りぼん2002年3月号感想

今月号は心にとげを刺すような作品が多かった気がします。それが来月以降どう解決されるか、楽しみではあります。

「GALS!」珍しく色を抑えたカラー扉ですね。
手術は本当に不安でした。美由ちゃんが眠って夢だと思ってしまったのは仕方がない現実逃避かもしれません。
御両親の強さが素晴らしかったです。冷静に励ます母、揺るぎ無い警官としての誇りという人格の太い柱を持っている父・・・
始めてではないでしょうか、蘭ちゃんにこの一番強い姿を見せたのは。
タツキチを思い出している麗の不思議な優しさに胸を打たれます。
絵は本当に意味がない、メールで大体の特徴を伝えたほうがましでしたね。
プリクラ権を商品にするとは考えたものです。女子のほうが情報収集では強いですし。
蘭ちゃんの真っ直ぐさこそ、麗くんが「好き」なのでしょう。それも含めてすべてを理解している綾ちゃんって・・・なんかこっちまで熱々になってきます。
これは川というよりどぶでは・・・どこの水路なのでしょう。的確にそれを探り当て、しかも汚れ役はしない麗くんの立場が面白いです。
合わす顔がない、というのは分かります。麗くんの「問題をすりかえて逃げてる」というのも正論ですが・・・
しかし、ここまで弱みを麗と綾ちゃんに言える、というのはなぜでしょうか?
川に蹴り落とすのは笑えました。さらに負け犬呼ばわりまで・・・綾ちゃんはさすがによく蘭ちゃんのことを分かっているようですね。
タツキチと麗、二位のプリクラ・・・売れそうです。
タツキチの華麗な登場は笑えました。
蘭ちゃんも、自分の悪い面は一応自覚しているのですね。それでも止められない、のでしょうか?
その全部を受け入れるとは、なんかすごいかも。始めてこの二人が本当にラブラブになったのを見た気がします。
臭いのは当然でしょう。
しかし考えてみると、リュックのありかは犯人が知っているのですから・・・でも警察も事情聴取は外部に漏らさないでしょうし、わざわざその捜索はしないでしょうしタイムアップでしょう。
恭平が心を開いたのはなんだか嬉しいです。ここの描き方はとてもしみじみしたいい感じでした。
大和くんが無事だったのはほっとしました。
実質、これで描くべきことは全て描かれているような気がします。あとはもう、蘭が警官になるまでとエピローグだけでしょう。

「HIGH SCORE」莉華ちゃんのあだなは何でしょうか?
京介・・・よく殺されないですね。あ、不死身でしたっけ。というより、嫌がらずに他の男のひざの上に座っているめぐみって・・・
あだなは喜ぶようなものじゃなきゃいけない、僕もそう思います。でもお世辞もなんですね・・・
泉水が「お人形姫様」は笑えましたが納得。

「花まるGO!GO!」ちっ、ストバスじゃあ「Dunk Like Lightning」には使えない・・・あ、こっちのことです。
相変わらず元気が画面から出ています。
久しぶりにプレイするのが楽しい、というのもよく伝わってきます。
この出会いはなかなか印象的です。
熱くて元気なさくらちゃんと、冷たい隼人くんが好対照ですね。騒がしいのも・・・どういう子でしょう。
中等部、というのには苦笑しました。
いきなりこの点は・・・レベルが違うところに受かってしまったのでしょうか?心配です。
さらにいきなり女子バスケ部がない、には凍りつきました。あっけないといいますか・・・
頑張る場もない、というのは悲しいですね。あ、公園の奥から聞こえてくる音の描写はすごいです。
双子の登場も自然です。
低くてやりづらい、と隼人くんのほうが漏らしているのがいいです。あ、考えてみるとスカートというのもハンデですね。
ダンクシーンはかなりかっこいいです。
さりげなく混ぜる回想がうまい!昔いた部の雰囲気の悪さ、どんなに傷ついて辞めたかが痛いほど伝わってきます。
なぜ宮本兄弟が「まだ負けるって決まったわけじゃないもんね!」という言葉に反応したのでしょうか?
一方的に責められて追い出された心の傷とシュートを重ねるのはうまいです。こういうのが描けるということはかなり期待できるかも。
全然無関心な隼人がまた笑えます。しかし「その後は・・・・・・でさvv」と思わせぶりなことを言っていますが、本当はどうなのでしょう。まあ現実の高校生なら普通でしょうね。
さくらちゃんのいろいろ変わる表情と感情がなんだか楽しいです。
宮本兄弟がいろいろ遊んでいるのは、やはり「はる・・・」と重ねてでしょうね。
二人が笑顔で仲が悪い、というのが笑えました。
さくらちゃんの青春、どこに行くのでしょう。いっぱいバスケシーンを描いて成長して欲しいです!

「満月をさがして」今回はまた痛かったです。実際、マンガの中であっても・・・虐殺は平気でも、こういう精神的な虐待は胸が痛くなります。
シャンプーのCMには笑えました!
若松円ちゃんが例のオーディションの子だということは賭けてもいいです。
この起こし方は吹っ飛びました。
元気に遊んでいる子供同士から、タクトの話になった瞬間空気が一変したのはどきどきしました。
タクトの怒りも・・・未熟ゆえでしょうか、そこまで察することができないのは。
幽霊になる危険はかなりの恐怖感を与えます。
田中という人間の下劣さには本当に悲しくなります。はっきり言ってへどが出そうですが、僕にもそれはあるのですね・・・
いきなり問答無用で閉じ込めるのはやり場のない怒りで爆発しそうですね。
不幸にするからここにいるほうが幸せ・・・わかっていないようですね、人の幸せを他人が勝手に決めることほど残酷なことはないと。まず間違いなく自分もその論理で育てられたことは理解しても、やはり許せません。
目先のことに、と愛情を装っていても、それは最悪の・・・人を物としか思っていない支配の論理です。
読者にはその邪悪さがどれくらい通じているのでしょうか・・・
タクトがつい歌について語ってしまったのは、無意識で理解して欲しかったのでしょう。「死んだ時に全部わすれたよ」と・・・それが、歌いたいという思いを押さえこむためのキーワードなのでしょう。
めろこちゃんが必死で止めるのもわかります。
超音波笛なのが分からないというのは笑えました。大重さんのことまで考えているとは、思った以上にしっかりしていますね。
もうこの家にはいられない、初めから・・・でも12歳という年齢は、あまりにも動く自由度が低すぎます。
英知くんの言葉はかなりかっこいいです。
告白を全く本気に取れない、というのも面白い関係ですね。
森のお友達は笑えました。「すきだよタクト!」は・・・天然でかなり凶悪。
そんな事を言っておきながら英知くん、とばかりなのが・・・爆発するタクトの気持ちがかなり強く伝わってきます。

「ウルトラマニアック」亜由ちゃんはむすっとした顔がよく似合っていますね。しかし162cmですか・・・男役は難しいな(ぼそ)
いきなり魔女っ子と呼ぶのが笑えました。ばれたらお金を取られる、というのが意外で面白いです。
その魔法世界がとことん現実の資本主義社会なのが従来のイメージと違って新鮮なのでしょう。
ビーズを箱に入れて指輪にするのは面白いですね。本当にこれを接着剤だけで作ろうとしたらかなり大変でしょう。
痴漢よけって・・・男に触れたら電撃、笑えました。
三上先生はまた面白いですね。「それほど不自由してないっつーの」がすごくかっこいいのに・・・こう落とすのが。
階段から落ちそうになって、これは・・・右ページは少女マンガの一番おいしいシーンなのに、左ページで落とすのが実に笑えます。
運んだのではなく、起きるのを待って起こして・・・肩を貸すこともできないのが可愛そうです。
寝顔の展開も実に面白いです。触ろうとしたり写真を撮ろうとしたりする亜由ちゃんがすごくかわいいです。
そして、ドキドキしてカメラを構えて、じーっと見ている辻合くん・・・この沈黙と間が絶妙です。
軽蔑の目・・・でしょうか?僕だったら弱みを握った、ということで、無償で秘密を忘れると一方的に告げて得点を狙います(偽善)。
終わった、というのが笑えました。なんかあまり盛り上がらないのに妙に面白い作品ですね。

「めだかの学校」学費をこんな事に・・・そりゃ凍りますよ。
欄外ネタですが学校にばれて、「就職活動する学生にとってはげみになるとおもうし!!」「ならねーよ!!」というのに首をかしげました。わかっていないのではないでしょうか、自分の地位が。森ゆきえ先生を夢、目標にしている子は全国に何百人もいるのです。

「無重力少年」今回の流風と風子の、お互い全然気づいていない接近が面白いです。
明るくストーカーが笑えました。しかしよく超能力にこんな軽く接していますね・・・異なるものに対する差別とかの重いテーマはないようです。
服をつかんでいる流風にまずちょっときゃーっとなりました。
ブー子が彼氏持ちだったことに呆れる夏希がまた笑えます。
潮崎くんと風子ちゃんが昔どういう事で別れたのか、かなり興味津々でした。
一見自然なのに、枝の具合だけで上下逆と分かるのがすごく気持ち悪いです。もしこれ、実際にじーっと見ていたら吐くかもしれません。
台詞が上下逆、というのも、初期の縦横無尽に方向が変わるのと違って微妙な不自然さがあって面白いです。
やっぱり異様な光景、確かに。そこでこんなラブラブな会話をしているのですから・・・
それでいきなり落っこちるのは笑えました。
夏希の定期検診、って何かあるのでしょうか?
潮崎との昔の関係もなんだか微笑ましいです。
このばったりは硬直しました。
流風に惚れているのは、まあ見れば分かるでしょう。そして寸止めキスの目撃は硬直しました。
恋を知らない子供に本気で惚れて、つきあうということが分からなくて・・・キスを拒否して友達に戻ろう、確かに男の子にしては災難ですねこれは。
しかし手をつないでもプレゼントをもらってもドキドキしないとは・・・まあ成長には個人差がありますし。
潮崎くんのやり直さないか、からはかなり真摯な思いが伝わってきます。彼の立場でこれまでを考えると・・・かなり悪女かも、風子。
さらにこれを突き飛ばすって、あ!今回のスリルはすごい。
潮崎くん、とくまあとっさにカメラのひもを持てたものです。外れて転落死か、または首に引っかかって首吊り状態、ショックで首が折れて即死か・・・
この、70kg重前後の力とはどれくらいのものでしょうか。この状態を回転させて、地上で・・・軽自動車のエンジンぐらいあるのでしょうか?それを引っ張るのは難しいでしょう。
カメラのひもの継ぎ目が切れそうになるのは妙にリアルです。
無重力一本釣りは笑えました。どう考えてもマフラーで人間の体重を釣り上げるのは無理ですし、ロープだったとしても死んでいますけど。
しっかり嫌味を言う流風くん、「ユミユミとデートできてラッキーv」と急所をつく風子・・・これを客観的に見たらなんと言うか、多分二人とも分かっていないですね。
痴話げんかとか犬も食わないとかというのです。

「2002年のフェアリーテール」独特の輪郭がはっきりした鋭さと可愛らしさをあわせもつ絵ですね。方言も面白いです。
突然透明な空に鋭く浮かんだ妖精の姿はかなりインパクトあります。
キーアイテムのリストバンドを出してくるのもいいです。
悔しいからリストバンドを投げるとは、なんか子供っぽいような。
人間になる条件、かなり難しい気もします。僕は・・・現実にそういう事になったらどうでしょうか。普段口ではいくらでもいいことを言えても、とっさに驚かない自信はありません。
あ、お姉ちゃんはもう人間になっているのでしょうか。
水たまりに写ってしまって慌てて、これは分かりますけど・・・なんかこの行動のほうが街にいられない気がします。
いいやつですね。これを助けてくれるのは。このあたりで、雨の線以外は畏敬がないことが変に鋭く状況を浮かび上がらせています。舞台効果で言えば・・・うまく表現できません。
キスしようとする危ない構図はどきっとしました。梓くんの台詞・・・優しいでしょうか、彼が?
絶対普通じゃない、何だとおもっているのでしょうか?多分普通、人間の常識の中では妖精とか宇宙とか超能力者などの発想は浮かびにくいものです。天才・・・とおもっているのでしょうか。
あ、「人のキモチがわかんないのは私が人間じゃないからー?」この心理はすごくリアルに思えます。僕もいつもそう思っています。
人間じゃないから、空でなければ生きられないというのが「妖精」としてすごくリアルですね。人間は・・・果たしてそんなに丈夫なのでしょうか。そう考えると怖いですね、ある日突然環境汚染が閾値を超えて・・・
苦しいけれども梓のそばにいたい、という笑顔はかなりいいです。
黙ってジュースを差し出して、お互い謝ろうとするのもいい雰囲気です。
思わず抱きついてしまってどぎまぎするの、このままうまくいくかなと希望を持ちました。
それで突然こうなるのは・・・パターンでは、こうして猫を助けようとするのはそこらの中学生ではなく梓くんなのですが。
あ、猫は結局どうなったのでしょう。ついでに猫が助かるところも確認して欲しかったです。
人工呼吸しかない、というのは胸が痛くなりました。でも・・・別に鼻の穴に吹き込んでもいいのですよ?あとビニール袋一枚あれば、穴を空けて接触を防ぐとか。ニールセン法が分かっていれば最高ですが。
あと、溺れて呼吸が止まるまでは少なくとも分単位の時間が必要ですが、助けるまでにそれだけかかったという時間感覚が弱かったのが残念です。よく見ると橋が遠いことから、かなりの時間が経っているとわかるのですが・・・
驚いてしまったのは・・・ぐさっとなりましたが、この状態でよくそれを見る余裕があったものです。
自殺、ということにまでなったのは・・・どうなのでしょうか。僕は自殺そのものが悪いとは思いませんが、それならそれだけの説得力・・・または、小さいことなのに自殺してしまうほど若くてもろい心をうまく描いて欲しかったですね。
メダルのためについ飛んでしまったシーンは、一見とても自然なのにかなり不思議な印象があります。不自然に浮かぶ月、無限遠に続く橋がその下の暗黒と上の街を切り離している構図、水平線。目がくらむ感じです。
はずかしげにメダルを返す表情、すごく可愛いです。
不死身じゃないなら俺と同じ、という叫びは嬉しいです。ただ、妖精は確か事実上不死身に近いと思いますが・・・
勝ったら告白するつもりだった、ということまでは読めませんでした。
キスシーンはかなりいいですね。
人工呼吸はノーカウントとは、なんだか笑えるルールです。最後が妙に可愛らしくて、そしていろいろ見えています。これからどう出て来るのか楽しみです!

「ぴょん」ものすごく面白かったです!
ぼうやよいこだねんねしな、な山でいきなりこの追いかけっこで強く引きこまれました。熊がかなりリアルです。
つんつんするのがなんか分かる気がします。
耳を絞るのがなんだか楽しいしぐさです。
片づけについての屁理屈は笑えましたが、そういうものでしょうね。二度手間といえば二度手間ですが。
そしてぬいぐるみを捨てることにすごくむきになってしまうわん兄ちゃんも、やはり子供だなと苦笑します。
憑いていると速く走れる、というのも面白いですね。代償はないのでしょうか?
友達に協力させたり、全然諦めないの・・・片づけはもうどこかに行っているでしょう。
ちゅん姉さんはすごく可愛いですね。ボケたキャラもいいです。
で、トラックにはねられて、僕は死んだと思いました。
つい恐怖に負けて逃げてしまった犯人の気持ちも分かる気がしますが、これで人生を台無しにしましたね。
でも犯人を追うよりわん兄ちゃんを助けないと。
燃えているぴょんちゃん、なんだか面白いです。僕が小さい子だったら燃えていたでしょう。
でもこの年でよくこうきちんと状況を説明できたものです。頭のいい子ですね。
あれだけ派手にはねられてたんこぶだけ、というわん兄ちゃん、人間でしょうか。
片づける落ちが笑えました。この部屋はひどい・・・

「聖vドラゴンガール」バレンタインデーにリクエストできる身分に、僕も一度なりたいです。
この意地っ張りで夫婦喧嘩な会話はいつもながら笑えます。
自然に会話の中に、幽霊本人が入ってくるのが面白いです。
確かにこの関係、桃花に似ていますね。この二人も、明日自分が死んでいるかもしれないと思ったこともないから・・・でも、それは普通でしょう。これが太陽の見納めだと毎日夕方思っている人は、多分普通とは違う精神世界です。
でもなぜ桃花ちゃんの体を?春蘭ちゃんでもいいのでは?
おじゃまします、と乗り移るのが笑えました。
すみれさんにとって竜牙がアウトオブ眼中、というのもなんかざまーみろです。
先輩、とつけたのは理性があるからでしょうか?いきなり肘を入れたのは笑えました。でも、これで気づきそうな・・・そんなに敏感だとしたらずっとすみれさんの気持ちに気づかないはずないですね。
いくじなしな誘いがまたいいです。可愛い。
このついでについてくる名前もない男子生徒Aがなんだか面白いです。
アゲハちゃんの回想も、よくもまあ本人の目の前で。彼、飛び降りたくなったでしょうね。
落ち込むすみれさんは笑えました。「死にたい」「死んでますって」がまた笑えます。
アゲハちゃんの厳しい励まし、なんか・・・すみれさん、アゲハちゃんや桃花ちゃんと比べたらかなり年下のような感じがします。「どっちにしろ死んでるんだし」がまた笑えます。
そしていきなり竜牙が出てきて、ラブラブな雰囲気から急に緊迫したのがびっくりしました。
問答無用で除霊しようとしている竜牙くん、表情が穏やかなのに切れていますね。
正午先輩、すみれさんが・・・バレンタインにチョコを持ったまま死んだことが、自分とは気がつかなくても苦い思いは持っていたようですね。なのに「やっぱオレを恨んで」が笑えました。
男子生徒Aがかなり哀れですね。バレンタインに一人で遊園地に取り残されるって、考えただけで気の毒ですが笑えます!
二人とも切れているのが、少しほろ苦いですがうらやましいです。
チョコはなんか甘いですが、もっと・・・口移しであげるぐらいしないとv
いいバレンタインでした。でもそういえば、今月号・・・二月発売ですが三月号ですから本当は遅れているのですよね。

「MAXラブリー!」カラー扉は黒い服と肌の色の対照が決まっています。
確かに「人は皆平等だ」は大ウソです。でもそれは誤解しているからですよ?人間は平等、というのは「法の下の」「神の前の」がつくのです。
単に同じ犯罪で捕まっても武士の子は無罪、職人の子は死刑ということがないという法の下の平等、そして神の律法と救いは身分、財産、現在は人種などすべてを超えて人間全てにもたらされたものだ、というだけのことです。
僕もリーマンやガウス、オイラーなどの証明を見ていると腹が立ちますよ。何でこんな事を人間が思いつくんだ、こいつらの脳は何でできてるんだって・・・それはよくわかります。
でも、憎悪と嫉妬は・・・結局悲劇しか生みません。それは暴力革命を見ていると分かります。第一、「つまらない世界」って「自分が特別でない世界」というだけじゃないですか。わかりますけど。
この呼びかけは、もし現実の学校で蔓延したら賛同する人は多いのでしょうか?しかし、これだけ重いテーマを掲げているのですから中途半端に終わらせてはいけないでしょう。作者の責任は重大です。
好かれる人と嫌われる人、確かにいます。それを考えると「天は人の上に人を作らず人の下に人を作らず」は大嘘です。むしろ「人の上下を決めるのは、天と努力であって誰の子孫かではない」というべきでしょうね。
僕も嫌われるほうですが、なぜかこういう憎悪は起きませんでした。自分を守り、生きていくので精一杯だったからか、それとも夢の世界に忙しかったからでしょうか。
プロレスラーとのケンカをたとえにして開き直る伊勢谷くん、かなりこの二人に心を開いている感じもします。でも真っ向勝負を否定した時点で、人間としてはやはりレベルが下がるでしょう。僕は誰かを守るため、勝たなければならないのなら手段は選びませんが、単なるケンカは相手が何だろうとフェアにやります。
愛里ちゃんののんきなところ、少し心配です。無敵な割には脇が甘いような・・・まあ、臨機応変に対応できるからいいのでしょうが。
伊勢谷くんの「勉強以外でもライバル」とさりげなく佐原に本気宣言して、それを肩を抱く行為を見せつけて応える・・・さすが天才同士、嫌らしいまでにハイレベルです。
靴がない、これには・・・言葉になりません。目の前が暗くなっています。僕もやられたことがあるので。だから愛里ちゃんの「そんなことするしか楽しみがないカワイソーナバカは!!」この言葉を当時聞きたかったです。
自分のEQが低いのではないか、これって・・・本当に怖いです。どうしていいかわからない、勉強や運動と違って努力ではどうにもならない辛さがあります。
愛里ちゃんの優しさはとても大きいと思いますが、でもなんだか脆さを感じます。
で、ブーツですか!でもよく似合っていますね!先生が怒るのは分かりますが、もう少し信頼してもいいですよね。
みんな結構勘が鋭いですね。
確かに「愛里と仲のいい子はイジメに合う」というのはいい作戦だと思います。それが有効だという事自体、人間やめたいぐらい、吐き気がするぐらい苦しいのですが。
これ以上こいつを見たくないです。思いきりひっぱたいてよし、許す。というより僕が代わって殺す。
しかし、結果的にものすごく強烈な攻撃をしたことになりましたね、「F」としては。そこまで計算してでしょうか?
多樹に本当に頼っている、すごく弱い部分・・・この作品、なんともいえない恐怖感があります。大きなガラス板が光を放つほどゆがんでいて、今にも割れそうな感じです。
この愛情の深さはすごく素敵ですね。

「グッドモーニング・コール」今回カラー扉の暖かさ、柔らかさ、可愛らしさはきわめつけですね!見ているだけで気持ちが安らぎます。
この長期連載も後二回ですか・・・寂しいです。
本当に突然、何があったのかと思いました。「せかすようで言いにくいのだけど」とせかしている言葉のいやらしさはいっそ気持ちいいぐらいです。
もう終わった騒動がこんな事になるとは。引越し先がないのは・・・あ〜あ、と肩をすくめています。
百合さんが呆れるのも分かりますが、まあこの年代でそこまで気を使うのは難しいでしょう。
上原くんの「何それ もしかしておれがまだ 自分のこと好きとでも思ってんの?」ここが笑えました!
完全に過去になっている、とよくわかりますね。
見ているのが単身用物件ということにはあまり目が行きませんでした。
一人暮らしにこだわるには、まだ若い気もします。でも西洋ではそれくらいの自立心はあって当たり前なのかもしれません。
でも今も、同棲でも雰囲気を見ていると半ば一人暮らしのようなものでは?家事も大体しているようですし。
ろくに聞かずにだばーと泣いている、まあそうなるでしょうね。
ずっといっしょがつまらない、って・・・殺意沸いてきました。上原くん、自分の現状がどれだけ男にとってうらやましいか、わかっていないのでしょうか?まだやっていないとは言わせませんよ。
菜緒ちゃんの「自然消滅ねらってる」というようなめちゃくちゃな言葉に呆れる・・・のは男の子だからでしょう。女の子が感情的になったらそんなもんです。
この不安は・・・恋が成就して、こんなに長いこと一緒にいても不安はあるのですね。多分、夫婦でも・・・そうか、恋愛結婚というのは愛情で結ばれている分、うまく恋愛感情が枯れて義務でいっしょにいる夫婦に移行できないと、ずっとこういう不安に悩まされるのですか。
そして「同居の相手があたしじゃなくて他のコだったら」これは考えてみるともっともです。
まりなちゃんの驚きの声で一々文化祭準備の手が止まるのは笑えました。
プロポーズは思いつきませんでした。どこから出てきたのでしょう、阿部っち。でも考えてみると確かに。
このポワポワしている菜緒ちゃんは見ていて面白いです。
そしてこの騒ぎ・・・まあわかりますけど。
しかし、本来期待されていた菜緒ちゃんと一星くん、上原くんと北浦さんの四角関係は結局なしでしょうか。
最終回は、とりあえず菜緒ちゃんのウエディングドレス姿が楽しみです。

「アンダンテ」やはりわざとでしょうか・・・「少しは、大人になったでしょうか・・・?」の裏に「―まだまだだね。」と「テニスの王子様」の宣伝。唖然としています。
いきなり洲くんがいて、しかも全部ぶちまけるのには、まずあまりの展開の速さに脳がついていけませんでした。そして認識した時は呆然としています。
再開の痛みがこれで吹っ飛んだようですね。
ネコには罪はないでしょうに。この子供っぽさ、普段と妙に違って笑えます。
タイトルが「アレグロ」というのも笑えました。
本当は倒れるほど緊張していたとは。そして、改めて痛みが広がってくるのが重いです。
三時間も長風呂、って大丈夫でしょうか?水分補給しないと危ないです。何Kgやせたのでしょうか。
説教モードは笑えました。嘘をつかれるのがやだ、というのは・・・親のエゴのような感じを受けます。保護者として考えると、一切秘密や嘘を許さない親はやはりどこかおかしいですよ。
レディー扱いができないのは仕方ないのですが・・・エサ代なんて嘘なのに、それを信じてしまうのもなんですね。
この空気が少しずつ音楽でほぐれていくのはかなりいいシーンです。
近所のみんながその名演奏に気づいて、というのはなんかいいですね。
那都の過去「あの女勝手にタレて」がなんか笑えました。今まではかなり・・・
洲くんをチェックする時、いつのまにか保護者から音楽家の目になっているのがいいです。
電話で「フツーの目で見るとそっちの方が俺にひでーことしてんだぞ!?」が笑えます。言われてみるとその通り。
セリフだけだとヘンタイみたい、というのがなかったらそれほどおかしい感じはなかったのですが、それですごくエロチックな感じになってしまいました。
それぞれの苦しみと・・・決意、なんか胸が重いです。

来月号は槙先生の読み切り、少し雰囲気が柔らかくなりましたね。新人の読み切りや「ちびまるこちゃん」も楽しみです。あ、「ちびまるこちゃん」はこのまま本格的に復活するのでしょうか?

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