ちゃお2012年5月号感想

この表紙の可愛らしさはやはり強烈です。
このチビコミックは嬉しかったです!
付録のプロフ帳はすごい実用性。そりゃ一年大切に使うものでしょうし。

しかし、「名探偵コナン」のゲストには驚きました。
まあ、「りぼん」に「こち亀」が来たことを思えば…

オレ様キングダム(八神千歳)にじいろ☆プリズムガール(中原杏)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)少女少年ドーリィ♪カノン(やぶうち優)放課後エデン(能登山けいこ)オオカミ少年vこひつじ少女(環方このみ)姫ギャルvパラダイス(和央明)こっちむいて!みい子(おのえりこ)ナゾトキ姫は名探偵(阿南まゆき)ドラキュラ上等!(泉道亜紀)名探偵コナン(青山剛昌)ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)次号予告

オレ様キングダム
イスにしばりつけて監禁…すげえ。
それで大事な会議、って鬼ですね。
一人じゃ行けないから三人も呼ぶ、確かに犬扱いかも。
でも好きな子に利用してもらうのは楽しいことです。
すごくモダンな家ですが、これ地震には大丈夫でしょうか?快適さは?
で、なにこの惨状。
助けてもらって何この態度。
ののちゃんに酒…あーあ。
こんなふうに抱きつかれて「大ー好きだもん」、可愛すぎます。
山吹さん、かなりの最強キャラですね。
「顔にチョコレート」は甘すぎてとろけてます。たまりません。

にじいろ☆プリズムガール
うかれすぎですね、まあ十二歳ですし。
「大親友だって」とか口げんかしてるのは可愛くて仕方ありません。これだから女の子って生き物は…
演技のシーンになると、また凄まじい切れ味になります。
…ナイフで壁を突き刺すのは、この絵のように鍔(ヒルト)がないナイフでやるのは危険です。
ヒルトやフィンガーグルーブがあっても、手が冷え血脂にまみれていれば、滑って自分の手を傷つけるのです。
ただ、このナイフはそれほど悪くないです…5mmでいいからヒルトがほしいですが、こういう刃付近が極端に太い柄は見た目より握りが安定します。
目の迫力が凄まじいですね。
そして、圧倒された虹架ちゃん…おもいきり悔しいと叫んで、さっと切り替えて…ここからがまた素晴らしかったです。
壁からナイフを抜いて髪を切る、凄まじい覚悟と気迫。そこから台本どおり…しびれました。
というか小道具のナイフになんで本刃付けを…
相手を認め、だからこそ全力を叩きつける…なんて素敵な二人でしょう。

ちび☆デビ!
…あるある、でもサイテー。
「おれがやっといた」…泣いてないどころか喜んでいるのがさすがかりんちゃん。
普通なら泣き叫んで殺されるところです。
ますますアニキですが…そう考えると、この髪型で合ってるのかも。
子供たちは気にしてない、問題なのは夏季ちゃんだけ、と。
悪魔の美容師さんもいる、って便利ですね。
他人の髪をうつす、って女の子らしい夢ですね。まあある年齢以上の、一部の男性にとっても夢のまた夢ですが。
確かにリーゼントは似合いますし本人も喜びそうです。
姫ギャルvパラダイスは大笑いしました。「にてねー」…確かに似てません。
新しい髪形の親子…夏季ちゃんのショートも似合いますね。
そして、夏季ちゃんの理想はこれ、でもかりんちゃんは短い方が…あと「なちゅきのかみながいのがしゅき」…
どちらも、自分がどんな髪かより、大事な人の髪型のほうが大事…
ただ、それってある意味支配にもなるのが問題です。将来、かりんちゃんがますます自我が強くなったとき、それを受け入れられるか…
カツラで遊ぶのも楽しいですね。
まったく、毎回なんでこんな楽しいのやら。

少女少年ドーリィ♪カノン
ふと気がついたのですが、すごくすっきりして輝きの強い、ややシャープなタッチになっていますね。以前どころか、「ないしょのつぼみ」とも微妙に違うような…
「ちゃお」の今のスタンダードにあわせているのでしょうか?
弱みがどんどん増える、まあそんなものですねいろいろと。
「好きなものは好き」…いい言葉ですね。
動画投稿はブレイクしたらすごいですからね…
というかこれ、ニコニコすぎて笑うしかないんですが。よっぽどはまってますね。
謝りながら現実逃避に女装させる、すごい。
確かにこのカッコで顔出ししたらえらいことになりますね。
自分の歌を歌ってほしい、それも作詞作曲をしたのを…
すごい、でもすごく厚かましいと頼む側は思うでしょうね。
楽譜が読めない…
この音痴悩み、一々感情表現が激しくて見ていて楽しいです。
言ったのは世界的な音楽家…そりゃまあ、自信のなさも折り紙つきになりますね。
歌うことの喜びは強烈に伝わってきます。
「どこがオンチだって」という表情が強烈でした。さらに絶対音感…多分母親が、とんでもなく高い基準というか完璧を最初から要求して、それでさっさと「才能がない」と切り捨てたんでしょうね。まあ、ずっと無茶な努力を強いるよりはましでしょうが。
そして二人で歌う…それで投稿したら、という前に…誰?
盛り上げがやはり上手いです。

放課後エデン
あーあ、としか言いようがないですね。
「イヤかどうかはがっつり関わってから決めるよ」…確かにこれ、すごく強いですよね。並みの強さでできることじゃないです。
ロマンチックな時間をそれ自体楽しめる、というのもすごい…余裕があるんですね、いろいろな意味で。
匡太郎くんのヤキモチは見ててすごく楽しいです。それで包帯を巻きなおすの、なにげないですがすごく色気のあるスキンシップでもありますよね。
連休を一人ぼっち、それは寂しいですよね…
家族の結婚式ぶっちぎってまで、すごい。兄の結婚式はどんな厳しい会社でも休む理由になるでしょう。兄のみならず家族全員に一生恨まれます、確実に。
「キライなんかじゃない」と抱き寄せてマグカップ…すごく情熱的な愛情ですよね、これ。
さて、これが恋なのか揺さぶられて…って、好きでもない女の子のために家族の結婚式欠席する人がどこにいますか。
すごくあっさりした描き方ですけど、読んでいてとても心地いいです。

オオカミ少年vこひつじ少女
犬との日々は、微笑ましいと同時に切なくもなります。終わりがあることがわかっているので。
不安になったときの犬の励ます動きが素晴らしい…と思ったら、オオカミ男。
えらくぶっ飛んだ、ある意味過激な設定です。
どうやって男子制服を手に入れたのやら…いや考えてみれば、変身した瞬間裸じゃないのってどういうことでしょう。幻覚?
なんかもう、「To Loveる」並にいい加減な学校のような。実際には住民票などいろいろな行政書類が必要です。
耳と尻尾だけが心配で女子にもててるなんてことは見えてない、というのがなんだかかわいいです。
隣からぐいぐいと体を押しつけてくるのがまたかわいい!
ただひたすら主人と一緒にいたい、それが犬…
ラブレター、そりゃ来ますし…どうするんでしょう。
そして、軽いとか何よりも…どんな事情があるかもわかりませんし。もしかしたら昨日のは、本命にヤキモチを焼かせるためだったかもしれません。
犬姿でぶつかって変身、という自在さが楽しいです。
でも犬には、冬華ちゃんに嫌われてるかどうか、それがすべて…
あ、そういう事情でしたか。
「いちばんだいすき」…犬にとってはそれが全てですよね。
すごくステキな作品です。これからが楽しみ!

姫ギャルvパラダイス
いきなり何が起きたのでしょう…「好きなんだね!!」ひどい、ひどすぎる。それ暴力よりひどい。
というかみんなそのことわかってるでしょう。
応援、って何をしてくれるでしょう。
やるとやるほど悲惨なことになる、という繰り返しパターンは見ていてとても楽しいです。
ヘンタイ呼ばわりとかペアルックとか…
ああ、やきもち焼かせ作戦ですか。それは確かに成功してますね。
消火器になって隠れている、は爆笑しました。
「そうだよやきもちだよ!!」はもう、好きにしてくれとしかいいようがありません。
可愛くて男の子に好かれる女の子…これは女の子が一番聞きたい言葉ですよね。
「おせっかいはまだまだこれからだぉ」…自覚してるんですね。
派手に持ってくれました。それで誘われて、なぜそれでふたりともうんこじゃなくてめんたいこ…
見事に盛ってきた、というオチがまた楽しいです。
両思いなのに彼女への道は遠い…楽しいです。

こっちむいて!みい子
これは面白い宿題ですね。僕は多分一度もやってません。
友だちの忠告はありがたいですよね…
帰ってきた頃はもうボロボロ、みい子ちゃんの言葉聞く余裕なし…これ、ワーキングマザーのほとんどにとって思い当たることでは?
母親の忙しさ、余裕のなさが隅々まですごくよく出ています。
背後での姉弟げんかがまた楽しいです。
で、聞いてない自分を振り返る余裕もなく、まず宿題で叱ることから…それをあーあ、と見ているまもるくんの表情に苦笑します。
そして泣き出したところで、ヤカンを火にかけてお茶を入れる…この年齢の僕は絶対火はいじらせてもらえませんでした。
仕事の膨大さは驚嘆します。
で…「楽しそうに読んでるとうれしい」を変に解釈されるのは大笑いしました。ここでのまもるくんの「だめだこりゃ」と雄弁に言っているような表情がまた楽しいです。

ナゾトキ姫は名探偵v
ああ…こういう人が死なない世界っていいわ…近年のミステリ界の、国内海外問わぬ拷問虐殺エスカレートを思えば…
「あの絵もね」というのが、読み返せばじつにわかりやすいです。
二枚目の予告状…
油絵がみずみずしい、というのもわかりやすいですね。無論初読時にはかけらも気がつきませんでした。
囮用の偽物、それもよくやりますが、その偽者をどうやって守るかが問題でして…
ものすごいアクションなんですが、この絵だと不思議にそんな感じがしませんね。
いきなりキスを奪われるのはびっくりしました。
警察に対する叫び、おとなしかった館長が…
そして真相も、よく考えられていますね。
女なのにキスだけ奪ってく、って実に楽しい怪盗です。再登場が楽しみになってきました。
ええ、ひたすら拷問描写が続くミステリよりずっと楽しいです。

ドラキュラ上等
いきなりすごくきれいな男の子、でまっすぐ声かけられるのがいろいろとすごいですよね。
吸血鬼だったら、なぜ近づいてはいけないのでしょう。
何人も殺してるなら、わかるはずですよね?殺さず吸うだけなら、実質実害はないです。
確かめてみる、ってなんて健全な精神でしょう。
学校の昼食にニンニク尽くしは吸血鬼でなくても辛いでしょう…
そんなにニンニクが嫌いだった…ははは。
銀の十字架ペンダント、っていい趣味してますね。
ストレートに「吸血鬼なんかじゃないって信じてくれる」…まあ語るに落ちたのかもしれませんが。
すごくおいしいトマトジュースだった、というか一気にクラスの流れが変わるのは見ていて楽しいです。
そして、そうなったら「今日は私たちが黒木くんといっしょにお昼食べるから来ないでね」…おいおい。
それで、黒木くん…この行動には驚きました。大切な子に手を出して欲しくないからって、吸血鬼扱いまで甘受するなんて…
って、最後のオチが本当に吸血鬼…大笑いです。いや、本当に吸血鬼ではなく単にキスするだけかもしれませんし。
というか、「私の血だって」とまでいわれたら、本当に吸血鬼だったら血飲んでいいよといわれたとしか思えませんよ。
いろいろと面白いです。これからがまた楽しみです!

名探偵コナン
ええと、なぜ僕がこれの感想を書いているのやら…まあ「りぼん」でこち亀の感想書いたりしましたし…そのうち「なかよし」で「エデンの檻」の感想書いたりすることにならないだろうな…
冒頭から夫婦ともに悪人雰囲気出しすぎなんですが。
たべかけポッキーってすごくおいしいバレンタインチョコですよね。
「いろいろな障害があって好きな人となかなか結ばれず」ってその障害は、結局は「名探偵コナン」という作品の人気それ自体なんですよね。
寸劇のはずが本当に死んでいる…これも昔からよくありますね。
手相占いの最中というある意味絶対のアリバイ。
「私の身体検査」って自分が容疑者だと理解しすぎてます。
そして飲み物大量に壊して、証拠隠滅と。
「お店に電話した方がいい」というのは子供の姿をうまく使ってますね。子供でなければいえない言葉。
「私が犯人だとしたら殺人現場となるパーティーに」…なんというか、犯人ならではの傲慢さですね。
頭に針が刺さって、気絶して…そんな極少量で効く全身麻酔薬って、麻酔科医師がちゃんと管理しないと死ぬし、管理しても千例に一度は死ぬんじゃ。というか大小失禁なしで人を気絶させる薬ってあるでしょうか?
「聞いてる」と「効いてる」の違いはうまいです。
全部見抜かれたときの奥様の冷静さは凄まじいほどです。
日常会話のように真相を語りだすって…
みんなそれぞれのホワイトデーがなんだか暖かいです。
なんというか、人気が出るのもわかりますね。楽しいです。

ぐぐっと極上!めちゃモテ委員長
なんというか…違う意味でため息しか出ないです。
しっかりキスしたのは嬉しかったですが。

月号はいろいろと盛りだくさんですね。新人作家の新連載に読みきり二本…
いわおかめめ先生の登場は嬉しいです。またあの可愛らしく甘い世界が楽しめるなんて。
白雪バンビ先生…あれ、どこかで見たような絵柄ですが…まあ気にしないで、作品が面白いかどうか、それだけですね。

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