ちゃお2024年1月号感想

やはり華やかで明るい。

付録のボリューム感もすごいですね。

新連載、かなりコンスタントにモデルものができるというのも雑誌として体力がある感じがなんとなく。

シャイニング!(まいた菜穂)ねこ、はじめました(環方このみ)幼なじみと恋する方法(大木真白)キング様のいちばん星(如月ゆきの)これはアクマで恋じゃない!(七野ナナ)溺愛ロワイヤル(八神千歳)ランウェイ(相庭)猛毒なきみと恋ワズライ(三ツ星しずく)今日からパパは神様です。(寺本実月)シークレット・ドッグ(桜庭あも)ケモっちびより!(篠塚ひろむ)はろー!マイベイビー(かわだ志乃)ゆめゆめアイドル(花星みくり)先輩のたりない温度(時田鈴)こっちむいて!みのえりこ)次号予告

シャイニング!
「私には何もないの」…十分な顔があるやろがい。自分と比較してちゃぶ台返し、ここは苦笑します。
私は私…英語にすると名曲中の名曲に。
何度も励まされたことはある、でももっと根深いようで。
別件にできる、というのもすごいですよねえ。
自分以外になる、それが演技の本質で…それってシャーマニズムとかの世界にも通じるんですよね。
ハッピー、きちんと中身がある役ですね。ほかの小人も?
それで水筒も重くなるほど入れ込んでいる…「ゾ…」とそれを理解してしまうの、それでこそ意地悪役というもの。多分ここで白目にしたかったのを抑えたんでしょうね。
「だれも私を見てくれなかった」という訴え、それに…あえて割り込んで…
ここからの躍動感とパワー、なぜか口にあふれるリンゴの甘味とかすかな酸味。どうなってるんだと叫びたいほど。この数日リンゴは食べてませんよ?歯を磨いてから一時間は何も食べていませんよ?
土下座…はは。
短期間で解決するのも好感度が高いです。

そして番外…つい気づいてしまって…めちゃくちゃ頑張ったと。母親自身はどんな反応を?というかその努力に耐える体力とか知能とか健康とかだってえげつない財産…いや意志そのものも…
というか、活躍できているということは使う側が最低限求めていることには応えてるんですよね?欠点の方が大きかったらいくら親がすごくても使われなくなっていたでしょう。

もう一つの…いややばい人がいる…無害、ですよね?意外とその思い込みの強さから俳優としては成功したりして…

ねこ、はじめました
犬猫の口の中って結構怖い。いや人の口の中も多分。
舌がざらざら、大型ネコ科だとそれこそ生の骨から肉を落とせるほどだというのも結構怖い話です。

幼なじみと恋する方法
今回の美しさはかなり壁をぶち抜けたと思ってます。まだ上があったのかと。
女の子らしい服装を…わかってくれる友達と、許容する親の経済力があってよかったですねえ。
身長を気にしている朔也くん…
何頭身あるのか…足も長い…
肝心の朔也くんが無視、といっても単に直視できないのは明白ですけど本人には分からないと。
スカートめくりは全力で止める…大怪我にならなくてよかった。
美鈴ちゃんは朔也くんの心がかなり見えてる、ここもにやにやしてしまいます。
すぐネガティブに考える彼女…
何度も何度も「やさしいね」と、この笑顔はそりゃ落ちますって。
…男の子が落ちていくところをじっくり描いている、というのがこの作品のとんでもないところです。
抱きしめるじゃなく、少し触れるだけ…
そしてここで、負傷で代役…うわあ、どんな素敵な舞台になるか楽しみで楽しみで。
宝塚の有力トップは女装した時こそ(略
本当に絵が…話のテーマも組み立ても…こういう作品がもっと注目される時代だったら…

キング様のいちばん星
すごい商品ですねえ…いや見てた人も多いのでは?
その温度帯で長く加熱する、って真空低温調理と同じですよね。それこそ低温調理機を使っても…逆に石焼き芋の設備で硬い塊肉をじっくり焼いたらめちゃくちゃおいしくなったんじゃ…
「なんで約束やぶったの」とそうきましたか。
…極悪人から守るためだと思ったら完全に弁護の余地なし。
で、りゅーちゃんが…お気の毒に。
料理がうまいのも苦笑しました。
濡れ布巾、という小技が素晴らしい。あらゆる工場でそういう小技が行き届いたらどれほど効率が上がるか考えれば、将来の特権階級でも…
さてまた別の男子も出てきて…色々と大変ですねえ。なぜまた美形なんだろうかと思うと苦笑。いや少年漫画なら超極悪顔で中身が善人なんて五十年前からやりつくされてますけどね。

これはアクマで恋じゃない!
服を破く方に行くとは…
返ったら匂いをかぐ、そこまでいくかと。
裸ワイシャツとはやってくれたもので。
大切に、というのもわかるときにはわかると。
しっかり謝ったらそれが心に届いた、という描写も素敵です。
丁寧に積み上げていくものです。単行本で読んでも満足できそうですね。

溺愛ロワイヤル
扉は面白い構図ですね。
さてこのアイス屋にはどんな陰謀があるのか…
何があっても、がフラグになるとは。
魔界のドリンク…どんな副作用?
力が過剰になる…
アラレのようなことは少ないのは自粛してますね。
どんどんパワーが増していく…
全種類買ってきた、ってオープンしたばかりの店が大行列になってない?ダメだこりゃとしか。

ランウェイ
冒頭からわかりやすい形で世界を作り上げてくれます。
強烈な体の長さを曲げることで表現、昔の少女漫画のいい部分を活用したような。これは大胆な。
道を作ってしまう、というとんでもない説得力…
それを見てしまって、重くない服を作ろうと…集中している、という感じがすごく伝わってくるのもいいところです。
いきなり隣に寝ていて、さらに「ぬがしてます!」とかの大胆さもすごい。
お世話係…ええと、美容師とネイルケアまで覚えろと?
パワフルでハイペース、素晴らしい導入。これからが楽しみです。

猛毒なきみと恋ワズライ
そのあとの気持ちのぶっ壊れを結構丁寧に、ここは楽しい。
彼も意識している…
心頭滅却、ってどれだけのことが知られているのやら。1最初の語源から2武田滅亡直後、有名な寺が落ち武者をかくまって武田攻め大将の織田信忠に脅されて引き渡しを拒否し、寺ごと全員焼き殺された。その時に名僧が「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言って静かに座ったまま焼け死んだ話は知ってる3どれも知らないが言葉だけ知ってる
いきなり鏡に割り込んできてる…
「なんならもう一回」は強烈。
指に噛みついて指輪替わり、というのは激烈でした。
なんというか…ハチミツにスピリタス混ぜたのを一気させられたような。
次は何をしてくれるか楽しみです。

今日からパパは神様です。
男子のどっち派…そりゃそうなりますよねえ。輝くん、とわかってて言ってますねこれ。
「てめぇはおれの隣で寝るんだよ」って腐った女子がインクと…今は全部デジタルでしょうか。
歯を、ってとんでもない話。完全に死後が前提。
連れていく…あかん、「エリザベート」の歌詞が大量に。書いたらアウト。
様々な妖精たち…どんなに怒っても米軍にとっては痛くもかゆくもないですね、何しろあの最悪神がついてますから。当のアメリカであれだけ自然破壊の限りを尽くしても滅んでないですし。
まあ戦争と米軍基地がなかったらむしろ森林やサンゴ礁は少なかったかもしれませんが。平時の欲望もシャレにならない。
この衣装は贅沢です。
頭の中…いっぱい、なんですねえ…ひとりじめしたい、と人間らしい感情が…
さてこの三角関係はどこに流れるのやら。

シークレット・ドッグ
で、その組合は信頼できるんでしょうか?
ボディーガードだけじゃなく家事なども全部…ああ、まずいオチかと思ったらおいしいほうでしたか。それでわくわくさせてくれるのも楽しい。
夢で泣いていたら、って…確かにこれはボディーガードの枠ははみ出て、と思ったら本当に失格。実に面白い展開です。
袖口から滑り出て片手で開く折り畳みナイフ、ボタンは押していない…ゆるめかベアリング入りのマニュアルをゆるく輪ゴムで腕に?
フィンガーグルーブ(指溝、握りやすくするためのでこぼこ)は僕は嫌いですがわかりやすく、直線で構成された刃のデザインもすごくいいです。
そしてコロネが人質に…えらいことに。

ケモっちびより!
いつも寝ている…猫もそうですね。ただし時々夜中に運動会。
目を閉じて深呼吸、それは有効な。
それでいろいろと知ろうとする…本当にすごい。
ふたりで幸せそうに寝ている、なんて読んでいても幸せになれる話でしょう。
本当になんて素敵な。

はろー!マイベイビー
スタンプ、それは面白くて仕方ないでしょう。
落書きを利用して絵にしてしまう、すげえ。
翌日…うわあこれは幼児にはきつい。
泣き出したから両親から、これはお見事。
…というか新年ぐらい親に…
あ、直接…年賀状は本来、年賀で訪問する代わりと聞いたことも。
いやーこれは幸せです。

ゆめゆめアイドル
明日からライブ…あらゆる準備仕事が膨大に…僕は知りませんがアイドルって書類書きに一日何時間使ってるのやら。宝塚の報道で書き物仕事も膨大だって聞いたことが…「絵と文」今もあるんでしたっけ…
さみしくない、と無理を言って…さあどう動くのやら。
ホラーみたいな顔での「バイバイ」はすごい表現力。
で、また来て「また消えた」…ああああ。
ドーム内に隠れて、…うん、わかってしまいました。なにをやらかす気か。とてもたくさんの人の胃に穴が開く…
どうやって入ったのやら…
…結婚式っておい…で、この状態で外に…団扇に素早く「結婚して」「許さない」と書いたファンの方、器用ですね。
そして…この演出変更、どれだけの大道具が死んだのやら…
で、マネージャーって…すぐ実情がネットに流されて暴動に…というかすごい激務でしょうし仕事自体の難易度…周囲がみんな芸能人子弟か超高学歴…
とにかく勢いだけで流しきったという感じで実に面白いです。
これからも楽しみです。

先輩のたりない温度
本当に顔も運動能力も遺伝するからどうしても、頭がいい人が成功して美人の嫁もらったらその子は…
卵も本当に高価になった、恐ろしいインフレ時代。
そういう事故も…よくあっさり抜けたものです。
なぜ「俺をあっためろ」というとんでもない話に。
権力がある人が自分のサディズムに負けることが多いからこの世は大体地獄なんですよねえ…そうするほうが権力を保ちやすい人間集団の奇妙な心理もありますが。
いや梱包材と使い捨てカイロで簡単に温まれると思います。
宝物のブランケット…これでかなり温まってますね。
マフラーがいつまでも長くなる…民話とかにあったような気も。
ムーミンの、「あんたとうとうモランを」を思い出します。
とても静かな雰囲気、しっかりした重みのある話。確かな実力…これからもすごく楽しみです。

こっちむいて!みい子
このおそろいキーホルダーはうれしいです。ただ…知らないうちに四人になっていたら、とか心配ですよねえ…
と思ったら三人とも同じのが好き、うわああああと悲鳴。
それで自分で…すごい思いやりです。
親はどれだけ知っているのやら。

月号は森田先生の新連載!どれだけ待望か。今度は何をやらかしてくれるのか…
読み切りがもう一本あるのも豪華です。
マンガ系の付録はすごい人気なので、入手し損なわないように注意しないと。

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