ちゃお2015年2月号感想

能登山先生の絵の魅力は圧倒的なほどです。作品があれでなければと残念でなりません。

付録も圧倒してきますね。

あと「イケメン彼氏」というオムニバス単行本には笑い転げました。

今月号、面白すぎます。

少女少年ドーリィ♪カノン(やぶうち優)12歳。(まいた菜穂)花嫁といじわるダーリン(にしむらともこ)初恋マイホーム(森田ゆき)恋して!るなKiss(中原杏)ヒミツの王子様☆(八神千歳)恋するペン先(久世みずき)美女でナイト!(和央明)目覚めればプリンセス(青空チロル)ショコラの魔法(みづほ梨乃)こっちむいて!みい子(おのえりこ)おとな日記(くまき絵里)次号予告

少女少年ドーリィ♪カノン
みらのさんにばらしてしまうのは…もう今更、という感じもします。
ドッキリを疑うのも芸能人らしいですね。というか今もドッキリってあるんでしょうか。
奏四くん、助けようはないですね。
強制握手会とか、それぐらいは覚悟しておかないと…
そういう圧倒的なちやほやが人格を変えてしまう力は描かれるでしょうか?
まあ彼女は小さいころに天才…というか有名母の娘の扱いは慣れてますか。
レミちゃんの忠告は沁みますね。心から彼女のことを思っているのがわかります。
舞菜ちゃんのことを思いやっているのは心音ちゃんだけですが、まだ行動はしていませんか…
嫉妬、と冷静に分析しているのはわかりますが…どうにかする必要があることは確かです。でもそれ、奏四くんにも荷が重いですよ。
それこそ村Pの出番なのに、彼はあくまでこの世のすべては心音ちゃんの真価を引き出すための生贄ですからねえ。
「気にしないで」と笑っていますが…
一人になったのはミスでしたね。…奏四くん、すごい冷静な分析屋になってます…ただし、暴力に対抗できる精神力・戦闘力がないと、ただのバカですけど。
「今のうち」というと、エリザベートのあの歌を思い出してしまいます。
この作品はそれほど陰湿にならないでほしいです。むしろ舞菜ちゃんのことも救ってほしい…信じてますよ。

12歳。
両方早く来れば、少し余計にデートを楽しめてお得じゃないですか。
それが嬉しくて微笑する結衣ちゃんとそれを見てる桧山くん、本当にいいカップルです。二人の強い思いがすごく伝わってきます。
両方思惑があるのが苦笑します。
寝るというのは、そりゃ大変ですね。二人並んで寝て手をつなぐ…うらやましすぎて脳みそがとろけそうです。まあこの二人は特別な側の子ですからね、下位クラスメイトの僕は、異世界召喚同様うらやましがるだけ…そう悟っていれば楽だったんですが。
ここで稲葉くんと会ってしまって、さあて何が起きるやら。
チケットのトラブルにうまく対処する桧山くん、やはり精神年齢が大幅に違います。
「蒼井の父さん心配するだろ」も大人ですねえ。
「最後くらい2人でいたかったの」は胸がいたくなるほど強い思いがまっすぐ伝わって、たまらないです。
ため息が出るほど素敵な二人。

花嫁といじわるダーリン
へー子供もできたんですかw籍入れてないのに?
ダンナ様にバレンタインチョコ、がむしろ苦しいというのも苦笑させられます。
金持ちで親バカというのは本当の親にとっては最悪ですね。
本当の家族みたいな、まあいい予行練習でしょうね。…最悪の苦労は実親にさせてですが。ちょうどいい年齢ですよこれ。
ただし、この年の子と公共の場に出たら地獄を見ますけど。
「パパとママといっちょにねるー」と…まったく、思い出させますね。だだだ。
起きたら彼に抱きついている、…りーくんは?
結婚は虫除け、といってもむしろ寄ってくる女が増えることもあるのでお気をつけて。
またケンカしていたらりーくんが、本当にいない?
運転手さんも連れていくなら連絡すればいいのに。
両親のけんかが嫌だから、といってもケンカするときはするのである意味どうしようもないです。子供には耐性をつけてもらうしかないんですよね。
「一緒に寝るもんだろ」はたまりませんでした。
子供がいる方がバランスいいですね、これ。

初恋マイホーム
な、な、な…なんということを。その発想はなかったのきわみ。
期待以上にめちゃくちゃ面白いです。
いいきっかけがある、すごくいい恋…というかみんなが騒ぐからすっかりその気に、調子に乗りやすい子ですね。
「高校が別でよかった」と思ったら、もっともっと気まずいことに…
すごく真剣な初恋なのもまっすぐ伝わってきます。
で、半年後…ひでえ、ひどすぎる。笑いすぎて腹筋が痛い。
笑うしかないですよね、二人とも。
で、この半年、新しい恋は全然してなかったわけだ。
ひたすらぺらぺらしゃべり続けるのが苦笑します。
「きんちょうしすぎ」の笑顔がまた…「見てるこっちがいたたまれねぇ」も笑うしかないです。
過去のこと宣言も苦笑しますね。「中学ん時の自分にかわってあげたいよ」も大笑いしました。
あ、半年間ずっとひきずってたんですか…
「かっこよくなってた?」「うん」も大笑い。
誕生日は覚えててくれた、それで涙が出てしまうの…めちゃくちゃかわいい。
やっぱり好き、さてそれで…彼女いるんですね。ははは。
もう笑うしかない!
さらに彼の…この彼女さんの立場で考えるともっと笑うしかない!
楽しすぎる!最高傑作の予感。すごい好きな作品になりそう。次回がめちゃくちゃ楽しみです。

恋して!るなKiss
自分で自分の気持ちがわからない…そう母親に言えるのがちょっとため息が出ます。
「天野なんてほっときゃいいのに」と自分を殴るのは苦笑します。
女の子を殴るのはそりゃ…でもそれぐらいでビビってたら不良としてはバカにされますよね。
「天野が傷つけられんの見たくねー」と抱きしめるのは衝撃的なまでにいいシーン。
そして、力が誰が好きなのか示してしまう…
運命はどこに流れるのか、どきどきする展開になりました。
やっぱり王道って面白いです。

ヒミツの王子様☆
なんというかこの冒頭部楽しすぎます。
熱がある、ってそれマネージャーの責任ですよ。
先回りしてるメンバー、仲いいですね。そしてこれも撮影あったりして。
四人の家なら、もう一人入れてもいいですよね?
キッチンってこれ、キッチンの散らかり方じゃないですよ。
掃除に食事と、主婦力高いですね…
寝顔にうっとりとか制服を着てくんかくんかとか、変態レベルが高いです。
「男の服を脱がすシュミないし」は爆笑。
そして体をふいて着替えさせる…男女逆ならおいしいシチュですがね。18禁になりますが。
「女のあさひに甘えたいな」は強烈でした。
なんというかこれ楽しすぎますよ。

恋するペン先
扉からすごいことになってますね。
それで「がまんできない」はうまい。
ポーズモデル、ってよくこんなの承知しますね。
続きが「つき合いだしたあと」…あなたの知らない世界、というわけですね。めちゃくちゃ面白い。
しかもリアルな恋心を漫画にしてるから共感されてるだけ…それも笑えます。
で、カレカノのまねごと…はは。
手をつなぐドキドキもため息が出ました。すごく伝わってきます。
頼んだのは今朝なのに弁当の用意、というのもすごく面白い会話です。
「フリじゃなきゃここでキスぐらい」というのはたまりません。
で、しっかり漫画の仕事にも活かしている…
マネージャーとのうわさとか、見ていてこんな楽しいことはありません。
そして打ち合わせで泣き出して、そして決意して黒板に漫画…この力強さは実に素晴らしいです。
本当に素敵な作品でした。これからも楽しみにしています。

美女でナイト!
「バイトをしていた」という冒頭のざっくりした感じ、いい短編小説みたいに切れがいいです。
そして二人のところに出前、大変でしたね。よく入れたもんだ。
でかすぎるチョコファウンテン、可能なんでしょうか?熱や粘性がかかわるものは大きさが違うと挙動が違います。
仕事ちゃんとやれっての。
あ、どんぶりはしっかり回収してますね。
で、このチョコ…勝ちようがないです。笑い転げました。
「今のあなたはライバルに勝ちたいだけ」というの、素敵な言葉ですね。
この騒動はとんでもないというか…強引ですが楽しいです。
で、バレンタインにうどん…さらにそれを衣装に…すげえ。
五月から新展開、いったいどうなるのやら…とにかく楽しいのでOK。

目覚めればプリンセス
離れようとしたらさらに密着と、二重においしい。
パニックになっているのを笑い飛ばすの、余裕ありますねえ。
桃香さんのボディタッチがさりげないです。…見てたんじゃ?
「創は渡さないっ」と、結構強烈な…まあそうじゃなきゃこんなスターではいられないですよね。
ちゃんと厳しくレッスンはしているのが好感持てます。目的はともかく。
桃香先輩、こういうところでは「お互いがんばろうね」と優しいですが…
…というか見事にやられました。
落としたパールを、歌って鳥たちに手伝ってもらう…本当に魔法が使えるとは。
衣装が破れていることも代用し、一段深く役に入る…しっかりとお約束を処理するのは好感が持てます。
これはGOサインを出した編集者の英断でもありますね、期待の若手だからこそお約束中のお約束をしっかりとやらせる。
そしてプリンセス役は得ましたが…今度は桃香先輩に本を…
とんでもないピンチが待っているようです。一気に最終回なのもいいテンポになりそうで、楽しみです。
こういう、作家を育てることをしっかり意識した作品はすごくいいですよ。

ショコラの魔法
大変ですね、女の子も。
見てるだけで幸せ、というのは楽に見えますけど…周りの女の子たちが強烈だからどうしようも。
そしてショコラに頼って…代償大きいですよ?
「男女の友情など存在するか」は苦笑しました。
それで男の子になる…なるほど、その手できましたか。
「でも忘れないでね」が見事です。本当に構成うまいですね。
戻るか戻らないかは自分で選べる…しかもお代も…一つも大切なことを忘れず、さりげなく、しっかり石を置いています。お見事。
男の子として、バスケに飛び入りして…いきなり大接近と。
「本気で直接相手にぶつかれよ」は女の子としての桃愛ちゃんにこそ必要な言葉ですよね。
そして、約束に遅れる覚悟で試合を…
ここからの展開は素晴らしいの一言。代償は男の子としての活躍でしたか…覚悟を引き出すための見事としか言いようがない布石。
本当に質の高い、ゴディバのチョコレートを思わせる作品です。

こっちむいて!みい子
バレンタイン…さあて今回は竜平くんがどんな…
ちゃんとチョコチップクッキーは作れるんですね。台所がえらいことになるのはお菓子作りの宿命です。
チョコレートにそえてプチプレゼント…商売うまいですね、客単価高いし、売れ残っても食物ほど短期間で捨てなくてもいいですし。
で、竜平くんに…本当にあげられるでしょうか?まあ用意しただけでも成長ですよ。
ラップとシール、というのはうまい工夫です。
お、自然に渡してしまいましたか。
というかその後が怖いんですけど…
で、持ち物検査で…ミホちゃんのを出して、ああああ。
ハンカチじゃなくてパンツは一瞬呆然として、大爆笑。
次号はお休みですか。パニックにならないようにしないと。
長く続けられるよう、しっかり休んでくださいね。この作品と「わんころべえ」がなかったら何を楽しみに生きていいか…

おとな日記
扉の二人の笑顔がすごく優しいです。
演技がいらない、というのもつらいですね。どうすればいいのか…
演劇部をやめてしまう、というのが十分な彼の本気じゃないですか?
おしおき、と言ったところで涙が…彼女も本当に好きになっていたんですね。というより、嘘の好きがいらない、という時点で本気ですよ。
やっと彼が本気だとわかりましたか…
昴くんが女の子のふりをするのはびっくりしました。
警察がいきなり牢屋行きはかなり法律とは…
そして演技も、強い大人になるために、だったとは。
すごく納得させる話です。
「私が大人になるまで待っていて」というのがまた素敵ですね。
そして「こことか」はすごく楽しくなりました。やってくれるなあ…
すごく楽しい、それだけで十分ですよ。
次回作も楽しみにしています。

月号はエリートジャック、ある日犬の、ナゾトキ姫と定番たちに白雪先生の新連載、すごく豪華です。
ぜいたくを言えばもっと新人作家の読み切りがあれば、とも思いますが、増刊がしっかりあるので…某誌とは違って。
しかしセントバーナードの老犬なんて涙出しすぎの脱水症状で殺す気満々ですね…

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