りぼん2006年11月号感想
付録のファイルケースはとても使いやすいです。
ノートが汎用でないのが少し残念。
新人たちがどんどん頑張っていて、すごく新鮮な感じの雑誌になってきています。本当にいろいろなタイプがいて楽しいですよ。悪く言えば百打ちゃ当たるですが、戦争では特殊な狙撃以外全ての射撃砲撃は百打ちゃ当たるです。だから必ず勝利する道のはずです！というかこれで負けたら冗談抜きで袋小路で絶望です…
素敵な新人若手がたくさんいるのにめったに本誌に出てこない「なかよし」ファンとしてはうらやましいですよ。
これからが楽しみです。
青空ポップ（小桜池なつみ）CvCvCv(中島椿）HIGH SCORE（津山ちなみ）ロッキン☆ヘブン（酒井まゆ）天下無敵R（武内こずえ）ラブ・ベリッシュ！（春田なな）パワパフガールズZ（込由野しほ）シュガーズ☆（黒崎みのり）とっておきのうた（雪丸もえ）たらんたランタ（槙ようこ）アニマル横丁（前川涼）紳士同盟†（種村有菜）生物彗星WOO（加々見絵里）ドクロ×ハート（村田真優）次号予告
青空ポップ
いよいよ本番実質第二部、いきなり結構な試練ですね。
見開き巻頭カラーの華やかさはさすがにすごかったです。
あれから半年、頑張っているようですね。
撮影シーンの華やかさもいい…と、そこで突然「このままじゃ伸びない」と楽しみにさせてくれる一言。
奏多くんも、言われればわかる…それぐらい大きな欠点？そのため、といっても多くのスタッフにも迷惑をかけるとは…大胆なことをします。
奏多くんの、殴ったほうが痛いというのをしっかり描いているのもすごく説得力あります。
理子さんのドライさは吹き出しました。
いきなりオーディションとは、どんな素敵なものが見られるやら。楽しみです。
何が足りないのか考えると、なぜ十分の一になるのでしょうね。
気分転換と書いて、ルビはデートでよろしいでしょうか？
織花ちゃん、脚立に乗らなきゃ同じ場面に入れないほど小さくなってます…
足りないのはそういう努力でしょうか？
努力が表に出る…でも正しい方向の努力でなかったら、それまで見えてしまうのでしょうか。
見つけたと思ったらもう暴走、そういうパワーはすごいです。
足りないのは自信でしたか。特にモデルのような仕事は、何を努力すればいいのかわかりにくいですしね…競技スポーツなら基礎の反復練習、勉強なら漢字や計算練習などわかりやすい積み重ねがあるものですが。
奏多くんの信頼が自信につながる、というのも面白いです。
矢野くんの嫉妬は実にストレートで可愛いです。
CvCvC
元気で可愛くちょっとエロ、いい感じで洗練されています。題材もよく自分の長所を生かしていると思いますよ。
実際、今時の文化祭でメイドカフェが本当にあるのでしょうか…なんかたくさんありそうな気がする…
五歳と同じパンツじゃ色気ゼロですよね。
みんなに可愛がられているのもよく伝わってきます。
ばんそうこうでごまかすのもある意味子供っぽいですね。まだ小さいと知らせてもっとつめてもらえばいいのに。
コウモリは写実的に描いたら不気味なだけですね…
それで落ち込んでいたら、いきなり背後から…うわかっこいい！
いきなりのキスも強烈です。
それで本当に体がはちきれるとは…といっても、本質的に色気がない絵なんですね。まあその方がこういう題材を安全にできます。
大人になってみたら似合いますね、この服。
友達が気づいてくれない、というのも、読み返してみるとごくさりげなく描いています。
いとこというごまかしも強引な話で…。
大人だと楽しい、というのも楽しさがストレートに伝わってきます。
僕も、大体は背の高いほうでしたから、逆に背が小さかったらどうだったのでしょう…
胸が出そうになる無防備さも、自分の体に慣れてないからか…単純に子供っぽいからか。
友達が「はにぃそのものだね」と結構わかってくれてるのは苦笑します。
ロビンの再登場は唐突ですがペースはいいです。彼の意地悪な性格は見ていて面白いですね。
そして彼の冷たい人生観とのまっすぐなぶつかりが…
外見が変わっても気づかないから真の友達じゃない、というのは違いますね。単に、人の体型が変わるというありえないことを心が受けつけないだけです。
本当に真の友達かどうか問われるのは、自分が世間を敵に回したとき…いじめられ始めたときも含む…味方になってくれるかです。それを越えられる友達なんてほとんどいませんけどね。
「おもちゃ2にしてやる」って…なんか面白い奴です。違う世界の住民…人間と魔物、死すべきものと不死身だけでなく、人を善と見るか悪と見るかなど全然違うのですからお互いほっときゃいいのに。
この火事は常にありえる、非常に危険な事態ですね。
強引にキスさせようというロビン、それにだいっきらいといいながらキスするはにぃ、なかなかここのやり取りは迫力があります。
火事だけでなくその記憶まで消してしまうとはすごい。それで夢だと思ったら…
この色気不足の絵柄で過激なことをしても楽しいだけです。楽しみですね。
HIGH SCORE
ある意味すごいものを散々見せられて泡吹きそうです。
先生の暴走は爆笑。
ロッキン☆ヘブン
意外な展開ですね、ある意味。どんな邪魔が入るかばかり考えていましたから。
キスシーンの、イメージと現実とのギャップで混乱するのが妙にリアルです。
「幸せすぎて涙出てきた」というラブラブと、そこからいきなり「たしかにウザイ…」の行ったり来たりが面白いです。
想像したら確かにすごいながめになりそうです…でもみんなに知らせないことが、後に爆弾にならないでしょうか。
といっても後ろを向いた隙にチュ、って彼もやりますね。
夏休みののんびりは実に楽しそうです。
「一生夏休みでいいのに」「それはそれで切ないって親戚のにーちゃんが」は笑い崩れました。
気を遣って出て行く晶ちゃん…彼女から見ると紗和ちゃんはそう見えるんですね。
逆に自分は…こういう疎外感はよくわかりますが、これ以上は危ないですよ。準ひきこもりになってしまったまま夢が破れたら取り返しがつかないですよ？
やはり椿も気づいてましたか。
自分が落ち込んでいるときにこういう笑顔で「ありがとね」といわれたらたまらなくなる気分、なんかわかる気がします。女の子にとっては余計わかるのでは？
約束、と指きりで少しは親友という実感を持ちそうになったら、彼女には他の女友達も…
「何を期待してたんだろう」というのもぐさっときます。僕が何も期待しなくなったのはいつからでしょうか。
あっち側とこっち側…これが嫌になるほどわかってしまいます。僕もそっち側の人間ですから…でも、晶ちゃんは単に、夢をうまく世間と合わせることができなかっただけでは？ちょっとしたことですよ…まだ引き返せます。
「仕方なく仲良くしてたんでしょ？」という言葉を言ってしまうのも、僕に近い強い疎外感と被害妄想を持っているのでは…
この展開はいろいろな意味で楽しみです。
天下無敵R
色々つっこみどころがあって楽しい作品です。
包丁の使い方、左手が微妙に違う気はしますが気にするほどでもないでしょう。
ご飯がなくて、雀ちゃんも可愛いことしますね。まあ手紙というのは悪い手ではないです。
いきなりキスが兎、って大丈夫でしょうか？人畜共通伝染病はないでしょうか？
さらにおにぎりを口におしつけるのもわかりにくい行動ですね、わかってみると可愛いですが。
「米にあやまれ」って、よほどいい躾を受けているんですね…米は八十八の手間をかけて、というレベルの。
次郎の両親もこの世界によく合うキャラですね…大げさに言えば「三丁目の夕日」感覚の世界なんでしょうか。
「なんでオレに聞かねーんだろ」…なんともいえずわかってしまうんですが。苦手なのよね、とはずいぶんストレートにいえる子です。
学校に当然のように持ってきてしまったのって、兎にとってはかなりのストレスでは？
女の子たちにきゃあきゃあ言われるのも。
「オレも一応女の子なんだろうが（自分で言ってて気持ち悪いが）というのも面白いですね。自分の女の子としての面に直面することがあまりない…？
梨のギャグはさりげなくうまい。
そして、女の子の陰口が我慢できない…僕自身も陰口や悪口が嫌いですが、女の子としてはどうなのか不安です。
ちなみに次郎ちゃんのほうがよっぽど空気読んでいると思いますよ？下手をしたら、陰口が嫌いだというのは女の子の社会に背を向ける宣言ですから、それがいじめのきっかけになってもおかしくなかった…。
兄のアドバイスもそれはそれで…伝わってはきます。彼女向きですね。
それでいきなり行動とは…それで白鳥さんがここにいるのも、次郎ちゃんの掌の上で動いているような感じですね。
言葉がダメなら行動で…って何もいきなり押し倒すことは…
あまりにもストレートな言葉ですね。
どう接していいかわからない…それもなんだか身に染みる言葉です。
次郎ちゃんの強引な「仲直り」って、それはもう…かなりすごい奴ですよ。
それでドキドキするなんて、そりゃまあこんなすごい奴じゃあね。
ラブ・ベリッシュ！
女の子って恐ろしい…ただただ震えていました。
勝算0、という言葉にドキドキしていたらいきなりなんて顔を！
渚もびしばし容赦なく行きますね。「どんだけしつこいのよ私」…無意識に本音が出ましたね…
そして…由夜と梓の唇は触れたのでしょうか？
わかっていたことに気づくことができるって、本当に強いんですね。
昔の話を読み返してみると、初読時は怒りにまぎれて気づきませんでしたが、三人の関係自体がバランスが悪くなってぎくしゃくしていたんですね。
「死ね」というのはよくわかります。
それが梓くんが木苺寮に入った理由もあっさりわかってしまいましたね。
それで「だったら最後まで自己中貫きなよ」…って、すごく激しい性格ですね…
本当は梓を殴りたいのは渚自身では？
そして…一発殴って、の予定が「殴られるより痛いでしょ？」には参りました。とことん女の子って恐ろしい生き物です。このシーンは本当にすごく心に残りました。
しっかり恋して、しっかり失恋を受け入れる強さももっとすごいかも。
出ましたっ！パワパフガールズZ
今回の扉はすごく可愛い。
みやこちゃんの恋話も楽しみです…っと思ったら小さい頃の話でしたか。
でもすごく素敵です。
しゃぼん玉を重ねる技術も確かにあります。
そしてそのモンスターが…しゃぼん玉を重ねる技術だけなら他にもありますが、名前は…あの男の子の病気？死んでいてこのモンスターはクローン？
一体…胸がずきずきします。
シュガーズ☆
いきなりじゃんけんというのも楽しい出だしです。リーダーって…本気でやってた沖田、おしつけているつかさそれぞれの反応がまた楽しいです。
学園祭でライブ…確かに軽音系にとっては重要な舞台ですね。
会長も面白いキャラですね。同好会などとして認める努力はしてきたのでしょうか？
まあ会長がいうのも、元々そういう方針なら仕方ないですし…もっと以前から根回しすべきだったかも。
「あたしの予定では」というところがちょっと怖いです。それって想像というか妄想ですから。
苦労自体は結構いいペースで楽しいです。
咲屋くんもずいぶん仲良くなっていますね。
沖田の力で勝ってる、というのは男の子にとってはすごくいやですよね。
「私の演奏」はうまい！さすが。
一人じゃないって強い…それがわかるなら大丈夫ですか。
マチャアキ、といっても僕あまりその元ネタ知らないのですが…
やることはちゃんと読めていて来てくれる二人がまた…いいチームですね。なんだかじーんとします。
雨の中で一気に爆発して、天まで動かすパワーには脱帽。
でもこの手の楽器ってすごく雨には弱いんじゃ、という気もしますけど…
とっておきのうた
ハイブリッドという感じの絵柄ですがそれだけ入りやすいです。
すごく近い人が有名人に、というのも複雑な状態ですね。
会話自体がすごく楽しいです。
いきなり女の子に囲まれて押し流されて…やっと危機感を持つのもそれはそれで楽しいです。
近いと彼の変化に気づかない、というのも面白いですね。
このお守りの回想も、どんな伏線か楽しみです。
いつもどおりの亜基くん、この甘えん坊は確信犯かそれとも…そっちを考えるのも楽しいです。
「成功するの あんまりうれしくない？」というのは、ずっと聞きたかったけど怖かった一言だったのでしょうか？
由梨ちゃんの表情は言葉と違いますね。本当に応援している…？
こんな小さい頃から損な歌を作れるなんて本当にすごいですね。
子供の心理をよくわかっています、この歌をやられたらたまりませんよ。
ライブシーンの迫力はすばらしいです。
負の心に気づくと同時に倒れる、というのもうまい。あまりにも勝手な本心をどうすることもできない…そして、亜基くんもそれをわかってしまっているから、逆に距離が離れたような気になってしまう…この切なさは極上です。
「どれだけ一緒にいたってさ 言葉にしなきゃ伝わらない事はいっぱいあるよ」という言葉、なんだか泣きそうになりました。
全部ぶちまけて…「やさしくなりたいって泣いてるヤツが」という言葉も鼻がツンとします。
彼の言葉も素敵です。すごく素直な思いの交換…すばらしい！これからが楽しみです。
たらんたランタ
ものすごくわかりにくいなりに何か動いているようですが…
こう強引に引き回されたらたまりませんね。何をしたいのかわからないの、わかります。
でもまあ…結構仲良くなっているような。
それでもめげずに「おうち行ってみたい」って…逆にもうあみなちゃんのほうが被害者に見えてきます。
みんなの行動もそれはそれでわかりにくいというか…
で…たしかにこれはうざい。
気持ちを見透かされるのは、結構凶器になるんですが…だからちょっと痛いです。
そして「がんばろうと思って〜」の繰り返しもすごくわかります…辛い。
人間の波長が違うというのも確かに層ですね。
「人に出会うために生まれてきた」って…羨ましいですね、そっち側の人間は。というか僕には彼女は超人に思えます。
三木先輩の行動もなんというかすごい。それを知っていてヒカルちゃんも…
アニマル横丁
女の子ってこれだから…逆に女の子から見たら、気づかない男子のほうがどうかしているんでしょうが。
いきなり髪を解く絵はびっくりしすぎて椅子から落ちそうになりました。
髪を解くとこういう子なんですね。
イメチェン…どっちもやばすぎます！でも爆笑。
アフロはすごすぎ。
バッファローマンって、ええと…二世で最後に登場したのはいつでしたっけ…過去タッグ編では、ああ死んでますよね、タッグトーナメントが終わったときは…
紳氏同盟†
ううん…和服ってどうしてこう色っぽいやら（違う）
まおちゃんってそんなに強くなかったんですね…意外。
自分をごまかす嘘を拒否する灰音ちゃん…それって、彼女は…わかっているからですよね、自分をごまかしたいというのがどれだけ強いか…
和仁の登場は意外でしたが、そこでいきなり爆弾発言!?
爆笑するなって…。
立宮さんの協力も嬉しかったです。
将来…これを力にして、戦争やファシズムを止めるとか、またはもっと怖い世間の暴走に立ち向かうとか、ジャーナリストとして絶望的な壁に立ち向かうことがあればいいんですが。
彼のストレートな感情表現はもう別人ですね。
辞表を破っての台詞もカッコイイです。
まおらちゃんと潮の会話も面白いです。
「本気だったと言うんじゃ」の迫力もすごい。
そして…この二人のラブはもう、見てられないものがあります。
それはまあ叫ぶほかないです。
この生徒会もなんというか、いいチームワークのようですね、いつの間にか。
両親の会話は…これからどうなるのやら。
生物彗星woo
ますます絵は好みなんですがどうしましょう。
ひともんちゃく？
あんなくだらないことからこじれるというのもこの世代ならではですね。
というかケンカができることのほうが羨ましいです。
「ごめんな！ってヒトコト」…確かに。
悪いというならそう言えないのが悪いですよね…。
ウーの微妙な感情がまた面白いです。
そして、いろいろ動き回ったりヘンな能力を見せて笑わせたり…いい子ですね。
「ちゃんとメシ食ったか」というのもいいですね。それが一番大事です。
どうしていいかわからない…そう煮詰まってしまうのもなんかわかるような。
「今頃むこうもアイとおんなじ事考えてるさ」って…強いんですね、彼。彼も損な経験があるのでしょうか？
両方の手紙を取って駆けていくウーもうまいですね。かないません。
ドクロ×ハート
ひゅう！こういうタッチの持ち主もいたんですね。
絵などのタイプに多様性があるのは実に頼もしいことです。
パワーも表現力もありますし。
いきなりすごくインパクトの強いタッチで、さらにこのものすごい髪で…妙にテンション高いし。
ドクロ組ねえ…まあ死人が出るわけじゃないだけいいでしょう。中学生にとって恋愛運は生命より大事かもしれませんが。
空回りでひたすら堂々巡りしている思い、なんというか…やはり見てる分には楽しいです。
いきなり自己紹介というのも混乱ぶりがわかります。
彼はこういう反応でもマイペースというか冷静というか…
何でも彼はプラスにとってくれますね。
先生の言葉にパニックになる夢ちゃん、なんか楽しいです。
いきなり爆発的にテンションが高くなるのもリアルですよ。
見てて楽しいです。
で、唇がゆがみまくったまま話が進むのがまた変というか…なんでしょうねこれ。
もろ転んでも「笑ってゴメン 大丈夫だった？」ってもう聖人ですね。
そこから一気に「トミのこと大好きだよ」って…いきなりのストレートに頭が混乱しています。
みんな失恋したばかりでほんとうはきつい、というのがさりげなく入っている…余計に見えますけど、彼女の優しさをうまく出してくれています。
それでトミ、見事に男見せましたね。それを受け止めて、この大声での告白…すごい。
なんかもう…ものすごいエネルギーが満ち溢れて、こっちにも伝わってくるようです。
ハートのオーラというのを見事に表現してくれました。
この表現力はすごいです。どんどん出てきて欲しい作家です！頑張って！
来月号も新人の読みきりに連載と、もうなんて層の厚さ、弾幕の濃さ。
次は何が来るのか楽しみでなりません。やっぱり鮮度が高いっていいです！