ちゃお2016年7月号感想
表紙はとても楽しくなります。今月号に限っては相手が悪かったのですが。
付録もすごく楽しく工夫されています。
今月号の読み切りはどちらも最高でした。脳がとろけてます。
プリプリちいちゃん!!(篠塚ひろむ)恋して!るなKiss(中原杏)終わる世界でキミに恋する(能登山けいこ)12歳。(まいた菜穂)ねこ、はじめました(環方このみ)ゲキカワvデビル(やぶうち優)原宿キャンディキッチン(ふじたはすみ)キミと初恋の話。(大木真白)ゆめの未来日記(阿南まゆき)センセイには恋しない!?(森田ゆき)鈴と3つごのボーイフレンド(うちはら香乃)ウソつきなわたしの、ホントの気持ち。(寺本美月)GALせんせーしょん(和央明)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告
プリプリちいちゃん!!
旅…いいですねえ。金がかかるという点を除けば。
楽しい旅行になるといいですね。
窓から飛び出す、人間だったら死んでいます。というかシートベルトはこういう種族には合わないのでは。
いきなりズダボロ、これからが楽しみです。
ゆかた、すごく似合ってます。サービスをしないのもこの作品らしいです。ゆかたで十分ですよ。
ボールにされる…
みんな見えないんですから、肝試しは女の子が一人で歩いているということに…危険では?
「男性として」は大笑いしました。
のっぺらぼうも、これは怖い。
木刀は土産物屋ではなく、ちゃんとした剣道具店で買いましょう。折れるととても危ないので。まあ折れるような使い方を、指導者なしでやるのは危険すぎますが。
恋して!るなKiss
ちょっと絵柄を変えている感じがします。大人っぽさを目指しているのでしょうか。
まあ、あきらめようという無駄な努力は大河くんもさんざんやってきましたし…
痛みと恋心の関係とは、さりげなく過激ですね。
ハルカくんは何を企んでいるのか…
お姫様抱っこ、さらに…ぶちのめすまでもない、気迫だけでというのは逆に強さのアピールとしては強烈です。
「大河にあってもかまわないよ」「利用してもいい」…とことん攻めていきますねえ。
振りほどけない、気持ちが揺れる…すごく難しい話になろうとしていますね。
ハイリスクハイリターン、どうなるのか楽しみです。絵柄の変化といい、勇気のある作家ですね。
終わる世界でキミに恋する
思いがけない形での、陽太くんの退場…
強引に連れだす、そのほうが彼女にはいいかもしれませんね。
さらに「あれが陽太の好きな人だよ」…残酷なまでに。まるで氷水風呂に放りこむような励まし。
「キミのほうが上だって証明できる」…メイク・ドレスなどの技術がどれほどあっても、骨格と本当の肌つや、姿勢はごまかしようがないですね。成形で、胸と顔が事実上誰でも手に入るものになった今、骨格だけが真の美なのかもしれません。
好きなわけない…負けん気の強い子ですね。
彼女が胸を張って前に出る、それと同時に病気のことが…
描き方がさりげないですが、ものすごい力のある作品です。前作の大人気も納得できます。
12歳。
押し倒してしまうのに、頭に穴を開けて熱したハチミツを流し込まれたようです。
母親を報復に使うのは事実上反則。
「好きって気持ちだけでつきあえたのって子どもの時だけだったかも」…重い言葉ですね。
というか、大人になったら世界が違う人と接することすらなくなります。
小学生でも、ある程度親の家格や、本人の精神年齢で違いは出てしまっています。
でも、好きな人を応援したい…たまらなく純粋な気持ち。
教会をバックに、花で隠したキス、すご!と思ったらキスはしてない?うそぉ。
さて、次はどんな話か楽しみです。
ねこ、はじめました
楽しみにしていました。
四本足が長かったら…ムーンブルクの王女がとても心配です。
「残念なお知らせがあります」からの流れが絶妙。
猫集会とかねこつかいとか、うらやましい話です。煮干しを持って公園に行っても猫に全力で逃げられる僕には。
ゲキカワvデビル
友達に宣伝、といってもこれ絶対安くて三千、下手すりゃ万いきますよね?
校則…厳密にやったら違反じゃない、というのは恐ろしいですね。
「足が太く見えると何か不都合でも?」…確かに。
可愛い服にあこがれる、女の子の部分もある…弱みを握られましたね。
80年代や90年代を知っているというのはさすがベテラン。
家の手伝いをしていない、というのは単純にできない、ということですよね…というか危なすぎて悲鳴上げそう。
「料理の基本は準備と片づけ同時進行」、これは手が痛くなるほど拍手したいです。
三つ編みでも可愛くできる…すごい魔術ですね。
まさか次回に引っ張るとは。結構面白くなりそうです。
原宿キャンディキッチン
最初から料理ができる、というのは、退屈なシーンを省けるのですぐ楽しめますね。
かっこよくて倒れるって…お姫様抱っこ?…なしですか。
バスケットボールは重いですからね、そうもなります。
いきなりの「つきあって」はびっくりしました。ペース速すぎますよ…というか「お菓子作りがうまくなる」「彼が好きになる」のに必要な一年間・十五巻ぐらいが省かれている気がします。
確かに紛らわしいですね。
おいしい、とふわっとしてからきりりと分析モード、面白いリズムです。
…彼のほうがお菓子作りが得意、じゃなくてよかったですねえ。
かわいーもの、がヒントになって、ここもとても楽しいリズム。
ファンの女の子たちを集めるとは…あざとい。そりゃ集まってこんなの持ってたら無敵の宣伝ですよ。
ふわっふわのホイップクリームのような、柔らかくて楽しい作品。次回以降も安心して楽しめそうです。
レシピがついているのがうれしいです…ロールケーキはちょっとはじめてには難易度が高いですが。ああ、だから「下手な初心者が少しずつうまくなる」作品が多いんですね、付属レシピを読者向けの簡単なものにできるから。
キミと初恋の話。
何する、ってそりゃ…まあ、男の子と仲よくするだけでも世界が広がりますよね。
今どきのファンタジーばかり読んでいるなら、恋愛やエロに無知というのはありえないと思いますよ。…拷問のほうが恋愛やエロより楽しいや、になっていなければいいですね。
そんな子に、いきなりの告白…これだけ女の子のいいところがわかるって見る目あります。それにそれを言える言葉の能力もすごい高い。
「他の男にとられたくないから」もしびれますね。
好感が育っていくのはとても暖かく素直な描写で、最上のピアノ曲みたいです。
お互いに相手の世界を知る、というのも男女交際の魅力ですね。
別の女の子が、彼女の前でもアプローチする…女の子の攻撃って怖い。
嫌な気持ちがあることを知られたくないから避けてしまう、すごくうまい心の動きです。
そして素直に言って…
ゆっくりと、一瞬見られていないかおびえながらの、優しいキスシーンも素晴らしい。
舌触り極上の最高傑作。ため息しか出ません。
ゆめの未来日記
助けてあげて「ちび」…絶妙。
秘密の日記、これを本人に見られたら死にますね。
目が覚めたら明日の日記…ええと、ホラー?
信じろというのも無理な話ですね。ネットだったらあらゆる書き込みに時間が残るので予言者の真偽は明白ですが。
…正しく予言していても不気味だと左遷されるだけ、とか…
そしてバイトに間違われて、ここからのドタバタも楽しいです。
ジャスミンと毒の花…それは怖いですね。水仙とニラを間違えて死んだという話もありますし、コンフリーと毒草を間違える事故もよくあります。
かなりホラーに近いところ、むしろハッピーエンドがありなホラー、という感じですね。
面白い試みです。
センセイには恋しない!?
ゴミになっている…そりゃまあ。
はしゃごうとしたら本人…はは。
木瀬くん、ある意味出てくるのが遅いですよ。
「もうほっとくのかたしかめたい」…いい性格してます。
「キスなんかするから河合のことしか考えられなく」、まゆちゃんがゴミになっていた間の彼を想像したらそれはそれで面白いです。
ラーメンでもおごるか、ってそりゃあ感謝しなければ。…というか、観覧車で二人がくっつくのを見ていたんでしょうか。悪趣味というか面白い趣味。
来月から…第二章スタート、最終回という言葉は有名無実とはいえ…びっくりしたじゃないですか。
鈴と3つごのボーイフレンド
それぞれの個性がよく出ていて楽しいです。
告白、ってどうなるんでしょう。
悪い女、って自覚があるだけ、まああの子やあの子よりましです。
トイレになるのも小学生らしいですね。で、なぜ二人きり…
「なぜカラフルな魚が多いの」と聞いてくる老人が実に面白い。
予習をしてくるというのはすごい。
…目のゴミを取ってキスに見せかけ、先に断る…末恐ろしい人。
で、れおなちゃんはどこに?忘れられてますね。
とことん楽しい作品です。
ウソつきなわたしの、ホントの気持ち。
派手な動き、柔らかいタッチ…魅力的な作風です。
これまでモデルをしたことがなかった方が不思議ですね。
そしてこの変身のギャップ、すごい。
相手役は笑うしかないです。
ぎゃふんといわせる、って面白いいたずらを思いつきましたね。
「今のあたしキモ」というのも苦笑しました。
すごく強烈なラブラブが漂っていて、見ていてすごく楽しいです。
服が濡れたまま、って後が大変そうですね。どちらも、水濡れが致命傷になる素材では…
「かわいい女の子だってこと失点のも」…やられました。カッコ良すぎます。
さらに全部ばれていた…はは。
すごい強烈なラブ空気。脳がとろけて動けません。
次作もすごく楽しみです!
GALせんせーしょん
ミスグランプリ…男版はなし?しかし女子にとっては嫌なイベントでしょうね。残酷なことに、圧倒的な美女が一人から三人ほどいるものです。…僕の中学の時の僕の学年は例外。どのクラスにも七人ぐらい90点以上の美女がいる…
なぜみゆうちゃんの写真…ポテチ一年分、面白いエサですね。
特訓って…そりゃ目も死にますよ。
みんなでのプロデュースとか、あのクラスがまとまりよくなったものです。
可愛すぎて爆発してしまう…泣くしかないですね。
そしてクラスのことは悪く言うなと叫んで…ここからのベタな暑さ、とことんベタに徹するとこれほどいいものになるんですね。
とにかくお疲れ様でした。ベタの良さが実によく出た作品でした。
10月号から、次はどんな作品か…とにかく和央先生の表紙の威力がないと「ちゃお」の戦力はがた落ちですからね。
こっちむいて!みい子
新しいものをおろす、ってとても嫌な予感がします。
僕はその都度ひどい目にあいすぎて、高価ないいものをおろすことが事実上できません。
リュックはこれがあるから不便ですね。ランドセルはその点安全…というかジッパー以前だからこその名品です。
竜平くんが戻る理由、みんなわかっていて日の丸扇子…ここは大笑いしました。
届けておいて何も言わないのは法的にできないのでは?警官も…
まあ、両方感謝すべきには違いありません。どちらもいい男です。
って、映画に行った三人、約一名がお邪魔虫になるような…いや、五人で行ったとしてもそれは変わりませんか。必殺奥義何も気づいてないふり小さいお子ちゃまのふり、ですね。
来月号、COLORSともちうさぎ先生の新連載、さらに新人読み切りも…楽しみです。