ちゃお2013年9月号感想
僕に死ねと言ってるのか、と言いたくなる別冊付録です。
感想こそ書きませんが、「JKオヤジ」の発想のぶっ飛びようは凄まじいを通り越してますね。
しかしこうしてオールスターがそろうの…そう、ふだんは五組に分かれている宝塚スターが全員そろうような豪華さです。
12歳。(まいた菜穂)ひみつ×ひみつ(森田ゆき)オレ様キングダム(八神千歳)ナゾトキ姫は名探偵(阿南まゆき)極楽!!めちゃモテ委員長(にしむらともこ)キミは宙のすべて(能登山けいこ)少女少年ドーリィ♪カノン(やぶうち優)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)エリートジャック!(くまき絵里)てぃんくる☆コレクション(和央明)寄り道のふたり(中嶋ゆか)ちっ恋!(くまき絵里)ショコラの魔法(みづほ梨乃)こっちむいて!みい子(おのえりこ)にじいろ☆プリズムガール(中原杏)夏恋スローライン(久世みずき)ハルと魔法のカギ(白雪バンビ/武内昌美)次号予告(本誌の「オレ様キングダム」は別冊付録の感想に続けます)
12歳。
全員の名前と席が決まるのは色々嬉しいです。『けいおん!』の細かい設定みたいですね。
朝からすごいですね、エイコー。
「教室のドア開けるのがフーフ初めての共同作業です!!ってかー!?」は大笑い。
夏の少女漫画シチュエーション集も最高です。
原宿でWデート…うわ、すごいですね。
さらに「カレカノの前にごきげんなジュースを置くとどんな化学反応を」って自由研究まで…
どうやってこんなの学校に持ち込んだんでしょう。というかこのストロー、どこに売ってるでしょう。東急ハンズや合羽橋まで行けばあるでしょうか。
みんなの前で誘う、というのもすごいですよね。…みんなついてきて遠足状態にならなければいいんですが。
メイクとヘアアレンジとか、将来そっちでしょうか?
逃げようとするのをヘアピン手裏剣、というのもすごい。
そして待たせてくれるのが嬉しいです。男側のドキドキワクワクも誘って…想像以上!
二人とも絶句ですね。
「かわいいよ」といえちゃう高尾くん、すごい。
「いいんじゃねーの」が精一杯なのは…まあしょうがないと。
スマホ使って、さらにスマホがスイカにもなる、それに驚いているのも面白いですね。今も小学生の大半は電車とかには無縁なんでしょう。
まあ僕も、無縁な世界はいくらでもあります。
座る場所をやや離しているのが見ていて楽しいです。
つかまれ、といっても簡単には手をつなげない…ああもう。
「クリームついてる」もうらやましい、でも…そこでまりんちゃんからのお見通しメール、ほとんど超能力者の域です。
つい変なお面をかぶっての会話も、こういう軽妙でずれたところがまいた先生らしいな、とくすくす笑いが出ます。
お面を取ったときの表情がまたすごいです。
手を添えてくれるのは、もう胸が爆発しそうです。
帰りはボックス席、寄りかかって寝ている花日ちゃん…これは羨ましいです。
逆にボックス席で可能な限り離れているの、小学生がいかに小さいかよくわかりますね。
やろうとして外れて、もう空気が耐えられないからと席をかわって…
お互い悪かった、と思ってる…そしてどちらも、「誰かと比べたことなんてねーよ」…
ため息が出るようなラブラブ。耳と鼻の穴から蜂蜜が出てきそうです。
ひみつ×ひみつ
…これ、けっこうまずいんじゃ…やりたい放題ですよ、不純異性交遊、それも犯罪になるものでも、麻薬でも…
すごく信頼して渡しているんでしょうね。
教育実習生と香月くん、というのも女の子は楽しそうです。
いっしょだった幼なじみとの距離が遠いのが寂しい、というのがしっとり素直に描かれていて、すごく気持ちが伝わってきます。
秘密のルールがある部屋…どういう基準で安全な人を選べるんでしょう。少なくとも僕には選べません。
ここでは幼なじみの二人に戻れる、というのが素敵ですね。
それで、クモで思い切り抱きついたり…
しれっと「こっちに近づいて」でおもいっきりぎゅっと、さらにうるうる目…そりゃくらくらしますよ。
それで変わる普段の関係、さりげなく「ドジ風花」というの、うわあってなります。
岡野に恋してる、という噂…本気にすることないのに。
そして雨の中から、何気なくキスしてしまう流れが素晴らしいです。すごく自然で、わかる気がして…なのに何度も繰り返し、という濃厚さ…
そりゃまあわーっと叫ぶのもわかります。
岡野先生も昔の、そのメンバーだったとは…それで嫉妬する比呂くんの未熟さも楽しいです。
そして「オレんだ」…若いですね。若い、とことん。
いや…たまりません、なんて濃厚なラブラブ…もう蜂蜜が発酵して濃厚な酒になってます。
オレ様キングダム
まさに天国ですね。
翌朝の輝っちの変貌…何が起きたのでしょう。
よい子の悪霊、というのもすごいですね。
二人いる、そっくりないとこ…ものすごいことになりましたね。
修学旅行を前にした総力戦、大変ですね。
夜の予定…アイドルが言う言葉か、って気もします。
夜は枕投げだから…懐かしいですね。
女の子は必要なモノが多い、といってもいろいろと限度があるような。
そして「今夜2人きりで会おうな」…なんというかやばい、今僕の血管に何が流れてるのか見たくないです。蜂蜜とブランデーを混ぜたような、トンカツソース並みにどろっとした何かです。
と思ったらあっさりさらわれてしまいましたが、美和ちゃんは心配です。
ののちゃん、無理しすぎです。
そして凄まじいまくら投げ、というより男の部屋に女の子がいる時点で大変なんですが。
そして黒澤くん、ちゃんと約束守ってくれましたね。
キスシーンが熱いと思ったら潰されてますが、幸せなんだからいいですね。
ナゾトキ姫は名探偵v
ちゃおサマーフェスティバルが舞台とは…あれ?男子禁制じゃ…まあ引率者と言うことでOK?
「ちゃおティアラ」のデザインは結構いいですね。
ここで事件の予感ですか。
警官が素人探偵に「一緒に来いよ」はいろいろと常識破りですね。沢崎とか浅見光彦とかが怒りますよ。
編集長自ら出演とは、気合入ってますね。
ポットを利用してうまく罠を仕掛けましたね。
このトリックはかなりリスクが大きいですね。
自分の娘が落選したから、という…そういう子供の芸能関係で、モンスター親が問題になっていますね。
なるほど、時計うさぎだったから警官が探偵を呼んだわけで…
最後の「女の子たちのハートを」は大笑いしました。今の子は『カリオストロの城』は見ているでしょうか?
極楽!!めちゃモテ委員長
こういう番外編もあったんですね(増刊は読んでません)。
というかこっちのほうが本編より面白いのでは?
理想の…底なしに頭が重くなりますね。
ばかみたいだから告白したりしない、というのも賢明ではありますね。
未海ちゃんの鏡の像だけが動き出し、魔海…え?うまい。
憧れだけじゃなくちゃんと見てもいるんですね。
すごく幸せな中、かすかに闇の影がさす…雰囲気つくりのわかりやすさもお見事。
そしていきなり女の子を殴り倒す先輩…さらに激しくなる異常行動。
まあ、これがあなたの望んだ極楽の世界…夢がかなうとそれは地獄、というものでしょう。『王子と乞食』みたいなものですね。
ちゃんとがんばる、というのも素敵なメッセージです。やはりこれぐらいのホラーが心地いいですよ。
キミは宙のすべて
やはりこっちの展開になってきましたか…
まるでサスペンスのように、ほとんど最初から、横暴な親族による横槍が予想され、その足音が徐々に強まっていっていました。
だからこそ強烈なラブラブが印象強くなるのですが…難病つきのラブストーリーと同じですよね…
胸に触るかどうか、というのが妙に色気があります。
そこまで許しきっているのにキスだけは、といくのも苦笑します。
わざわざ思い出のカギそのものを否定する、人を壊すことに慣れきっている…
なんというか、来月号が…拷問のようです。一ヵ月後、拷問を受けることがいまからわかっていて、避けることができないような…その一ヶ月自体が拷問です。
もし今月で「ちゃお」を読むのをやめて来月号を買わなければ、その拷問は一生続きます。だから見てしまうしかないのです。
自分で怪物を作ってしまい、その怪物に責めさいなまれるのです。わかっていてもやめられないのです。僕自身の中に怪物がいるのでしょう。
拷問しないで、と哀願する以外、僕には何もできません。
少女少年ドーリィ♪カノン
カッコイイですね、正体をさらしてまで。
それでも女と思ってしまうというのがある意味すごいです。
「カレシいる」ってはっきり言わない…まあ、心音ちゃんは、奏四くんがカレシだとはっきり認識してないんでしょう。
本当のプリンスと…家庭ではあまりうぬぼれるな、と言ってもらえてるのはいいですね。
レミちゃんと仲直りできたのはよかったです。
「いい顔しか見たコトない」…すごくうまい切り口です。
奏四くんのネガティブスパイラル、えらいことになってますね。
「もっとがんばるから」となってくれたのは嬉しいです。
心音、とあっさり見破られてしまいました…音楽そのものから。
さて、それでどんなアプローチを仕掛けてくることやら。
ちび☆デビ!
ポラロイドは終わったそうです。
今はデジタルで結構簡単に同じことができるでしょう。実在しても驚きません。
園長の写真にみんなが見事に背を向ける…
叩いてぶれたり、目しか写ってなかったり…
魔力があるからしゃべる写真、って嬉しいですね。
ほのかちゃん、真さんの気持ちが知りたくてまおちゃんに撮らせる、ってなんというか必死ですね。
恥ずかしいから逃げる、という行動が写真が何を言うより雄弁に気持ちを語ってますよね。
エリートジャック!!
いきなり「このバカ来てませんか?」が強烈。
というかそれ、警官でもない人間が外でやるべき態度じゃないです。
エリート校の生徒会長がこれ…まあ信じられないでしょうね。
この上なくハイレベルな本…『ワインバーグの最新宇宙論(上下)』なんてどうです?(注意:大学水準の数学前提)
美人の出し方、うまいですね。
いきなり意味もなくバトルになって、どうなるのやら。
本人が知ったら、くっだらないと消去…まあそんなもんでしょう。別の世界の住人ですから。
「努力してる人バカにしてると痛い目みるよ」…友達のためになら本気で怒れるんですけど、本当は大事にならずになんとかするべきなんですよね。
確かにコレは反則です。ほとんどコスプレですけど。
そしてこのまま争いがエスカレートしそうで…憎悪にならないよう芽のうちに潰すほうがいいんですけどね。
てぃんくる☆コレクション
確かにこの雰囲気は怖いです。
休みが続いて、それでお見舞い…といっても大変ですね。
おばけを殴り倒せるのはすごい。
「ファンタジーまんがじゃないよね」「はいっ!!ふつうのおしゃれまんがです!!」…笑い転げました。
女はかわいいファッションのためならお化けも捕まえる…
今度はネオンカラー…なんというかサービス多いですね。
ドアの前にゴキブリがいる、それを踏み潰したのは…それで学校を休んで、お見舞いに来てくれる…
これはもう笑い死にしそうです。
寄り道のふたり
さてこちらの話は?
…蓮川一也…
自分にできることがあるからいい…それ以上はないですね。
好きな人を笑わせることができればそれでいい、すごくわかります。
そして久しぶりの再会、告白しようとした、そこで彼女の言葉…
最後まで言えなかった、そしてまったく気づかれていないすかちゃんとは、どちらが幸せなのでしょう。
そして、回想終わり、千夏ちゃんは、結婚式に今から行かなきゃ…すごいことをしますね。
胸が熱くなります。
ちっ恋!
ギャラリーが熱くなっているのが苦笑します。
あっさり三人で行くことになる、というのは、まあ好意はもたれてますよね。
「空を応えんするね」なんて言ってますが、どこまで信用できるやら。
というかすごい腹黒い表情してるんですけど…
この浴衣すごく映えるんですが。
「立花もキレイだと思う」なんて、言ってくれますねえ。
身長が伸びるカキ氷…そりゃ光くんは必死ですし、空ちゃんは…ははは。
いきなりキスされるか、と思ったところで邪魔をされる、すごい腹黒っぷり。
で、脱がせてしまった…結構お色気ハプニング多いんですよね。
「おわびに俺の見ていーから」ってどんな発想ですか。
そして特別な場所、でも…腰を落とす、という手もあります。疲れますが。
見えないけど後ろに来てくれる光くん、やっぱりかっこいいです。
一番素敵な思い出、でもそこで…みせつけてくれますね。
さて、真相はどんなことなのやら…
ショコラの魔法
運動能力の低さは辛いですよね。
誰でも努力すれば運動や計算はある程度なら高められる、ということはどうすれば教えられるんでしょうね…
強引に練習させられる、小野くんも厳しいというか、本当はその中に優しさがあるんですけどね。
まあ白沢さんが怒るのも…この怒りの描写すごいうまい。
でもおんぶになってたら、完璧に自業自得でしたね。
保健室ぐらい行かないと、小野くんもそれぐらい連れて行かなきゃ…
そしてショコラの店に行って、さてどんなチョコレートを選ぶのやら。
今回の代償は何でしょう。
そして、ちゃんと夜に練習をする…それを見てくれる小野くん、ちゃんと練習にもつきあってくれて…ますます白沢さんには災難ですね。
そして白沢さんがチョコを食べて、さてどうなるのやら。
一位で抱き合ってしまったのは苦笑するしかありません。
そして白沢さんの…すごい代償ですね。
で、「一生懸命走った人をせめないで」というのはカッコよかったです!
うわあそうくるか、と嬉しくてしょうがないですよ。
あ、歩ちゃんが食べたチョコは、精神状態を切り替えるチョコでしたか。魔力のない普通のチョコかと思いました。
こっちむいて!みい子
こういう話があるのがこの作品のいいところです。
それを直すのに一番いいのは多分豆拾いでしょう。試行錯誤していろいろなやり方でやって見なさい、と。正しい持ち方が一番やりやすいんです。
コレで勝ち負けは苦笑しますね。
小数の割り算は実際きついです。分数と統一して考えなければ、今の僕だって意味不明ですよ。
落とした荷物をもってあげて、それで食事ご馳走してもらう、というのもいい話ですね。
「勉強はできなくてもいいけどはしはきちんと持て」というのも素敵ですね。一番大切な躾だけは譲らない、というわけで…
作中でちゃんと教えてくれるのが嬉しいです。読者も少しでも身を美しくしてくれるといいですね。むしろ、読者の母親から。
お母さんたち、お父さんにも見せて、親子全員で練習しましょう。
おやじさんの意地悪なほめ言葉が嬉しいです。
本当にいい作品ですよ、これ。
にじいろ☆プリズムガール
デート、でびっくりしていたらRIAさん…それにしてもRIAさん、すごい世話好きですね。
この二人の会話、すごく素敵です。
親友、と言ってくれたのも嬉しいです。
年齢のことで苦しんでいる、さてどんな決意をしたのやら。
悪質なファンが楽屋に…まあこれは会場の、係員のセキュリティの問題ですね。まあマンガではいつものことですが。
「トイレでしばってある」はきわめて悪質な犯罪です。監禁だけでなく、縛る時点で皮膚に傷ができるので傷害罪も成立します。
そして記者が、12歳のことで脅してくる…
「話はそれだけ?」がまたすごいですね。
確かに、決勝戦の結果が出てからのほうがおもしろいですね。
そしてこの登場の仕方!もう演出ですよね、これは。
迫力満点の舞台、さてどちらから…また負傷フラグはあるのか…
楽しみです。
夏恋スローライン
すごくすっきりした画面の清涼感がたまらないです。
あーあ、強引にやって突き放されちゃいました。
好きなやつがいる、と嘘をついたことの罪悪感、これはきついですよね。人間にとって罪悪感は相当重い感情ですから。
忘れなきゃ、が仕事の気合になって…倒れないようにね。
つい「大好きなの」…うわあ、すごくドキドキしますこれ。
そして、好きな子を賭けて1on1、また贅沢なことになってくれました。
みんなが聞いてる中でなんて会話しながら勝負してるんですか。
なんというか…ものすごい…ひたすらパワーだけで押し切った、って感じの作品です。
12月号からの次回作も楽しみです!
ハルと魔法のカギ
告白して泣かれたら男は立場がないです。
ひたすら泣く、ひたすら抱きしめる、というのがすごくきれいな関係です。
そして、とにかくもっちゃんを助ける…その強さを手に入れたのも、レオンのおかげなんでしょうね。
抱きしめる、というのは動物としての人間にとって、すごく大切なことですから。
ちーちゃんも告白するとは…
緑の魔法使いも出てきた?赤も?
まずもっちゃんを倒す…他の道がないのかも考えるべきですね。
彼女がどのように銀の魔法使いを強めているのかも。
来月号は「めちゃモテ委員長」…東條くんに会えるのは何年振りでしょう。
そして「12歳。」…楽しみで楽しみで。エイコー、ガンバレ応援してるぞ!