りぼん2001年6月号感想
静かに盛り上がっていますね。
「GALS!」二つの問題が平行していて、どちらか一つでも重いのに二重に重くて疲れます。
渋谷はもう、すっかり初夏の陽気に包まれているようです。大胆な露出と植物系アクセサリーがいいですね。
このギャル三人組の騒ぎは・・・完全に麗くんを無視していますね。ただ騒ぎたいだけ?
意味不明の証言には笑えました。結局、例のメールは身元を、ってメールネットはどこまでも広いですからね。
二位くんは真剣に綾ちゃんの事を思いやっているようですが・・・麗くんはとことん冷酷に、そして大人の視点で見ているような。彼自身の、激情のような部分が余り見られない事が気になります。
心をもてあそんでいるのを二位くんに返す、このやり取りは笑えました!
ビキニオンパレード、いい時代ですね。といっても、僕は今年の夏、ほとんど絶対にプールにも海にも行く暇がないので関係ないですが。
美由ちゃんの家庭の事情は知りませんが、色々あるようです。一度一巻から読み返してみますか。ここから、何か重大な事が起きそうな気がしますが・・・。
父のプレゼント、このクイズがどうのこうのって、完全に幼稚園児とそれに合せている父親ですね。これでいいのかどうか・・・。
で、プレゼントとは警察官採用試験問題・・・なるほど、今までどうなる事かと思っていた将来はこれで決まりのようです。多分、いつも通り無理とかいやとか言いながら、賭けか何かのネタにして合格してしまうのでしょう。
でも、そうなるとこの話そのものも終わりに近づいていくようで、寂しいですね。
しかし、高卒女子の狭い枠を目指すより、大学を出て上級試験を・・・もっと無理ですね。
この立ち入り禁止テープ、どこで手に入れたのでしょう。確か東急ハンズにはなかったはず。
しかし良く見つかったものです。
色々な相談や愚痴に親身に乗る、彼らって現実の警官より役に立っているような。
今回の事件・・・単純な脅しだと思いたいですが。送信元のプロバイダーに連絡するべきでしょう。
しかもそれが「はーと」だなんて・・・しかも、色々な人の個人データを・・・つまり、削除は脅しじゃない、もう相手は特定している・・・背筋が凍ります。
この指摘はある意味事実ですが、同類を求めたのもそっちの勝手。なのに削除とは・・・契約の意味など、履き違えもいいところ!
彼らにどうにかなる相手かどうか、すごく不安です。
このカーネーション娘は笑えます!僕も、この場合綾ちゃんから買うでしょう。一番感じがいいから。
蘭ちゃんと麗くんの、一種の殺気がある会話が笑えました。なんかいい仲です!
綾ちゃんの、自分の魅力を最大限にアピールするのは・・・なんかうらやましくなります。またへたり込むのも、それはそうでしょうが・・・。
原澤さんがジャージを脱ぎたくないのはなぜ?あ、リストカットの傷痕ですか!
この表情は知っています。感情を捨てて、ある意味壊れた表情です。ある種のかい離状態といいますか・・・
沙夜ちゃんの必死の・・・これをなんといえばいいのでしょうか。偽善、としか思えない部分もあります。でも、彼女は必死の表情です。
この、「人って無意識に生きてるけど」と、生と死の狭間を見つめて生きる事・・・この言葉も僕にはよく分かります。そして、多くの若者の実感ではないでしょうか。
でも、原澤さんは肝心の「神様のバチ」を聞いていません。自殺をあらゆる宗教が禁止している事に、どれほど深い意味があるか全く知りません。死ぬつもりのないリストカットも罪である事は同じですよ。無知・・・無明の限りない深さに、殺してやりたいほどのやりきれなさを感じます。
救いなんて求めていない・・・この闇の中が自分の居場所、僕は・・・沙夜ちゃんが彼女を救うだけの力があるかどうか、疑わしいです。心の闇を知らない人が彼女を救おうとしても、結局・・・自分の目の梁を取らずに人の目の塵を取ろうとするのと同じでは・・・。
綾ちゃん、いい顔をしていますね。何か、やはり働いていい結果を出す、というのは勉強以上に自信につながるようです。それに、勉強がうまく行かなくても別の道も・・・まあ楽ではないでしょうが、あるってことですし。
兄や姉の励ましも、とてもいいですね。
この落ちは笑えます。かわいそうなのは彼氏たちですが、まあ・・・切れた両方を、別の水着を買って二つに切って、つなぎあわせれば斬新な水着になりそうですね。
「HIGH SCORE」パパを殺すのが一番のプレゼントになりそうですね。
この写真はかなり過激です。大人の色香が・・・写真に大金を払う、ということは今は完全にセックスレスなのでしょう。
えみかちゃんの爆弾発言は、あまり深く考えない方がよさそうですね。
「聖@ドラゴンガール」なんか新連載という気がしないです。この誘惑はかなり色っぽいですね!
このプレゼント、セクハラですが少し笑えます。で、この・・・パンダ天国は笑えますね。
花の魔物、というのは背筋が寒くなりますね。昔「パタリロ!」にあった、美少年の死体に植えたらその養分を吸って美しく咲く魔の花を思い出しました。
しかし、みんな花粉症とは・・・御愁傷さま。
このチャイナドレスはすごく可愛い!
この色っぽさとスタイルに・・・胸に目が行くのは、まあ仕方ないですね。
汚れない胸元に出てくる芽、こっちもまた色っぽい事。
媚薬効果で、って・・・イヤじゃないかも、には吹っ飛びました。
この展開の早いアクションは面白いです!ただ、本来龍は水気ですから、焼き尽くすというのは筋違いですが。
あ、でも・・・やはり何人も犠牲者がでているのでしょうね。
そして、大陸から来た大きな禍が?一体誰をどう狙っているのか、それにどう桃花が関わっているのかも面白そうです。
この静かなケンカには笑えました。魔香水に酔ってなのに・・・あ、春蘭ちゃんにキス見られちゃっていますね。
「アンダンテ」可愛くない表情が面白いです。文字だけの、完全に無視されているメッセージが笑えました。
サトちゃんって、なんかカトちゃんに似ている呼び名ですね。
父親の、一見まともですがとことん自分勝手な手紙には笑えます。まあ、ひとごとだから笑えるのですが。
メルちゃんはいやじゃないけど、親の横暴さがいや・・・この心理は分かりにくいですね。
捨てうさぎには笑えます。
しかも泣かせる話の連発、なんか笑えます。
むかついたときのこのダンス、みんなも真似すると面白そうです。
ディレクターとの会話は笑えます。僕には色目が混じっているようには見えませんが・・・腹芸の応酬ですね。
いろめ、えろめには笑えました!
で、今度はディレクター、メルちゃんに興味を?
憎めないのがずるい、そんな嫉妬はなんかわかります。
で、あの親もうらやましいとは・・・。
竿竹屋の事情には・・・あの子、どんな育ち方なのでしょう。もう、外人だからとか言う問題じゃないような・・・精神年齢がかなり幼い印象です。
あ、こら!日本のテレビは見ちゃ駄目ですよ。馬鹿になります!
徹夜地獄でぼろぼろ、みていて・・・真に迫っています。実体験でしょう、間違いなく。
この、静かな表現はさすがにすごい!
薬・・・心配になりますよ!これはもう、覚醒剤の誘惑がすぐそばまで迫っていますね・・・。
なぜか携帯電話が増える、これはなんか笑えます。クレジットカードもそうですが、しらないうちに増えていくもののようですね。
メトロノームにさりげなく、タイトルのアンダンテが記入されて、それで場面転換するのがうまい!
顧問・・・かなり脂肪層が厚そうです。狭いには笑えました!
で、この練習には・・・とにかく笑えます。何部だよ、もなるほどです。
てるちゃんもいい補佐役ですね!
メルちゃんの世間ずれの無さ、やはり・・・もう日本ではとかじゃないようですね。
どこか砂漠の真ん中の、一番近い人が住んでいるところまで車で半日、という生活だったのでしょうか?
音楽を楽しんでいない・・・確かに。もうどこかで、限界を超えているのかも。
でも、薬に頼っている彼が・・・薬を捨てられて怒る、このケンカは変に迫力があります。メルちゃんも、悪意でもミスでもなく・・・本気で彼を思いやってでしょうが。
悪意じゃないから、余計見ていて辛いですが。
俺に干渉するから、と・・・なんか壊れかかっている、感情のコントロールができなくなっている・・・今までもそうであって当然なのに、茗ちゃんにだけは何も見せた事がない?今までの二人って一体・・・。
「めだかの学校」確かに、他にデータはないですね。でも・・・職員の名簿とか、人事資料とか何か見ればいいのに。昔の僕には、そんな発想はかけらもありませんでしたが。汚れたな・・・
田中先生の、下の名前はいまだに謎?数千・・・下手をすると一億の田中先生、これは想像したくないです。
「あたしはバンビ」赤を基調にしているのに、不思議とさわやかな扉です。
いきなり印象的な、バックベタをうまく活用した構図ですね。
この好きだ、がいいです!素直に、気持ちだけが純粋にもれたような感じですよ。
この恋する少女ぶりも、なんか可愛いです。朋ちゃんになんか感情移入できそうですよ。
で、この・・・二人との出会いがタイミングよくて面白いです。ずきゅーんとした表情や、そこからの小さ目に描いた可愛らしい表情も興味深いですね。
このけんかは見ていて、なんかじゃれアイみたいにも感じます。
化け物ヤマンバ・・・確かに怖い。でも、殺すとか潰すとか、本気で言っているとは思えません。虫と人間を同じ感覚で見ているかもしれませんが・・・
プリントが飛んだらまた、この矢印の使い方が面白いです。3Dゲームのターゲット方向指示のようですが、それからでしょうか?
全国中高生男子の憧れの台詞、その通り!憧れというより、うらやましいを通り越して言葉がないです。
この「男ならいーのか!」には・・・冷静にしていますが、内心は吹っ飛んでいるでしょう。
ここからの表情の変化がとても面白いです。
この体育教師は・・・いい人になろうとして外しているのが面白いです。こんな先生、いそうですね。頼りにはならなさそうですが。
これが人間と考えるのは・・・少し無理があるかも。で、むかついて行動する、でもこれはどう見ても八重蔵が好きでとしか思えないような・・・。
八重蔵くん、彼の事よく知っていますね。この余裕とピアスがなんか面白いです。僕より10以上年下とはとても思えません。
表情での、感情の交換が・・・すごく胸に迫ります。陰影もすごいですし。ここの表現力は本当にすごい!人気があるわけですよ。
「時空異邦人KYOKO」一年、下手をすると二年分が一瞬で吹っ飛んだような・・・。
さりげない猫の手と耳も可愛いです。服も面白いですね!露出の多い、それでいて軽くフリルの入った服を、大きなヴェールでしっかりおおっていて・・・
それにしても、この王様の反応は実に興味深いです。この笑いと・・・悲しみをかすかに感じさせる目、やはり・・・響古は憂がよみがえったとき、滅びなければならない定めなのでしょうか。
今までのペースでの一人一人のエピソード、見たかったです。葉樹ちゃんはノートでおなじみだったのですが、期待以上の可愛らしさ!燐ちゃんも夜深ちゃんもとても魅力的ですね。
でも、葉樹ちゃんのぶりっ子っぽい性格には意外・・・
それにしても、鳥羽くんと華蓮ちゃん・・・どんな子供が産まれるのでしょう。華蓮ちゃん、結構惚れっぽいかも。
あと一人は、まあ分かりきっているといえば・・・手っ取り早く氷月も、というのがひねりを聞かせた自己ツッコミで、笑えます。
このにやけるのはかあいいです!想いがいっぱいにあふれてくるようで、すごく素敵!この妄想もいいですし。
そして、このキスが・・・文字どおり「え?」です。そして、このショッキングな展開に体が凍ります。
王に対するこの・・・ちょっとひどいですが、もしかしたら王も・・・全てを理解していてかも。あ、それに・・・法について云々するなら、ウイドシークもこの法は犯していますね。そういえば今回、ウイドシークの出番は回想のキスシーンだけ(笑)
柱を殴り壊しているのは怖いです。やはり魔族?
あ、P17の・・・尖った耳を強調した悲しそうな表情がすごく素敵!
氷月もやはり、養子だった・・・なんとなく、怖いです。これ以上推測するのが・・・もしかしたら、響古と氷月が血の兄妹ということも考えられますもの。
そして、氷月は迫害を受けていた、それも・・・魔族を召喚して村を滅ぼしたのは、やはり彼ではないかと疑えます。
マントをかけて優しく抱きしめるの、これかっこいいです!
そしてこの展開には・・・なるほどですが。
嘘をあえて背負って、彼のために生きるというのも・・・それはそれでとても気高い事だと思います。この涙の美しさと厳しさには背筋が・・・
逆滝の私室、すごいですね!全て読破したのでしょうか。
しかも、全てを逆滝に告白して・・・一体なぜ。それを知るのが、正直怖いです。
夜深ちゃんの・・・恋人になった覚えがない、って、でもこの表情は・・・可愛い。
この剣は魔族を消滅させる魔剣、ということは・・・もしかして、氷月は逆滝の手で消滅させられる事を望んでいる?なにより、死刑判決が出ている彼には死意外に姫様を解放するすべはないのですから。
「グッドモーニング・コール」春ですね。このカラー扉、もろ春が詰まっています。
本みりんと女の子(僕は香織先輩は初めて見ると思います)・・・この唐突な始まり方、面白いです。
またか、って何、と初めて読んだときには思いました。
みりんが女の証拠・・・なるほど。でも僕が一人暮らしをしていたときも、みりんはちゃんとありましたけど・・・上原くんのキッチン、コンロが四つもある!すごい。
考えている暇はない、こんな意味不明な昼下がりがあんな伏線になるとはお見事。
で、引越し費用も行く先もない、いってみただけなのでしょうか。でもぽわぽわしているのが・・・もう、多分僕はこの二人「そういう関係」になっていると思います。
引越しを考えているときに、洋服に囲まれるのは・・・辛いでしょうね。僕も、金がないときに刃物や本に囲まれると辛くなります。
で、犯人だと・・・散々思わせて、こうなるとは。
安部っちが女に夢を持ちすぎ、という指摘には笑えました。もてないと余計そうなりますよね。俺の方がいい男、に対するノーコメントには笑えました!
そういえば、哲くんは全く出てきませんね。
引越しを考えて花が飛んでいるのには笑えました。
しかし、おかえり上原くんって・・・もし他の誰かだったら、同棲を証明しているようなものなのに。
こそっとちゃっかりのぞいている二人組が笑えます。
この謝罪は・・・わからなければ笑えます。わかってみると、この程度ではすまないですが。
「ペンギンブラザーズ」このカラー扉では、どうみても流羽ちゃんがヒロインで陽菜ちゃんがヒーローにしか思えません。
いじめを楽しんでいる・・・白も黒も、彼女たちに手出しができないのでしょうか。
この、余りにもわかりやすい悪役ヅラにあきれます。ここまで純粋な悪の権化はそうそう見られませんね。今時貴重かも。
恐喝と暴力、そして授業にもでない、いじめと権力が楽しい・・・人格破綻者、といいきるのがすごい。昔小柴と対立した事でもあったのでしょうか?
流羽ちゃんの登場、なんか陽菜ちゃんより音楽が大きい気がします。花でいっぱいですし・・・って、陽菜ちゃんには花が似合いませんよね。
昔の写真がほとんどない家、一体どうして?陽菜ちゃんの家庭の事情が、何かとても深いカギを隠していそうです。
小柴くんも一色くんも・・・もしかして西崎くんも、陽菜ちゃんは恭ちゃんが好きなままで・・・いい面の皮のような気がします。
流羽ちゃんの大変な点は、本人も足手まとい・・・というより、少年誌なら「人質になって服を破かれるだけ」のキャラクターだと自覚している事ですね。だからこそ、ある意味ヒロインでいられるのですが・・・
陽菜ちゃん、あっさり切れて作戦を台無しにするなんて・・・。
凛花ちゃんは全てを告白しているように見えますが、僕にはそれ以上に深い闇が見えます。逆らえない、という状態・・・もう、心が色々な意味で縛られている状態でしょう。完全に隔離して安心を与え、回復を確認しない限り彼女の言葉を信頼する事はできないです。
騒いでいるみんなを見ての、この・・・悲しく暗い目が、信用できないのです。
それにしてもこれ、捕虜に無理矢理家族を殺させ、苦しむのを楽しむ戦争中の残虐行為みたいで感情が凍ります。
このラーメンはわざとじゃないのでしょうか?それにしても流羽ちゃんも、バケツで水をかけるとは・・・
しかし、この女は恐れを知らないというか何も知らないというか・・・いざとなったらどれくらいの仲間が陽菜ちゃんにいるか、知らないのでしょうか。
一回占めとく、ってこんなむき出しの暴力・・・自分の権力が絶対だ、自分がある意味神だと思っているのがはっきりつたわります。でも、西崎や飯島さんをいじめる勇気はないでしょうし、一色の地位を奪う力もないでしょう。単に、一色と西崎の大きな手の上で、小さな権力に酔っているだけ。ある意味哀れです。
陽菜ちゃんの反応には、ある意味すっきりします。この騒ぎ、かなりポイントが稼げたでしょうね。しかも本気で怒らせて・・・これからどうなるのでしょう。
きっぱりと地獄に落としてやってください。期待しています!
「ランダム・ウオーク」このカラー扉、唇がとても強くて・・・色香にどきっとします。
この回想はすごくよかったです!
輝くんの大胆さには呆れましたけど、うらやましい気もします。
世界一可愛い、ここまで言われれば・・・反発するのが当たり前でしょうね。
言い過ぎなのに全く動じない、まあさわやかかつコテコテでいいかも。
帰り道に、心が動いているときにこれ、いいです!大胆な奴。女の子読者はうらやましさに震えているでしょう。
で、もう心が動いていて、でも惰性で冷たくしているのに・・・突然反応を変えるとは、駆け引きとしてもうまいです。単純な手ですが、大成功でしたね。
この夏祭での、青春ですね・・・いいなあ。
これはそりゃ、思い出し笑いしますよね。思い出してみたら、気持ちがぽかぽかに・・・切なくなって泣けてきた、というわけじゃない、すごく暖かくて居心地がいい・・・熱烈な恋とは違いますが、夫婦愛に近い愛情を感じる言葉です。
大胆にも人前で抱きしめて愛を誓うなんて・・・やっぱり熱い奴。
とてもくすぐったくて暖かい気持ちになる、何度も読み返してしまう話です。
それにしても司くんと塔子ちゃんって・・・ずっと同じ事を繰り返していますね。
「世紀末のエンジェル」クライマックス、のはずがいまいち盛り上がりに欠ける・・・予定調和的な大団円になってしまっているからでしょうか。
こうして、静かになすべき事をする鈴姫には、不思議な気高さを感じます。また、死者らしい生気の無さもあります。
竜之助と草太郎の涙も、もう悲しいものではないですね。
必死の、竜之助の告白はとても真摯で胸に響きます。
この感動的なシーンをぶち壊すような剣の一撃・・・また、感情が吹っ飛びます。
日本刀を死体と一緒に葬るとは・・・贋作か何かで伝えられないものだったのでしょうか?普通名刀のたぐいは家代々伝えますが。
愛を知らない、戦って得ることが当然・・・悲しい事に、世界の多くでそれは・・・ある意味、普遍的真理です。現在もなお、ただ生きていく事にさえ武器を使って人を殺し、水や燃料を勝ち取らなければならないところがあります。でも・・・それだけではやはり足りないでしょう。
今野がもし死んだら自分も鬼になりかねない、それは分かります。
守りたい人も誰もいない、本当に孤独・・・その生において傷つけ殺す事しかなかった、それほど悲しい事はあるのでしょうか。
でも、この世には鷹成の論理も・・・強くある事も、否定しきれません。
今野が助かったのは嬉しいです。しかし・・・この、なんと言いますか。わざわざキスの許可を彼氏に得て、ここはユーモラスでいいです!
姫らしかった鈴姫が、今は本当に恋する少女になって・・・竜之助ももう、ただの少年として。もう一度、青春をやり直す事ができてるな、と切ない幸せが伝わってきます。
そして、二人は・・・あ、成仏という言葉、よく考えてみるととても日本的ですね。死んで安らぎを得たら、その時点で仏・・・神道的な神になる、ということなのでしょうか。本来の仏教では、涅槃に入らない限り死んだら転生を繰り返すだけですし、浄土宗系の考えでは正しく生きた人は阿弥陀如来のいる極楽浄土に呼ばれて転生し、そこで今度は確実に涅槃にいたれるよういい環境で特別講義を受けられる、ということですが・・・どこに行くのでしょう、この二人。鷹成にはとことん深い地獄に落ちてほしいですが。
草太郎に対する言葉もとても優しくて、胸が暖かくなります。
で、もう事実上話は終わっていて・・・次回、一体どうなるのでしょう。
「ガールクレイジー」始まりはよかったのに、短期終了とは惜しいです。
結局答えを聞かずに・・・もう、その時点で気持ちは固まって・・・。
話がある、って何かは分かっていて、すごくいたたまれないような辛さです。
とも兄の言葉は・・・とても正直ですが、少しぼやかしていますね。傷つけないよう、責めないよう注意深く言葉を選んでいる事が分かります。
この、背中から語ってくる言葉は・・・こっちも正直だな、と感じています。
恋じゃない大好き、それって何なのでしょう。
なつめくんがテニスをしない理由、これは納得です。もう少し長い話の中で、重要な転機として語られてほしかったですが・・・。
床に頭を打ちつけているのがなんか笑えます。
で、この・・・何とかする仕方、これはうまいです!しかしすごいコントロール。
ケンカ腰も計算、そしてこの会話・・・テンポがいいですね。
篤子ちゃんととも兄の会話、悲しさと・・・暖かい思いやりに満ちていて、すごくいいです。レベル高いな・・・。
大ッキライだけど、テニスをしているときのなつめが好き・・・この笑顔、いいです!
この言葉は、彼自身・・・本当はすごく聞きたかったのに、聞きたいという気持ちさえ押し殺してきたのでしょう。
このスマッシュが決まるシーンの迫力はいいです。でも、このレベルで決まったのはまぐれでしょうね(笑)
小声で謝って、倒れるところの間も面白いです。
抱き起こしての、静かな・・・心理ネームでの会話もいい。はっきりくっつくのではなく、余韻を残したラストシーンも悪くないですし・・・
とても成長していますし、かなり面白かったです。
「えみゅらんぷ」やった、コミックス発売決定!楽しみ。
今回はポッポくんが主人公ですか。この子も女の子から見ると、色々な意味でおいしいですね。弟にしたいキャラNo.1でしょうか。
絵美さんも大好き、と・・・彼が言うと憎めませんね。なんかいい姉弟という感じです。
この試練のタネはかなりインパクトあります。
こっちの常識通りの花の育て方は・・・笑えました。水をあげて静かに待つ、これがなんか好きです。
この色々チャレンジは見ていて面白いです。
絵美ちゃんの、母親の姿になって慰める・・・これはうらやましいです!本当に優しいですね・・・。
キュートの、全てを知ってやる乱暴極まりない行為も・・・でも絵美ちゃんに怖い思いをさせたのは許せん。
しかし、一万度の炎って・・・しゃれにならない高温です。太陽の温度ですもの!溶けない物質は確か存在しないですし・・・有機物など全て発火、蒸発します。常圧でそんな高温出したら、周囲の全てを焼き尽くしながら大爆発するのでは?
炎を浴びないと芽を出さない種はあります。確かアメリカの松か何かの一種で、山火事で殻が燃えたときだけ芽が出るとか。
この花は・・・可愛いですが、リアルにこれだととても不気味でしょう。
王子も軽いやけどで済むなんて、どんな魔法防御をしているのやら。第一なぜ絵美ちゃんが無事だったのやら・・・。
1cmだけ背を伸ばしてもらう、というのは可愛い御褒美ですね。絵美ちゃんも、すごく可愛い弟のように思っているようです。
りぼんオリジナルも、かって全ての感想を書く気力はありませんでしたが「猪神家の一族」と「りんごのほっぺ」は読みました。「猪神家の一族」はカラー扉の迫力に絶句・・・でも、できればサブタイトルとして「島根の百合」と書いていてくれれば、内容がわかりやすかったかも。「りんごのほっぺ」は読み終えた瞬間、腰が砕けました。
そして、今回初めて新人漫画賞発表を読んでびっくりしました。一人一人の審査員が、(なかよしに比べても)すごく真摯に作品と作家に向かい合って、時には厳しく講評している・・・真剣勝負の気迫が伝わってきます。これもりぼんの強さかな、とため息が出ました。