りぼん2007年6月号感想

付録のポーチはうまくできています。三段階のポケットはとても使いやすいです。
手提げ袋にちょうど入るサイズですし、和風の巾着袋ともうまく組み合わせられそうです。
工夫次第ですごく幅が広がりそうですね。

長いこと柱だった「ラブ・ベリッシュ」が今回で終わり、他の柱もどこか終わりが見えるような気がしてきます。
逆に、「青空ポップ」が本格的に柱に加わったようですね。他にも結構安定した若手の連載があるので、たとえいくつか柱が抜けても大丈夫でしょう。

青空ポップ(小桜池なつみ)どう男女!?(萩わら子)ロッキン☆ヘブン(酒井まゆ)真夜中にKiss(持田あき)CRASH!(藤原ゆか)山本善次朗と申します(槙ようこ)CvCvCv(中島椿)HIGH SCORE(津山ちなみ)株式会社ラブコットン(樫の木ちゃん)ラブ・ベリッシュ!(春田なな)アニマル横丁(前川涼)眠れぬ蝶(彩原その)パワパフガールズZ(込由野しほ)紳士同盟(種村有菜)次号予告

青空ポップ
今回は話は地味に見えますが、精神的にはものすごくきつかったです。
冒頭の、「かっこ良く」に対する奏ちゃんの反応が素で結構きつくて…
「遥斗くんに撮ってもらう」ってそれはいくらなんでも無理でしょう。
織花ちゃんが自分でいろいろ研究してがんばっているのが落としたバッグからわかる、というのも、後で強く響いてきます。
美都さんと一緒にJEWELのモデル、というのでなぜ遥斗くんが危機感を感じるように背を向けたのか…
美都さんはやはり出てきた時点で人を圧倒するものがあります。
デザイナーの糸井さんと美都さんの関係もすごく興味深いです。二人とも強すぎますよ…
その内面のめちゃくちゃな強さが、何でもこなせる力の元…だとしたら追いつくのは簡単ではないですね。魂自体の差はどうすれば…これほど苦しい問いはないです。
前向きに努力しているのはわかります…ポーズの色香には僕もほうっとなりました。
そこを「気持ちが乗りきれてない」という指摘は、あまりの厳しさに泣きたくなりました。
その、内面…魂をどうすればいいのでしょう。
弱音を吐いてしまった相手が奏ちゃん…というか、なぜ父親が出てこないのでしょうね。
すごく努力した、でも…その努力が全部裏目に出たら?間違った方向の、無意味な努力だと言われたら…わかってしまったら?
それを思うとすごく泣き出したいです。僕も…どれだけ無駄な努力をしてきたでしょう。
だから…もう、僕は努力自体が怖いですよ、正直。
「一人で限界なら人を頼れば?」という言葉、そして「本人に本物の強さがなかったら」という…多分、この言葉が何より彼女に力を与えてくれるでしょう…
そして優しく抱き寄せ、「織花は絶対大丈夫」…うー、ため息が出るほどすばらしいです。
カメラの前でのアップの迫力はさすがです。なんかもう…
遥斗くんも焦っているようですが、勝てるでしょうか…楽しみになってきました。

どー男女!?
さいっこう!あまりの面白さに何度も何度も読み返しています。
やっぱり人格交換はこうじゃないと!…なかよしラブリー春の、エロなしの「となりのネズミくん(菊井風見子)も面白かったですが…とにかくエロ!下品!というのもすごく楽しいです。それが萩先生の独特の魅力がいいスパイスとなって中和されています。
さらに男女双方の、あまりにみも蓋もない赤裸々な生活!「女子高生(大島永遠)」を思い出しますし、何よりやっほー、と叫びたくもなります。
カラーがすごく色が濃く、はっきりした感じが出ています。
冒頭の汚部屋…あー…すごい。背中が見えていたり露出度は結構あるのに、これじゃ色気ゼロです。
ここではあくまで顔を見せないのも、読み返してみると笑ってしまいます…スッピンと化粧の差がすごい、とは。
猫と一緒に寝ているのもうらやましいと言うかなんというか。
真理子ちゃんのキャラのよさは対照的です。「私が彼氏になりたい!!!」という会話も、ある意味お約束ですが女の子らしくて楽しいです。
そして…写真を出して見る表情、これは里美ちゃんも直茂くんのことが好きなんじゃ、としか思えませんが…といってもすぐ「好きな人もいないしなー」と思ってはいますが。
二人同時にくしゃみして、直後ぶつかって…ふっと、昔のテレビが消えるように光が消えるのがうまい。
気がついて、普通に話しているのが…ひっくり返っている!その一瞬の不自然からの両方のパニックの強烈さが実に面白いです。
一度深呼吸して落ち着こうとして、やはりまた…それでバカバカ、とお互い子供みたいに喧嘩してしまうのも面白いです。
というか…ふと思って大笑いしてしまいました。もし入れ替わったのが直茂くんだったら…あああああああ。
両方予鈴でやばい、とやっとまとまって…二人とも、もしやばくなかったらサボるつもりでしたか?
「今書くの私じゃん!!!」と外見男の子のほうが言っているのも面白いです。
大葉くんが直茂くんに近い、というので…っておい、男の身体で彼を携帯で撮ったりしたらホモ疑惑が出ちゃいますよ。
トイレでいきなり大騒ぎ、この下品さがたまりません。大騒ぎのたびのどひゃあっとした、画面全体がひっくり返るような派手さが下品でも不潔感は感じさせないのがまたいい!
上を向いて洋式で…まあなるほど。でも多少は触れましたよね。特に女の身体で拭くとき。
大葉くんのお祭り人生もなんというか…僕も、道化になりきっていればもっといい人生が遅れたかもしれません…が、僕には道化は奴隷としか思えなかった…
真理子と直茂くんを見つめる里美…中身大葉くん…の視線も、読み返すとうまい。
「野宿して野宿」はいくらなんでも無理ですよね。でもあの部屋じゃあ…
心配してくれている直茂くん…というか気づかなかったのが不思議です。
犬や猫は違うと気がつかなかったのでしょうか?
好みがまったく違うと言うのも悲惨ですよね…でも逆に、大葉くんもそれではひどい目にあったはず。
僕ももし、僕の嫌いなものばかり大好きな…考えただけでぞっとします。
部屋がすごくきれいでびっくりし、モテ男本で大笑いし…エロ本にさわぎながら「なんだかんだ。」読んでいるのがすばらしく面白い!
汚部屋に呆然としている中身大葉くんがまた楽しいです。あれだけきれい好きなら我慢できないでしょうね。そして、女の子に対する夢も希望も木っ端微塵になったことでしょう。
上向きっぱなしで風呂、といっても…ちゃんと下洗いました?洗うときにはどうしても…たまりませんね、こういう下品ネタ。
で、身体里美ちゃん、中身大葉くんも風呂に入っているはず…で僕もパニック。携帯電話で…「お前のスッピンもんのすげーな」でもう爆笑。そして…ああああああっ!
というか結構紳士ですよね、彼。でも…やはり後で、もう見ちゃった以上と…ふふ。
つい女の子のリップに反応して「何やってんだ私…男なのに…」これも後でうまく使われていますね。
彼女がスッピンなのに、というか…着替えたりブラつけたりするのは相当大変だったのでは…
フルメイクしながら「見た?」話しているのが…
化粧技術を誉めてもらい、「いい奴なのかも」と思おうとしたら「ま!こりゃサギすぎるけどな!」…それでまたケンカになって、ふふ…自分もなんだかんだエロ本を見たことは棚上げ、というのが芸が細かい。というか…あのエロ本を見たとき、身体は勝手に反応しなかったのでしょうか(最低)?
そして写真ネタで責められて、つい本気で叩いてしまう…ここまで男女がお互いのことを赤裸々に知り、そしてまともにぶつけ合うのって普通はないです。たとえ恋人同士でも。
「真理子はそんな気持ちで」…ここまで怒るのは友情ゆえでしょうか?それとも…やはり彼女も直茂くんが好きだとか?というか、もし真理子ちゃんと里美ちゃんが葛藤を抱えていたら…この話の中でそれをどう解決するのでしょう。真理子ちゃんを本当は悪い子にするなら楽ですが、それをしないとしたら…怖いほど難しいです。
橋から落ちそうになってつかまえてもらって、このスリリングな展開も面白いです。
しかし、体だけで泳げるでしょうか?その、体の記憶は元の体に付属している…としたら、体里美のほうが溺れるのでは?それは強引に、記憶だけで泳いだのでしょうか。
「お前の体にケガさせらんねーだろ」というのは素敵な言葉です。
男の子だ、ということを納得して、受け入れ始めているのが怖い…確かにそれは怖いですね。
「戻りたいなら戻れるって!絶対!!」という彼のあまりの楽観もすごい。
あと、あんなに嫌味を言った理由が、大葉くんが真理子ちゃんのことが好きで、しかも真理子ちゃんは…またか、と…それもすごくうまいです。
お互い楽しもう、となんとなく馴れ合って…みたら健康診断!お約束を裏切りません。
いやもう、最高に楽しいです。こんな作品を、心のどこかが待っていたようです。

ロッキン☆ヘブン
やっと動いてきました。というか先月の、あのどう見ても夫婦の春休みにそんな重大な問題が隠れていたとは。
少し絵の印象が変わった気もします。
「なんで人類の敵と仲良さげ」で、無視…すっかりそういうキャラになってしまっていますね…
修学旅行にTVの取材、とそれはまあ大変ですね。
それで溶け込むきっかけになる、それを温かく見守っている…というか藍くんがちょっとおろそかにされていません?
紗和ちゃんと藍くんがつきあっている、でも「世話焼き係って感じだけど」…不安を積み上げていくのがうまいです。
最近あまり藍くんと接していない、ってそれを思い出してしまうようじゃおしまいかも。
「すごい負けず嫌いだね?」と言われて反応しているのがなんだか可愛い。
それで怒っていろいろ言っている、それに「やっぱり負けず嫌いだ」と、ここではある程度優位に立っているのに…台本読みに付き合わされて、逆に主導権をとられてしまうのが面白いです。
ミーハー、と責められたのを思い出して一瞬ためらいながら、やはり未放映脚本の魅力に勝てない、というのがまた可愛いです。
それで、一緒に読んでいたらつい変に近づいてしまって、そこを藍くんに目撃され…うわあああ!これですよね、やっぱり。うわ…だめ、顔が笑っちゃいます。
それで無理に引き止めて、「同情なんじゃないの」…なんでそこまで心をえぐるかなあ…「じゃあ何でムキになるの」というのは、かなり卑怯な気さえします。相手の心に暗示をかけ、支配しているのでは?
「ちょっかい出さないで欲しいんだけどな」と釘を刺す椿くんもいい味出しています。
そして、その言葉に見透かされたような不安を感じる紗和ちゃん…あまりに不安です。
こういう搦め手から来るとは…

真夜中にKiss
亜珠さんがちょっとあっけなさすぎましたね。
「一体どうやって勝負を?」と、言ってしまった時点で負けでしたね。自分が圧倒的に優位だ、という姿勢を崩せない以上、勝負を拒むわけにはいかなくなった…
すっと出てきて「なにやら少し不穏な空気でしたが」…和臣、さすがというかなんというか。
さらに「はっきり言う和臣が好きなんでしょ」…完全に弱みを握られましたね。というかこの反応、可愛すぎます。
もうすでにののちゃんが上位にいますね。
百合のイメージ戦略、そしていきなりのお遊び…なんというか楽しいです。
和臣は知っていて導いたのでしょうか?それともののちゃんを信じて?
「全ての引き出しを開けて考えろ」というのが実にうまい言葉です。
さりげなく通りがかりにメイドを労わり、そして…バラを拾い上げるときのカリスマ感はすごいです。
亜珠さんの醜態はちょっと見苦しかったですが、人間的だとははっきり伝わります。
「いつまでも自分の傷に甘えてちゃだめだよ!!」と言う言葉は…すごく刺さります。多分、想像以上の本来の読者の心にも…
こんなに熱く敵にも語りかけることができるなんて…十和子様の正体はなるほど、と手を打ちました。
そしていきなり和臣の、ギターについての回想。これはやや唐突な気もしますが…すごく何かを感じさせます。
この会話はそれ自体、すごく力がありますね。「自分に嘘がなければいい」というのがどんなに難しいか…自分というのはまるでタマネギ、むいてもむいても罠ばかり、罠を避けようと思ってすることがまた別の罠を作っているよう…

CRASH!
アイドルってもうかるの…ぐっ。そう考える人はめったにいないですよね。
断っていながら芸能事務所に入るのがなんかすごいです。
金が必要…あ、そういう…「必要だ」という表情の迫力はすごかったです。
「ちょーっと客に文句言っただけなのに」「それがいけないということに…」がなんとも面白いです。
それでアイドルのバイト、というのがものすごい発想ですね。時給855円のアイドル…とんでもない存在ですね。
そして、その後も「時給855円でしょ!?」「うんやる」…と…
「イヤになったらすぐやめっから」というのも軽いというか自由というかすごいですね。
プロデュースも任せて欲しい、と出てくるときの彼女の迫力がすごいです。仕事をすごく真剣にしている、というのは伝わってきました。
そしてメンバー探し…考えてみると誰の連絡先も知らない、大変ですよね。
「アイドルって何すんの?」という根本的な疑問も、僕も答えられません。本当に何をするのでしょう。
そして路上ライブにいちゃもんをつけ、いきなり弾き語り…とにかくむちゃくちゃな人です。
でも弾き語りの迫力はすさまじかったです。それは鼻血も出ますよ。
どうしても目を引く、人が集まる…笑顔になる、…
それですっきりしたと思ったら、金を要求するわ、さっきギターを取られた人がおまわりさん呼んでくるわ…うわあああっ!
やはり例のラーメン屋は花の父親でしたか。
というか、これだけケンカしていても「うん気に入ったね!」と、真実だけを口にできる…ものすごい強さですね。
そして二人目は…いきなり難しそうな人ですね。

山本善次朗と申します
幽霊に部屋を散らかされる…そう迷惑をかけられることも結構あるんですね、当然。
というか悪霊に苦しめられたことはなかったのでしょうか?いや…これまで祖母が、霊との接触を禁じたのも、それを心配してでは?
見合い写真おせっかいも田舎ならではですね。そういう、田舎のマイナス面もこれから描かれていくのでしょうか?あ…やっぱり「御はらいしてもらったら?」とか、そういう無神経な…
おばあさんに子供の霊が甘えているのもなんかすごい光景です。
母親の顔も知らない、でも呼んでいる、泣いているのはわかる…かなり理不尽な状態ですね。
由宇希くんの優しさにくすっと笑う翅ちゃんにも苦笑します。
この梅という女の子がどう出てくるのかも面白そうです。
あと、学校農園…草ぼうぼうに爆笑しました。
子守唄が聞こえる廃屋、でも逆に霊が見えてしまったら、怖いなんてことはないですよね。
入ったら普通のお姉さんがいて、子供を引き受けてくれて…昔の子守奉公を出してくるとは思いませんでした。
速水くんの優しさもすごく暖かかったです。そして、「あんたらがふざけてええ話ちがうよ」と殴る大人も、今どれほど少ないかを考えると…
まだ速水くんは子供を放していない…何があったのでしょうか。
「ほたては生きてる子と一緒にいなよ」というのは残酷ですが、正しいのでしょう。
「何もできなかったら私の意味だってないよ」…それは間違いですよ。じゃあ、ハウスオブMで能力を失っていたとしたら、もう意味のない存在でしょうか?
少なくとも…父親、善次朗は力を失った、と知っても何も変わらず愛してくれるでしょう。
「ほたての友達も」と言う言葉も嬉しいです。
そして…この女の子が?

CvCvCv
こういうとことんドタバタも楽しいですね。
ゲームこそ悪魔の発明だったのでは?というかゲームが楽しめると言うことは、悪魔の動体視力、判断力、計算力などはそんなに人間のような下等動物と違いがないのでしょうか。
いきなり大金を持った強盗と出くわして…大変さにあまり気がついていないのん気さが心地言いぐらいです。
コー助がなぜさらわれたのやら…というかコー助、不幸体質?
強引にマイクを奪って叫び、それでロビン登場…で、婦警コスプレ?
これは…まあそれ自体が犯罪だとかは忘れて楽しみましょう。子供向けの作品なんですから子供向けの内容でいいんです!
胸がクッションって結構痛いのでは?
というか…いきなり拳銃を出すとか、「止まらないとうつわよ」…現実の警官がどれだけ法と規則でがんじがらめか、知ったら頭抱えるでしょうね…
いきなり犯人に話しかけられてもろに流されているのは爆笑。このナイフはクリスリーブにブレードバックセレーションとロープカットフック…本当にあったらかなり魅力的かも。
ロビンの蹴りは気持ちよかったです。
ゲームでの「エナジーMAXチャージ!!」がここで出てくるとは…
確かにこの二人は犯人より怪しすぎます…現実的に考えると気が狂います。
逮捕されるのはおまえだ、と…服にお金が!どうやって返しに行くんでしょうね…投げっぱなし落ちも気持ちいいです。
これからは当分、このドタバタが続くのでしょうか?

HIGH SCORE
紙袋で変身とはお手軽ですね。怪しい人と書いて怪人ですが。
リカちゃんも結構不幸体質?
強化紙袋…それこそアンソニー・エドワード“トニー”・スターク氏(アイアンマン)に、京介を通じて作ってもらったら?
かおりが一番、とか「友情については小学生並のスキルしかない」というのがなんだか可愛いです。
正宗とかおり…ムリ、と悲鳴を上げるのがまた。リアルに想像しました?
えみか、さよ、めぐみの三人が勝てない殺人鬼…ジェイソンやフレディ、T-Xでも…でもえみかとめぐみもせいぜい人間男性の武道高段者程度ですよね、だとジェイソンやT-Xに肉弾戦では勝てないですか。
でもさよは…液体金属も含め、妙な薬と言うかほとんど魔神召喚でどうにかしてしまいそうです。
確かにこの三人が勝てない相手はどうしようもないですね。
最後はなぜか常盤津…

株式会社ラブコットン
こんなトラブルとは、予想を外してきました。あくまで現実主義の熱血、面白いです。
完売したら明日の商品がない…どうすべきでしょう。生産力に制限があるわけですから、生産力を上げるしかないわけです。
みんなでこけるところはすごく可愛いです。ガラスに突っ込んで顔がひしゃげている鈴ちゃんがすごい。
いつ開くかわからないレアな店…確かに、生産力の制限はどうしようもないとみなせばそれが最善でしょう。
歩く広告塔というのも面白い発想です。
でも生産力の向上も図らなければどうしようもなくなります…中野・未来の二人を酷使すればいい、というのは間違いですよ。
でもそのためには人件費・設備ともに投資が必要になる、その金を稼ぐためには生産力が…なんかもう、企業経営というもの自体無茶苦茶に思えてきました。
学生が期末、ということは自分達も期末…ふふふ。
それぞれのテストまでの歩みが少し面白いです。こういうところの見やすさはいいですね。
未来、正の会話も気に入りました。そして正が、遅刻や早退で悩みながら自信を持つところも…本当に誰もがこういう体験ができればいいのですが。
頑張って頑張って普通の成績、というのはちょっと悲しいですが、教師にとっては一番嬉しい存在でしょうね。悪影響…というのはあくまで成績のみが尺度、ということでしょう。でも今やっている実務経験は、社会は評価しないでしょうか?
「もともと出来のいい金星や仁科とは違う」というのが残酷ですね。
そして成ちゃんの…読み返してみると全てを掌の上で動かしている、必然に思いますけど恐るべき綱渡りです。賭けだと言う自覚があるのもすごい。
いきなり今日の放課後で最後、と言っておいて…
服を作っているときに背後に竜がいるのがなんというかすごい。
そしてファッションショーまで…
あと進級精度についての説明、これは熱いようで説得力はあるのですが、とんでもなく無謀な賭けでした。教師にとって、自分が立っている法律などを生徒に知られることほど嫌なことはありません。あくまで生徒は何も知らず、言いなりになって欲しいと言うのが本音です。
だからこの、文部省の指導などを生徒に解説されたら切れてしまい、頑なになって何も聞こえなくなるリスクが非常に大きいのです。
成績を回復させる、というのも、勉強の目的をテストに絞って効率的に学べば…ただし、その場合家庭教師としての成ちゃんの指導に盲従しなければ動かないでしょうが。
「自分の気持ちに正しく生きろ」という言葉もすばらしいです。
無駄なポーズ、というのも言われて見ればそうですね。
いろいろ面白くなってきています。

ラブ・ベリッシュ!
序盤のブラネタがとても楽しめました。
アリスのイメージが面白いですね。
入浴時の注意に「混浴しない」と書いてあるのが爆笑!した人がいるのでしょうか。「長時間入らない」というのも長風呂の子には結構辛いでしょう。
ブラのタグはちょっと見ちゃいけないもののような…
すごいと思う、で由夜ちゃんの胸を見ている…で、男子三人に…ここは男子の反応がクールすぎます。僕の知っている男子なら興奮して爆発し、渚に「大きくなるようなことをしたんだな!」などと詰め寄ったりするでしょう。物理学の「ブラ(ベクトル内積のカッコ、英語でブラケットを「ブラ」「ケット」に分けて考える)」でも興奮するようなお年頃なのですから。
「知りたい?」の美形パワーにとにかく大爆笑!
梓くんのごまかしがうまい。というかそれが正しいのですが。
それで彼氏を欲しがる、と言うのが…「彼氏と付き合うのが恋なんじゃないよ?好きだから付き合いたいと」…まあ…でも実際、前者も多いでしょうねえ…
由夜ちゃんが必死で紺とくっつけようとするのが面白いです。
それでこの行動の早さ!突拍子もない会話から突然「紺えみの彼氏になって!!」…なぜそんなことを言うのかぐらいわかれよ、とも思いますが、嬉しすぎて朝の会話なんて思い出せませんよね。
危なっかしいデートから結構自然に手をつないで、ここでの笑佳ちゃんの戸惑う表情がいいです。
チョコの半分こ…間接キス!この時点ではラブラブデートなのですが、行き先がランジェリーショップで真っ正直に付き合う目的まで…
とことん予想を吹っ飛ばす子です。
手を離すだけで、罵りったり手を上げたり、暴力的な動きがなかったのが不思議なぐらいです。もちろん男子が女子に暴力を振るうことは許されないですが。
でもこの手を離すシーンはすごく印象的です。
「俺って何だよ」という言葉に、「紺は紺だよ」…かけがえのない存在ではあるけれど、彼が望んでいるものとは違う…というか、恋人って何でしょう。そこまで考えてしまいます。
紺が忘れていい、と…これは寛容すぎますよね。すごく悲しみの漂う優しさです。
「紺が悲しそうだからえみも悲しくなった」…それが根本かもしれません。
怒鳴りあいは強烈でした。それで初めて「じゃあえみ紺の事超―っ好き」…どこまでわかっているんでしょうね。
アリスを利用した表現も可愛いです。
で、この二人の初体験はどんな流れに…

アニマル横町
いきなり体操?
衣替え、こちらもそろそろですね。
服で気分が変わるというのも、つくづくおかしな生き物です。
この普通の着替えはそれはそれでいいのですが。
ヤマナミさんのガラスの仮面ネタ、読者はわかるでしょうか。
このおされノートは楽しいです。別人どころか吹っ飛びすぎますが。
「ちなみに私は」「だからお前はかわってないって」で殴られ縛り上げられているのも…結構ひどい?
そして最後のこの服装、ヤマナミさんよりすごいんですが。
楽屋落ちは力抜けました。

眠れぬ蝶
なんというかおぞましい話でした。
「2人はもう凛のことなんてどうでもいいんだ」という言葉、読み返してみるとすごいです。
昔のプリンの話がまた、ほんとうの姉弟だったんだな、と感慨深いです。
彼女以外幸せな思い出がない、というのもなんというか…
コータが悩んでいる様子なのもなんだか怖いです。
見舞いに来ていきなり「おまえもうとっくに死んでんだから」、しかも後ろで家族が聞いている…とんでもない人です。
それが「ほんとに全部見た?」とどんでん返しになるのがすごい。
凛が全部知っていたとは…
術の背景には西洋魔術の要素もあるようですね。まあ試すだけならたいしたことはない、失敗すると信じていれば…成功してしまってさぞびっくりしたでしょうね、どんな代償があるかもわからないというのが現実になるのですから。
そして結界から出した夏夜の手が消えている…
蝋燭の梵字は一番上は判読不能ですが、上からカク・カーン・ヂク・ボ?
もう限界、となるのはわかります。
思い出してしまった、でもむしろ凛が死んでいるよりは自分が死んでいるほうがまし…すごい。
二人でずっとこの村で、結婚まで話が飛ぶのがすごい。
そしてコータ…「うぜぇ」という感情は何でしょうか。自分が何かを手に入れられないから、世界は自分専用ではないから、全部ぶち壊してやりたい…そういうことでしょうか?
本当にこの二人が結婚して子供まで…それが妙に恐ろしい話。
悲劇のほうがずっとすっきりしたでしょう。

出ましたっ!パワパフガールズZ
アルファとベータの動揺は見ていてちょっと気持ちが悪くなります。あまりにも幼すぎるまま世界から放り出されている…
ナツキくんの「フツーの応援期待しとくわ」という言葉がまた気持ちいいです。というか…部員じゃなくても同じ学校の部の試合は応援に行っていいんだ、ということを知っていればな、と残念です。知らないほうがバカかもしれませんが。
利益追求をむき出しにする科学者たちがバカでした。賢明な資本家、いや奴隷監督でさえもっと巧妙に利益を搾り出しますよ。
いきなり試合をぶち壊しにする、というのは…大きな作戦の一部ですが、ナツキくんにとってはそれが全てだった…そういう人の心も忘れてはなりませんね。
人間の上に立ってくれるなら、もっと巧妙にやってください。僕自身人間は、この近代社会を制御するには馬鹿すぎると思っていますが。
家族の写真を見た二人がどう反応するか…あくまでこのドラマ路線で行くのでしょうか?

紳士同盟†
灰音ちゃんは自分の笑顔は常に嘘だと思っているようですが、本当にそうでしょうか?
結構本当に笑っていることもあるのでは…自分では嘘だと思っているだけで。
まおちゃんと真栗…どう進んでるかなんて尻たく、いや知りたくないんですが。
男モードで「教えてほしい?」はすごいです。
三人娘のパジャマパーティ、華やかですね。
まおちゃんも潮も心を開いている、でも自分は…
「行きます私」と、その笑顔が演技だと…みんな見抜いているようですね。もっと素直に気持ちを出していいのに。
自分をごまかす、自分から逃げる…それはひょっとしたら、人間の本質ではないでしょうか。でもだとしたら、人間って何なのでしょう。存在する価値があるのでしょうか。
父親と対決する必要がある、そのことはわかっている…由夜ちゃんと同じですね。だったら「おれがもらう」と言ってもらえればいいのでしょうか?
蛇が出た、というのは昔のヤンキー仲間が蛇使いでもある…?わけがわかりません。
浜のシンデレラ、と大声で言うのは苦笑します。
ここでの豪快な大暴れ、確かに彼女本来こっちの世界の人では…それで笑顔で「もう大丈夫よっみんな!!」…この笑顔は絶対心からの笑顔でしょう…
先生方も面白いです。そして学園長…とんだどんでん返しですね。
写真にはぶっ飛びました。
そして母親を訪ね、「48代皇帝」という言葉…むしろ残酷なのは樹のほうかもしれない…
何かとんでもなく恐ろしいことに思えますが、考えてみるとごく普通の話のような気もします。

来月号の新連載は素朴な可愛らしさがありますね。どんな話でしょう。
雪丸先生の読みきりも、実力はわかっていますし…どれだけ成長したかも楽しみです。

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