ちゃお2014年3月号感想
今月号は危なく入手できなくなるところでした。
いつも行く大きい本屋で、「ちゃお」だけなし。その近くの本屋、別の駅の大型本屋でも、なし。
普段は買わない、家に近い本屋でやっと入手しました。ちなみにその次に、その店を見たときはなくなっていました。
そこで見つからなければ、その翌日秋葉原や神保町を回って…それでもなければアマゾンで探すか、最悪ここにお詫びを書いて、誰か読み終わったのを譲ってくれと泣きつくかするところでした。
「なかよし」で成功した企画を追随した…それでもここまで売れるとは。
最初の発行数の桁が違うというのに。
「アイカツ!」の正式連載が嬉しいです。
それで思うのですが、「りぼん」で「プリティーリズム」、「なかよし」で「AKB0048」をやったのですから、どうせなら「アイドルマスター(ナムコ)」と「ラブライブ!」も、三誌のどれでもやってほしいです。
あ、もりちかこ先生、ご結婚おめでとうございます。
少女少年ドーリィ♪カノン(やぶうち優)キミは宙のすべて(能登山けいこ)12歳。(まいた菜穂)アイカツ!(白雪バンビ)ちび☆デビ!(篠塚ひろむ)オレ様キングダム(八神千歳)私の恋はチョコレート(色井麻千子)てぃんくる☆コレクション(和央明)エリートジャック!(いわおかめめ)ひとりじめvヒロイン(久世みずき)寄り道のふたり(中嶋ゆか)小林が可愛すぎてツライっ!!(池山田剛)キス(森田ゆき)次号予告
少女少年ドーリィ♪カノン
プロの世界の恐ろしさを高圧的に思い知らせるか、と思ったらオーディションですか。なるほど。
奏四くんの覚悟はすごいですけど、でもみらのちゃんを試しもしないのは気の毒なような。
「スウジツゴドリ」はさすがに苦笑しました。
「お互いを思う」で「若いっていいなあ」…なんかわかりますね、それ。
奏四くん、みらのちゃんを…プロをなめてますけど、それがどんな落とし穴になるか。
自分がオーディションを受けることを忘れている、というのが苦笑しました。
というか彼女は幼いころは大舞台もしょっちゅう出てたでしょ?
三時間で一曲作詞作曲、って殺人的ですよね。
そして、みらのちゃんはカノン…奏四くんのことをまるで知らないのですから、ハンデも大きいです。
まず音域を確認する、というのも当然ですよね。
「mid1E」とかはギター系の用語でしょうか。「二点ト」のような言い方とは違いますね、面白いです。
心音ちゃんは、音楽理論はまるで知らない?
「もっともーっと上を目指せるよっ」、この底なしの楽観的な迫力、素敵です。
逆にみらのちゃんが、「よくそれであれだけの曲を」「そーゆーコがいちばん嫌いなのよ!」と、強い負けん気もあるのが楽しいですね。
落とし穴は、大グループの曲を作詞作曲している…強烈な穴ですね。
さらに心音ちゃんには、音楽については強い劣等感もある…
しっかりとみらのちゃんの内面も描いている、結構楽しみなオーディションになりそうです。
キミは宙のすべて
いきなりジャージのドジっ子とは…極悪非道なことを。
彼氏がいる、というのが逆に怖い気がします。無警戒に近づけてしまいますからね。
いろいろなシチュエーションが瞬時に頭に浮かんでそれだけで暴走しかけました。
体育祭準備係…ますます二人とも忙しくて甘い時間はなくなりそうです。
「見たくないものがどんどん見えてきちゃって」…どんなものが見えるんでしょうね。
で…こうきましたか。彼氏がいると触込んでおいて、すぐに…
ここで出てきてしまうのが星夜くんらしいですね。
それがこうなるのはまあ当然ですね。
というか冷静に見れば、この写真では星夜くんは腕を回してないので…まあ女の子から見れば有罪でしょう。
「ちがうよ」が何なのか、ちゃんと説明しないとどんどん誤解がひどくなりそうです。
12歳。
最終回最終回連発していてまたすぐ再開じゃないですか。
でも追いかける、たまらなくかっこいいです。
「断ると悪いと思って」というのがやっぱりいい子です。
「結衣ちゃんがガマンしてるほうがオレは嫌なんだよ」は胸を打つ言葉ですね。
で、彼は桧山くんが走り回っているのを見ていながら何も言わないと…
ミサンガを風船に着けて飛ばしてしまう、というのは強烈。うわあっと絶叫しそうになりました。
お化け屋敷での追いかけっこは最高でした。
そしてこんな素直な言葉、男の子にとってはすごくつらいでしょうね。
素直な「好き」に抱き合うの、もう見ていてとろけますね。
「チケット代払わずに入りましたー」というオチは大笑いしました。
アイカツ!
生徒はみんなアイドルな学園…なぜそれがこんな豪華でなければならないのでしょう。
体力があるというのはすごい武器ですよね。
マリー、というので金髪碧眼と思ったらむしろ日本人らしい容姿が意外です。
話せば長くなる…回想ですね。
舞台シーンの迫力はさすがにすごいです。実力は本当にあるんですから、白雪先生は。
いきなりいちごちゃんからスカウトする、というのも驚かされる流れですね。
アイカツ、でいきなりとんでもないことをしますね…しばらくはアメリカ武者修行でしょうか?
ちび☆デビ!
恋占い、女の子らしいですね。
かりんちゃんも女の子ですね…親にとってはどんな思いでしょう。
占い結果、正直に言わなきゃいいのに。
しかも延々と占いを繰り返すのが実に面白いです。
子供は延々と繰り返される「きりなし話」でも喜びますからね。
それで「お値段は10万円です」…結構リアルな価格なのが面白いです。
占いはいいのが出るまで何度でもやればいい…恐ろしいですが真理です。
ハンマーを突きつけて「あいしょうは!?」も、一番有効な占いの使い方ですよね。
「300歳と320歳じゃそんなにかわんないし」…ですよね。
毎回本当に楽しくて楽しくて。
オレ様キングダム
し、幸せすぎる…
「ド変態のののと一緒なんだからな」…否定できませんね。
しっかりみんな来ている、というのが楽しいです。
それで「ほかの女に」なんて、輝きゅん楽しみすぎでしょう。
「しばらく帰りが遅いかも」はひどいですね。理由ぐらい説明すればいいのに。
この電話も、真相はどんなことになるのやら。
役者を目指してるなんて設定、さっぱりと忘れてました。
甘いセリフを至近距離で食らって、このドキドキポーはたまらない表情です。
ついキスしてしまう、というのは崩れ落ちました。
私の恋はチョコレート
冒頭からなんだか甘いです。
これだけ大量にチョコを抱えていながら、わざわざつまむ時点で…ああなんて素敵な俯瞰視点。
…よく考えたら僕って、小中高校をうろついて、恋愛でジタバタしてるのを見てはキャーキャー言ってる透明人間または幽霊…それってすごい気持ち悪い存在ですよね。
そして、このハートのチョコは?
「ま いーや別に」と一人になるところを描くのがすごいです。こんな大胆に余白を使って。
とんでもない大きさのパフェをお一人様で食べてしまう…あきれている店員の表情がさりげなくいいですね。
でもこれ、二千円ぐらいはしてしまうのでは?
尾行している影があるのもさりげなくこわい。
「とーぶん帰んない」…孤独な共働き、ですか。
そして、いきなりとんでもないことを考えますね。というかこの量のチョコレート、立派に中毒では?それ以前に腹とか体重とかニキビとか…
そして、夢中で作ってたらすごいのを作ってしまった…この空っぽの冷蔵庫がすごいですよ。
というか冷蔵庫を空っぽにしてるのって電気代もったいない。
そして突然、そのチョコレート人形がしゃべりだす…これすごくうまいです。
いきなり刺されるのはある意味ホラーです。バタフライでチョコレートの塊を刺したら、たぶん自分の指を切るでしょうね。
「つぐみの王子様だから」というシュールさが強烈です。
触ると溶けだしてしまう、というのもすごいですね。
生活費、って三万もあれば僕は一月…食費だけなら二月余裕で暮らせますが。光熱費は別振込みでしょう?
そして「なんでもしますから」…いきなりえらい当たりに当たったもんです。
この、確かに論理的ですけどありえない、とんでもないことが起きまくる世界というのがすごい。
そして財布は彼に拾われてましたか。
「好きなヤツの本命以外」はびっくりしました。
で、帰ったらテレビに…もうこの、論理的には間違ってないけどありえないぶりのすさまじさは衝撃の連発です。
「ちょっと仕事」って仕事が早すぎる。
百万円分のチョコを買って帰る、って…本当にそれだけ置いてる店なんてどれだけあるでしょう。
普通のスーパーで、在庫全部でも150(円・平均)×20(一つの商品につき在庫)×50(商品数)ぐらいでは?
みんなに詰め寄られたのを北原くんが助けてくれて…この黒板消しの雰囲気がまたいいです。
「優しくできないんだったら俺にちょうだい」がまたすごいセリフです。
何という世界でしょう、無茶苦茶をきわめているのに全部すごく自然に感じてしまう…
本当にものすごい作家ですね。次回が楽しみすぎます。
てぃんくる☆コレクション
何かの撮影…スカウトされる?それとも有名なモデルとの恋?と思ったら男装女子とは。
「りぼんが大っキライなんだ」は、別の意味だとは分かっていますが大爆笑しました。
というか「りぼんりぼんりぼん」と連発するって…そう考えてしまうと笑いが止まりません。
だまっていられないので男前になる…とんでもないことに。
こんなことをするとは…違う意味の男前ですね。
あっさりと折ってしまうのは苦笑しました。
ロリータを男前にする、って面白い感じですね。
「人の好きなものを絶対否定しない」というのはカッコいいです。
棒で三階から脱出する、って…というか二人分の体重を片手で握るって無理でしょう。
最後まで「おりぼんがダメなひじりくんでした」…やらかしてくれます。
エリートジャック!
アンビリーバボー、と単純な言葉を繰り返すのが面白いです。
とんでもない制服ですね…というか男子がおおかみ制服、見たいですか?
あとその制服、着替えとかトイレとか便利ですか?
「オレは着れないな」残酷な一言ですね。
オミクロン…なんでギリシャ文字ってどれも厨房心をくすぐる発音なんでしょう。
ヘリで登場とは派手な。
「そのお気持ちならよくわかります」…苦労してますからね。
データを元に天才を生み出す理論、というのがあればすごいですよね。どこの国もほしがります。
天才をコピーしたら同じ天才しかできない…とんでもない穴がありましたか。
でも官僚機構にとっては理想的です。科挙なんてまさにそれですし。あ、それ天才じゃなくて超秀才なだけですね。
いきなり手錠をかけるのを広い画面でやるのはびっくりしました。
書かなくても解ける、オメガ高校すごすぎる…
天才に、対抗して努力でなれたら苦労しませんよね。
今回はどんな話になるやら。
ひとりじめvヒロイン
すごく楽しみでした。
彼方くん、制服まで手に入れてくるとは。いきなり大笑いさせていただきました。
もうストーカーですよね、両想いだってことを除けば。
交際宣言…もうやる気まんまんですね。
好きなのに、それでも続きを拒む知菜ちゃん…思いやりが強すぎて、彼方くんの気持ちすら思いやれなくなってしまってる…視野が狭くなっちゃってますね。
チケットが届いている、ってマネージャーも止めないんですか?
チケットに落ちる涙、たまらなく想いが伝わってきます。
で、電源が落ちた時に大声で…なんというか、ストレートすぎて胸がいっぱいになります。
こんなところでの告白!言葉が何も出てきません。
なんて激しくて甘い恋。全身が綿あめになったようにとろけきっています。
次回作もまた甘いのでおねがいします!楽しみにしてます。
いやもう、すっごく楽しかったです!
寄り道のふたり
「狩るか」に大笑いしました。極悪非道。
「ジャマすんなってカンジ?」って素直ですねえ。
「飽きたら返すからちょーだいよ」というのも素直…というかふと冷静に傍から見たら、殺意。
で、本当は彼氏がいる、これはこれですごい。
この出会いもすごく素敵ですね。というかよくその状況で、笑って「ありがとう」って言えたものです。
記念日はすべてが大切だから…胸がいっぱいになりますね、これは。
「ただいま女子限定」ってそりゃそうもなりますか。
すごくあっさりした作品でしたが、とても暖かい作品です。
これを読んだ本来の読者たちが、この暖かさを受け止めてくれるように、と祈ります。
小林が可愛すぎてツライっ!!
あらすじが短い。
ええと、これ…まわりは男の子同士だと思ってるんですよね。そりゃ人気出るわけだ、とある意味で。
というか、男の子だと思われてキスしてる…?その時点で失恋では?
風呂場でもろに女の子の姿を見られてしまう、というか「女だと思った」ら触れないだけで、実際に女の子でも関係ないのでは?
「オマエに会いたい」という画面はさすがに素晴らしい。
そして次の展開への引きも強烈ですね。
これでSho-Comiも買ってしまう読者、どれだけいるでしょう。
キス
妄想指定席、とってもわかる言葉です。
いいツッコミですね。この先、五パターンほど想定して今から悶え…ようとしたら、予行演習!そうきましたか。
もう予行演習という言葉だけで転げまわります。
本当に予行演習をしてしまう…それでも言えないのを、「大丈夫 言って?」たンまらねェ。
で、そのまま自然にキスして…もう脳みそがパンクしてます。
練習、はないですよね。そりゃひっぱたきますって。
そして二人きりでドキドキする、またたまりませんね。…現実には怖い、でしょうけど。
ながしこむ、というのも無茶ですけど。
さらに送ってく、もうどれほどドキドキを重ねてくるんだか。雪みたいに溶け崩れてます。
「先輩に告るんでしょ」の時点で、もう先輩なんてどうでもよくなってる、とは言えませんよね。
たまんないです。
さらにボールからかばってもらったり…ああああ。
やっと「ありがとう」といえた、その時に「本当あの人のことばっかな」…このすれ違いがまた絶妙です。
今の彼女には、もう安藤くんのことしかないのに。
それで卒業式というのもある意味残酷です。
妄想が現実に…なったところで、「返事すんな!」これはもう叫びそうになりました。
「言わないとキスする」「…してよ」は…もう何も言うことはありません。最高!余計にドロドロしない分、本当に読後感がいいです。
ぜひまた森田先生の作品は読みたいです。
来月号は中原先生の新連載!安心して楽しめますね。
そして、読み切りでとても面白かった「オトナみたいに」これも楽しみです。
さらに環方先生のよみきり、それに「12歳。」の外伝も、なんて贅沢なごちそう責め。
とにかく楽しみです。