りぼん2009年8月号感想
先月号が一点豪華主義だったので今月号はおとなしめでしょうか。
ノート自体は好きですが、ペンに実用性は…?
表紙に奇妙に力がありました。かなり目立ちます。
なぜアニメ化が決定した夢色でないのかは不思議ですが。
勝利の悪魔(槙ようこ)スターダスト☆ウィンク(春田なな)桜姫華伝(種村有菜)アニマル横町(前川涼)HIGH SCORE(津山ちなみ)MOMO(酒井まゆ)アイからはじまる(雪丸もえ)Kiss me ホスト組(優木なち)夢色パティシエール(松本夏美)フライハイ!(小桜池なつみ)CRASH!(藤原ゆか)絶叫学級(いしかわえみ)次号予告
勝利の悪魔
あんなすごいことになっていながら、ページをめくると普通…に見えてすごいことに。
醤油といわれて布団叩きって…それにしてもこの布団叩き棒って芸術ですね。
たわしでたわしを磨く…それはすごい。
とにかく稼ぐ、という意欲は元気が出そうです。
一人一万円と言うのはすごいですね。一瞬クラスで一万と思ってしょぼと思いました。
光のほうが燃えているのが意外でした。
男装?俗にいうヅカフェ?それとも宝塚もどき公演?…本当にやってるとこってどれぐらいあるんでしょう。
みんなが迫るのはかなり迫力ありました。
バイト先候補で実名だしまくっているのはビビりました。
有須川さん、頑張ってますね。
勉強を使う、と…クラスメートに勉強を教える、というの自体は賢いのですが…需要と供給ですね。
普通に小中学生の家庭教師のほうがよさそうに思えます。
いきなりすごいのが飛び込んできたのはびっくりしました。
「元気ないじゃん」という会話がすごく楽しいです。
「なんにもないんだもん!」といういきなりな言葉もびっくりしました。もしここで「何が」なんていってたら死刑でしょうね。
そして…この子がどう動くか、楽しみなことになりますね。
というか本当にできない子に勉強を教えるってかなり大変ですよ?
スターダスト☆ウィンク
スイカにこだわってますね。
「じゃー言ってあげますよ」というテンションでかわいい…そりゃ確かにイヤですね。
かわいい、というのがリス…はは。
でもこうしてみると、結構ドキドキしてますね。前ほどどうしようもなくはないと。
真白くんがからかっているのはいかにも楽しそうという感じでたまらないです。杏菜ちゃんにはたまったものじゃなさそうですが。
「真白が初恋だとか」…どうにもなりませんねこれは。
今度は忘れたい思い出だとか、なんだか普通の少女漫画になっている気がするんですが。星がどうとかならないですよね…
三人を連れてどこに行くのでしょう…って遊園地?
遊園地が閉鎖される、という話も多いですね。一人勝ち時代ですか…
自分の初恋が誰だったか興味がない、というのも面白いです。
「一緒に結婚しよーね」は苦笑しました。重婚ってリアルな…
さすがにここまで来ると笑うしかないです。
本当は日向が…ってこれ、証拠ないですよね。どちらだ、と真白くんが言ったとしても信じて、自分の記憶も作り変えるでしょう。
桜姫華伝
変身シーンフル、アニメだと時間稼ぎですがサービスとしてはいいですね。
それにしても血桜って、この幅・刃渡り・厚みだと、女性に使える代物じゃないですよ絶対。2kg近く、普通の木刀じゃなくて素振用木刀の重量があるはずです。
中納言も裏切りをここで明るみに出してしまうとは。
淡海の真相…怒りがすごく冷たくなります。
毒霧というのもやっかいですね。というかみんな自在に毒を使います。
「好きなの青葉」がすごく気持ちを伝えてきますね。
疾風の変身はびっくりしました。というか服はどこで調達したんでしょう。
「久しぶりだからくちづけを」って正直でいいです。
大量の水を浮かせて、まあ確かに現実の毒ガス防除にも大量の水を使うのは基本です。
命字まで預けるとは…
瞳を見ると逆らえなくなる…本来天皇や将軍がそんな、絶対的なカリスマを持つ存在でなければならないはずです。
この穴の中からのうめき声はあまりの哀れさに言葉が出ません。
火を落とすのがせめてもの情け…
「炎なんかにあげない」という言葉も重いです。彼女はこれからどれぐらい、こんな思いをしなければならないのでしょう。
命字が「信」…つくづく、僕の命字って何なのか気になります。
信じ、託す…託される側の重荷も…この戦いは戦うに価する戦いなのでしょうか?
アニマル横町
な、なにこの変なの。これは怖い。
無線仲間というのも独特のつながりですね。
HIGH SCORE
漫画家ブログのネタですか。いろいろあって楽しいですね。
黒い顔はかなりホラーです。というかこれで顔が元に戻るのがすごい…池田先輩並みの回復力?
実は男だ、とかはネットではばれているのでは?
めぐみちゃんのセクシーグラビア…と思ったらなんですかこれ。でも部分部分はセクシーですね。
魔性の女だと思われて炎上、というのは苦笑しました。
「A君とM君が実は愛し合ってて」…そりゃもうファンみんな大喜びでしょうね…というかめぐみちゃんやえみかちゃんの反応も見たいですが。
MOMO
どうも後味が悪い話です。というかこの星の人々の精神構造、地球人に似すぎてます。
生物にとって決して優しくないって、いや知的大型動物が進化できるという時点ですごく恵まれてますから色々。地球だって砂漠や極地で見れば「生物にとって決して優しくないその土地」って思うでしょうよ。
モモちゃんの別の姿は今回とは全然違って印象が強いです。
その仕事は本来王自らがやるべきでは?
「外の者に慣れていない」のは地球人も同じです。
地球に対する月と同じように、地球も公転周期と自転周期が同じ(ロックされているといいます)で常に同じ面を太陽に向けていたら…そりゃもう地獄でしょう。
彼女から聞いてもそれは「確かめる」にはなりませんよ。自分で証拠を集めなければ。タイムマシンで昔の地球人に地動説が正しいと言っても、それは神託と同じです。
ポイントを集めるのは順調、というかピコはどれだけ長いこと同じことを繰り返しているんでしょう。
もうこの星は滅んでしまう、というプレッシャーから婚約者、そして父の愛と地位、いや人としての地位のすべてを…スケープゴートに罪を押しつけるのは、理不尽に見えますが人間の習性と言っていいです。
だからここの人たちは本質的に中身が地球人と同じなんですよ。それが一番…SFとしてのリアリティの低さです。
最後のポイント、一緒に来てくれるなら…
本当にこの星は救われたのでしょうか?来月、僕は何を見ることになるのでしょう。
何より…「人間性」はどこの星でも同じなのでしょうか。このようなタイプの生き物しか、知的生命体には進化できないのでしょうか?
アイからはじまる
わざわざかくし撮りを撮って、それを送信して「ハイ重症」ってそれを言うために?アホですね…
というか携帯電話の普及で、写真の価値って僕の子供時代とは全然別になっている気がします。
プール掃除はそれはそれで結構楽しそうです。
つい彼を見ていて水を吹いてしまう、というのは…なんというか笑うしかないです。
いきなり脱ぐのはびっくりしました。
そっけないのはそっち、って確かにそうも見えますね。
「怖いんだろオレのこと」という思いやりは…ずれてはいますが優しいですね。
「奇跡なんて自力で起こせる」ってカッコいいです。惚れそう。まあ起きないから奇跡って、とも言いますが。
携帯電話を一緒に探してくれる、ってこれ結構脈あるのでは?
いきなりの「すき!」はびっくりしました。結構衝動的ですね。
まいみん…隠し撮りを待ち受けって器用なことを…
この状態がしばらく続くんでしょうか?こちらが溶けますよ!早くくっついちゃってくださいとも思いますが、いいぞこのまま一年続いてくれ、とも思います。
Kiss me ホスト組
相変わらず気の強い子ですね。天然パーマをそのまま、何もせず解いたらどうなるんでしょうか?
それぞれのばかばかしいテスト返却がうまい小ネタです。
でも1÷2は?…わかりません。この問題は何を前提にしているのですか?十進法なら0.5、四進法を普通の十進小数の延長で表現すれば0.2です。自然数の加減乗除のみなら「解なし」が答えになります。「1÷2」そのものに答えの資格はあります。
これは数学の問題ではなく、「この問題はどんな数学を前提にしているかを見抜く」国語というか「試験式空気読み」という科目の問題でしかありません。
というより「÷」の意味自体が僕には全然わかりません…あまりにも用途が広すぎ、別々の妙な数学のあちらこちらに出てくるので厳密な定義ができる代物じゃないんです。数学基礎論の初歩しか知らないと、小学生の加減乗除なんてわけがわからない代物に思えてきますよ。何よりゼロという概念を許すと、割り算は根底的にわけのわからないものになるんです。
日本に始めてキリスト教を伝えた人物…問題自体が間違ってますよ?フランシスコ・ザビエルは「日本に始めて高い公式の宣教師資格でローマ・カトリックを伝え、そのことを教皇庁にちゃんと報告できる地位があった人物」です。中国で一時かなりの勢力を持ったネストリウス派キリスト教(景教)が日本に伝わっていないはずはありません(厩戸皇子伝説?)。またザビエル以前にもキリスト教を伝えた中国人がいなかったとしたらそのほうが不思議です。
英検一級と言うのは冗談抜きにすごいです。
英語で退学のことを言うとは嫌味というか何と言うか。
あっさりと退学を受け入れる、というのも潔いですね。まあルールはルールですし…
トップだと一億円…これはすごい。
そしてマコちゃんの強引過ぎる行動、確かに…どうしようもないです。
でもこうしてかばわれてしまった豪くん、男としてすごく情けなくないですか?これを取り返そうとしたら大変ですよ。
しかも唇じゃなく指二本、というのがまた汚い!
しかしなんか、あまりに重い気がして辛くなることが多いです。
夢色パティシエール
妹がどんな形で出てくるのか、それも楽しみです。
結構放っておかれているような感じがしてしまって寂しい、というのが伝わってきて心配になります。
皿盛りというのもある意味芸術ですね。日本では別の形の芸術にしますけど。
このスイーツタウンというのもすごいですね。
「男の子が三人で」っていちごちゃんは眼中無しですか…
女の子にはこういうことではかないませんね。
落として泣いている、でも転んですりむかなくて良かったじゃないですか。
ミニシューを使って、これは器用ですね。
「泣いてる子供笑顔にするぐらいのとりえ」…それほど大きいことはないですよ。一つの価値観だけに染まっていると見えなくなりますが…
四人でのショータイムはすごく明るく健康的で素敵です。楽しそうなのがよくわかります。
バナナを口に突っ込むのは過激ですな。
ここで再会した、という時点で…二回戦で当たるのは見え見えでした。
この四人の個性もバランスいいですね。
しかしぶつかるとわかったときのさわやかさ、一回戦と違ってどちらが勝っても…でも今は気持ちいいですが、勝負が決まったときには余計辛くなるかもしれませんね。
フライハイ!
棒を腕で受けるなんてと思いましたが、こんな持ち方してる棒なんて怖くもなんともないです。正しくは…剣道の教本を見てください。
「妙な言い方すんじゃねーよ」「捏造映像だろ」が可愛すぎます。
子豚といわれてあっさり力が戻る…戻りすぎです。というかこれ、東丈の超必殺…
この先生は何を考えているのか…それがいまいち伝わりにくいです。自分は憎まれても当然と思っているのか…
両方のいいところだけを見ようとする芽留ちゃん…かないませんね。
ほたるさんを見ただけでなんか地雷の影みたいな感じがします。
それぞれの別の言い方には呆然とします。周囲の期待に…自分に自信が…人に気を…確かに同姓同名の他人…いやここは笑えますね。
先生との和解はちょっとすっきりしすぎてますね。そしてそれから、鮎沢たちとの対立がより強くなるのは話としてはわかりますが…本格的に核心に向かうのでしょうか?
生徒会システム自体が敵?
というかそれだったら生徒会システムを変えればいいことでは…なんというか戦う相手を間違えますね…憲法改正ではなく暗殺と同じバカです。
CRASH!
桐くんの不調?それは…花ちゃんの責任になってしまいますね。
嫌な予感が強まる、そしてあくまで無理をすると言い張る桐くん、気持ちはわかりますが無理なものは無理では?
まあ無理を通すが人の道かもしれませんが、その行き着くところはガダルカナルやインパールですよ。
「全部責任とる!」って、本当に責任を取れる立場の彼女が言ってしまうのが恐ろしいです。でも…ああっ、後ろでフォローしたい!彼女には見えないような最悪の事態への備えをきっちりやってやりたい!
一晩中…まあそれは熱上がりますね。
「朝起きたら腹出して寝てた」…バカすぎ。
というかちゃんとプランは組んでたんですね。
ライブの迫力はさすがに強烈です。
美雪さんはさすがですね。
落ちかけるのを怜が助けるのは、腐女子にはたまらないシーンでしょうね。
「ファンが楽しめると思ってるの」に、休むのではなく気合を入れなおして「ライブを楽しみたいのはこのオレだ」…強烈です。
ゲスト出演…美雪さんは知ってましたね。一体何がおきたのか…美雪さんの裏切りでしょうか?それとも…緊迫してきます。
絶叫学級
カラーが結構強烈でした。
でもそんな形で未来を見るのは、できるならやってみたいです。
写真と比べたとしてもよくわかりましたね…というか朋子さん老けすぎ。十歳+三十年で四十歳前後では?
突き落として、そういうことでしたか。
「この道」…ほんの数十人だけです。本当に破壊すべきなのは、遺伝子レベルでいじめがインプットされている、人類全部ですよ。
不可能じゃないです…偶然が味方すれば。運良く、世界を壊すようなうわさ…「イスラエルが神殿を再建する」「アメリカが有色人種・貧困層を皆殺しにする」など…がある程度以上の強さで広がれば。運良くジンギスカンのような英雄が出現して暴走すれば。
下半身が見つからない…
本物は一人だけさっさと先に帰った、という時間の複雑さがまた面白いです。
まちがい、というのは別の選択肢がある場合です。別の選択肢が彼女にあったでしょうか?徹底していじめる側になる以外に、殻を脱いで人間になってしまう以外に。
教師としては…あまりに無力すぎて、絶望することも多いでしょうね。
最後は確かに希望を見せる終わり方ですが、抵抗してかえって悲惨になることも多いですし、抵抗する力などどこにもない人も多くいます。
必要なのは…
来月号、新條まゆ先生の新連載には心底ぶっ飛びました。
正気ですか?というのが正直なところです。外部作家を入れた「なかよし」が今どんな惨状だか知らないわけじゃないでしょうに。まねるんなら「ちゃお」が正しいのは見てわからないのでしょうか?
確かに新人作家をいくら出しても種槙酒春を越えるヒットがないのもわかりますが…諦めるにはまだ早い!
まあ作品自体はちゃっかり楽しむつもりですけど。それとこれは別。