ちゃお2012年9月号感想
豪華な付録ですね。大切に使われそうな品です。
さらにDVDまで、なんて豪華な。
それにしても、実にバラエティー豊かな作品群!
いろいろな通販があるのも面白いですね。まおちゃんのぬいぐるみはすごく可愛いです。
にじいろ☆プリズムガール(中原杏)少女少年ドーリィ♪カノン(やぶうち優)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)オレ様キングダム(八神千歳)姫ギャルvパラダイス 姫ギャルvアッコちゃん(和央明)ナゾトキ姫は名探偵(阿南まゆき)こっちむいて!みい子(おのえりこ)12歳。(まいた菜緒)ある日犬の国から手紙が来て(竜山さゆり/田中マルコ/松井雄功)極上!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)夢みがちシンドローム(笹木一二三)エリートジャック!!(いわおかめめ)キミのためならっ!(中嶋ゆか)次号予告
虹色プリズムガール
バトルマニア、という言葉を思い出します。
こういうすごくはつらつとしたギャグ顔を出せるのも、全身でのリアクションも中原先生の魅力ですね。
ヤンキーなのに「高校生がふらふら街をうろついていい時間じゃねえ」という、このギャップがまた楽しいです。
今度は原作者も登場ですか…どうやらこの一族の人のようですね。
アシスタントの小さなギャグも楽しいです。
いきなりこのドラマのヒロインの座…なんだかんだいって復帰への道筋まで作られてしまいましたね。
虹架ちゃんの度胸のほうが、復帰がどうこうより強くなる…ちずるちゃんも(演技)バトルマニアですね。
「実は愛読書だ」に爆笑しました。
ちずるちゃんの、一瞬で雰囲気を変えるのもすごいですね。
全然違う子にすら見えてしまいます。
言葉もなく…すごい、としか言いようがないですねこれは。
敵が強いほど成長していく、というのもバトルマニア、というか…演技のサイヤ人…
少女少年ドーリィ♪カノン
お人形さんに…いきなりすごいことを。
「言うこと聞いてくれなくなって」という言葉自体、根源的に「お人形みたい」な人しか欲しくない、というのが潔いほどはっきり出てます。
回れ右して全力で逃げたほうがいいと思います。
「プロの手で作りあげられた極上の奏四きゅん」…あのPと同類?
カラオケで100点を取るだけの歌…ボーカロイド?限界は分かってる、ならこの世界にはたくさんの歌があるのですから、聞いて真似て学べばいいのでは?
散々やって、カラオケ100点しかできなかった?
「それじゃダメですか」…こういうまっすぐな心にはかないませんね。
レミさんも、束縛され人形扱いされている…その苦しみの、共感をカノンに感じた?
レミさんからのメール、それはどんな内容なのか…やはり引きがバツグンにうまいです。
ちび☆デビ!
ガマンしすぎると赤ちゃん返り…人間の子も、肉体はともかく精神で赤ちゃん返りすることはありますね。
まあ、小さい子を育ててる子は、今うちの子は朝から晩まで赤ちゃんだ、とわめいてくるでしょうが。
みんなはお兄ちゃんお姉さん体験…なるほど、うまい。
名刺を出す、というのが苦笑しました。
ライちゃんは完璧なお兄さんですね。
かりんちゃんの、一つ一つはっきりしたりアクションが素晴らしいです。
「がんばりゅ」「おどゆ」…一つ一つ、しっかり口にして、もうたまりませんね。
おなかすいたと泣く、オムツが気持ち悪いと泣く…かりんちゃんやライちゃんもちょっと前までそうでした。ちなみに僕も三十七年前は間違いなくこうでした。
こんどはかりんちゃん…というか、これが「器」ってものなんでしょうね。入れすぎるとあふれる。
赤ちゃん二人の面倒を見て赤ちゃん帰りしてないライちゃんは圧倒的に器が大きい…
オレ様キングダム
ゲーム…どんなゲームになるんでしょう。ひたすら鼻血を吹くためのゲームになるんでしょうか。
彼氏…あの、何回キスしてます?
というか、全部担当さんにぶちまけたんですか。
大人の告白方法…遊んでますね。「仕事しろよ」「全部聞こえてるゾ」が苦笑します。
わざと冷たい…?
「他に好きな男」…これ、わかってて言ってるんじゃ?
黒澤くんがどれだけもてるか忘れてました。いろいろと。
で、「誰ともつき合う気はないから」完璧に自爆でしたね。
ここで「黒澤と白馬は」と言い出すのが輝くんらしいです。
そりゃ女性みんな、こころから領海と叫びますよ。
そして、ストレートに告白してくれたのはほっとしました。
夢だと思ってしまう、自信なさすぎというか…まあキスで黙らせるしかないですよね。
白馬くんはひたすら…黒澤くんも…輝くん、どうする気なんでしょう。
姫ギャルvパラダイス
ものすごい一族ですね、つくづく。
というかなんで姫ちゃんはこんなところに普通に出入りしているのやら。
とちおとめさまがスランプ…
で、彼女作ろうかと思ったところで、おもいっきりブス顔。よく女の子のこんな顔描きますよね。
「きっといいアイデア」…地雷ですね。
で、恭くんに頼ると言うのがある意味恐ろしいです。
姫子ちゃんの…セーラーなんとか…
抱き合って泣いてるのを見てると、もうバカップルに近いですよね。
魔法少女、ってなんで女の子はそういうの好きなんでしょうね。
ま、男の子が鎧とか軍服とかを好きで仕方ないのと同じでしょうか。
そして告白フィナーレ?…どんなとんでもない盛りをやってくれるのでしょう。それが何より楽しみです。盛りが地球より大きくなったりしないですよね…なら三点倒立すればいいんですし。
姫ギャルvアッコちゃん
…な、なんという神をも畏れぬことを。
いきなり「魔法のコンパクト見せて」…普通魔法少女は隠してるものじゃ。
彼らも変身できる、それも男の子に…ま、こいつらのこれは変身に近いですね。
とちおとめに変身してみたら、そこまで忠実に変身できるとは。
最後の「てへぺろv」が強烈でした。
ナゾトキ姫は名探偵
これもすっかり名物シリーズに。
目が覚めたら無人島、というのもとてもよくあるシチュです。
島つき別荘…それ、もう事件を起こしてくれといわんばかりですね。
日本で家庭学習は認められるでしょうか?
海賊、って日本の海賊は日本刀では?まあ正確には弓矢と槍で武装し、数打ちの日本刀を鉄資源として輸出していたんですが。
「嵐がすぎたら一刻も早くこの屋敷を立ち去りなさい」…まったく、やってくれますね。もうパターンどおり過ぎて。
同い年の人と接すること自体が初めて…すごいですね。
さらに声とか、財宝とか…もうとんでもないことになってきますね。
展開が非常に速いですけど、だらだらやるより気持ちいいです。
完全固定されてない女神像に体を結んで落ちる、って一つ間違えれば…はは。
伝声管、というのはうまいアイデアですね。
つづきはDVD、というのがすごく楽しいです。
こっちむいて!みい子
こういう町の小さな店…新しい時代には滅びる運命ですが、それで失われるコミュニケーションもある…
ただし、そういう古いコミュニティは悪い面が出ると戦中の隣組ファシズムともなりますが。
まもるくんがこんな嵐の時に体調を崩して、そんなときに頼れる存在がある…いざというときに、家族以外に頼れる人がいるかどうか、というのは人間にとって決定的に大きいですよね。
それ以上に、普通人は意識もしませんが…家族がいざというときに頼れる人かどうか、というのも重要ですが。
読み返せば、この状況で普通に接していることをおかしいと思うべきでしたね。
父親が「あぶなかったけどな」と内心思っている、非常に危険な行動だったことは確かです。
この種明かしは、胸が痛み同時に心温まります。
12歳。
前の読みきりが素晴らしかったですから、連載化は納得。でも嬉しいです。
桧山くんの、「うちの親が〜」、人を操るのがうますぎます。
「だめだ食指が動かねー」って、食指の故事を知っているのでしょうか。あと、ショートパンツならずり下ろせば…パンツごと脱げたらしゃれになりませんが。
大人っぽいからいいな、ってまったくガキです。
銭湯に行ったら彼の家、なんてはっきりしたフラグ。着陸隊が月に刺した旗のように。
しかし、この裸身の肌の質感がすさまじいまでですね。
無に、なりすぎですね。
そして告白される…うわ、なんというか人生最大級のイベントが連発すぎでしょう。
店のノートで桧山くんの優しさに触れる、というのがまたいいですね。
今度は鍵を、排水口って口で言うほど簡単なことではないのでは?
声が出ない、ここでの二人の心情描写がまたすごい。
それでいつものケンカができる、客観的にはいちゃいちゃしてるのが見ていてたまりませんね。
そして、借り物競争で「コクハクしてきた人」…ひどい。
確かに、運動会でさらし者にしてから断ったら鬼どころか悪魔と言うか拷問官です。
たまりませんね、この楽しさは。
「蒼井好きになるヤツなんていねーって」と言われたときの表情が、とことんたまらないです。
それで、彼の思わずとしか言いようのない…爆発で吹っ飛びました。
なんというか、ため息しか出ない…なんという凄まじい実力でしょう。
ある日犬の国から手紙が来て
…毎回泣かせる気ですか…
引越しと犬、これっていつもどうしようもない、悲しいことですね。
近所の子が引っ越すたびに、犬が大丈夫かとても心配になっていました。幸い、僕は悲劇は知らずじまいですみましたが。
会社が用意した…
「きまりなの」…きまりのほうが現実より上になるって、なんともいえずいやですね。その、決まりと官僚制が持つ力もわかっている、というか今僕がこうして、クーラーの冷気と清潔な水道水、パソコンの電力、全部きまりによってできている世界の力なのですが。
それにしても、厳しすぎますね。「他人に迷惑をかけない」というのも拡大解釈されるとほとんど地獄になる…
そして、こんな距離を…犬ってたまにそういうとんでもないことをします。まあ、飼っていた犬も、最初に引き取ってからと、引っ越してすぐ行方不明になりかけたことがあります。どちらも近所を探検していて帰り道が分からなくなったのでしょう…
しかしよくもまあ、こんなとんでもない距離を。
そして力尽きて死亡…どれほどの無理を。
そしてこの手紙、やはり…犬の愛情にはかないません。自分の命の長さを知ることができる…考えてみれば、犬はにおいで人のガンを嗅ぎ分けたりできるそうです。なら、自分の病気もわかってしまう…
極上!!めちゃモテ委員長
地味に静かに過ごしたい、そりゃそのほうが楽でしょう。めちゃモテ委員長などという大変で恥ずかしい生きかたより。
おかしい、ってそれこそ生きていく決まりは全部おかしいものでは?
というか委員長というのは、決まりを守らせる立場では。
おもちゃの毛虫を用意している、ってこの世界にうまく順応してますね。おそろしいほどに。
さらに上のほうのボスまで、なんというか分かりやすくて楽しくなります。
見せしめは確かに、未海ちゃんのようなタイプには一番有効ですね。
彼のスケッチが趣味になる、って彼女が美人だからいいのですが、そうでなければ…人間って残酷です。
生徒会側の諜報能力が高すぎますね。いろいろと。
あと、これって彼女の絵のうまさをアピールすることにもなってますね。
というか告白の背中を押してくれてるとも言えますね。
転校を止めないのは意外ですが、とにかくプロデュースはする…
この二人がコンビになるとなんだか恐ろしいですね。
僕は人工のシャンプーやリンスについて、いろいろな本で恐ろしいことを聞いてしまっています。紙パルプと同じセルロースを使ってるとか、極微小なプラスチック粉を混ぜているとか…
もう石鹸と酢でいいよな、って気すらしてます。「卵の白身にコニャックを三杯」の時代は単純でした…。まあ面倒ですし、どうせ僕が普段着ているものも食べているものも恐ろしい代物なので開き直ってますが。
あっさりとOKじゃなく、相手のことを知りたい…彼も誠実な男ですね。
そしてリンさんも動く、さてどんなことになるのやら。
夢みがちシンドローム
古い印象ですが、ものすごく魅力的なタッチ!
後ろから見ている表情、それがもうものすごいですね。この可愛いタッチでこれをやってくれますか…
たしかにこれは「きもっ」の一言ですね。
というか、鶴が谷君、逆方向から字が読めるんですか。
人生おわった、というところから…声を録音して…おいおいおいおい。
で、まだめげるつもりがない…ここでこの極上に可愛い絵を使いますか。
誰に借りたのか書いてないか、と利用する…それは普通思いつきませんよ。
「お礼に髪の毛ください」は笑い転げました。ここまでさわやかにストーカーされたら笑うほかありません。
飴がお礼、ってストーカーに親切にしたら…あとが大変ですよ。
「夢見が他の人の分まで」というのがなんだか楽しいですね。
回想で、無造作にドブに手を突っ込むというのがすごいですね。
「でも本当に少ないですよね 友だち」…こういうのも面白いです。
三階の、なんてところに立ってるんでしょう。
そりゃまあ、マジでやめろっていいたくもなりますよね。
出家というのが実際あれば楽ですよね。
そして疑われた彼をかばうのに、ストーカー日記を…おそろしい。
怒ったのは危険行為、まああれは危険を通り越してますしね。
これで両思いというのは…いいのかな、とすら思いますね。
なんというか、ものすごい絵の可愛らしさにごまかさてますが、とんでもなく過激な作品です。
次回作がもう吐くほど楽しみです。
エリートジャック!!
いきなりバカップルから始まりましたね。
エリート主義ってそれ現実じゃないですか?小中学校の成績順クラス編成も進んでいるそうですし。
嫌だな、という思いを持たせるのはうまいですね。
思想家の言葉を引用する、というのもずれてますけどなんともかっこいいです。
めちゃくちゃ可愛いから、そっちで…恐ろしいことをしてくれます。
「この男子なんとかしなさいよ」「申し訳ないけどイラ立つ時間あるなら」…この子のほうがこの学校の価値観では正しいですよね。
バカにされたくない、って一人の人間にこだわるのも、この学校の価値観でいえば実にばかげたことです…
とんでもない友だちが多数いますね…「オメガ高一の天才生徒会長」…とんでもないオチをやってくれたもんです。
なんというか、とんでもない作品ですが、面白さは桁外れ!次に何が起きるか、楽しみでなりません。
キミのためならっ!
思い出してとキスする、ってまあお約束です。
しかし、肩に手を置かれて鼻の急所に頭部、格闘技の目で見ると終わってる、頭突きされて押し飛ばされたら力の差があっても即死です。
それで泣き出すのも彼らしいですね。
いちゃこらいちゃこら、は見ていて笑うしかないです。
そして後ろで号泣している二人…
なんかえらいことになりましたが…二人とも、警察に通報するという選択肢はかけらも考えないのですね。
「心配して来てくれた」というより「サンドバッグになれ」…ひどい。
強い、強すぎる。
つかまった初ちゃん、これが最初の、実戦経験…ですか。
確かに、いじめる者といじめられる者は、動物としての強弱関係ができています。いじめる側が、動物としての強弱儀式を何度となく反復させますからね。
それは身分社会を安定させるほど力のある行動です…邪悪な。
崩れた荷物のかっこ悪さといったらないですが、実際には死人が出かねないほど危険な凶器ですよね。
初ちゃんの言葉もすごくカッコいいです。
で、やはりこの兄はバイトとして…まあ笑うしかないですね。
恋の予感と言うか…まあどうなるのやら。
なんかもう、楽しすぎますねこれは。
12月号の新連載もすごく楽しみです!
来月号は白雪先生の新連載…やっぱり実力ずば抜けてますし、「ちゃお」にも合ってますしね。
そしてショコラは次に何をしてくれるのか。安心して読めるホラーと言うのも矛盾していますけど、他二誌の某sよりずっといいです。