ちゃお2017年3月号感想
とても華のある表紙。
「ちいちゃん」のアニメ化はとてもうれしいです。
試し読みがいっぱいありますが、ちょっとそれの感想は…ギブアップ。
ゲキカワvデビル(やぶうち優)12歳。(まいた菜穂)プリプリちいちゃん!!(篠塚ひろむ)会長様とひよこちゃん(如月ゆきの)終わる世界でキミに恋する(能登山けいこ)センセイには恋しない!?(森田ゆき)世界の果ての真ん中で。(やぶうち優)ハピコン!(八神千歳)ちあふるワンダーランド(ふじたはすみ)ある日犬の国から手紙が来て(竜山さゆり/松井雄功/田中マルコ)ショコラの魔法(みづほ梨乃)ねこ、はじめました(環方このみ)次号予告
ゲキカワvデビル
聞かれていなかった…神さまのバカヤローと叫びたくなるような状態ですな。
リアクションが二段階なのもさすが。
そこから少し、あえて簡素にしているのがまたうますぎます。
らみあちゃんを励ますことで自分の問題から逃げてる自分はガチオワじゃないんですか?
フライングの誕生日、これもうれしいですね。
それがパッチワークなのも、画面も華やかになります。
こりゃ泣きますよね…そしてカイからの告白、すごいとしか言いようがありません。
12歳。
「となりのクラスばっかりで」は笑うしかありませんでした。
「いつ私のこと好きになったかわかる」…教室でする会話じゃないですよね…
感情表現の多さが気になる、そんな始まり方…
動物をいじめる六年、というのはぞっとしました。
もらわれた、ではなく車に…これもすごくリアルな話ですね。
「ここはオレが通さない」は強烈でした。
ため息しか出ない…というか、精神年齢の差が残酷すぎるぐらいですね。
現実の学級なんて、小6だったら…7歳から15歳ぐらいの差は確実にあります。
プリプリちいちゃん!!
アニメ化は嬉しくてうれしくて。
高校受験が実にあっさり。
ジョーくん、子供…うわああああ。
そして飛び回る幼児、笑いが止まりません。
無重力って、実際これがあったら…少なくともエチケット袋は必須です。
帰るときに大泣きしたりするのも可愛いです。
うわあああ…悲鳴しか出ない。
会長様とひよこちゃん
こりゃ逃げますよね。
竹刀の描写が結構しっかりしています。
「こちらが御茶学のカレカノ第1号」は大笑い。
背を向けている男の子…どうするんでしょうね。
歩きながらのヘッドホンは危ない、といういい例ですね。
自分を天才という人間は、本物の天才のことをろくに知らないと断言できます。
かなり遠くからでも危なかったのを見ていたんですね。
「圭に」って知り合い?
留学していたNo.3…全部邪魔する宣言、これは楽しくなりそうです。
本格的に連載を始めるには理想的な始まり方ですね。
終わる世界でキミに恋する
意外でしたね、家柄を押しつける前作路線かと思ったら、ちゃんとした言葉で…
この店に男が入ったら…まあそうなりますよね。
突然の悪化、そして治したい、生きたいという意思…
木から落ちて…どれほどの重さか、まだ理解はできていないようです。
というかあの父親も、経験があるのでしょうか?
センセイには恋しない!?
つきあってると宣告して…「堂々と言えば許されると思ってんの」は笑い転げました。
「お父さんききたくない」も笑い転げました。
いや、「終わる世界で」のシリアスを見事に消し飛ばしてくれました。
そしてデート…小さい子も定番のトラブル。こういうところで基本通りにやってくれるから好きです。
探し物もいいハプニングですね。
それが本当は…たまりません。そりゃ抱きつきますよね…
で、帰れない。
まあ実際には、水族館があるような大規模な街の完全孤立って、かなりしゃれにならない事態なんですが…
ああ笑いが止まらない。笑い殺す気か。なんでこんなツボったんだか。
世界の果ての真ん中で。
三月に転校、そりゃ終わってますね。
マイちゃんが話しかけてきて、ここで「自分の性格が」と、内省的な部分もある…
というかゲキカワデビルとのコラボとは。で、こっちが主導になってしまっています。
意外とものすごく短い話でした。
どれだけものすごい話なのか、想像というか…富士登山みたいに楽しみと恐怖の両方でした…
インタビューも楽しいです。
ハピコン!
冒頭からとことんサービスしてくれますね。で、いきなりお泊り…
男が脱ぎだして女がドキドキ、普通とは逆ですがそれが八神ワールド。
そして男の裸で読者サービスをするのも…
帰る話、そして告白からキス…甘い、甘すぎる。
弟がそれを邪魔してから「うちに住んじゃえよ」…ああああ。
甘すぎて次の健診、今度こそ糖尿が出そう…
ちあふるワンダーランド
ランチタイムにおしゃべりがない…いや私語禁止は学校・刑務所・軍隊・工場共通の、修道院以来の近代の礎でしょ。
学園長…また面白いことになりそうです。
警告があるだけましですが。
校則の投票制度を廃止…最初からそうしておくべきなのに。
父親、のあとのリアクションが実に楽しい。
ビュッフェ形式…校則には書いていない、そして改定できない…
広島弁とは笑えましたね。さらに連帯責任とか、もう作者がとても楽しんでいるのがわかります。
…大人の男性を思いっきり面白キャラにするなんてすげえ。
ある日犬の国から手紙が来て
幸い今日は洗濯日和。タオルケットよし…
手術の前にどうしてももう一度…なんて笑顔。
いろいろなものを集めている…少しでも近づきたいとか、どれだけ泣かせれば気が済むんですか。
でも、最後にもう一度…
医師との会話も胸が痛みます。
あちこちから出てくる木の実や石、『パパ、ママ、あいしてる』を思い出させます。
手紙はとどめか蛇足かわからないぐらい。
もう…涙が止まりません。
なんで犬の寿命を人間と同じにしなかったんだ神さまのバカヤロー…いや、そうだったらゾウと同じく子が生まれるのが遅すぎて品種改良が進まず、家畜化に適していないとされてしまう…
ショコラの魔法
お姫さま、というのが実際には単なるいじめグループの長。
チョコレートで、「姫子さんがいなくなるように」とやったらえらいことになっていましたね。
民話の、三兄弟が森に入る前に人助けをするかどうかで運命が分かれるようなもの…
「チョコを必要としていないようね」と言っていながら、しっかり助力はしている…面白いです。
本の中の、姫子さんが実際に姫である世界…
…よくこの仕事にありつけたものです。よほど運が良かったんでしょう。
というか陶器のカップでお茶って、どれだけ豊かな世界なんでしょう…
身がわり、というのもすごいことに…しかもそれが罠とは。
助けてくれた人をほうっておけないから帰れない…そして、変身によって他国の姫君と…
絵本の結末も変わっている、そして代償は「自分をおさえこんでいたカラ」。
なんてうまさでしょう。
…現実には、本当に邪悪な人間にはさらに上に行かれる可能性も高いでしょうけど。
ねこ、はじめました
「チカちゃんを救う俺
そうしたら呪いが解けて」…まあそういう考えはしますよね。高校生男子なら。
まったくの無力で、「家の中埋まる」とそういう。
ネコは長くて柔軟で、なでるとすぐ目を狙って叩くし、変な生き物ですよねえ。
来月号は「チェリー&Co」と「悪魔くんのカノジョ」、大木先生のよみきりと豪華。
ためしよみまであるし…過労死しそう。