ちゃお2015年3月号感想
表紙が二人なのも結構目立ちます。この表紙では表情をとてもパッチリさせている…目的に応じて変化できるのもベテランらしい技術の高さです。
今度は白雪バンビ先生、まいた菜穂先生まで…小原ショウ先生といい、それに篠塚ひろむ先生も…チャンスは多いのですが作家の病気が多いのが「ちゃお」の唯一の、重大な欠点です。間違いなくオーバーワークでしょう。
少女少年ドーリィ♪カノン(やぶうち優)恋して!るなKiss(中原杏)ヒミツの王子様☆(八神千歳)ラブvシチュ(星乃みき)12歳。(まいた菜穂)エリートジャック!!(いわおかめめ)初恋マイホーム(森田ゆき)目覚めればプリンセス(青空チロル)ある日犬の国から手紙が来て(竜山さゆり/松井雄功)ナゾトキ姫は名探偵(阿南まゆき)次号予告
少女少年ドーリィ♪カノン
もうデビューしてるのにすっかりただのラブラブカップル…というか事務所側は男女交際OKなんでしょうか?
いろいろと出されてしまうのはまあ、昔も変わりません。ネット以前もフラッシュとかありましてね…
シリウス?…たぶん…
…男女交際厳禁、やはり出ちゃいましたか。
この空気がすごいですね。
なんというかばれる予感が強すぎるんですが。
カラオケのほうが窓もない密室なのに観覧車のほうがどきどきする、というのは面白いですね。
そして、デートがばれたと思ったら変装を利用して…これはうまい。
レミちゃん、逆に喜ぶのは新顔のCCたちなのに。
舞菜ちゃんのデビューは予想通り…いやいい雰囲気ですよ。
これも村Pの掌の上だったら悪魔ですが…
恋して!るなKiss
この状況をごまかそうとする大河くん、無理がありすぎるんですが。るなちゃんも。
ガラス落下…なるほど、そのためにベランダというものはあるんですね。
普通ならかばっても切れるだけに思えますが、ガラスは質量もありますから…ビルを建てるときなど、ガラスをすごく重そうに運んでいる人がいます…大きい破片が当たれば、日本刀での峰打ち同様かなりの打撃になってしまうでしょう。
残念なことですが、って兄弟にも言うべきじゃないですよね。
…元気じゃないですか。
あ、片目…きついですね。
…加害者の親の賠償責任も莫大です。というかなぜここで補導もされずに土下座している?殺人未遂にしてもいいぐらいなのに。
癒しの能力が通用しないのはなぜでしょうか?そこまでのことはできない?それとも…
そして大河くんへの気持ちに気づいたけど、一生心の底に閉じ込めて…ってそれなんてキャン…
どうなるんでしょうね。
軽い話と思ったら、結構重いことになってしまいました。
ヒミツの王子様☆
よく短期間でダンスについていけましたね。…以前からまねっこで基礎ができていた…?
鏡をかぶって倒れて…失明しなくてよかったですね。というかその大きい鏡って人間の体重並みに重いと思います。
主演ドラマ、タイトルが大笑いするしかありません。
キスシーンはまだだったんでしょうか?
そして誰が主演女優…まさか…え、美和ちゃんじゃなくて?残念。
麻姫ちゃんのちくちく心が丁寧に描かれているのがとても楽しいです。
主演女優の子がいい子なのも、ちくちく心を強めてくれます。
ガムの食べ過ぎでおなか壊して、それで…なぜ「男の子」を代理に…
そりゃ元が女の子ですからねえ。これでばれないのはご都合主義ですが。
で、初キス宣言までして…
ちゃんとガードしてくれるなんて優しいです。
そして自分の気持ちに気づいたのはいいのですが…ええと、ファンは「男の子の」あさひくんがキスしたと…実は女の言葉れたわけじゃなくて…
そりゃもう、有明の紙価がとても高くなるでしょう。(「洛陽の紙価」+「薄い本が厚くなる」)
本当は「あさひ」は女の子じゃないか、と思うとしても、男の子どうしという腐女子にとってはより嬉しいシナリオを選びますよね。
ラブvシチュ
スタンダードな、すごく好きな絵柄です。
扇風機つけて寝るのは死にますよ?
山奥で二軒しかない隣、ってどれほど近いんですか。
確かにラブシチュのきわみですよね。
どれもこれもラブシチュ、と言われてみれば…というかすごすぎるんですが。
「努力して魅力的になっていく」と言ってくれる友達、いいですねえ。
そしてイメチェンしても無反応とか…
押し倒しそうになって帰ってしまうの、我慢できなくなりそうでなのははたから見てると見え見えなんですがね。
「オレだけがずっとこいつを見てきたんです」…これはカッコいいんですけど、それまでの必死のアピールを男漁りだと思ってしまうのが鈍感すぎて…
最後にキスをさせないのも面白いです。
スタンダードな、とても面白い話でした。これからに期待です。
12歳。
ずっとうまくやれていた…小学生なら、それだけの子もいるでしょう。
脳内裁判が実に面白いです。
ちゃんと「スキ」を言葉にしてくれる女の子、こっちのほうが精神年齢高いですよね。すごい表現力も高いですし。
「他の子とはちがうんだ」で本気になってしまうとか、むしろチョロ…
今回は体調不良で減ページ、ということですが、早めに対処してきちんとまとめたのは評価できます。
結果的に回想だけの今回はとても印象的な話にもなっていますし。
エリートジャック!!
「相川さん相手じゃこーなるのがオチ」…なら最初から別のやり方にすればいいのに。優等生なのに。
全体の成績がゆるゆる下がっている…それはきつい。
男子校と女子高に分ける…なんて早い工事だ。
そして文句を言う関係者もよく封じ込めたものです。さらに官庁…怪物じみた政治力ですね。
授業中ちらちら見ていると、よくそんな細かいところまでチェックしましたね。これほどしっかり生徒を見ている大人がいるなんていい学校です。ならいじめはないでしょう。
恋しながらでも成績…どうやるんでしょう。
キスできる権利…そりゃまあみんな必死になるでしょう。
源氏物語を恋愛ものとして楽しめるのはとんでもない基礎力が必要です。まあこのオメガ校なら当然ありますよね。
そして、ユリアさんが度忘れしていたこと…ああああ。この豪快なリアクション、すごく楽しいです。
恋愛より友情、という分析も楽しいです。なんか、僕のような立場ですよね…
拒否権、ってそりゃそうですよね。そして金がかかるのも。でも戻すともっと金がかかりそうです。
さて、次は何をしてくれるやら…
初恋マイホーム
まさに何これ。
…修羅場にならないのは、ちゃんと伝えていたから…「勇莉と同じ」としっかり呼び捨てにしてるのがさりげなくえぐい。
シャワーでの壊れっぷりがまた見事です。
それで頭を拭いてくれるとか、スキンシップ多いですよ…というかもう恋人を迂回して兄妹になってません?というか犬ですか。
そして梓さんが押しかけてきて…うわああ。
家庭教師で何でも知ってるとか、鬼かこの女性は。
「うんそれはそのうちね」…笑うしかありません。
さらに「しないんじゃなくてさせたいの」とか…恐ろしい女ですねえ。相手が悪いとしか。
これで「仲よく」とか、眼科行った方がいいですよ。
「濃密な個人レッスン」というのがまたすごいこと考えますね。
「今夜寝かさないから」は嬉しいですが…「ぜったいモテてるでしょ」とか、この作品ペース・リズムがよすぎます。
「一回しか」…ああああ。
そして梓さん、なんだかんだいって結構危機感持ってましたよね…この前のアップルパイも、偵察…というか上陸作戦して核砲撃するレベルの威力偵察…
なんというか女が恐ろしすぎてリズム良すぎて面白すぎです。たまりません、この作品。
目覚めればプリンセス
桃香さんの女優ぶりが素晴らしい…
その本が何か大事な弱みになる、というのは見抜かれましたね、どこかに隠さないと。
ここで本を焼くのは火事のリスクかなり高いのでは?今は焼却炉という少女漫画の最重要小道具がありません…穴を掘ればある程度安全にできるのですが。
そして、ひなたちゃん自身が消滅して、何をやったという自覚もなしに桃香さんが…
どうやって復帰するんだ、と思ったら、かけらと涙だけで…とことん魔法で押し切ってくれます。
鳥から下ろした蔦でブランコとか、もう魔法を隠す気なさすぎですね。
そして本当にキス…勢いで押し切るパワーは本当にすごいです。
次回作楽しみにしています。
ある日犬の国から手紙が来て
バスタオルよし。水分補給よし。
現世で、ちゃんと仕事がある犬…すごいことができますね。
「ありがとう」と言われるのが嬉しいって、心のいい部分だけがあるんですね、犬には。
そして引退してボランティア…盲導犬で幼い時と老いてから、あるということは聞いています。介助犬や、おそらく警察犬にだってあるんでしょうね。
そしてあまり愛想のない女の子…なかなか役に立つことができないで迷惑をかけてしまう、というのは胸が痛いです。
それまで介助犬を使っていた家も、そのためにいろいろな仕組みができていたんでしょうね。
懐中電灯を持ってきてくれる犬って、すごいんですが…それで絆ができるし、仕事をしようとしていたとわかってもらえる…というか、介助犬というものについての理解がなさすぎたんでしょうね。
最後の言葉が「ありがとう」だったのは何よりうれしいです。
僕も、最後に「ありがとう」って言ってあげられたら…朝家を出たときは、それが最後だとわからなくて…帰ってきたときには痙攣が激しくて入院、そのまま夜中に死去でしたから…あの朝に戻ってそれができるならどんな代償でも払います。
すごく暖かい愛情だけが満ちている…次からはバスタオル二枚必要ですね。
ナゾトキ姫は名探偵
今回は出版社…楽屋ネタ気味になるのはかなり難しい構成だと思います。
ブランドのペンダントはどんな話の種になるのやら…
カードでロック、それがどのようなトリックの種になるんでしょう。
ファックスの足跡も何を意味しているのか…
作者が誘拐された、というか…スライド棚を調べたほうがよさそうですね。という以前に死体の予感。
会議室こもりきり…缶詰…
原稿をそろえたら「ゆうかいされる」、これは面白いメッセージの出し方です。獄中で小説を書き、その中に適当な数字列を入れて、番号の入った原稿用紙をその数字列順に並べ替えたら…まあ今はデジタルデータで出せてしまうのでその手は通じないかも。
…なんというか、事件じゃなくてよかったです。と思ったら今度はペンダント?
なるほど、靴…といっても、ほかにセキュリティを破れる水準の侵入者がいれば…
まあ死人が出なくてよかったです。やはりこの作品は、死人とかが出ないほうがいいですよ。
来月号は待ちに待った篠塚先生の新連載!今から楽しみでなりません。
それに「みい子」が進級?信じられないニュースです。
ほかの作品もすごく楽しそうです。