた、となってしまう、つくづく恐ろしい生き物です。
なでなでもある意味最終兵器。
このゆいちゃんもすごく素敵な人ですね。また出てくるといいなあ。

にじいろ☆プリズムガール
「いちいち小学生って」…鯉が高い。鮒が安い。
朝五時起きでもこれだけの弁当が作れるってかなりすごいんですが。
あ、やっぱり専属シェフ?
ここまでまっすぐな大根だと笑うほかありません。
役に入ってしまってると、確かにRIAさんみたいに優れた演者とだったらすぐ世界を作れるけど、そうでないと逆に難しい…
別人格で自分が動いてしまう、というのもつくづくすごいですね。
ただ、主役を引き立てるということはまだ学んでいない…教えるより自分で学ぶしかない、ですか。
新しい台本…まいったな、とても個人的には前のきらレボみたいな、ひたすら意地悪の連発はあまり見たくないんですが。
台詞がごっちゃになったから、あとは全部自分で…ここの迫力は強烈でした。
権力で降りてもらう、という手で来るとは…なんというかどうしようもないですね、審判が買収されている試合と同じ。

姫ギャルvパラダイス
猫カフェ、確かに天国ですね。まあスタッフはいろいろと地獄でしょうが。
猫と豹はかなり大きさ違う気がします…
黒猫と白猫…凄まじいとしか言いようがないです。
写真が苦手、というのも楽しいですね。
顔そのものが見えない、というのは大笑いしかありませんでした。
「ナルじゃない人間なんて逆にいないよ」というのはいい言葉ですね。事実ですし。
可愛く笑おうとしたら…笑うしかありませんでしたが。
男装で励ます、というのもサービスいいですね。
本当に楽しくて仕方ありません。

わがままなツバサ
始まり方がとても印象的ですね。
点滴も、なんとか無痛にできたらいいのですが…
何もかも終わりになるのは、人類が、そして地球型生命全部が滅亡したときだと僕は思ってます。
だから僕は、それを防ぎたいんですよ。
死んでから話が始まる、というのも面白いです。天使になる、と志望して、その翼が、また面白い設定ですね。
天国が退屈、というのは昔、夢で…天国から逃げた人の夢を見たことがあるのです。
いきなりホラーになるのもびっくりしました。
「目をとじてみて」と、手を取り合って思いを伝える、このシーンの印象はさすがですね。もともとの画面の白さが、とても透き通るような感じになります。
これからどんな、翼との二人三脚があるか…
とても静かで優しい、素敵な音楽が始まりそうな感じです。

こっちむいて!みい子
節電というのも大変です。
根本的に、各家庭ができる最大の節電は、まずクーラーと冷蔵庫を最新に買い替え。
もっと桁外れに大きいのが高断熱の家。
その二つから見れば、電気だのテレビだの、いくらやっても誤差の範囲です。
はっきり言って節電ごっこ。
今年は四月から真夏日があるからあとが怖い。九月なんてどうなるんでしょう。それで停電やられたら冗談抜きで死にます。
この地獄絵図、実際今年…下手をすれば来年も再来年も多発しそうで怖いです。
ちょっとみんなが意識しただけで、三月は最低限ですんでしまいましたっけ、そういえば。

ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長
他の学年と、って最初から勝ち負けは見えているのでは。
「別れてくれるってこと」に「ええ!」…自信過剰もここまで来ると気持ちいいです。
全国区…それで燃えられるというのもすごい。
このシャンプーの話も、これから夏至が近づき日差しが強まる以上女の子たちにはとても切実でしょう。
三年の碓井さん、気の毒に…笑うしかありません。
転んだのを助けるふりして…それでも負ける碓井さん、どれだけ差があるのやら。
「本気で戦った後は友だちに」…あまりの単純さに言葉も出ません。
まあ結果オーライですが。

プリティーリズム
迷わず地面に座らないで下さい。一昨日そこでオッサンが吐き、昨日犬が小便し、……
花束がバレまくってるのが楽しいです。僕もそんな経験ありますよ、好きな子の誕生日の朝に、通学路で見つけた野草の花をいくつか机に…
ファッションの話って女の子には楽しいでしょうね。
今度はファッションもの?ダンスアクションから、ジャンルの広い作品です。
プリズムスター三人と、どんな話が待っているのやら。
こういう単純な話も見ていてすごく楽しいです。

まほちゅー!+
ちゃんと準備してくれている校長…某アルバス・Dとはえらい…
目を見たら、目だけが危険なら眼に、鏡になるコンタクトをしておけば?目そのものは見えなくなりますが。
全員の記憶を…ここであいるちゃんのラッキー発動、うまい。
そしてただ踊るのから三成くん、本当に即興で頭いいです。
真相はそういうこと、かなりあっさりですけどわかりやすくていいです。
大好き、をとっくに知ってる…まあそりゃまあ。
で、返事と言うところでジャマ、というのも楽しいです。
次の新シリーズには何があるのかも楽しみ!

わざアリっvきわみちゃん
梅雨になると…ものすごいことになりますね。
陽くんがデートに誘うとは、雨は降ってますし…自然災害は時節上まずい…
「玲音と陽が」…まあそれで丸く収まる人はどれぐらいいるでしょう。いや、どっちが…で大喧嘩になったりして。
答えなど出ない、で…「ちょっとつきあえ」はもう胸が爆発しそうでした。
結局男同士デートをぶちかますというオチがまたふっ飛びました。

ナゾトキ姫は名探偵v
えらくくだらないサブタイトル、そして冒頭のスケールが大きい大犯罪…
探偵手帳とか、確かにまあ欠かせませんね。
細井…いろいろと違うんですが。
プリンの犯人と冒頭の大犯罪と、どうつながるのかが楽しみです。
家にいるけど話したくない、ひきこも…
悪霊屋敷、とホラーまで絡むんでしょうか?
なんというか今のところは軽くポップですが、これからどうなるやら。

恋×カギ
昴で女の子と思った、ということは手紙でもそのことは書いていない?
兄のほうも都合よく解釈して…
ピンクでも堂々と受け取ってくれる、とことん言い人ですね。
いきなり二人きりですか…誰か泊まってくれる人いないんでしょうか?
「かわいそう」という言葉が彼女にとっては傷つけられる言葉…
本当に彼女は幸せだったのでしょうか。
でも、「笑ってる顔見てりゃわかる」という言葉は、彼女にとってすごく欲しかった言葉のようですね。
理解されている、ということが人にとってどれほど嬉しいか。
「いつまで昴くんの家に」…これ、結構重いですよね。
今までの「何がいい?」より、勝手に決められるほうが嬉しい、どんな思いやりも言葉も、結局受け手の問題なんですよね。だから僕は他人を思いやること自体諦めたんですが。
手をつないで帰るのも、すごく見ていてドキドキします。
風呂から上がったら、あらためて二人きりを意識して…昴くん、意識していなさすぎ。
「言っとくけどオレのほうが雛子好きだぞ」という言葉にはもう頭が沸騰しそうです。
それでイギリスに呼ばれて…あの勝手兄も、考えてなかったわけじゃないんですね…タイミング悪いですが。
いやーある意味すごい作品ですこれ。

オンナノコの国
女の子が集まると…男の子が集まると、楽しいでしょうか?今の僕は全然楽しくありません、酒飲めないし、話通じないし。
女の子のグループ、というのを見るといろいろ怖いです。
このタッチでいじめ話だったらどうしよう…
三年生男子とすれ違う、うーかわいい。
本当はあわせてるだけ、というのも…心配ですね。
トイレに急ぎたいから、ダッシュしてぶつかって、はっきり言っちゃって、なんかもう大変すぎです…でもトイレの前では全てはどうでもいいことです。
で、これは事実上告白してしまったようなもの、さあどうなるんでしょう。
でも、わかってくれる子もいるんでしょうか?
三年女子も、なんというか子供ですよね。というか動物。学年なんてどうでもいいことでとにかく威張る快楽に浸りたいだけ。普通のコーラでも飲むほうが快楽ですよ。
なんとなく、すぎてもやもやして…どうなるでしょう。
不満があるなら、とふと自分がそうだと気づいて自分から言う、これでいじめにならないのが逆にすごいような気もします。
それであっさりと元のグループに…ほっとしました。げろげろのいじめ話になるかと、ゾンビ射撃ゲーム並みにびくびくしていたので。
これだから森田先生は安心できます。この話でこんなあったかくまとめられるなんて…
そうそう、小中学校の頃の僕にとって、特にグループを作っている女の子たちなんて、今から思えばまったく別種の動物でした。可愛い子なら鑑賞する楽しみが少しあった程度、それ以上は関心すらなかったですね。関心を持つ取っ掛かりすらないほど別の存在。

月号は久世先生の新連載…またあっさりといい味が楽しめそうですね。

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