ちゃお2019年1月号感想
華やかな表紙、三誌が並ぶとバランスが取れてると思います。
面白い付録ですね。スタンダードなものが中心にあります。
ゲキカワvデビル(やぶうち優)番犬ハニー(如月ゆきの)恋するメゾン(八神千歳)12歳。(まいた菜穂)プリプリちいちゃん!!(篠塚ひろむ)ひかりオンステージ!(中原杏)はつ恋、落としました。(笹木一二三)きらめきランウェイ!(ふじたはすみ)こっちむいて!みい子(おのえりこ)ボーイフレンド(森田ゆき)キミと恋むすび(花星みくり)ねこ、はじめました(環方このみ)カトリーのナゾトキ事件簿(おりとかほり)次号予告
ゲキカワvデビル
冒頭の関係が実に楽しいですし、一枚一枚の絵がすごく気合が入っていて魅力的です。
プロで仕事してること…知られていると思いますよ?
「新しい服を買わせる」…そのせいでアラル海は砂漠になったんですね?シャツ一枚を作るための水には駆逐艦が浮く…
決めてかかると、というのは難しいですね。
別れた、といっても…彼がそれを知るのはいつでしょう。
目標を見つめなおした、結構重要な回かもしれませんね。「まずは世界で」…それが通過点というのが恐ろしい。
確かに、シャネルやアップルは世界で通用するなど通過点、世界を支配して新しい文化を作った存在です。
番犬ハニー
抱きしめられていることは平気なんですね。
準備が工事…まあ、金持ちからの寄付金を建設業者・資材業者に流せばそれはそれで経済が回ってくれるでしょう。でも年末は建設関係はとある理由で忙しかったりしますけど…
頭にあごをのせるとか、本当にお互いスキンシップが多いですね…
仲のいい人も増えてきて、どんな話になっていくのやら…
嵐、それでみんなで頑張る…これはこれで楽しいですね。
いや花火は素人が手を出してはいけないのでは?専門資格が必要な水準に見えますが…
抱きしめるシーンがすごく多いのが楽しいです。
恋するメゾン
どうしようもない人たちばかりですねえ…
穴はさすがに容認しちゃまずいでしょう。
弓道のシーンは…だから引きすぎだって…馬手の指は修正されてますが、次の矢は…
穴、ふさがっていませんよね。というか釘か何かからまた崩壊していく予感が…
12歳。
壊れてますねえ…
失恋したってまあ本人の主観ですけどね。
いい拳ですね。すっきりしました。
そして勝負って、惟だから男の子は。
確かに試合中におしゃべりはまずいでしょう。
強い女の子を描いてくれたのが何とも胸が温まります。
言いわけ、…「走れ小日向」「うん!」は素晴らしい名場面です。
さて、これで言えるのか…それともそれでも妨害が入るのか…わくわくします。
プリプリちいちゃん!!
数年に一度…昔も海外留学や移民はそういうものでしたね。
いっぱい遊んで、とここがすごく素敵です。
お別れ会もまたやあったかいです。
そして…うわ、故障落ちなしでそのまま行ってしまう、それはかなりの度胸が必要なことでは?
それで純粋な悲しみをそのまま描けるって…本当にすごい。
ひかりオンステージ!
元子役の設定がどこにというほど芸能界慣れがない…
コンサートをオタクに任せたらえらいことになりますね。
となりのアリーナで、えげつないことになりました。
そして街中でのゲリラライブ…うーん、警察屋さんがアップを始め、事務所の人が(始末書作成のため)朱肉を用意しているのが…
みんなを可愛くするコンサート、どんなものになるのやら。
はつ恋、落としました。
告白しようとしたら…たらい?…命があってよーございました。普通に重大事故です。
あと爆撃機からタライが落ちる絵があったような…見つかりませんが。
ふたりの幼なじみ…限定記憶喪失、考えたなとしか言いようのない設定。
写真が無数にあるのに思い出せない、そりゃ悲しいですよね。
男子のジャージを借りるって相当なことですよね?
「今度は前より」って何をしでかしたのやら。
で、ここで告白をぶちこむかあああ!
想像を絶する作品。見事な設定。これはもう最高傑作の予感しかしない…
きらめきランウェイ!
5人、絞られましたねえ…
写真の販売、というのもまた厳しいですね。法律関係・モールとの折衝をした大人の方お疲れさまです。
浬衣紗ちゃんは強すぎますねえ。SNSも利用した…
「信じてるから」という笑顔がすごく素敵でした。
ここで高校生カメラマンさん、出てきてくれて…さあここから逆転ですね。
「かければ?迷惑」というのもいい言葉ですね。
その決意さえすれば、ここには自分と関係のある店がある…ああああ。ロボットアニメで主人公機が光をまとって変身するような…
そして二人だけが残りましたか…頼る力、これはため息が出ました。
前年受賞者の参戦とは…そりゃねーよと言いたくなりそうですが、言わない子しか残れないと。
欠けているものとはなにか…
本当に毎回安心して楽しめる作品です。幼年少女誌は何よりもこういう作品を大切にすべきですよ。
こっちむいて!みい子
母親関係でからかわれる、この子にも隙はあるんですね。
こんなことでケンカになるとは…というか反抗期も始まってますか。
夫婦で「オレも中学くらいから」と話せるのってすごく素敵ですね。
イノシシは冗談抜きで危険極まりないです。100メートル金メダリストより速く、頑丈な頭蓋骨と毛皮と脂肪は蹴りや拳どころか包丁や警官の拳銃程度では貫けず、伸び続けながら研がれる牙はちょうど太腿を下から斬り上げる…人体最大の動脈が通っている急所を。
特に昔は、養豚での死亡事故は結構多かったものです。
ママ、と叫んで…でもとにかく無事でよかったです。死人が出てもおかしくない重大事故ですよ。
ボーイフレンド
誰も彼女のほうの表情は見てないんですね。
仕事上での接触も彩花ちゃんに譲るのが切ない。この何とも言えない空気感がすごくきれいです。
前に進む…
放課後デートに気合を入れる、本当に決意してしまっているのが伝わって、胸が苦しくなります。
というかすごく素敵な笑顔ができてますよね。
…これで、「くるみのとこ」「最後のお別れ」…
それに、素直に涙を流すのが…どれほど深い思いなのか。
今回は、とんでもなく素晴らしい表情がいくつもありました。どれほど実力が高いのか。
キミと恋むすび
一人で朝から初詣…というか初詣で、この規模なのに人がいない神社って一体…
神様に軽いことを言ってはならない…特に日本の神々って、妖精(民話での、接したら発狂する可能性が高い怪物)やギリシャ神話の外道神たちにも結構近いですからね…
こんなプレゼントなら申し分ないじゃないですか。
カップルと間違えられて、彼をほめまくる…ここはもうたまらないですね。
口をふさいで、遠距離恋愛の不利を…すごく自分を抑える、優しく思慮深い人だと伝わります。
あ、霊的な存在じゃなく、現実の遠くを受験する人でしたか…ミスリードも効果的です。
とても雰囲気のある、まっすぐな作品。これからの成長がとても楽しみです。
ねこ、はじめました
ツッコミネコ…
このタイプのおやつって、舌や唇を傷つけないでしょうか?こういうパッケージは、極薄のアルミを極薄の樹脂で挟んでいて、場合によっては刃になります。うん、刃のないへら状のものに絞り出してから与えればいいんです。いや手にラップを巻いてそれに絞り出しても。
実にサービスのいいモデルですね。
それにしても猫生楽しんでますねえ。戻ることはあきらめたんでしょうか。
カトリーのナゾトキ事件簿
恩人…となれば過去話と。
考えてみれば。イギリスはミステリの本場…ミステリというのは警察が拷問をしない、という前提でないと成立しないのでは。十人の容疑者がいて、警官が一人をカンで決めつけて拷問して吐かせて死刑でおしまい、じゃ探偵の出番も証拠も推理もありません。
まあアメリカの、警察が拷問をする地域時代でもハードボイルドミステリができますし、警察が誰に何を自白させることもできる日本でもミステリはありますし、もっと拷問し放題だった江戸でも捕物帳というものが…
イギリスでの警察、特に拷問の歴史ってどうなんでしょうね。
ミステリの元祖は「モルグ街の殺人」、フランスを舞台としていますが、当時のフランスの警察はどう見られていたのでしょう。
そして、カトリーが殺人容疑…ノアくん、恩を返せるでしょうか。
この作品も、結構しっかりと雑誌を支えてくれていたと思います。
来月号は、…まあ一度読む、合わなかったら書かないと。