ちゃお2022年7月号感想

表紙は完璧としか言いようがないです。
夏のさわやかさも素晴らしい。アイスクリームもいい印象で、ミント色の付録とも調和しています。
…問題は相手が悪いこと…

付録も実にしっかりしています。

…オムニバスコミックがいくつもありますけど、それって何人かは集めれば単品コミックス作れますよね?

大人はわかってくれない(まいた菜穂)はろー!マイベイビー(かわだ志乃)キング様のいちばん星(如月ゆきの)片思いミステイク(森田ゆき)溺愛ロワイヤル(八神千歳)同級生と恋する方法(大木真白)君と月夜のジュリエット(小倉あすか)怪盗は今夜も花束を(おりとかほり)結婚しました(くまき絵里)ポンポコロボ アト&スウ(篠塚ひろむ)カラフル!(ときわ藍)キミの甘さじゃときめかない(詩瀬はるな)今日からパパは神様です。(寺本実月)青のアイリス(やぶうち優)ねこ、はじめました(環方このみ)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告

大人はわかってくれない
じっくりと描きますね。
いやバレンタインはみんな用意するでしょう。義理だけかもしれませんし。
この学校の男子は全員勝ち組だと思いますけど、その中でもカーストができたりするんでしょうか。…超名門校の万年補欠は普通の学校なら超エース…
最後尾は大笑いしました。
ここで渡したらもう公平も何も消し飛びますね。まあ世界は公平じゃないんですが。
ガンガン入ってくるセンパイ、これからどう動くのやら。
「ださいくらい気にしてる」ってもらえてない男子から見たら殺意。
そして勝手に食べられた…あああ。
諦めようとしたところに、別の渡してる女子が見える…このモブ女子も自分も、同じ一人の女の子だ、というのはわかるのは難しいですよね。
エレベーターが点検中…高層は地震になったら地獄と化します。
いや47階歩いて登るって下手な長距離走より…
ストレートな告白、このすごく強い表情。膨大な積み重ねが一気に集中する、ロケット打ち上げみたいな素晴らしさ。
本当にものすごい作家…

はろー!マイベイビー
七夕飾り、竹の葉の縁も切れたり、枝先が刺さったりが怖い…
こんな小さくても普通に三角関係…語彙力、文字力、ものすごく知能が高い子なのでは?
精神年齢が低い子と…大変でしょう。まあくれるのはうれしいですが、コロナの今スプーンの共用は…
傘で、小さい子の場合こういう事故は…むしろ、握る力が弱いので傘が吹っ飛んで事故、のほうが危ないかも。
「あいちゃんのこといっぱいたすけてた」…あくまで中心は…
のぞいている年上…はは。
いやあ…本当に幼児は危険がいっぱい…神経が磨り減る…

キング様のいちばん星
作中漫画がとんでもなくて面白そう。
プロデュース…友達のほうが楽しんでますね。
この出方はとても面白い。まず顔のドアップ、それからほぼ全身…グラマーさ、色気の強さがよく出てます。
ものすごくドキドキしてしまっている、よく出ていますね。動物園の雰囲気、背景の水準も高い。
サル…伏線?
と思ったら速い。
…とりあえず大怪我にならなくてよかった…相当危ないことに。
何をしてもドキドキしてくれない、終わってますよねえ…

片思いミステイク
「メロメロでどうしようもないって」…もう終わってるんですが…
それでカップルじゃないって…
いや彼氏になってください、で済むでしょう。
手をつなぐのも実に自然…
海も素敵ですね。さらに大声…うわああ。さらにお互いに好き、…で、それでもカレカノではないとやるかと思っていたら「カレシに」とはっきり…
逆になんでここまで長引いたんだと。そしてそこからどんでん返しをかましてくれる期待が…
と思ったら今回はラブシーンで終わり、来月は二本…楽しみすぎて変な声が漏れます。

溺愛ロワイヤル
海辺のリゾートホテル、というといろいろろくなことがなさそうな…
「姫の水着姿見せられたらエッチにも」とは正直でよろしい。
いろいろとエッチを連発するのも大胆というか。
飛べるなら無人島に行くのは一番早い…でも父親がいるのに?
相当な距離を着衣で泳いでくるとは。
実際低体温で死ぬ方が、飢えや渇きで死ぬよりリスク高いので早めにシェルターを作りましょう。エマージェンシーブランケットか特大のビニール袋と、極細の合繊ロープか太い釣り糸があると便利ですね。

同級生と恋する方法
この扉絵はため息が出るような豊かさ。何とも言えない魅力が熱々のチーズ入りハンバーグみたいにあふれてきます。
ドッジボールとは思えない…はは。
卒業式が近いのも胸が痛いです。
そしてまた男女が…もう二年もしたら理不尽な差がついてますので。
男子が無意識で手加減していた…なんとも複雑な思いがたくさん。
バレンタインで、男子に…これはこれで面白いことに。
少数の男子から動き出すのも素敵な動きです。
「今はこのクラスでよかったって思える」という、なんというかメッセージのよさがまたすごく満足感があります。
とても穏やかで胸がいっぱいになる、最高の回でした。

君と月夜のジュリエット
「コイツもらっていきます」はやってくれましたね。
「家族のこともやっぱり好きなの」…
火事に至ってしまってはもう…キスして「取り返しがつかないから」…やってくれたものです。
さらにこんな事故、なんというか起きることがひどすぎますよねえ。両方それほどの悪意がないのに運命の悪意が…

怪盗は今夜も花束を
いや無理にもほどが…相手との力の差が大きすぎます。
本当に力の差が大きすぎた…唯一頼れる腹心まで裏切っていたんじゃ…どうしようもないにもほどがありますね。

結婚しました
なにこれとしか言いようがない状況。
理由がすげえ…結婚が減っているのは「技術進歩が、新素材や新エネルギーではなくITに偏ったことによる先進国中層の没落」「高い収入がなければ結婚できないという規範」「育児教育を無人化できなかったこと」のせいで、意思があろうとどうしようもありません。
ものすごい費用をかけたプロジェクトですね。
名前…ぎゃああ。
「ふつつか者の妻ですが」が爆発。
サービスをこういう形でやるのが面白い。
フォトウェディング、これはこれで楽しそうです。
男の子もぽけーとする、ちゃんと中身が描かれているのがいいですね。他もよく見ると男子の側の心情がすごく描かれています。
レシピ通りに作れれば…
終わりになってしまう、これは寂しいですね。
そしてさらっていっての告白…「いつか俺と」は変な声漏れるほどうれしい。
オチも楽しい。とにかく楽しさに振り切った、確かな実力の作品でした。

ポンポコロボ アト&スウ
また面白い子が…というかどれだけ地球側でリバースエンジニアリングしたのやら。
みんないろいろ頑張っている、いや善意より地球側が大進歩しますからね。
完成…爆発オチは期待通り過ぎて大爆笑しました。いやーDr.スランプでの、巨大花火のオチは素晴らしかった…
通信機…愚痴で終わる母親、心当たりがある人たくさんいそうです。

カラフル!
昇格はわりとあっさり、それぐらい通過点で、すぐに次の…
明確なテーマを作る、というのも大変なことで。
衣装からインスピレーション、これだから都市というのはすごい。あらゆる文化、あらゆる分野の情報が大量に流れ込み、異種交雑し、何かが生まれる…だからこそ権力と宗教は絶対に新しいものが生まれないよう、すべてを抑圧する…
知られていることを知って涙、こういう衝撃も…
星を見てふと踊りだす、ここも素晴らしい迫力と緊張感。
一人ひとりの個性が入ってくる…
どんな素晴らしいのを見せてくれるか、実に楽しみです。

キミの甘さじゃときめかない
知ろうとしていろいろ聞く、これも恋の始まり…
いきなり家に、…かなり誤解されそう。さらに警戒感がなさすぎ近すぎ、これは逆に怖いのがよくわかります。
立場がない男というのも悲しいですね。
そして可愛いという言葉に意識してしまう、ここは実に分かりやすくてうまい。
「恋を知るために」…ひどいのは彼女の方なんですよね。どう動くか、と思ったらそれをちょうど聞かれて傷つけて…さてどうなるか…
これで自覚したでしょうか?
さらに人前で思いっきり熱く、やってくれたものです。
新章スタート決定、これはうれしい。どれだけ面白くなってくれるか…

今日からパパは神様です。
完全にデートの誘いですが、この彼女が気付くかどうか…と思ったら「みんなで」ときましたか。さらに「いいわけねーだろ」で大笑い。
勝負に勝ったら10分、本人の意思を無視するところが男の子。
楽しそうですねえ…もう景品の彼女なんてどっかに行ってますよね…あ、オチが見えた。
さらに浴衣も買ってやるとは…
「本当にそれだけかな…?」…いやあ楽しい立場ですねえ。
応援の言葉はうれしい。
火を噴いたら危険すぎるんですが。祭りの火事がどんな大惨事になるか。…戦場でも狩猟でも遊びでも訓練でも、銃を扱うときって火災リスクどれぐらいあるんでしょう。
次、たっぷりデートを楽しんでくれるでしょうか?
この独特の濃厚さがどれだけ出てくれるか楽しみです。そして彼女もいい加減少しは気持ちが動くか…

青のアイリス
「NEW HARISEN」が爆笑。
男子二人とも目が優しい…
ライブシーンも実に筆が乗ってます。
VRで一緒に寝る…これはこれで危険化も。
抜けた歯…うわあ。
なんというかとても心配になる二人です。

ねこ、はじめました
そりゃ猫にはしゃべってほしいですよね。
おかずをレンジの中に忘れる…あるあるですね。…夏場だったらもう腐ってるでしょう。
ボタンを押すという手がありましたか。
最後に「おつかれっ」は苦笑しました。実際にはどれぐらいあてになるんでしょうね、ああいうの。

こっちむいて!みい子
自分より優れている先輩、これは苦しいですね。
でもこの人もまだプロではない…プロになってもさらに選別は…ため息。
気付いてくれて、話を聞いてくれる…そんな人がどんなに貴重か。
勉強すると地位、権力、富を得られる…というか立身出世という考えが、近代日本を作ったと言ってもいい。あるいは科挙。
…こんなかっこいい男友達がいる…もう嫉妬で…
まあ入賞はほっとしました。しっかりライバル認定もしてもらえて…でも賞金額は先輩のほうが上なんですが。

月号は新連載がたっぷり、とても楽しみです。
「片想い」の二本立てもうれしい。

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