りぼん2006年7月号感想
付録はボールペンが比較的使いやすく、ポストカードセットも嬉しいです。
ポスターや葉書、カレンダーなどイラストを楽しめるものが一番いいですね…僕にとって夢の付録は全作家イラスト集、またはイラストとプロフィールと代表作リスト…要するにMilky
Wayの公式版です。
新連載が一巡し、またいくつか終わりも見えて、すごく若々しい姿に脱皮しようとしているのが分かります。
これからますます楽しみですね。
ロッキン☆ヘブン(酒井まゆ)HIGH SCORE(津山ちなみ)にじいろ恋旅館(大岡さおり)たらんたランタ(槙ようこ)ダンシングベイビーかりん(藤原ゆか)紳士同盟†(種村有菜)青空ポップ(小桜池なつみ)ラブ・ベリッシュ!(春田なな)アニマル横丁(前川涼)ルーズリーフ(持田あき)保育園へ行こう!(樫の木ちゃん)アリスから魔法(松本夏実)次号予告
ロッキン☆ヘブン
今はあまり暑くはないですが、とにかく湿度が高いです。乾燥機欲しい。
男の子の前でこういう髪の話ができるって、結構オープンですね。
臨海学校…どんなイベントがあるでしょうか。
いきなり「長い方がいい」はドキッとします!暑いですね。
困った時の晶…ううむすごいデータ。
姉妹校とは面白いですね。僕の高校(明治学院)も一応姉妹校の女子高(確かフェリス)があったような気がするのですが、全く交流のこの字もありませんでした。
それでいきなりドジな可愛い子…ふふふ。というか目が大きすぎて酒井先生の画風からずれてます。
嫌な予感も何も…「何もこんな可愛い子じゃなくても」はなんだか笑ってしまいます。
「やることはしっかりやってた」…鼻血でそう。でもここで、暴走した紗和ちゃんの腕をつかむ藍くん…なんだかすごいガスがたまってきます。
歩きながら人の悪口、と殴る時点でいかに今、藍くんと心の距離が近いかわかりますね。
単純に好みで…ふふふ。というか結構紗和ちゃん、鈍感?
さてどうなることやら…なぜ別れたのかも気になるところです。
HIGH SCORE
わけのわからない美少年同士のどろどろ、それはそれで楽しいかも。
嵐士と京介の柔軟なんて、女子が写真とってそうです。
放課後デートって、本気で両刀?勉強で…まさかこれで全国一位とは。
体で払う、というのは…確かにものすごく危険、または過酷な仕事ですね。
嵐士とめぐみの関係は面白いです。本性を知り尽くしているから、でもどこまで本当だか…
にじいろ恋旅館
…なかよしの「若おかみは小学生!」と重なったのは偶然でしょうか…。
予告は種村先生に似たタッチでしたが、中身は十分違います。
冒頭は背景などの描写の細やかさ、美しさが信じられないほどです。
厳しい母と優しい祖母、と雨と鞭のバランスがいいのもいいですね。「若おかみ〜」ではその点、生きた人間は鞭ばかりでしたが…また、従業員に同世代がいるのも、リアリティは低いですが人間関係のバランスはいいでしょう。
准くんと飛鳥くんのキャラのバランスもいいですね。
あ…学校の昇降口など、気が抜けるとちょっと若さが出ちゃいますね。まあそれは連載中の成長でカバーしましょう。
学校生活という面があるのもいいです。
家族の複雑な事情には立ち入らないのが接客業のセオリーだと思いますが…それだと話にならないのが正直なところです。
母親の「…分かってるやろけど」この言葉、娘の行動パターンわかってますね…やっぱりちょっかい出してる…
僕だったら介入せず、ひたすらいい雰囲気を作ることに専念するでしょう。
でも料理でちょっと心を開かせるとか、なんというか強引ですが人の心に入るのは巧みです。
一緒に遊びに出るのは…せめておばあちゃんには言っておくべきでした。
母親とおばあちゃんそれぞれの対応も見ていて気分がいいですが、だからこそ…間違ったことをしておばあちゃんを怒らせたら一番怖いです。
「反省はしてるけど後悔はしてへん」というのは考えさせる言葉ですね。
反省と後悔はどう違うのでしょう。
時間を巻き戻すか、または同じ状況になったら同じ行動はしない=二度同じミスはしない、というのは反省と後悔どちらなのでしょう。
そして、時間を巻き戻せたら彼女はどうするのでしょう。
叩かなかったのは飛鳥くんのため、という置き土産がなんか素敵でした。
これからどういう連載になるか、楽しみです。
たらんたランタ
「自分の話戻るんだ」という言葉がちょっと気になります…要するにのろけ女は自己中心的だ、と。
今ふざけんのやめて、とちょっとここでは真剣ですね。
まあ返してもらえてよかったですね。紙束つきでもありがたいです…その紙束を作るのに先生どれだけ苦労したか。市販ドリルの丸コピーかもしれませんが。
ここで呼ばれたことで、ヒカルちゃんもなんというかより深い仲間に入ったような感じがします。
「私と帰る?」の一言、なんだかとても嬉しくなります。
変な心配して暴走…確かに怖いです。
「俺ヒカルが楽しくないのやなんだ」をよしよしなでているのもいい関係です。
潤先輩が待っていてくれたのは嬉しかったです!
今は他人同士…恐ろしく微妙な関係ですね、それは。
さて、どんなトラブルが持ち上がるのやら。
ダンシングベイビーかりん
冒頭のじゃんけんもなんだか楽しいです。
調子が出ないゆーまくん、相変わらず下手なかりんちゃん…なんか不安要素多いです。
菜穂子さんに声をかけるのはあまりの強引さにびっくりしました。
このストバスの雰囲気も素敵です。
華やかな感じとポップな音楽、雰囲気を伝える力はさすがです。
ミスの連続に切れたかりんちゃん、ここの思い切ってラフな絵柄も見ていて楽しいです。
そしてこの華やかな動き!怪我の再現は、ゆーまくんにとってどんなに辛かったか…
彼の必死の心配を見ると、「こんな試合に…許す!!」という台詞、ろくに聞いていないの分かりますね。
どんどん楽しくプレイしての勝利もダンクの華麗さもすごく見ていて心地よかったです。
フリースロー対決と言うのも面白いですね。
それでかりんちゃんと、菜穂子さんの勝負!?いきなり大胆というか…めちゃくちゃというかすごい。
ストバスについて一つ補足、公式よりゴールが低めになっています。攻撃、特にダンクを楽しむためです。
紳士同盟†
前調べた映画「紳士同盟」の原作が早川ポケミスで出るそうです。読んでみましょう。
双子の件、いやにあっさり受け入れられてますね。「納得した!」と埴輪になっているのも分かります。
なぜ兄の影のほうが、ここまで人格全部否定されているのかなどまだまだ謎が多いです。
「兄さんはね〜灰音を好きなフリ」と釘をさすのは微苦笑が漏れます。だって逆効果ですもの!
それで傷ついたことが余計に恋心を動かすだけです。
影の目の前でのキスも、灰音に対する恋心と影に対するいやがらせとどっちが本命なのかわからなくなります。
生徒会のWキャルーンなどギャグモードになったのはほっとしました。
真栗と灰音の会話は相変わらず楽しいですし、まおらちゃんもうまく動いてくれています。
いきなりの脅迫はびっくりしましたが、これ…写植にすべきだったのでは?手書き文字だったら筆跡でばれますよ。
で、マルメって何?
十夜自身で助ければいいのに、という気もしますが、とことんおせっかいな人ですね。
あ、着衣水泳はやっていないんですね?ここでは。
もうどっちがどっちか見分けがつくようですね。
季節はどうか分かりませんが、さっさと服を脱いで体を乾かし、乾いた布を見つけるほうがいいですね。まあそんな余計な読者サービスをする気はないでしょうが。
フリなら…と想いを爆発させるのは、やっぱり傷つけたのがやぶへびになったかと苦笑。
ここの影のほうの激しいキスは結構強烈でした。
で、十夜くんはどこに…
青空ポップ
冒頭でいきなりばれたか、とちょっと気を抜かせてくれたのはなんだか嬉しかったです。
別のカメラマンの登場も楽しみですね。
いきなり厳しく本質をつく言葉にはドキッとしました。
「でも適当に撮られるよりいい」と…この意識の高さは素敵です。
美都さんが話しかけてきたの、織花ちゃんにとってはいきなりですが読者にとっては宮崎君との会話が会って計算済みだとわかる…この微妙なポイントが面白いです。
なぜここまで色々励ますのか不思議ですね。ほかの二人の別の面を知ったのもとても嬉しいです。
「未来は動いたもん勝ちなんだよ」…この言葉は正直小さな痛みを感じさせます。
動いたらオールオアナッシング…千人に一人の成功者と、残り999人の未来のない、精一杯やった思い出しかない下層民ができる、という面もありますから。社会から見れば、あらゆるギャンブルは個々の悲喜をのみこんで、より高いところ、店の側から見れば安定した収益=客を搾取することになっているように…
僕の世代は正社員ルート自体が困難を極めていましたが、今はそうではないようですね…どうでしょうか?
一段成長しての撮影シーンもとても印象があります。
「時岡舞より…もしかしたらあなたの方が…」という言葉もちょっと機になります。
過去についての話が出てきたのもドキッとしました。
一体何があったのでしょう。わくわくします。
ラブ・ベリッシュ!
不審者というのはこういう場では重大な問題ですね。むしろ女子寮にとって心配でしょうが。
いきなりの幻聴はびっくりしました。
ぬいぐるみですか…ちょっとうらやましいかも。
「じゃおやすみ」「ちょっと待ってよ」の呼吸は楽しかったです。
でも本当にどうすればいいのでしょう、
「悪いけど一緒に寝るのだけは勘弁」で「誰も頼んでませんけど」もくすくす。
まあこれじゃ寝られませんね。
チ●コ発言はびっくりしました…とことんお下品路線で行く気なら止めませんよ?
というか男子はそういう下品は女子の前では出さない気も…出す男子もいますか。
結局一緒に寝たようで、よかったです。そして朝はおはようのチュ―…不審者に大感謝ですね。
傘がなくなる真相はちょっと怖い…
それで鬼ごっこになって、びくっとして抱きついて…う〜わ〜。
いきなり渚の話になるのは由夜ちゃんのとまどい…あえてギャグ絵で示すのがうまい。
それで逃げ場を断ってしまうのはドキドキします。これはもう告白でしょうか?
そして…三人とは一体…何かと気になる続き方です。
アニマル横町
ゲームのコナミコマンドは懐かしいの一語です。結局グラディウスはクリアした覚えがないんですが…
怖い話大会ね…いきなりホラーに?
この細胞分裂とかのほうが怖い…あ、それも悪夢で…
悪夢の多重入れ子は実に面白かったです。ちょうど僕も今朝悪夢を見ましたし。
ルーズリーフ
この作家に感想は野暮かも…楽器のみの音楽を聞くのと同様、雰囲気だけを楽しんだほうがいいのかもしれません。
中間とか期末とか、大きなテストって本当に合理的なのでしょうか。特に数学の場合、必要なのは全ての積み上げ階段を完全にマスターしていることだと思いますが…ってそれじゃ公文式ですね。
好きという言葉を受け止めきれずない、そして慈雨ちゃんの陰に隠れちゃう…こういうところも見ていて可愛いです。
三人の幼なじみ…なんだか甘酸っぱい気分です。
この五人で仲良くなるのはいいのですが、もう一人女子がいないとバランスが悪いような…。
いきなり母親が顔を出すのもびっくり。これからもいいキャラになりそうです。
慈雨ちゃんのダメな理由はすごい。
いきなり送り狼宣言に気楽に電話して…う〜ん罪な男です。
ヤカンから直接飲むなら塩一握りぐらい入れてよく振って、太陽で温めておいた方がいいのでは?
慈雨ちゃんの応援もそっけない感じですが素敵です。
いきなり母親が倒れていて、それで…父親でも慈雨ちゃんでもなくまず雪くんに電話するのはちょっとびっくりします。彼も冷静ですね、こんな時間に起こされて。
ベッドの母親を見守る、この二人の距離の近さも気づいてみたらドキッとします。
「日曜日に杏野にあえて嬉しかった」はとどめでした。
一つの単語に収まりきらないのもわかります。
保育園へ行こう!
あ〜…こうまとめるほかないですね、ここまでこじれたら。
子供に集中できなくなって、この叱責は胸が痛かったです。
子供が好き、という原点を確認したこと…これの意味も初読時にはわからず、余計にやきもきさせました。
陸ちゃんの言うとおり、むしろここはグーで殴って欲しかったぐらいです。
全部彼の愛情表現不足のせいなのに。
今更答えても遅い…タイミングもあるのでしょうね。
しばらく冷却期間を置くのも賢明かもしれません。ただ…その賢明さが余計に腹が立つんです。
全く情熱的、衝動的な行動をしないことが…もちろん今そうしても、どちらも傷つくだけですが。
さらに二年間の語学留学って、もう殴りたくもない…こっちの手の痛みがもったいないだけです。
結局二年後展開ですか…できればすっきりさせて欲しいです、これ以上のぐだぐだは勘弁してください。
アリスから魔法
うーん、冒頭は確かに怖い。
いきなりミントをこう使ってみんなを脅かすとは、びっくりしました。いつもより多めに回しております、は懐かしいですね…もう結構経つんですね、亡くなられてから…
ここでいきなり「夏服かわいい」は極悪非道です。
あと一つですか…そして全部集まったら、一つだけ願いがかなう…
ミントくんの甲冑姿は微妙に笑えます。
ネズミのほうがびっくりしますよ。というかさりげなく、もつれて倒れている二人を穴から見ている…
出た、と思ったら…うわ、これは…胸が痛いです。
「すごくかわいい妹さんだね」と話しかけた時、もう…取り出す準備に入っていたはず…
この過去はあまりにも悲劇的です。これじゃものすごい罪悪感がありますよね…
さりげなく「罰かもしれない」と…
あ、しばらく取り出さないなら、両親も連れてくるか家に連れて帰るべきでは?両親だってこの子には会いたいはずです。
こうして泣いてくれるありすちゃんに、すばるくんがいとおしさを感じているのも的確に伝わってきます。
昼になっても出てくる亜里子ちゃん…自分が幽霊だという認識は、四歳では難しいでしょうね。
最後の冒険はいったいどんなものになるか…すばらしい傑作になりそうです。
来月は…え、とうとう「りぼん」も…こう言うのはとても悲しいのですが、「なかよし病」を真似ることだけはしない方がいいと思うのですが。
これだけ多くの作家がいて、しっかりチャンスを与えているのですから、外部作家も外部アニメタイアップも賢明ではないと思いますが…
しっかり耕した畑にたくさんの苗があるのに、そこにアスファルトを敷いているのを見るような。