ちゃお2019年4月号感想
正統派勝負の表紙、いいですねえ。
付録も思い切ってます。これは使いやすそう。
12歳。(まいた菜穂)はろー!マイベイビー(かわだ志乃)ひかりオンステージ!(中原杏)はつこいデコレーション!(花星みくり)番犬ハニー(如月ゆきの)ゲキカワvデビル(やぶうち優)きらめきチャオガール!(ふじたはすみ)バケモノ係!(中嶋ゆか)恋するメゾン(八神千歳)こっちむいて!みい子(おのえりこ)ボーイフレンド(森田ゆき)ねこ、はじめました(環方このみ)きらきらフレンズ!(綿雨りん)次号予告
12歳。
ウェディングドレスなんていくらかかったことか。
「今は」…確かにこれは…
違う中学に行く、実際問題として…小学校六年生で、恋愛ができるのは…精神年齢が高い。それは残酷なことに現実には、顔もいい、成績もいい、運動神経もいい、そして親の収入も高い。
現実には、人間は平等ではない。家柄、知能、精神年齢、運動神経、容姿、高い子は全部高く、低い子は全部低い。まあどれかが高くても別の部分が壊れてる子もいますが。
そして親の収入が高く成績がよければ、当然中学受験がある…
がんばれ、と叫んでくれる…
ほかにも結構受験組はいるんですね。
「これ以上どうがんばればいいの」という叫びもすごくリアル。
がんばれと言えないほどの思いやり…でもさらに何度も…これだけの愛情じゃ幸せすぎて…
…最後の言葉、受験結果が合格だと確定してしまいますねえ。
はろー!マイベイビー
この状態で「よろこべ」と言える父親はかなり大物ですねえ。
新婚っぽくというか子供いますしねえ。まあ子供がいる新婚もあるでしょうけど。
どんどん悲しい想像になって、そこでサプライズ…変な息が出そうなほどの幸福感。
そしてつい結婚式に…うわああああ。
で、ここでとんでもない問題が…あああ、なぜかとっても笑い転げています。
ひかりオンステージ!
デートと言われてみて自覚した…鈍すぎます。
で、彼女の誤解は解けても人々の誤解は解けていませんが。
みんな同じ学校…どうなるんでしょう。
「バスケのプリンス様」さぞバヌケな、それこそダンクシュートの余波でペルム紀末大絶滅が起きるような…
美形が集まった世界、すごいことになっていますね。
そして寝ていると思っての言葉を聞いてしまった…なんという少女漫画展開。たまりません。
はつこいデコレーション!
すごい迫力とパワー。
ケーキを作るのではなく、ひとつでも多くのケーキの情報をメモ、面白いですね。ソムリエなどの方向性。
と思ったら「ウチの店」…作る側でしたか。
…で、借金問題…
いや売り上げが伸びなくて借金、それはもう詰んでますよ。
…パティシエというのも、食える率が低い仕事だそうです。まあ新しい時代は何でもきついですが。
決意と言っても何ができるか…必死でいろいろやっているのも伝わってきますね。
そして大きな…今から胸が痛くなります。
どんなことがあるかと思ったら、楽しんでいない…そうきましたか。常に読者の予想を外してきますね。
まだ借金問題は解決していませんね。さて…すごいスピード感の作品です。
番犬ハニー
これだけストレートに告白されて「気の合う友だち」…ひでえ。
それで諦めないっていうのもすごいですね。
それにしても…なんてエネルギーと可愛らしさ。
「お友だちとして好きなんでしょ」、今の状態を肯定してくれるとはいい友達ですね。
で、バレンタイン禁止…これがパターンになりそうですね。というか禁止して痛めつけることを楽しんでいる、単純すぎる悪は見ていてむかつくだけです。
社交パーティの実習には文句はつけられませんね。
宝塚っぽいうのをやるとは…
ちょっと話が単純になりすぎている…対象年齢を下げるのはいいのですが、バランスが崩すと胸が悪くなるだけですね。
さて次からどうなるか…
ゲキカワvデビル
少量生産はどうしてもめちゃくちゃ金がかかりますよね…特に多様な製品を必要とする、小規模な服では一つの生地で数着しか作れなくなる…
「届けたい」買えるということも重要ですしね。
やると思えばどんどんイメージが広がっていく…
そして苦戦している人に…あきらめなかった、でもそれは必要条件であって十分条件ではないんですがね。
まんが、何でも入るフキダシと枠線…
「大きな悲しみって」…おひ。それだけで泣いてくれる人がいるなんてどんなに素敵なことか…
きらめきチャオガール!
ストレートなパワーがよく出ています。
夢がかなってからの忙しさ、というか小学生の女の子にそんなハードスケジュールは…というか北海道から東京までの交通費はどちらもちでしょう?
ここで自作ともコラボさせるのが実にうまい。
「プロすれすれレベルのへたくそちゃんよ」が大笑い。…それにつきあってくれるのが…
花を傘にして、ここはもう…いつもの…むしろ「きらめきランウェイ」の番外編と言う感じですが、それだけにすごく楽しめました。
バケモノ係!
化けて出る、面白い形で出てきたものです。
娘に楽しい思い出を…というか一人の人間の人生台無しにしそうなんですが。
すごく信じている、でも…
まったくの冤罪というのがまた…
本当にどうにもならない話です。
恋するメゾン
温泉旅行って何人分なんでしょう。
なんというかえらいサプライズ…
「腐女子さんに」ってもうそれアウトでしょ。
そして神社デートとはまたお得な…
「どうなりたいんだろう」というのも面白い状態です。
で…まったくこういうサービスを欠かさないのがいつものやがみん。
こっちむいて!みい子
花見、考えてみると無理な業界は多そうです。
子どもだけで…それはそれで結構危険そう。
学校、確かに大抵の学校には大規模な桜がありますね。
「みたみた!オレ帰ろうかと思った」が大笑い。
ボーイフレンド
キスを拒まない…
「髪乱れてるよ」はどう見てもラブラブカップルですよねえ。
キスのことも聞かれてしまって、すぐに席が隣。うごくわあああと変な絶叫を上げたくなります。
そして仲が良すぎる…
「ゆれまくりじゃん」と泣く、ここは…色香というか全身からあふれる感情というか、すごいものがあります。
ねこ、はじめました
いや猫だったら容赦ない超長時間睡眠欲求…
ペア温泉旅行。さてネコは…
さてどんな旅行になるやら。
きらきらフレンズ!
とことんスタンダード、やや重めなタッチ。何が出てくるやら…
表情もめちゃくちゃかわいい。中学校の最初風邪で、というのは悪夢ですね。
とんでもないあだな、と思ったら別の、それで友だちができる、立候補と展開していく、恋愛じゃなくてもちゃんと引きこむし、逆に先がどうなるかドキドキします。
すごい頑張り屋…そして小さな絵の交換もすごく楽しい。
ここから彼女の過去…思ったより重い。それからの、必死の叫び…これがどれほど勇気が必要な、一生を変えるほどの事かすごく伝わってきます。
恋愛も重い事件もないかもしれない…でもこれこそ最高の少女漫画です。
最高傑作…次作以降もすごく期待しています。めちゃくちゃハードル上がると思いますが。
来月号、待望の能登山先生。暗い話じゃなく大きく作風を変えてくれるといいのですが…
「なかよし」には、読み切りでは天才的な手腕、でも連載では似たような、暗く辛い話ばかりだった作家がいます。その作家はその後大きく作風を変えて、暗い部分も心を掘り下げる深さに活かせる高い実力を持つ作家になっています。
篠塚先生はまた同じポジション?普通の連載でもできる力はあると思うのですが、それほど諸事情があるのでしょうか。