りぼん2009年1月号感想
付録のカレンダーは雰囲気をあわせてある感じで面白いです。HIGH
SCOREのお色気がなんだか嬉しい。
カード・シールセットも贅沢ですね。
表紙は…この一月号の表紙を三誌で比較すると一目で雰囲気がわかったのですが、やはり種村先生の圧倒的な強さはゆるぎない、と。
若手の奮起を望みたいです、がんばっているし人気作もどんどん出てきているのですが。
桜姫華伝(種村有菜)CRASH!(藤原ゆか)夢色パティシエール(松本夏美)MOMO(酒井まゆ)フライハイ!(小桜池なつみ)アニマル横町(前川涼)HIGH SCORE(津山ちなみ)ぷちパレード!(大岡さおり)絶叫学級(いしかわえみ)マンガのマ(武内こずえ)株式会社ラブコットン(樫の木ちゃん)君は坂道の途中で(持田あき)次号予告
桜姫華伝
いきなり「憎くて」という言葉…作品のテーマは愛と憎しみは紙一重、でしょうか?
この子、現代からの時間旅行者でしょうか?当時は、いや今でも世界で十億人ぐらいは十代前半の親がきめた結婚は常識では。
単に別の選択肢がある文化の存在を知らないだけで、人間は男女問わず本質的に自由と知的成長を求めるものなのか、それとも今の日本の個人主義・自由恋愛至上主義のほうが人間の本性と異なっているのかは僕は知りません。それほど人間の本性に詳しくないので。
両親と兄が死んで、婚約者の援助で…当時の貴族は女性も財産相続権があったのでは?他の親戚は?などいろいろ疑問は出てきます。
自分で決めるの…ここで「私だけに/Ich Geho:r Nur
Mir(作詞Michel Kunze 作曲 Sylvester Levay)」をぜひ熱唱して欲しいところです。
いきなり男の人に抱き寄せられ、熊と暴言をぶつけられ、迎えの使者と聞いて、もうすぐ真相はわかりましたとも。残念ながら。
熊はある程度木に登るのでは?
扇に隠して…サツマイモは新世界産で西洋に知られるの自体がコロンブス以後、日本に渡来するのは江戸時代では…蒸したサトイモか山芋でしょうか?
「まさかかのような」「さっきは悪かったな」はどちらも内容は同じですね。言葉というのは面白いものです。
姫なら御簾から…柏木と女三宮の悲劇を思い出しますね。
「大っっ嫌いよ!!」って、嫌いなのはここでは青葉様では?それを転化するのが人間らしさというかなんと言うか。
朝霧というモノノ怪が普通に出てくるのも面白い世界観です。朝霧ちゃんの可愛らしさはすごいですよ。
月の使い方もうまいですね。月そのものの怖い感じがよく伝わります。
満月を見るな…サイヤ人?
「緊張してんだよっこれでも」が可愛いです。
家出の鮮やかさと文の山のギャップがなんというか面白いですね。
心のない文に振り回され続ける心というのはちょっと想像できないものがありますね。
迷子になってちょっとした音にもおびえる、というのは…当時電灯などありません。懐中電灯もありません。今と同じようなろうそくすらありません。油を使うか細い木を使うかしましたが、それは今では想像もつかないほど高価です。というわけで当時の夜は完全な闇です。満月でない限り…ついでに、今の日本のような警察機構もないので犯罪者は事実上やりたい放題です。そして教育もなく産業生産も低いため、犯罪が当たり前の人々もとても多かった…夜女の子が外を歩ける現代日本は、今の世界でも異常なんです。
月がいきなり妖怪に姿を変えるシーンのおぞましさ、造形は見事でした。
青葉がいきなり戦闘モードになるというのもすごい迫力でした。
何も知らず一生満月を見ないまま…そんなことは、人間には普通できませんよ。
かぐや姫が剣を持って妖怪退治をしていた、という発想はさすが種村先生、素晴らしい。
母親の最後…戦いを避ける選択…帝が彼女を殺した、そのことが冒頭の「憎い」と関係が?
命字という発想もいいですね。忌み名にもつながりそうでリアリティがあります。僕の字は何でしょう…
滅…自分自身かもしれない、この国かもしれない…「生きてみればわかるだろう」という言葉もとても大きい言葉ですね。今の日本人は子供から大人まで深い絶望の中にいますが、それに対して…過酷ではありますが「生きてみればわかる」は強いです。
この変身後の服はどこから…スカートのフリルなんてどこの何時代が発祥だか僕は知りません。
この時代は反りのある日本刀は発展途上では?柄頭に玉のある刀、というのも昔から何度もデザインしたことがあります(中学から二十代前半までの趣味の一つが刀剣デザインだったり)。
刀が全く言うことを聞かないというのも面白いですが、こう真正面から反抗されるほうがストームブリンガーのように肝心なときに反抗されるよりはいいでしょうね。
あとこの異常な身体能力は一体?
貫かれた妖が花びらになるのもすごいです。戦闘後に吐くというのも面白い反応ですね…戦闘後の心理・生理はそれはそれで実に面白いです。
手も足も傷だらけというのがまたリアルでいいです。
「口が悪くて雷使いの色男」うまい自白です。
面白さも設定もやはり極上、どうなってくれるか楽しみですね。
CRASH!
本格的にアイドルものらしくなってきました。
もうちょっと役割分担がはっきりしてもいいかも、執拗なパパラッチとか。
四条くんと桐が普通に…もうこの状態は笑うほかないです。
逆にサプライズで花ちゃんをねぎらうのもすごい絆ですね。この信頼関係がずっと続いてくれればいいのですが…マンガの中だけでも。
五人での春の特番!これもまた大きいですね。
送ってくれる桐くんに、やっと恋ネタかと期待しても…何このペース!カタツムリですか亀ですか?ピッチがたれる実験ですか?
順平が本気なのに気づいた時点でもう少し危機管理意識があっても…花ちゃんは攻めには有能ですが、守りに弱いところがありますね。二度同じ相手の汚い策略にひっかかるとか、最悪を想定して対策を立てておくのが弱い…僕はそれが得意ですから、僕がそこをフォローすれば無敵だと思いますよ。僕は「無謀だ、失敗したら」というような言葉を口にしない、そちらは「そんなことありえない」を禁句にすると最初に約束すれば。
サニーちゃんもどう動くでしょうか。桐の妹と何か絡むかもしれません。
あ、父とは別居じゃなかったんですね。
久々のスパルタモード、すごいですね。みんなの死屍累々が実に楽しい。
でもこれは…撮られないほうが不思議ですね。僕がいればこんなことはなかったでしょうが、まあ花ちゃんならあくまで攻めでどうにかするでしょう。
お手並み楽しみにしています。
夢色パティシエール
ますますよくなっていますね。商品化展開とは意外です…アニメ化なしで。
思いついてからの行動がすごいです。ただまあ助手が優秀すぎるのですが。
バレバレとかいいながら、それに対して直接阻止しようとしないのはなぜでしょう?
「変なケーキ」「腕はまだ全然」とこの天然の残酷さ!面白いです。
雪の日、そしてお菓子の家!そしてしっかり紙芝居みたいなおもちゃとして遊べるのもすごいですね。
妖精をこき使うとは…後が大変ですよ?
それでりんごちゃんにも「ありがとう」と言わせ、さらにあゆちゃんもちゃんと引き込む…誰も排除しない…作者の優しさには感服します。
りんごちゃんが自分から、というのも素敵でした。
意地悪たちも技術が優れている、というのは単に使い捨てのキャラではなく、これから長期的にいろいろと関わってくるキャラクターになりそうで楽しみです。
自分の作ったものを喜んでもらえる喜び…それは大きいでしょうね。僕は…数えるほどしかないのですが、その嬉しさは忘れられません。
「こわいのか」「まさか楽しみだよ」という会話もいいですよ。
学校内でのケーキグランプリ…いきなりフランス留学とは大きい目標を…すれ違ったらどうするのでしょう。まずこの学園内で越えなきゃいけない壁、というより自分自身!基本!基礎!
MOMO
この景色…いろいろな面があります。「この一億人の人間集団(日本人)の乳幼児死亡率は生物としては常識外れに低い」「戦後日本の経済繁栄は朝鮮戦争・ベトナム戦争など海外の戦争の犠牲のおかげであり、またこの明かりの下で使われている紙と洗剤は熱帯雨林を破壊した安価なパルプ、その破壊した場で奴隷労働によって作られているアブラヤシから、この明かりそのものの石油はアメリカ戦争経済によって…」「ただきれいだな」どちらの見方もできますよ。
このお兄さんと夢ちゃんの仲もいろいろいいですね。
いきなり「協力すればいい」には驚きました。驚いた感じもよく描けています。
一日一食って…まかないだけ?
八億年前はいなかった…どんな関係やら。
状況をリアルに考えられない…そんな状態で殺すか殺されるかになる人って結構多いでしょうね。いや、本当に殺す瞬間まで、リアルに考えることなどできないかもしれません。…でも身近で殺す殺されるが当たり前、自分で家畜を毎月のように屠殺していたら?
このプラネタリウムがユダの口づけとは…確かにこの笑顔は…といっても、それは人間がそういうふうに進化によってプログラムされているからですよ。人間は生物で、生物は何より自分の遺伝子のコピーをずっと存続させなければならない…そのためには個体には寿命があるから、自分の遺伝子を受け継ぐ子供を生かさなければ…そのためには子供に自分が食べてもいい食糧などを供給し、それで子供が笑顔になるのが嬉しくなるように…。
その進化によるプログラムは善悪どちらともいえません。生贄を焼き殺すことからいじめまで、また戦場では古今東西虐殺強姦に狂い、アイヒマン実験でのたうちまわる被験者を見ながら電圧を強め、スタンフォード監獄実験ではごく短期間で実験であることも忘れて囚人役を虐待するように…それもまた進化によるプログラムに書かれているだけです。
「最初のひとつめよ」って、今まで一つも救われた星がないというのはモモちゃんが認めたでしょうか?
靴を投げるというのは、そういえばブッシュ大統領に靴が投げられたという話がありましたね。僕ははいたまま、足で蹴りだして靴を飛ばすのが得意ですが。
プラネタリウムが川に…素手というのも意外ですし、全然迫力ない可愛いだけです。というか彼らにはそれぐらい修理できないでしょうか?
ナレーションを口で言うのも、膝に這い上がってくるのもすごく心が温まりました。
ポイントもくれたとは親切ですね。
人間は本質的にスキンシップを好みますから、モモちゃんも人間の体を取ったことでその性質が移ったのかもしれません。
見えにくい作品になってきました。これからが実に楽しみです。
スカイハイ!
展開が速いですね。
もっと残酷に…あらゆる裏切り、冤罪、彼女自身に邪悪なことをさせてその自分を直視させる、本式の拷問や薬物などいくらでも…と考えてしまう残酷な部分が僕にもあるようです。
結局鮎沢たちの目的が不明なのも不思議ですね。純粋なアナーキズム?そして権力欲に酔っているだけ?
このお供え物も…明日殺す生贄を飾り立て、洗い立てるのを思い出します。
それで喜ぶ単純さもあれですが。
父親を稽古のために助けるとは…でもこの状態、いくら強くなっても…それこそ最終回時点の孫悟空の強さでもかなり難しいのですが。
「コレどういうことかしら…」で、家では「ギャー」、学校へ元気に登校、という流れが実に面白い。
入学前のことも、そこに何か鮎沢たちの行動の理由でも?というか人が重傷を負っていて警察沙汰にならないのもどうなのでしょう。ここで警察が動いていれば問題はなかったはずです。
学校を好きにサボっていい、というのも…ひたすら自由?
ルカくんの回想は…でもアメリカでは飛び級が普通の制度ですから、問題は今までたくさん出ていてケア制度はしっかりしているはずですし、同等かそれ以上の天才も回りにたくさんいたのでは?
いないとしても、ガロアの論文を読めばそんなのどうでもよくなるはずですよ。上には上がいる…それも際限なしに。
そして今は中国とインド合わせて二十億人近くが、必死で勉強を始めて次々とアメリカに留学しているんです。その最高峰は一体どれだけの天才か…
丸太というのも豪快というか危険というか…
「さびしいんじゃないの」だけで落ちるとは単純というか…
「私も一緒に闘う」という言葉…それが裏切られるときが今から怖いです。
というかずっとサボっていて放っていたうちに、というのはかなり馬鹿ですよね…
クラスごと攻撃対象…どう見てもそれをやっているほうが悪なのですが。単に無力というだけで。
逆にこれをやっている連中を一人ずつ闇から闇に消せば問題ないんですけどね。それ以上の圧倒的な暴力で…
というかピンチが弱すぎるんですよね、結局…彼女自身が重傷を負わされるわけでもないですし、口で詰んだ詰んだといっているだけで。
そりゃまあ全然面白くないでしょうね…でもあっけないですね。
ここからどう動くのか、それ以前に鮎沢たちが、この作品自体が何をしたいのか…
アニマル横町
今回はいい話でした。本当にこうだったのかもしれないですね。
あみちゃんがネコというのも可愛い。これも再登場して欲しいです。
マッドサイエンティストごっこ…この電圧は近くにいるのも危険なのでは?
人間になるテストというのもすごいですね。
牛乳を買いに行かせてサプライズパーティというのもいいですね。
人間になるとアニ横のことを忘れる…それも切ないですね。というか人間になるってそんなにいいことでしょうか。
これが夢じゃなかったらそれはそれで素敵だと思います。
HIGH SCORE
確かにこれはすごいかも…妹も彼女もしゃれにならないほど強い…
猛獣つかいとか飼い主とか…確かに怖いですしね。
ときわづが尚弥くんを…でもときわづが本気になったらほぼ誰にも守れないのでは?ひよこがネコに近づくイメージは笑えました。
オヤ女も相変わらずすごいです。なんだこりゃ…
ぷちパレード!!
相変わらずの可愛らしさ!
妖精って可愛いとは限らない…はい限りません。いろいろいます。
メジャーで採寸、というボケとツッコミが…そのときの犬っぽい表情が…可愛い。
寒いギャグの連発から学校が氷付けになって、しかもそれが校長の寒いギャグ…いいですね、こういう対象年齢低すぎるの僕大好きです。
「はれんちだわ」は面白すぎます。確かにこの二人、今回いちゃいちゃしっぱなしですが…
「愛のあつさはとけないよ」はかなり恥ずかしい台詞でしたよ。
「指紋をとってよからぬことに」…なぜみんな指紋を嫌がるのでしょう。警察が指紋・DNAと戸籍簿の一元データベースを持っていれば、そのほうが冤罪は少ないと僕は思います。
どちらにしても冤罪に落とそうと思えば警察は確実に成功できる環境はあります…それこそ逮捕して指紋を取り、その指紋を犯罪現場に貼り付ければいいだけです。というより自白さえあればそんな手間をかける必要さえないのです。冤罪がいやならその状況自体を変えなければなりません。
国がファシズムに走ったとき、指紋簿などがあればそれを利用して反抗者を徹底的に弾圧するだろう…指紋簿がある場合とない場合で何がどう変わるでしょうか、特に警察が恣意的逮捕と拷問をためらわないならば?
第一、指紋と戸籍簿がつながっていれば引越しなどのときも便利ですし、それに預金通帳がつながっていれば元気を持ち歩く必要もないですよ。便利です。
最後での日和ちゃんの表情もものすごく可愛いです。
彼女を狙う男?本格的に小雪ちゃんが苦しむ展開に?どんどんやってください。
絶叫学級
こういうどちらもありというのがまたスリリングでいいですね。
清水くんと舞子ちゃんのケンカは見ていてすごく楽しいです。
昔からの絡み方には笑い転げるしかないです。どんだけ好きなんだよ、としか言いようがないです。
「清水の奴をこの世から消して」…実現されたらかなり大変ですね。
後ろにいきなりすごい幽霊、そして机を飲みつくすような巨大な…すごい。
清水くんもすばやすぎるというか鈍感すぎます。いや、上を指差してすぐ消えた女の子でちびらないだけでもかなり勇敢ですよね。
腰が抜けるとは、あれからどんな経験があったのでしょう。
「清水っっ!!」と叫んでしまい、終わりかと思ったらお菓子のおかげで…心温まる終り方でした。
かなり強烈な存在ですね、いろいろな意味で…よくわかっています。
マンガのマ
「そのペンネームの方がはるかに情けない」…
昔愛用していた…といってもその道具がどれほど広い世界を描くことができるか。
確かにAdobeのあれとそれとパソコンは非常に強力ですが。
上位入賞常連の宇佐美さんとどんな関係?と思ったら同じクラスとは。
「投稿しないとマンガ家になれないよ」まあ確かに。投稿したからってなれるとは限らないし、デビューしてから本誌連載までの道ももっと険しいですが。
互いに眠らないよう見張る、というのも仲いいですね。
好きなマンガの話…これでそれがキャロル猫田の作品だろうとは思いますけどね。
宇佐美さんの前向きさがあまりに模範的で怖ささえ感じます。
トップ賞というのもすごいですね。
「デビューじゃなかったか」とか、あくまで子供らしいうぬぼれで見ていて複雑な心境です。
初投稿でBクラスならいいほうなのでは?
落ち込み方も見ていてわかりやすいです。
そして宇佐美さんに見せてしまう、「やだなこーゆーの」という心理…母親も宇佐美さんも、嫌というほどわかっている心理でしょうね、これは。
作品を最後まで描き上げる…それだけでもできる人は少ないかもしれません。
「大ファンです」は予想通りですが熱いですね。キャラが変わるのも爆笑です。
いつかかざるのはこの表紙でしょ…読者の皆さんから、そのときが来るのを楽しみにしています。
やはり熱い作家ですね。
株式会社ラブコットン
え!あれ?の連続。ここまで徹底的に、予想とは全く別次元が連続するとは…
僕は「店が客の目に入らない」のは、たとえばこっちから来た人の目はまずあっちのマクドナルドにひきつけられて次に左の交差点に動くから…とか、商売としての理屈だとばかり思っていたのです。
客でいっぱいの店、やっと…と思ったらのいきなりの逆転…正直呆然としました。
一体何をやってるの?まるで別のマンガになっている…というような。
全くの更地?これが現実…生霊?ふざけるな、とさえ思いましたよ。
あと繁盛しなかったのも、デザインの年齢層と土地の客層の違いという根本的な問題…
そういう面ではかなり拍子抜けというか座ろうとした椅子を引かれたような…
そして開店…武流くんがスタッフとして入ることは?
あと学校は卒業しないのでしょうかとかいろいろありますね。
それがいきなり「わずか一年で手放してしまうことになるんだ」…!!!
何かで失敗するのでしょうか?東京の洗礼を受けて?それとも…
なんというかわけがわからないの一語です。せっかくの名作を台無しにするか、それとも…
君は坂道の途中で
大介くんの支えが実に大きいですね。
確かに今更としか言いようがないです。
みんなのおせっかいも優しいですね。
会社が倒産すれば解決する問題とは…なんかばかばかしくなりました。力抜けましたよ。
きちんと迎える気があるのかを確かめる…「決めるのはお前だ」…すごくしっかりしていますね、このおじさんも。
手を怪我しても無視する親は…無理なのでは?親はちゃんと精神的な治療は受けたのでしょうか?
本音は…逃げたい、考えなくていいところへ…すごく素直な本音だと思います。そしてそれだけは千治くんにも与えることができないものですね。
そういえば今は、傷口にガーゼというのは否定されているそうですね。
千治くんの心理医療の腕は相当高いですね。
大介くんと梨杏ちゃんが進展しそうなのも…ダルシムって懐かしい名前を。
「今晩うちに泊まりに来ない?」を梨杏ちゃんがどう解釈したか考えるとあまりに爆弾発言です。
「何かしてよ」は自爆にしても…それをどうにかするには今押し倒すしかないのでは?というかそれ以上に恥ずかしいところをさらすしかないです。一生苦しみますよこれは。
「お前のことすごく好きになってからする」というのは誠実すぎて脳味噌飛びます。これで恥ずかしさは吹っ飛んだでしょうか?
子供が吐いたり、これはすごくスリリングでした。
ちょっと無謀とも思えます。周囲に車を使える大人は?本当に他の選択肢はなかったのでしょうか?
無茶もたいがいに、というのもため息が出ます。でも赤ん坊が苦しんでいたらなんでもするのは、人間の遺伝子が命じていることですよ。
小さい子供にとって親は…でも、親がない子供もたくさんいます。
「何度も夢に見た光景だったの」…赤ん坊が最上の精神分析医になるとは。
この決意とキスもすごく…雪景色の感じとうまく調和しています。
春田先生の新連載、それにその次から槙先生も復帰して…なんというか、種村・槙・酒井・春田の力、その四人を柱にする体制に戻そうとする復帰力があまりに強い気がします。
もっと若手に、種村・槙・酒井・春田の四人を蹴り倒すだけのパワーを発揮して欲しいのが正直なところです。
ラブコットンのクライマックスはあまりに意外です。「りぼん」の中心になれそうな面白さがあった作品だったのですが。
新人若手にもっと出てきて、もっと活躍して欲しいですね。もちろん意外なベテランの復活活躍も大歓迎ですよ。