りぼん2010年1月号感想
付録は体積は地味ですが質はずば抜けています!
カレンダーとしてはやや不便ですがイラスト集としての価値がすごく高いです。
マカロンを強調したストラップもかわいいです。やや香料が強いのか、開封前からにおいがしますけど。
次々に新人の読みきりがあるのが本当に嬉しいです。…「なかよし」と比べるのは失礼かも…
桜姫華伝(種村有菜)夢色パティシエール(松本夏美)アニマル横町(前川涼)勝利の悪魔(槙ようこ)ひよ恋(雪丸もえ)MOMO(酒井まゆ)姫ちゃんのリボン カラフル(込由野しほ/水沢めぐみ)スターダスト☆ウィンク(春田なな)絶叫学級(いしかわえみ)今すぐビームユー!(木村恭子)HIGH SCORE(津山ちなみ)ハートのダイヤ(新條まゆ)Kiss me ホスト組(優木なち)次号予告
桜姫華伝
なんか変な方向にのりまくってますね。
愉快な仲間たちを一人一人描くのが楽しくてたまらないという感じがします。
魔の宝石…ちなみにスミソニアンの青ダイヤの話は嘘ですので。
この魔術のシーンはすごく深みがあり説得力があります。
「槐様」と声をかける横顔の輝きと美しさはまさに宝玉そのものです。
たっぷりヌードがあるのも男性としては嬉しいです。
本来彼女が憎むべきなのは槐でしょう…でも彼の側の本当の意図もわかりません。
単に最も美しい姿を与えたくて、かもしれませんし、実際身代わりかもしれません。
何かとてつもなく深い意図でもあるのかもしれません。
今度は青葉を狙って…その狂気はどこに行くのでしょう。
夢色パティシエール
魔法で着替えるとは便利ですね。
天王寺利さんのタルト…実際の商売と同じですね、有名で実績がある店が圧倒的に有利…実際の開店セール(広告・花輪など)、知り合いなど最初に用者利がいれば口コミでいい評判が伝わる、という回転がありえる実際の商売に比べても、この短期決戦では有名で実績がある先輩が圧倒的に有です。
夏希さんもうまい工夫でいい商売やってますね。
ここで「老人に親切に」パターンを使うしかないのは仕方ないかもしれません。
それにしてもみんなの好みに合わせて、自分の店の外からいろいろ買うとは…
コンテストでここまで来た人以外もいろいろ楽しんでいるのが伝わります。
作り置きというのもほんのちょっとで致命傷になりますね。
事実上の一対一というのも燃える展開です。
先にクラス発表なのも、学校全体で活動している感じで気持ちいいです。
一ポイント差…ほとんど互角に近いですね。勝敗を攻撃と感じてしまうのは人間の通弊ですが…
ここでアンリ先生が出てくるとは。さてこれから、次元が違う実力者ぞろいの勝負になりますね。
アニマル横町
お年玉の回収…確かに。
忘年会というのも何が楽しいんでしょうね。特に酒が飲めない僕には。
というかこの泡立った液体や丸いグラスに入った液体は…いいんですね。
きき米も確かにすごい。
ベッド折りは確かに豪快すぎます。
勝利の悪魔
さて2010年はどこに行くやら。
いろいろ写真とか騒ぎになるのも当然ですか。
地の果てまで追いかけて呪う…確かにこれは怖い。
渉ちゃんもいろいろ大変ですね。
しっかり宿題を作ってくれる…なんというか「放っておかれていない」感じは与えてくれますね。
「母親じゃなくて父親」は思いっきり笑い転げました。
しかし何かとかわいいですねえ、天然で大胆なのって。
で、いきなり「あなた達の交際は認めませんから」…問答無用で高い障壁ができましたな。
まあ両思いのほうがよっぽど高い障壁なんでしょうが。
ひよ恋
教師にこう声をかけるのはなんだかびくっとします。一人の女性としてはかわいいんでしょうが。というか多分僕より年下…いや実年齢の僕はある意味存在してません。
みんなかわいい仲良くなりたいと思ってる、となると…おせっかいが始まりますね。
ロッカーというのも実に居心地がいいです。わかります。
先生の壊れっぷりが実に楽しいです。
全員にケンタッキー…1ピースでも260円、それで四十人となると…うわああああああああっ。
どんどん人々を混ぜていくというのも柔らかく描かれていてすごくうまい。
ちっちゃいサンタもかわいいです。
いきなりお姫さま抱っこでツリーの一番上…そりゃまあ「なにこれ」ですよ。なんというか幸せすぎます。
子供用というか小四の妹、というのも楽しいです。
で、幸せ一杯のところでこうなるのもお約束…と。さあて爆弾処理の楽しみが…
MOMO
星を壊さないで済む方法…
ケーキというと飛びついて、でもポイントにはならない
一緒に住むのがよっぽど嬉しかったんですね。
夢ちゃんのプレゼント、これも優しいですね。
というかそれで簡単にポイントが増えてしまう、というのがまた笑えます。すぐイメージされるような地球のいいところなんて何もなくても、この家族としての温かさのほうが有効なんですね…
大魔王をやめる宣言はびっくりしました。
ケーキ屋として暮らす…ナナギ・沙成にとっても魅力的な提言かもしれません。
夢の中で自我が分裂する、このシーンはなんだか悲しいです。
そうして疑ってしまえばいくらでも疑えます…人の心を読む能力はないんですね、星を壊せても。
暗殺されかけたことも何度もある、ってそれは暗殺しようとするほうがバカとしか言いようがありません。もし殺してもそれが本体じゃなかったら、それは星ぐるみの死刑執行令状に署名するのと同じです。
しばらく魔王の側と入れ替わりですか…さてどうするやら。
姫ちゃんのリボン
カラフル
問い詰めさせない、いつもどおりの二人…でもちょっとでも時間があれば、また…
お菓子があればあるだけ食べてしまうのは人の常です。「誰でも開けられるけど空けるのがとても面倒くさい錠前」があれば便利かもしれませんね。
しっかり入ってきている猫…かわいい。
変身と考えると辻褄が合ってしまう…というか辻褄が合えばいいんでしょうか?
「野々原(少年)」というのはひどい。
迷子…あまりに露骨なフラグに笑うほかありません。というか姫ちゃんのリュックに緊急用ブランケット・防水シート・レザーマンのFuse・ホイッスル・ロープ・風に強いライターなどを突っこんでおきたくなります。
ボールを追って、とはわかりやすいです。
ふざけんなよ、と怒るのがすごくカッコいいです。
リボンが破けたら…どんなことが起きるのでしょう?変身が暴走するとか?
スターダスト☆ウィンク
「本心を言いなよ〜とりあえず否定しとくかみたいな〜」が大笑い。
いきなり丸一こま空白になるのはびっくりします。
手紙というかなんか力が抜けます。
いきなり「日向の好きな人探るの禁止」は驚きます。何があったのでしょう…
急に望月さんの気持ちを強く…こう思いやっているのも正しいとは限らない、というのがきついですけど。
どうしても告白のタイミングが合わない、というのは見ていて辛いですね。
これが誤解だったら大笑いなんですが…
絶叫学級
ベッドの下…魔物・闇に対する恐怖は子供にはつきものですね。
ザンスシリーズではベッドの下の魔物が結構楽しい仲間だったりしますが。
対処はいくつかあります。
○ベッドじゃなくて布団に寝る
○道徳的に完全を目指し、あらゆる罪を償う
○お守りの類
ベッドの下で自分がハブられていると知る…これは悲惨すぎます。
自然にこのグループから抜ける、という選択肢もあったような気がしますが、この作品は元々選択肢に意味がないようですので。
何度もベッドの下に隠れたり…何が彼女を追い詰めたのか考えない回りも怖いです。
なんというか今回は全体に意味不明な感じもありますが、ホラーは別に脈絡が一貫してる必要はないですね。
今すぐビームユー!
すごく明るくてエネルギーの強い絵柄ですね。
ライトの強調も面白くて、どんな放しかすごくわくわくします。
頭なでられて「ギャーッやったー!!」なんて、あまりにストレートなラブにきゃあきゃあ騒ぎたくなりますね。
光を通じてハートマーク、というのもかわいいですね。
キスシーンを自分で照らすのが辛い…この辛さが伝わってくるのもこれまでの激しさの積み重ねがあるからですよね。
本番、キスシーンを涙ながらに照らす…ここはもうものすごいまでです。
カーテンコールをすっ飛ばして、かじさんも泣いている…どれだけ激しい思いなんでしょう。
卒業後の二人が描かれているのもすごく素敵です。どちらも一歩一歩、すごく苦しい道を二人で助け合って歩いている…ものすごくいろいろなものが流れ込んでくるようです。
とにかくものすごいパワー!自回作が楽しみでなりません。
HIGH SCORE
二人いたら…いろいろ怖い。まずDr.スランプの「コピーくんの巻(みどりさんとのデートとアラレと遊園地に行く約束を二重にしてしまった千兵衛が自分をコピーする機械を作ったが、どちらも自分がデートに行くと譲らず喧嘩して結局デートをすっぽかした)」を思い出します。
「自分が大好きだから」は笑うほかないです。
「一人は政宗センパイとつきあってもう一人は」…ひどすぎる。
僕が二人いても…何もイメージできません。まあ殺し合いをしておいてもいいですね。
ハートのダイヤ
なんというかどこにいくんでしょう。
どこに逃げるんでしょうね、冷静になると。
邪魔者を消すほうが、ってもう一人の守護神は邪魔者じゃないんでしょうか?
というか「警察に通報する」という選択肢を思いもしないのが不思議なところです。
カード使いじゃない、ということは知られてないんですね…
心臓をえぐる…結構過激なこと思いつきますね。
二人とも守護神であれと育てられていた…善悪とか関係なく、小さい頃に押しつけられた生きる目的はほとんど絶対的なものなんですよね。それがユダヤ人皆殺しだったらとっても大変なんですが。
胸に大きな傷を…って本当にやろうとしたんですか。そのアクションシーンも見てみたかったです。
結局、運命から逃げることはできないんですか…といっても、彼女が生きていてくれればいい、幸せでいればいい、というのも「愛する」には変わりないです。
「欲してはならない」というのも内心に対する命令は…事実上無効ですよ。
Kiss me ホスト組
本気で「夜王」と対決して欲しい気がする今日この頃。
テレビ取材…頭を抱える以前に吼えたくなってきます。
最高のお出迎えにもほどがあります。
なんでここにマコがいるのか…もういい加減女子も、誰がヒロインなのか認めたほうがいいのでは?
ひたすらな雑用精神には頭が下がります。お茶の間爆笑も確かに。
みんなの本音も苦笑します。
いきさつ…どこまでが本当なのか…というかもうチャンネル変えていいですか?
二年の一年だけヤンキー、中三の夏で脱ヤンって忙しいですねある意味。
それでいてわけありというのもホストの言葉は信用できません。というと一路さんがディナーショーで歌った曲(Just A Gigolo)が頭に浮かびますが。
「なにもしらないで本気になった」というよりひたすら、運命の女神様に拉致監禁されただけなんですが。
彼女が目障りなら、何より「彼女を雑用の座から解放する」ことが最優先では?雑用で貶められているのは見て気持ちいいけど豪様にべったりなのはうらやましい、というのは勝手すぎます。
「発情期まっさかりの男子高生」…でもまあOLまで守備範囲となれば、処理だけならいつでもどこでも…では?
この視線で全員に「自分のほうを見た」と思わせるのもホスト魔術ですね。宝塚でもよく使われる技術です…特にとある星組のトップスター様は一本釣りといわれてましたっけ…
アナウンサーの「無謀な恋は」ってそれそのままお返しします。
でもあきらめるあきらめないの問題じゃなく、ひたすら引きずりこまれて逃げられないのはどうすればいいんでしょう。もうこれは彼女の責任は問えませんよ。
新連載はタイアップのようで…
まる子ちゃんも久しぶりで楽しみです。