りぼん2008年8月号感想
ラブコットンの付録の、フォントの品のよさは意外でした。
鏡と櫛の華やかさはすばらしいです!この突起は護身にも使えそうですね。
かなり一号あたりの作品数が減っている気がしますが、でも面白いのでいいです。
絶対覚醒天使ミストレスフォーチュン(種村有菜)アニマル横町(前川涼)こもれび。(えばんふみ)ちびまるこちゃん(さくらももこ)株式会社ラブコットン(樫の木ちゃん)CRASH!(藤原ゆか)チョコレートコスモス(春田なな)HIGH SCORE(津山ちなみ)バドガール(朝吹まり)君は坂道の途中で(持田あき)ロッキン☆ヘブン(酒井まゆ)次号予告
絶対覚醒天使ミストレスフォーチュン
40kgってまた不自然なまでに軽いです。アイドルからエロゲまでの公式プロフィールのように。
胸が大きい子はダイエットをしても胸が減らない、というのは嘘でしょうか?
イーバが普通にマスコットキャラ化しているのが自然すぎます。
冒頭から「ダーリンのバカ」…いっそ気持ちいいです。「うる星やつら」なんていまどきの読者は知っているでしょうか…僕もろくに知らないのに。
出場シーンの華やかさはつくづくすごいですね。でもケンカ中…
三回連載ってもったいないです!「もっと「まろん」とか「めろこ」」…呆れて何もいえません。三回連載だと最初からわかっていればなんでもありで遊べますね。あ、僕もジャンヌは知らないに等しい、ラスト数回しか見ていません。
イバ子が妃ちゃんの胸に甘えて銀くんが切れるのは…ま、面白いですよ。
ケンカで油断して吸われる、というのもいきなりですね。溶けないのでしょうか?
イーバ同士の会話はなんかすごいです。閉じ込められて改めてケンカを思い出すというのも楽しいです。
大好きだからケンカするのでは?「大好き」には支配欲とか負の感情もどうしても入ってしまいますし。
「ケンカやだよう」という素直すぎる台詞はかなりぐっと来ました。そう言うことができたら…
「会えなくなったら…」というか、この銀の台詞ってほとんど告白では。
いきなり重すぎる話…というかこんな形でいうには重すぎる過去です。サイキックフォースのエミリオも思い出しますが、彼より失った感じは少ない代わり罪悪感は大きいでしょう。
というかかなりいい部屋な気もします。避難には不便ですが。
炊飯器と一緒にされたら…自分で自分を許す、というのも難しいですし人を許すというのも難しいです。許しって本質的に人間を超えたもののような気がします。
でも…責める被害者がいないのは幸運でしょうか?
このドシリアスから揺れて顔に胸…から暴走して…このドドアホとのギャップはいいのかとさえ思います。
「指令が始末書100枚」…「ダイエットやめるから」…いっそ脱いだらどうなるのでしょう。地球が滅ぶかも。
特大のスピリッツサンダーはいいギャグです。
いきなりのテレパシー、そしてスカウト落ち…力抜けますね。
アニマル横町
ふわ不気味…巨神兵って漫画版では別の形で活躍しましたっけ。「おまえは私の自慢の息子です」
この暑さは僕もつらいですがパソコンにもきついです。
服を脱ぐのがハレンチ…なんか触れてはならないことに触れてません?
アニ横は…「常春の国マリネラ」に爆笑。
こもれび。
えばん先生、やはり人気があるようですね。
蛇を手にしていると…ここの蛇はリアルなほうがよかったのでは?
「小鳥さんと何話してたの」…すごく勇気ある子ですね。
動物の声が本当に聞こえているか、実験で確かめることはできるでしょうか?
植物の声まで聞こえるのは辛いのでは?自然はいつも断末魔に満ちていますよ。
ウサギを見て「ほっときなよ」はちょっと普通じゃない気もします。ここまで冷たいほうが当たり前って?
「お前一人でやれよ」も…僕にはとても言えません。
野菜でなくても野草で生きられないものでしょうか?
捨てられた、と動物本人に聞くのは考えただけでも辛いです。
充くんのおせっかいは何というか、無意味な休止符のようでなんだか味があります。
「私のような悲しい別れ」…?
ウサギが心を閉ざすのは…擬人化しすぎな気もします。動物は人間と同じ心を持っている、というのも形を変えた人間中心主義では?
光が差す、というのもえばん先生らしいです。
交番の人だった…安全な森って矛盾した言葉のような。森が生きていれば、そこに安全はないです。
ここでの警官の言葉には、僕は「ほっとこう、住む世界が違う人だ」としか思えませんでした。
いきなり正直になるのはいきなりすぎです。
どの道、信頼できる人に託すか…安楽死のどちらかを選べなかっただけですよ。
ウサギが鳴くのはさすがにメルヘンでは…
ちびまるこちゃん
予定…僕はいつも決まってました。母の実家以外の選択肢はありません。
他の予定も…帰省中も前後も、どう過ごしていましたっけ。
別荘招待とは太っ腹です!
貸し切りバスにプライベートビーチとすごすぎます。
海パンを忘れてブルーな時の出会い…もう何かの小説みたいです。女の子が病床で読むような。
そりゃまあぽーっとしますね、これは。
じっくり日の入りを描くのもさりげなくすごいです。
キャンプファイヤーでの再開、でも少し暗くなってもう会うこともない、という切なさ…たまりません。
花輪くんはつくづくすごい…
株式会社ラブコットン
メンバーのおかん、これをやりたかったのでしょうか。
でもすごく心を込めているのはわかります。
「ミルキーボンバー」の、リーダーの母とのつながりはちょっとしか描かれていませんがすごく深いですね。ひとかけらからすごく想像が膨らみました。これまでの対戦相手との再会もあればいいのですが。
相手チームの大切な人にも、しかも接触禁止だからやえさんの時のように相手のことを知ることもできない…難しいですね。
各家の母親は…それぞれ強烈。鈴ちゃんがいちばんすごい。家事をこなしている手、を見て…このラブコットンの服は機能的過ぎる気がします。作業服にも袖を長くすればなりそうですね。
でも服とすればミルキーのスタンダードのほうがいいです。すごく素敵。
「こちらの服」もほめているのは気配りが利いています。
「ゆっくり休んでいい」とはなかなか…やはり嫁が来るまで?でもこれからの時代は?
子供向けの服で、ミルキーボンバーの飾りの多さはすごいものがありますね。
半面ラブコットンのシンプルには驚きました!息を呑みます。
CRASH!
トップアイドルを見て桐くんが怜化するのはびっくりしました。
アイドル祭り…シビアです。TDLのイニシャルを堂々と出す度胸に乾杯。
一彦くんを女装させて度胸付けをする、と一人一人出していくのもすごく面白いです。最初の一人一人のキャラ造りがよかったからこそ、こうして楽しめるんですよ!
花…あんたがデビューしたら?と何度突っ込まれたやら。同じ事務所のまりかさんの新曲を宣伝するというのもさすがです。
なかなか元気に出られないのは…ため息が出ます。根本的に向いていないのかと悩んでしまいそうですよ。練習あるのみ…そうですね。この花ちゃんのアドバイス、就職試験の面接にも使えそうです。
分析もいろいろしっかりしていますね。
「実はつきあってたりして」で出歯亀…たく、桐はまだまだ恋心は目覚めてませんね。
ここでカツラが飛んで、うまく即興を決めてくれました!他の四人もよくフォローしてくれます。
記者まで呼んであるとは…
まもなく開演、すごくわくわくします。
チョコレートコスモス
…先読めてます…冒頭のあらすじはなぜわざわざ?
あの、生徒だった頃教師とつきあったことがある、とはなぜ読まないのでしょう。
この同好会、結構ちゃんと動いていますね。
「悠士はオチ担当なんだね」とすぐわかっちゃいましたねぇ。「なんだ今の」という感じがよく出ていました。
携帯電話に萩くんの寝顔…もっとすごい写真じゃなくてよかったです。というか間がうまいです。
「私だけの問題じゃない」って姉でしょう。
「過去かどうか」…これ、よくある勘違いもの…外に漏れる、言葉はエッチしてるとしか思えないでドアを開けたら別のこと(例:「秋子さん…柔らかい」「もっとどうぞ」名雪がドアを強く開いて「お母さん!祐一!何やってるのっ!」「あ、名雪も食うか?秋子さんお手製のつきたて餅」)
…先読めてます…冒頭のあらすじはなぜわざわざ?
あの、生徒だった頃教師とつきあったことがある、とはなぜ読まないのでしょう。
この同好会、結構ちゃんと動いていますね。
「悠士はオチ担当なんだね」とすぐわかっちゃいましたねぇ。「なんだ今の」という感じがよく出ていました。
携帯電話に萩くんの寝顔…もっとすごい写真じゃなくてよかったです。というか間がうまいです。
「私だけの問題じゃない」って姉でしょう。
「過去かどうか」…これ、よくある勘違いもの(例:「秋子さん…柔らかい」「もっと、どう?」名雪がドアを強く開いて「お母さん!祐一!何やってるのっ!」「あ、名雪も食うか?秋子さんつきたての餅」)に近いノリでは。
キャッチボールとは、ちゃんと活動してますね。それに課外活動も。
何とか邪魔しようとする紗雪ちゃん、小林先輩から見たらさぞかわいいでしょう。
大会に誘ってからのカメラワークが実にうまいです。赤いニシンのにおいがぷんぷんします…こっちが本当だったら頭ぶつけたくなるでしょうね。
思わせぶり台詞の山も強烈ですよ。
最後の見開き、下の黒がすごく利いています。
番外編も楽しかったです!
HIGH SCORE
さよ→レイジネタは楽しいです。「私とレイジさん以外」…二人だと種を残せませんし、生存も不可能でしょう。参照:「人類が消えた世界」
カエル百匹ってかなり楽しいのでは?
「生まれた時から」…すげえ、この…自分がモテていないのが納得いかない…
きょーこさんとさよちゃんの対決も楽しみです。
バドガール
どんどん面白くなってます。熱いです。クーラーがききません。
旭ちゃんのきつさの描写がすごくリアルです。僕もこれくらいは運動したいです。
バックハンドの描写も丁寧ですね。
強敵、しかも羽海ちゃんをスカウトに来た昔馴染み、といろいろ面白くなってきそうです。かなりベタなすトーリーではありますが、それだけにパワーはあります。第一かわいいですし。
「あなたたちにお願いがあるの」で盛り上げて、コーチも意外としっかり他の四人のことを見ているのがいいですね。
普通住む世界の違いを痛感してやめてしまうと思いますが。
美砂ちゃんも真剣に羽海ちゃんのことを考えているのがはっきり伝わります。
羽海ちゃんのレベルに合わせる…この正しさにはずしんと切り下げられるような感じがします。ここでコーチがシリアス顔で、意外といい男なのが面白いです。
「確かに昨日あのコに…」と認める勇気がすごいです。
星斗たちの側が余計なぐらい熱いですね。
君は坂道の途中で
なるほど、思いがよく発酵しています。
亜由ちゃんが好き、と自覚したらすぐ、迷いなくけじめをつけるのは男としては好感が持てます。
昔のことも誠実に話していますし。誠実な一面が一気に出てくると戸惑います。
「奪えると思ってた」「揺れてることに気づいてたから」と、男のずるさも隠していない…思春期の男は、過剰なぐらい自分の悪い面を見せようとすることもあるのです。この回想はショックがよく描かれています。
彼の責任はないに等しいのでは?理性的に考えれば。少なくともどんな法廷も刑事・民事責任とも認めないでしょう。
街を出て行け、というのは事実上八つ当たりです。憎める対象があったから?「バイトしてた店の娘」だから、その権力意識が暴走?特に住み込みだとほぼ封建主従になりますし。
「何回つっ返されても自分であやまりに」というのは…とにかく誠意しかない、というのも正しいですが…
「いつも優しかったんだね」には少し吹きました。
でも「ユカリさんの話をする千春には触れない」と、微妙な不安もよく描いています。
大介の「くそ…」がまた雄弁!
「待ってる」と言っておきながら…やはり尾けるんですね。タケルくんが来なかったらどうしていたでしょう。
「一歩一歩すっげえ重てえ」もわかります。
で、ユカリちゃんと亜由ちゃんが妙な出会い、いきなりテンションが上がって楽しいです。
ユカリさんの父親に会うだけでこのプレッシャー、どれほど事故のときの…いろいろ強烈だったかわかります。
すぐ抱きついて五秒のカウントダウン、それで泣きながら背を向けてしまうのは…いくらなんでも早まりすぎるのでは?
ロッキン☆ヘブン
「俺はやり直したい」で一拍置いて「断る」に大笑いしました。別アングルで三回はやりすぎかもしれません。
ぶち切れるのはよくわかりますが、結局抱きしめられて終わりですか…ここでのわがままの数々、気がついたらとんでもない約束させられていたりして。
「杉下くんとキスした」はいいのかどうか…その三倍キスしてほしい、というおねだり?
「いっぱいぎゅってして」がすべてですね。
で、みんなが見ていたとは。ため息。
さらに晶ちゃんのデビューには…まあ、流れですね。
それからのみんなをさらっと描き、妹も無事生まれて卒業…なんかあっさりしすぎてる気もします。
椿くんと晶ちゃんをくっつける必要はあったのでしょうか?バイセクシャルという伏線が入っていればともかく。まあ性って結構複雑ですが。
「結局三年間好きだったよな」にはびっくりしました。ギャグキャラ扱いされていた印象が一気に変わりましたよ。
藍と父親の仲も面白いです。
「天国か地獄か」はちょっと余計な気がするぐらいですが、「若気の至りに〜」の藍がかわいいので許す。
振り返った教室…僕にとってもいつのことでしたっけ。脳内写真もどこに…アルバムもどこにしまったやら…
「どこにだって続いている」はまあいいメッセージです。少々季節外れ&時代外れですが。
みんなのX年後もいいサービスでした。
葵ちゃんにはなんかほっとします。いいですね…
藍が教師とは!
「もう切るね それからかれこれ一時間」はお見事!
別の高校生カップルには苦笑しました。といかあまり顔変わってません、藍。
…なんかつかみ所の少ない作品でしたが、読んでみると面白いのでいいです。
来月号からの新連載には、いくらなんでもお体が心配です。どれほど頼りにされているのでしょう。
お疲れ様、と言えないのは心配ですよ!
来月号、酒井先生の休みなし新連載とは!
小桜池先生はあえて読みきり、じっくり力をためているようですね。大成功した前作での成長がどう生きているか楽しみです。
新人がいないのが寂しいですが。