りぼん2003年9月号感想
今月号は、燃え進んでいる導火線の束のような…来月号以降怒涛になりそうです。
ドラゴン ベイベ 地蔵 満月 ジュエル 永田町 13金 ウルマニ MAX プラマイ ラブわん ご主人 ポチ スコア めだか 予告
聖vドラゴンガールみらくる
大変ですね、親が有名人だと。
とんでもない企画で「隆くんあたし脱ぐわー」が笑えました。
紅椿さん…またわかりやすい意地悪役ですね。
なぜ杏ちゃんをそこまで目の仇にするのかが謎ですが。桃花ちゃんの娘だから?
窓から髪を逆立たせて…すでに妖怪ですね、紅椿さん。
子供に力がありすぎるのは大変ですからね、封じるのも分かります。
「本当に杏のことが好きだけど?」にはうわっとなりました。
こんな事をする理由が「きらいだからよあの子が 何のとりえもないのにチヤホヤされて」…それが意地悪役という存在の本質ですね。
確かにそんな理由ではこんな事は許されないですが…
変身して、顔を見られたんですから一目瞭然でしょう。
しかし顔まで見られているんですから隠すことはないのでは?両親と相談して打ち明けるほうがいいのに…というか、両親と連絡とっていないのでしょうか。
愛してるぜベイベ
そういう…一体なぜ家族に拒絶されているのか、ぞっとするような感じがします。
ナイフを必死で探す気持ちは分かります。体の一部のような感じになるのです。
このビルの構成からは悲しさともなんとも表現できない、虚無的なまでの…なんともいえない心が直接伝わってきます。
この状況は…あまりにも視野が狭すぎます。ミキちゃんも周囲も。マスコミにリークする、警察に通報する、様々な相談システムを利用するなどあると思いますし、最終的には転校を考えるべきでした。
でも…そう、思考力を奪う力があるのでしょう、学校というものには。
多くの子供たちにとって、他人事ではないでしょうね。こうして友達が悪魔に変わる事も含めて。
自分を守れるのはナイフだけ、という気持ちは僕は誰よりも理解できます。だからこそ、逆にナイフを使いこなして欲しかったのですが…
なぜ両親に言えないのか、僕にはそこが理解しにくいです。でも、なんでも親に言えてしまう僕のほうがおかしいのかもしれません。普通は自分の弱みを親に見せられないのでしょう…
それらのことをゆずゆちゃんに言ったのでしょうか?言ったとしても分からないと思いますが。
「死なないでお願い」結平のこの一言は衝撃でした。
ナイフを捨てたことの意味…僕は、ナイフはそれだけじゃないとわかっています。いつかもう一度、日常やアウトドアでの便利な道具としてのナイフに笑顔で再会できるといいですね。暴力そのものも、各種武道の形で高めていく道はあります。
反ナイフの標語に「持つな頼るな強くなれ」というのがありますが、僕はこう変えたいです…「TPOとマナーをわきまえよ、道具として正しく使いこなせ、自他の弱さを受け入れて自分を高める強さを」と。本来ならそれに、宗教的な言葉も加えるべきですが…アルコール中毒患者ための十二ステップにあるように…
まず叩くことしかできない父親…これも理解しにくいです。
これで本当に解決になるのか、不安ですが…
このまま「問題提起シリーズ」に並行した路線で行くのでしょうか?
おじぞークエスト
とうとう始まってしまいました。
この冒頭部、毎回繰り返されているような…「ロードスという名の島がある。」のようなあれ、じゃないですよね。
しかし改めてみてみるとこの絵…正統派のきれいさとかわいらしさがものすごく高いですね。いつのまにここまで成長したのか。
わかりやすい悪ですな…ドラゴンとかいてあるシャツとか色々な小物が微妙に笑えます。
人質に取られた姫乃ちゃんに、二郎の想像…めかぶといっしょに「ハレンチはてめーだろ!」と全力で突っ込みたくなってしまいました。地蔵にはハリセンは効きませんから、ツルハシか大型ハンマーか削岩機で。
後光と石拳…石拳は痛い、というかあごの骨砕けて当分流動食でしょう。
サングラスをあっさり割るのが爆笑。
胸にごりごりすりすりごりごり頭をすりつけている二郎…「夜ならいいんですね」にもう笑い転げました。このあっさりしたエロは気持ちいいです。
大人になったら、の外人もまた笑えます。
三郎って何のためにいるんだろう、という気もしますが、もし三郎も美形だったらこの話のバランスは大きく崩れると思います。
どっちが好き…「口悪い…?ああ一郎君の方か…」は鋭い!
やっと本格的に始まってどうなるのか、楽しみにしています。
一つ注文を言えば、地蔵についてやるのであれば「地蔵和讃」を何らかの形で使って欲しいです。あれほど素晴らしい言葉はそうないのですから…
また、できれば(仏教について本格的に勉強して)他の仏たちも出して欲しいです。
満月をさがして
大重さん、無事でよかった&かわいすぎ!
さりげなく冒頭で満月ちゃんが吐いているのが気になります。病状が進んでいるのか…彼女があとわずかの命という設定は忘れがちになります…それとも精神的に無理をしているのか。両方でしょう。
三位で五十万…こら、三位の稼ぎはそんなもんじゃないでしょう。このぼったくり。
大重さんのことは話さない…
「ネコ耳の帽子をかぶったパーカーのやたら短気そうな男に」って、見えてますね。
「私は 英知くんひとすじだからv」…悪女。
この那智という人、微妙に怪しいですね。
円さん、あれだけ吹っ切ったのに成功は…まあ成功には十分条件なんてないですから。必要条件はいくつもありますが。「実力よりしがらみ大事にしたら?」という言葉が妙にリアルです。
大重さん…生きていてくれただけでよかったです。
王子と楽しく飲めることがどんなに幸せか…本当に可愛い女性です。
大きい爆竹…まあ犯人は…僕の想像を知りたかったら、タイトルに「拷問処刑」がつく本を適当に…読まないほうがいいです。人格ゆがみますので。
五十万を撒き散らして泣き崩れるシーンも恐ろしく印象的です。
タクトの支えがすごく暖かいです。
泥酔した女性を送っていくとは…うらやましい。おいしいシチュエーションですね…
開けたらいきなりポスターで、「ちょっとどうしたらいいかわからない本人。にじみでる笑顔。」が妙に笑えました。
とろんと酔っ払ってポスター、次いで本人に抱きつく大重さん、可愛すぎ。完全に乙女なんですね。
それはまあ、ほだされますよね。
社長にばれたのは笑えますが…さてどうなることやら。
「なにかあるなら私にぶつければ」それができる人間ならあんな卑怯なことはしませんし、直接攻撃よりこっちのほうがダメージは上です。
那智さんを切りつけた理由は一体?円さんは関係あるのでしょうか?
そして、なにより王子があれから大重さんに何をしたのかが気になります。
みなみのジュエル
透明感が強すぎる絵がうまく活きています。
イルカに恋する、というのは面白いですね。
普通の服で泳ごうとするのがすごい神経です。
誤解は笑えました。
「私みたいに」って、彼女はなぜ友達ができないのでしょう。
だまっていればかわいい…男って馬鹿。
服を着て泳ぐのは元々無茶なのです…鎖を引きちぎるのは信じられません。
鎖がどんなに頑丈だか考えると…自分が絡まっているのにはびっくりしました。
キスで息を補給するとは大胆な。
海でしか速く泳げない…どういう事でしょう。海の申し子?
これから一体どうなるのか、むしろ…海里が心配です。
永田町ストロベリィ
恐ろしい事に気がつきました。
「君がしたのは男として最低のことだよ」という言葉があるまで、夏野がしていたことをあたり前のように思っていました。
疑問を抱くこともできませんでしたし、作品中の女の子たちも基本的に疑問を持っていません。
あたり前のことです、最低のことですよ!
四十日も会えない…そうでしたね、夏休みって。
秘書山の別荘に誘われて「3人(?)で」「あたしジャマじゃない?」の後の間には思いきり笑わせて頂きました。
そーゆーのはしたくない、というのは通常の感覚ですよね。なぜか、ここではそれに疑問を持つほうがおかしいような感じになってしまいます。
このスクープは捏造とも言います。これで読者がこれから触れることになる各種スクープがどのような形で作られているか、少しは理解できるといいですね。
いきなりとんでもないことになりましたね。記事を見せ、「―ごめん 撮られてたなんて気づかなくて」って、謝るのは夏野ですよね考えてみれば…
秘書山さんの質問の速さと的確さは見事。今までのおちゃらけたムードとは違う、有能な秘書の顔ですね。
夏野の無反応が気になります。正義漢ぶる大人に唾を吐きかけるでもない、冷たい無視?それともこの言葉は届いているのでしょうか。
というかなんとなく、この人たちに…最近読んだディック・フランシスの「騎乗」を読ませてジュリアード親子の爪の垢でも煎じて飲んで欲しくなりました。
13日は金曜日?
図書館の片づけ…人手が欲しかったからでしょう。
呪いの本は…どうしても笑えそうです。笑ったら呪われそうですが。
でも、「呪い」と書いてある時点で好奇心を刺激してしまいますね。
この日記は…ちょっとまゆをひそめたくなります。
本音はそうなのでしょうが…
せこい呪いがどんどんエスカレートしていくのが、面白いような本格的なような。
この事故はかなりスリルがありました。むしろ災難なのはこの運転手ですね。
で、対決してどうするつもりだったのでしょう。
確かにこの日記をみんなの前で読まれたら、全てを呪って自殺するのも分かります。
日記を燃やせば成仏する、といってもこの成仏は…無理な感じです。
成仏して、「ありがとう」ときれいにまとまる…ように見せて結局呪うのは笑えました。
この程度ですんでよかったですね。というか、人を呪わば穴二つといいますから、こうして呪ってばかりいると天国に行けなくなりますよ?
ウルトラマニアック
片付いたと思ったら、また面倒なことに…
辻合くんと会って真っ赤になる仁菜ちゃん、可愛い。
相変わらず架地くんと亜由ちゃん、ラブラブですね。
もっとらぶらぶさせてください!
「実行」が久しぶりなのはそういえばです。
信之介くんの乱暴な口調も面白いです。
ミスが基本なのは笑えました!
辻合くんの真摯な告白、ある意味感動しました。
でも、まさかこんな形で紗也香さんが…ちょっとショックです。
いずれ帰ることになるのでしょうか?結構魔法王国とこちらで結ばれている夫婦はいるようなのですが…難しい問題になってきました。
こののぞいている人も気になりますし。
MAXラブリー!
だから警察行けって。せめてフジコちゃんに相談しろって。
多樹の死を意識しての不安はぞっとしました。
で、結果は…でもいくら強くても、人ごみの中からの突然の刺には無力です。
「おまえがムチャする度に…血の気引く思いしてんのこっちだよ」にすごく納得できました。お互い様ですね、お互いカッコつけすぎて…
やっと本当のキス、でも悪い予感しかしません。
伊勢谷くん、二重スパイは危険ですよ?今の会話だって見られていないとは限らないですし。
悪魔教なら、警察や学校などの力を借りるべきです。
なぜみんなこう、そういう公的な力を全く信じていなくて…そのくせ自分の力だけは信じているのか、理解に苦しみます。
警察にどうにもできない存在なら自分にどうにかできるはずはないのですから。
羽鳥さんを疑いながら「だめだ証拠ないし」と切り替えるのがすごい。
僕ら読者は背後の…親とのすれ違いについても同時に読んでいますが、多分愛里ちゃんが聞いているのは「あんたなんかにわかるわけないっ…」の叫びと、表情だけでしょう。それで十分なのでしょうね。
一人一人接触して切り崩していくのでしょうか?でも…それで解決するものでしょうか。
僕としては、あくまで残酷なアンハッピーエンドを期待したいです。その方がこの作品は完成すると思います。
+−ジャンキー
何気なくすごいことになっているのに、全然色気がないのでさわやかです。
いきなり「泊りに行ってもいー?」は本来なら吹き飛ぶところなのに、ごく自然です。
二人の笑顔の交換がとても素敵です。
それが突然、一志と十夜が…鏡が横にひび割れるように。この空気、本当に怖い。
「あいつは俺の嫌がることなんでもしたい」って、それって…かまって欲しい、相手にして欲しいということでは。屈折していますが。
僕と兄のようにお互い完全に無視し、他人行儀に配慮できて初めて一人前です。ちょっかいなんてかけるようではまだまだ幼児ですね。
友達ん所泊りに…ばれてますね。「あたしん時のフォローもよろしくね―」は笑えました。
「半端なものじゃないってわかったから」という時の迫力、相当なものです。
ちょっと、無理に仲直りさせようと余計なことをしたら…パターンとしては最後にうまくいきますが、それまでに想像以上に辛い思いしますよ。
「バイトたいへんだったー?ごはんできてるよ」「おーもー腹へったよ」の会話、夫婦そのものじゃないですか!もう「あなた、ごはんにします?お風呂にします?それとも」に近いのりです…っていきなり抱きしめてますし!
というか、ドキドキして拒否したりしないのでしょうか。
あっさり一緒に寝て、何もしないとは…二人とも本当にやりたい盛りの16歳?
ま、平和でいいですが。
ラブわん!
爆笑!
寅くんの不機嫌、今読み返すと可愛い…
羅王寺くんが普通に話しているのがまた面白いです。
確かに他の人にやつあたり…ここの、のあちゃんの感動的な言葉が…真相を知っている今はギャグになってしまいます!
夏花先生がかばって殴られたの、これはショックだと思います。
自分の中の魔獣に呆然とし、「人間やめてぇ!!」ともがいているのが…ぞっとするほど強く伝わってきます。
南斗中…また濃いネタを!でも、ならもう一つの学校はジェイソンじゃなくて元斗にするべきでは?
お母さんのキャラには…崩れ落ちました。あれを抱えて稽古、で分か…らないです。
「女の子と二人きりにしとくのも心配なとこだけどのあちゃんなら平気な気がする」がまた、よく見ていますね。
犬としての抱っこが何だか心温まって…それでいきなり人間に戻るのは爆発しました。
やっと「幸せにしてやれよ」が言えて、カッコイイと思ったら…この真相に大爆笑!
あ、夏花先生…寅ちゃんの気持ち、百も承知でもてあそんでますね!悪女だ!
ジェイソン中の皆様には災難でした、としか。たださりげなくチェーンソーとか斧とかすごい武器持っているんですが…もう穴があったら入りたいというか本気で人間やめたいというか、暴れるほかないでしょう。
何度も読み返しているのに笑いすぎで腹が痛いです。最高!
いとしのご主人サマ
受験…大丈夫ですか?「どこぞのだれだよ」とは普通言わないですよ。
あの状況じゃ混乱するの、あたり前です。
ナチュラルにいつも通りなの…まさか、別れ話を本気にしていない?
指輪を返すとは…大胆な!
「紗央ちゃんったらもうかわいーvv」には潰れました。
で、「無断で人の犬に手だすなよ」…呆れて物も言えないです。
感情的にめちゃくちゃになるの、見ていて可愛いですが…飛呂くんも少しだけ見せた本音が可愛いと言うか。
窓から見ている北斗&紗央夫婦が何だかいいです。
とりあえず、受験頑張ってください。きっとマンガを描くのにも力になると思います…特に文系科目はすぐに。
POCHI
全体を通して読むと、本当に堪能させられるものがありました。
ええと…木の枝に火をつけるのはこんな簡単ではありません、悪しからず。こんな簡単にマッチ一本でついたら苦労しませんって…ポケットティッシュのほうが説得力はあったと思います。
あと、叩きつけなくてもカバンなどをかぶせればそれで消えますよ。叩きつけてあおぐから煙が出たのでは?
直実さんもしつこいというか…なぜそこまでするのか、僕もわけわからなくなりました。
直実の行動、態度は本当にわけがわからないものでしたが…この説明で、僕には理解できないものの普通の女子には理解できるように考えています。
恋人以上というのは一体…あ、家族?
今日記を返したのは、このタイミングしかなかったですね。ほっとしました。
彼のピュアさに応えていける自信がない…それが「普通」ということかもしれません。ではミケちゃんも普通じゃないのか…そうなのでしょう、直見のことや両親のこと…深淵を見ていることが…
カラスでのコミュニケーション、取り調べしてる人も狂いそうな感じでしょうね。まあ、危ない犯人は多く見ているでしょうが…
行かないことを選んだのはほっとしました。「信仰を持つのは本来尊いことだと思うんだが…」という言葉は最大限の配慮でしょう。
カルトに悪が混じるからといって宗教そのものが悪とするわけにはいかない、さらにカルトは宗教は違う、カルトは悪で宗教は善だとするのも微妙に間違い…子供に分かるように伝えるのは難しいでしょう。
そこんとこ、挑戦して欲しい気がします。イエスの生涯や「出家とその弟子」のコミック化などで…
そして最後に出てきた女神像、これが言いたかったことの全てのような気がします。
お互い告白とかじゃなくて、もう子供の名前まで行ってしまうのが…ほっとします。
あらすじの解説は難しい、けれどもしっかり読むと多くを与えてくれる…こういう作品もいいですね。
HIGH SCORE
シナリオ見せてください、ぜひ。ラブストーリーで血の惨劇、それはそれで面白そうです。
部長がロミオ…以外と似合っている、というか正宗先輩とは別の意味でこの二人お似合いでは?「ラーメンにマヨネーズ」「おせんべいにジャム」の会話なんて、ちょっとキャーキャー言いたくなりましたよ。
というか部長、正宗先輩までもてあそんでいるのって…すごいお方だったのでは。
血の実物は不自由しませんね、ここでは。
沙夜ちゃんが嬉しいのは分かります。
めだかの学校
田中先生の成育史…すごく怖いんですが。
学生証まで切れていてまともに写っているのがレア…でもまあ、こういう写真はみもふたもなく言うと一番需要が大きいのは本人および家族なんですよね。ごく少数の美形+もてる子を除いて。
来月号は今月号の導火線がまとめて爆発してくれるでしょうか?
新登場作家の読み切りも、素朴で素敵な絵で楽しみです。