ちゃお2024年7月号感想
意外な表紙ですがすごく透明感があって素敵。
付録もとにかくものすごい豪華さ。
…なんでカラー広告にハニレモがあるのかと思いました。
シャイニングの、ちゃおガール企画と合わせたコラボも面白い。
今月号は読み返したいと思える質の高い作品がものすごく多い。本当に作家・連載の質がものすごく上がっています。
こいしか!(森田ゆき)シャイニング!(まいた菜穂)ねこ、はじめました(環方このみ)ケモっちびより!(篠塚ひろむ)溺愛ロワイヤル(八神千歳)はろー!マイベイビー(かわだ志乃)まんぷく!熊猫亭(くろだまめた)キング様のいちばん星(如月ゆきの)これはアクマで恋じゃない!(七野ナナ)今日からパパは神様です。(寺本実月)幼なじみと恋する方法(大木真白)男子寮のひつじちゃん(三ツ星しずく)X切おわりの恋はあまい(詩瀬はるな)れぷりかシンデレラ(花星みくり)メイクのお姫様(きたむらゆうか)こっちむいて!みい子(おのえりこ)次号予告
こいしか!
いきなり大騒ぎに。
姉が王子力…あるマンガを思い出した気がします。
パジャマの破壊力で腰が抜けたのは苦笑。
いや風邪ってその治りかけがヤバいんですが。感染力もありますし。
とっさにロッカーに隠れてしまったのは苦笑しました。暑い季節だったら死んでますね。
自然に手をつなぐのはすごく素敵です。
ここからどうするのか…
シャイニング!
同意書を預ける、簡単に陥れられるようにする、うまい。
ストレートに相手の倍やって相手を超えようとする、ここは素晴らしい。
「うららを見てない?」もまたすごい…勝負、と解釈するのも彼女らしい。
これだけやったらそりゃあ、という気持ちの動きを納得させる力技。
これが、「広い世界に」というのも何とも素晴らしい。自信をさらに強化させるから、陥れるようなことをしなくなる…
ここでプレッシャーを感じてしまう、そして滝くん…
一人だけ、というのも過酷ですね。
今回もものすごい白眉の回。ったく日本漫画評論界は何をやって…
ちゃおガールに関する二本目も面白い試みです。
扉絵からものすごい力が伝わってきますよ。
女の子たちをしっかり描いている、これはその子たちにとっても一生の記念になるでしょう。
「モデルなめんじゃないわよ」という叫びは大笑いしました。
そしてものすごく実戦的なアドバイス。読者に対してですけど。
最後に「私が応募しても」と決めてくれる、さすがです。
ねこ、はじめました
人って猫と寝たがりますし、猫は人を布団にしたがる…
ケモっちびより!
踏み台とかもあるでしょうに。
ちゃんと助けてくれることはわかってる、と。
「全然好きじゃないんだからな」…そして絵皿も…ああああ。
このジグソーパズルはそれ自体楽しいですよね?
で、妖精たちが…
ほっこりする話でした。笑顔でしたし。
溺愛ロワイヤル
占い…本当に出たんでしょうか?
これで意識してしまう、でしょうか?あの鉄の繭が。
「運命を変える」というのはかっこいい。
で、本当の占い結果…
はろー!マイベイビー
記憶がないほど小さいころに死んだ母親に…ため息。
タイムパラドックス…
というか自分がどんなヤバい子か、ここは大笑いしました。間違いなく僕も、というかよー生きてるなという所業をいくつか聞かされます。
「好きですか」「世界で一番」から…というかわかってた…うわああ。
というかまさかこの時点で母親、自分の余命知ってなかったら「ご飯の味が知りたかった」などは死か何かの予言になってしまう…いや死じゃなかったら面会権なしの離婚か敵国に拉致されるか、何かやるか冤罪かでずっと檻の中、そっちのほうが悪いかも。
また全知でなければ、「もうすぐ死ぬ自分の娘が、中学生ぐらいで子供作ってしまう。この男の子が父親?とにかく優しいボーイフレンドに支えられてるようでよかったけど」というような想像を絶する状況。発狂ものでは…
これで最終回というのも大胆なことをします。
…アニメ化してほしかった…
まんぷく!熊猫亭
床を触ったら徹底的に消毒してくださいね。
両想いで意識しすぎてる、料理に出なければいいんですけど。
思いがけないデート、これはいい。
「何がいる?」はしびれましたね。わかってる。
中国麺も、日本のように大鍋で網を使ってゆでてるんでしょうかね。
家…ものすごいことを言ってのけましたね。
トラブルがあったわけじゃなくラブラブで、ものすごく素敵な再開の仕方でした。
キング様のいちばん星
「ぜってぇ俺を選ばせる」…めちゃくちゃですけどすごい。
男の人として見たことがない、は苦笑。
小さいころの回想も素敵ですね。
一週間、さてどうなるのやら。贅沢な作品です。
これはアクマで恋じゃない!
それなりに楽しんでますね。
男子のほうから来るとは恐ろしい。
ボタンに仕込まれたカメラでカンニング、というニュースはありますからこれぐらいは現実の技術でも。
で、布団に…そしてどんどんえらいことになっていく。
面白い新展開できましたね。ランドセルと、教科書とタブレットが重いという社会問題もうまく利用しています。
今日からパパは神様です。
彼も死んだ家族と…結構重大な話です。
誘惑で誘ってくるのが苦笑。
…天界に行ってノーペナというのがおかしいです。普通は異界に行ったら死ぬよりひどいことに。
今までのキャラが出てくるのもうれしいですね。
偽の母親、そして本物…うわあ。顔は見せない、顔を見て話したら多分戻れなくなる…
幼なじみと恋する方法
この扉絵はいつもとは違う面白い意匠です。
どんどん踏み込んでくる、王道っていいですねえ。
頭を叩く、身長差を強調するのは笑いが。いや凶器持ってなくてよかったなレベルのいやがらせですが。
あ、てきとうにからかって遊んでるだけ?と思ったらおもしろそう…さてどれだけやるのやら。本当の邪悪までいくのか…
両方にかける言葉がまた面白い。
で、ここで遭難…あああ。
比較的あっさり助けられたのはよかったです。そして抱きついて「大好き」はすごい迫力。
さてどうするか、ここで邪魔が入るか…楽しみ。
男子寮のひつじちゃん
こうしてかばうのが…知らない男というのが怖い。
で、二人の美形に挟まれて…うわあああ。
いいなってそれは腐ってるということでは?
「ずっと1人で」からのすごく素直な言葉と心の描写、ここはすごく丁寧ですね。
問答無用で抱きしめて…
「女の子です」は爆笑しました。いや腐ってると思ってた僕のほうが腐ってましたね。
わかって読み返すと全部意味が変わる、うまいミステリのよう。
X切おわりの恋はあまい
いや彼はつきあう気ですよね、それをすごい誤解して…とんでもない状態に。
「描けそうな気がしただけでした」は大笑いしました。
この誤解って、彼にとってもより気軽にハードなイチャイチャをやってもいい、という免罪符になりそう。
男子の手をすぐ描く、さらにとにかくモデルにする…
「心臓のあたりがきゅーって」と、それを言葉で描写してしまうのがお見事。これはきます。
で、漫画家モードに…
この状況では糖分や塩分も必要では…
キス、と思わせて「顔真っ赤だけど」はやってくれたものです。
怒るどころかドキドキしすぎてやばい、とくる…
いや暗くなってるんだから送ってけよ。
これは面白い。面白い、がめちゃくちゃ高い作品は貴重です。
れぷりかシンデレラ
縄梯子からぶら下がるのってものすごい危険行為ですよね?
え、国際通話で、本人にとってはあまりいい話ではない?
そして外堀。あああ。
庶民的な面を見せれば婚約解消、は大笑いしました。本末転倒というか。
と思ったらすごく短く、解消をストレートに言って、ここで本物が帰ってきて…即ばれ…
ヘリから市街地パラシュートはただの自殺というか殺人未遂でわ。
あっさり婚約…うわあ…彼の家族の説得が大変そう。…で、寿さん大丈夫かなあ…
後編はとにかく面白い超ハイスピードジェットコースター。
メイクのお姫様
偽物、さてこれでどうなるやら。
目的はデート、その行動から「君はサファイアじゃない」と見抜く、お見事。
その偽物を助けるのは意外な展開でした。
「ピュアで心のきれいな私に」…心がきれい、というのはかなり悲惨ですよ?いくらでも沸いてくる自分の悪に苦しむ。そして世界の悪に妥協しなければ、自分も苦しいし、日本では家族さえ苦しむ。家族を人質にされて転向した人がどれほどいるか。特に日本という国は、心に対してはすさまじいほど容赦はないです。
メイク講座はお見事。
ストレートに告白もできる、本当にきれいな心に…答えがまた素敵。
ばれたか、という微妙なところで終わるのもお見事。
こっちむいて!みい子
本屋、鮮魚、レンタルビデオはあまりにも多く消えていく…
そして本の値上がりもすさまじいの一言です。
「山田に」はぶっとびました。
本当に大きい問題ですよ。書店の、「多数の背表紙を一望する」はネット書店には決してない機能。
長編マンガのいくつかは、背表紙のカットをつなげて大イラストにできるのもある。それもネット書店では見ることができない。
つければいいと思うんですけどね。
図書館だと最新の人気作に触れられない。
来月号は新連載や読み切りが多いですね。
そして大人気連載最終回の予告も…