りぼん2006年1月号感想

増刊の「チャレンジ・りぼんグランプリ」企画には、あまりのうらやましさに二十本連続切り返し(素振り用の重い木刀で…剣道経験者ならどれだけきついかわかるでしょう)をしたくなりました。
なぜ「りぼん」は僕が「なかよし」にしてほしいことばかりやるのでしょう。といっても失敗しても僕に責任がないのが複雑です。
それが大きな花を咲かせてくれたら、「なかよし」も同じようにやってくれるでしょうか…というかここまで種をまき、苗を育てて花が咲かなかったら神を恨みます。

付録のマフラーはタグを外せば僕でも使えそうです。ブルーであれば使ったでしょう。まあ室内用のひざかけにしています。

アリスから魔法(松本夏実)ロッキン☆ヘブン(酒井まゆ)HIGH SCORE(津山ちなみ)ラブ・ベリッシュ!(春田なな)紳士同盟+(種村有菜)メルめるメ〜ル(萩わら子)姫君のアイコン(小桜池なつみ)保育園へ行こう!(樫の木ちゃん)アゲハ100%(武内こずえ)Ya-Ya-Yahがやってくる!(北沢薫)ブルー・リボン(持田あき)次号予告

アリスから魔法
微妙にアリスの雰囲気とは違いますが、すごくいいです。本当に子供向きの作品なんて今時めったにないからなあ(涙)
このタロット(tはサイレントですが、いちいち注釈を入れて気取るのは面倒なので以下本作ではタロットと呼びます)も独特ですね。我流のタロットは危険がありますが…どれだけ本当の意味を理解しているか、これからじっくりとチェックしましょう。さて、どこにしまったかなクロウリーの…
ネコも可愛いですし、どんな影響があるのか楽しみになります。ホームズとワトソンという名前もすごい。
家族も面白い構成です。
手品師と占い師というのも面白い組み合わせです。でも占いとシャッフルの腕は関係ないですよ。
あ、銅と胴で誤変換めっけ。
泉くんもとても楽しみなキャラです。
いきなり異世界のトラブルが…そういう話ですか…さて。
占い師が星に詳しいのは当然ですね。
いきなり接近したら星の雨…そして…うさぎ!うわ、やっとアリスになってきました。
ドッキリ、ねじ、現実逃避のさん連発もさすがに楽しい。
「好きな人の気持ち探ろうとしてますネ」の指摘は苦笑しました。
熱が…生意気だった弟くんもこうなると可愛い。
呪文が英語なのは確かに…でも古ヘブライ語にしても手間なだけですね。
アリスに変身したのも楽しい。
本当の夢は…うわ、意外です。
この助け方も、変に力に頼らないで励ましてイメージを作って、というのはすごく面白いです。
ミントくんが手本を見せてのダンスも楽しいです。
で…さて、次回からどうなるやら。すごく楽しそう、そして安心して幼い子供に見せられそうな作品です。

ロッキン☆ヘブン
残念ながら、とことん間違ってます。弓道や剣道同様指摘する権利はあります、男子高が共学になるという事態を僕(と近い代の高校同窓生)以上に知っている人はいません…実際に僕の次代から共学になったのです。
一言で言えばみんな煮えちゃっていました。男子なんてたわいのない生き物ですよ、本当に。
男子を怪物みたいに描くのはここしばらく「りぼん」でよく見ますが…もっと単純です、はい。
制服のみで高校を選べるとは…余裕ですね。もっと上も合格していたとか?
僕の入学祝いは(以前から時々使っていましたが)モンブランの万年筆で、三年間他の筆記用具はテスト以外ほとんど使わず愛用して…確か卒業前後、クラスメートみんなで食事をしたときに落とされて先端が曲がって、落としたやつが修理するからと持っていってそれっきりだったか…懐かしいです。昔の僕は高級品を大切に使うタイプでしたね、傘や靴も。
理系クラスというのはうまい設定です。確かにそれなら極端な男女比も出ますね。
女子の制服がすごく評判がよかったのは僕の次の代からも同様です。僕の次の代の偏差値は男子が+2、女子が+5といわれていました…
男子が多いってことはかっこいー人がいる確率も多い…ふっ。熾烈な競争率を乗り越えた後輩女子のレベルときたら…実もふたもなく言えば顔のランクと偏差値(平等を根底から否定するようで残念ですが、運動能力も親の地位収入も…ちなみに平等とは法の下、神の下の平等であり、優劣を一切認めないなら人の多様性も認めないということです)には有意な相関がある…さらに新入生女子は自分たちより頭がいいので余計に萎縮するんです。
というか、みんな一年生なんだからそんな飢えているはずも…あ、ほとんどエスカレーターでしたか。でも僕の高校も結構エスカレーター組が多かったような…
色々調べたり漫画家を目指していたり、晶ちゃんも面白いキャラですね。彼女はうまく順応できるでしょうか?
というか他のクラスの女子と交流することは考えないのでしょうか。
母親の「制服貸せ!」は爆笑しました。
えーと…僕の記憶では、女子が入ってきてから男子は借りてきた猫のようにおとなしくなりましたとさ。
そこらに散らばっていたエロ本の切り抜きも消えましたね…そういえば。なんか涙が出てくる、懐かしすぎて記憶から消した思い出が次々と…えらく問題作だなこれ僕にとって…
この問題は、単に時間内に解くのが無理なだけでは?というか問題全体は…わかっていて難問の一部を書いているわけじゃないですね。大して難しそうでもないですし。まあ…同じことをやりたい作家がいたら、大きい図書館で岩波基礎数学選書から適当に選んで後半の章末問題を部分コピーして数値を適当にいじって書き写せば、難易度は保証します。
僕が教師だったら解こうなどという馬鹿なことをせず「この問題は大学院の修士課程相当だ、最優等生でも五分はかかる。瞬時に解けるのは故ファインマン博士ぐらいか、そのレベルでなければいやなら欧米の超一流大学に留学すべきであり、そのためには最低でも今後オール5とTOEFL670が必要だ、授業が嫌なだけなら受けたい生徒の邪魔をするな」と淡々と授業を始め、「大学」「中庸」の丸写しを宿題に出すだけです。それでクビにされるようなら、そんな腐った学校こっちからお断りですよ。
一体何をやりたいのでしょう、彼らは。損をするのは自分であり、学費を無駄に出している親です。「こんなことして楽しい?」はまったくの同感。僕も間違いなく同じことを言います。
「女共が調子乗らないうちに」って、男子高育ちの男子にとって女子がどんなに大切な、そして怖い存在だかわかっている僕にはまったく感情移入できません。心理的に非現実的です。
この意地悪、もしかしてこいつら…僕の同級生たちよりはるかに子供なのでは?だとしたら鼻で笑うほかありません。ひたすら気味が悪くてむかつくだけ。
「脱げ」コールですが、あの時分の男子校育ちは女子の下着姿なんか生で見たらパニック状態になりますよ。
ま、こうして別の面が出てくるのは…
男女対立を過激に延長したいのはわからなくはないですが、男子校生徒の心理生態をまるで知らない…というかまあ知らないのはあたりまえです。教師などの経験があればある程度知っている可能性はありますが。
まあ女性が描いて女子が読むファンタジーにがたがた言ってもやおいに文句を言うのと同様何にもならないので、自分の高校時代とはまったく無関係なファンタジーとして生暖かく見守りましょう。『オモチャのYoYoYo』と同じぐらいの間違いでしょうし(問題発言)…
というか本当に母親が入れ代わるのも見てみたいような。

HIGH SCORE
やぶへびから始まって、めぐみちゃんとときわづの対抗は面白いですね。
増田も…本当にラブラブなんですね。愛情の深さと浮気性は共存しうる、ってなんだかバンコランとマライヒを思い出します。この嫉妬は可愛いぐらいです。
というか過去はそんな感じでしたか…容易に想像できます。
「アレを見ても別れなければ」には爆笑しました。でも前のページの最近の争いを見れば、心配はいらないですね。
メグの思い出は毎回強烈です。

ラブ・ベリッシュ!
ま…要約すれば振られたということで。
「最高に今来なきゃよかったと思ってる」はなんだか渇いた笑いが出ました。
邪魔しない宣言に、この誤解は…もはやこの思考回路がお約束になる時代なんだなあ…笑えましたが。
雨芽ちゃんがなぜエントリーされなかったのかというかなぜ彼女と由夜ちゃんと梓くんが木苺寮なのかすごく謎ですが。
お、「雨芽」と名前呼び…期待できる展開です。
よく一緒にいた女の子…色々と因縁がありそうな伏線に胸がきゅっとします。楽しみですね。
しかし、彼らにとっては顔以上に木苺寮の方が重要なのでしょうか?差別意識とはそんなものかもしれませんが…でもそれだったら、梓くんも同じではないでしょうか。
かばって「俺が責任とるから」は強烈な迫力でかっこよかったです。
確かに「ケンカじゃなんの解決にもならない」…時にケンカがきっかけで解決に向かう場合もありますが、この件はそれが期待できないほど深刻なんでしょうね。
いきなり部屋に、これはびっくりしました。さて…うらやましい…まあ、僕や由夜ちゃんが考えているようなことにはなっていないと思いますが。

紳士同盟+
ひたすらまっすぐな恋心だと思ったら…別の面も出てきましたね。
灰音ちゃんの心の闇の部分も誠実に、これでもかとえぐっているのはすごいところです。
どうしても自分を正面から受け入れられない…それを一番知っているのは、むしろ本物の閑雅かもしれませんね。
「子殺しより親殺しの方が罪深い」…本質的には、権力関係です。でもアガメムノンが娘を犠牲にしたのは容認され、逆にアガメムノンの妻と愛人がアガメムノンを殺し息子の命も狙って、その復讐に息子が母を殺したときにはしつこい復讐の女神に悩まされました…
「父様のこと「嫌い」って言ったらみんな私を「悪い子」だって言う」というのもすごくびくっとする言葉です。僕なら別にそんなことはない、親の人格が壊れていたり相性がどうしても悪かったりすることはあるし、傷は傷なんだと…ただし一度想いを全部肯定してから、親の恩は簡単には判断できないので、いいこともあったかもしれないとは付け加えますが。といっても、ジュディス・L・ハーマン「心的外傷と回復」をなぞっているだけで、今はあの本には批判も多いです。
背景事情があるはず、という冷静な分析も、もしかしたら灰音ちゃんにとって本物のほうがプラスになる存在でしょうか。デメリットが多すぎるという分析も的確です。
「あの雪の夜みたい」で、気づいてくれたことが嬉しくて…ここの彼の気持ちはよくわかります。
潮ちゃんも全部知っているわけではなさそうですね。
そして変態教師の…違う意味でもここはいいシーンですね。
「愛よりスクープ」は偉い。晴れてマスゴミに就職しても初心を貫いてください。
というかプラチナなら、今更なのでは…?
静かに怒っている潮ちゃんがかわいい。
そして…偽者の反応もまた最高。むしろかわいそうになってきました、いいかげん気づけよって。
どっちもすごく気づいて欲しいのでしょう…やっと両閑雅の気持ちがよくわかるようになってきました。
本質的には、もう父親との対決だけですねこの作品は。あと潮ちゃんの心の闇と…真栗&灰音コンビは、殴りこみのときにもう一度楽しめそうですし。
先が見えてしまうとつまらないので、すごいどんでん返しを期待しています。

メルめるメ〜ル
はあ…我慢して中華料理などすごく重くて大人の味を飲みこんで、熱いお茶を飲むぐらいほっとします。それからさらにアイスクリームのデザートで、またたっぷりと舌をやけどしそうなお茶がついている…それ以上のご馳走はありません。
僕もメール攻撃をしていると思いましたが…ま、恋する乙女はそんなものでしょう。「何してんの」も同感ですが気持ちはわかります。
和美ちゃんのツッコミの厳しさはすばらしいです。「まずは友達を目指したら」という忠告もいいですしね。
そこにいたというのは笑えました。
ずいぶん明るく誘ってくれますね。
一人だけ緊張している明流ちゃんと、のんびりな三人の対照が面白いです。まあ好きな子の隣に座ったりしたら…
ハンバーガーが食べにくいというのも…高瀬綾先生の昔の読みきりを思い出しました。
メールはこういうときにも便利ですね。
一々金が出て行っていることを考えると頭が痛いですが…もしメールのたびに、携帯電話にその料金をコインで入れなければならないとしたら…クレジットカードと同じ罠です。ということはもし電子マネーが一般化して、手のひらを読み取り機にかざすだけで払えるようになれば、みんなすごい浪費をするように、でもその分景気はよくなる…閑話休題。
のつもりが、これを書いている最中、今実家なので一定以上は有料になるH"のデータ通信が入りっぱなし…高額請求書が他人事ではなくなった…
緊張しまくってレタスだけ残ったのは笑えました。
待ち受けもやはり可愛いです。
送信してぎゃあぎゃあばたばたして、離れてドキドキして、鳴ったと同時に駆けつけて…たまらないです!
懐かしいというか新鮮というかうらやましいというか、ため息が出てきます。僕にもこんな時代があったんだよなあ…メールとかはありませんでしたが。もし携帯電話やメールがあれば、僕も似たようなものだったでしょう。
長文メールに暴走して返信がなかったのも笑うしかないです。
和美ちゃんも忍耐強いというか、いい友達ですね。
やはり石になって、いきなり暴走…これは男子が苦手なだけですが、先生に追われて…ここで出てくるのはまさに白馬の王子様。
女装までしてくれるなんてよほど楽しいことが好きなんですね。
しかも制服交換!すごい嬉しいでしょうね。というか着替えはどうやったのでしょう。ガラスの影で見えてたりして…
ストレートにいきなり「友達になって下さいっ」はおなかが爆発しそうでしたがストレートですばらしい。
すごく素敵な人ですね。これからどうなるのか…いよいよ波乱でも面白そうですし、いきなり強烈スキンシップでも楽しそうです。
やっぱりこういう口直し作品は必要ですよ、それがないといいかげん嫌になります。

姫君のアイコン
これはまた華やかな>扉
しっかりつかまって、ううん…強烈ですね。
やっと優姫ちゃんが出てきて話が始まって、今回でやっとわかった三角関係のしくみはすごくよかったです。
慎理くん、思いやっているのに無神経な言葉を。
真相の、みんな優しすぎて動けなくなってしまっている…客観的には「バッカじゃねーの」はわかります。いいきっかけになったようですね。
慎理くんの泣かせてあげる優しさ、亜姫ちゃんの強さと思いの深さ…なんだか涙が出そうになりました。

保育園へ行こう!
延長決定のようですね。ここからどこまで引き延ばすのでしょう。
手を合わせるところはちゃんと躾が行き届いていますね。
ほより先生のちゃんとした仕事も描いている、それを見ている優しい元彼卓志さんの視線…
いきなり大人の恋が始まるのはドキドキしますね。
昔の二人も色々面白そうです。その時代のエピソードも番外編で見たいですね。
別れ話と思ったらプロポーズ、でも…なるほど。しにせ旅館の若旦那では、どうしようもないですね。
心愛ちゃんの模範解答も、涙がうまく引き立てていますね。
この男女雑魚寝も見てみるとすごいですね…
特等席といっても、まあ通り越して川の字になっていますが。
太陽くんにこんな赤ん坊のような面があるとは。真広くんもこういうところではさすがです。
これでやっと二人きりの時間ができた、というのがなんだかほっとします。これは後で生きてくる貴重な時間でしょう。
心愛ちゃんの母性の描写もすごくいいですね。暖かさが伝わってきます。
で、そのままこういう形で一緒に寝るとは…というか彼、余裕ありすぎ…
ほっとしていたらデートって、かなりまずいですね。余計誤解が深まるのが目に見えています。
というか陸ちゃんも、結構真広くんの心はわかっているのでしょうか?
結局結婚するわけじゃない、少し寂しい結果でしたが、まだこれから年月はあります。いつか仲良し夫婦として、今日のことを思い出にすることが楽しみです。
新しい子供が出てくるのはどうなるのでしょう。
いきなり子供目線で全部解説するのがちょっと笑えますね。しかし変な子。
さてどんな風にこのデートをぶっ壊すのでしょう。キッズパワー大暴走?楽しみですね。

アゲハ100%
一度はゆっくり幕間劇でのんびりさせて欲しかったのですが…まあ冒頭の家族紹介シーンでのんびりしましょう。
あのこと、お別れって…凛ちゃんが海外にでも行くか、祖父母が確実に殺されるか二つに一つですよね…
お別れをこうしてはぐらかすのはちょっと苦笑しました。逆に強力なサポートがいなくなったということでもあり…まあいい別れ方で、凛ちゃんも「如月くんが好きになったのが蘭さんでよかった」と落ち着いたようですし。
この新メイクボックスも、なんというか…ロボットアニメでの乗り換えか強化改造みたいです。
緊張しまくりの罠の子、それが…「あんたもスッピンになってよ」というのは確かにうまい罠ですね。
「とても悲しいことにね―…」と、この作品はちゃんとあちこちでメイク、おしゃれの危険性も述べているのがいいところです。
信じているから、という言葉もすごい迫力でした。
自分の変身と優しい言葉にかばってしまう、今回の依頼者…その信頼と、本当に人格まで変えてしまう魔法には毎回びっくりさせられます。
そして…やっぱりこういうたいしたことのない悪意が一番怖いようですね。
先代の時代とは違い、今は悪意が充満しすぎていて純粋な善意はつぶされる運命なのでしょうか…

Ya-Ya-yhaがやってくる!
ひでえ。まあ、誰にでも残酷な子供時代はあるし、それは大抵復讐される…ふっ、何年か後ワイドショーの主役になったときに思い知るでしょう。
「いくらあのおば…マネージャーにフラれようとさ」…「えっ失恋するんですか?」には吹っ飛びました。
大正の世は…まあ、その前後の時代よりはるかにましですよ。前は明治時代で生活面は江戸時代の延長、後は戦争でいい男の大半は戦死です。
番組になると一気に華やかになりますね。
二人とも男というのが面白いです。これからもどんどん、架空のぶっ壊れた芸能人が出てくると面白そうですね。
さてあっさり優勝、こういう大人のシーンは妙に緊張しますね。
葉月さんのボケっぷりがまたいいです。
この手本も爆笑しました。
でも、やはり本物にはかないませんね。すごい。
「えりごのみしてる場合かよ」「おばさん最後のチャンスだよ」には爆笑。
で、いきなりすっかり忘れていた過去とのつながりが…はてさて。

ブルー・リボン
最後まで、ある意味好き勝手ですが堂々とやりとおしたという感じですね。
雨でかすむ街の感情描写はすごい。駅などの描写も。
心が通じたはずなのに、微妙につながらない…この違和感ともどかしさの描写はすごいとしか言いようがないです。
そして、いきなり連絡不能…そうきましたか。「もう運命の力じゃなくて」という言葉もしびれます。
東京が雨ならこちらは雪?このかすむような街の描写もすごいです。
ちゃんとそれなりの装備はした方がいいと思いますが、それはそれで若さですね…
電車が止まったときの焦りもすごくドキッとします。
昔の回想から…でも「出逢った日から三年〜聞いたことがないよ」って、そんな何十人もの人から愛の言葉を聞かされたんですか?
雪の中での再会と、まっすぐな言葉はストレートですごく素敵です。
過去形の感謝から、はっきりと未来を見据えて…う〜、胸が痛い。
二人の濃厚なラブシーンも、不思議なほどさわやかな印象になるのが持ち味でしょうね。
二年後のエピローグも素敵でした。さりげないプロポーズと、最後に胸が跳ね上がるような言葉…
ずっとどこかで病気の再発を恐れていたので、すごくほっとしましたし。
危惧していましたが、すごくいい作品でした。次回作も楽しみですね。

来月号でやっと主力がリニューアル、という感じです。ただ主力は使われすぎている気もします…まだ未熟な作家も多いのに。

いしかわ先生のフレッシュ読みきりも明るくていい感じの絵柄で楽しみです。やはり明るくないと。

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