りぼん2011年9月号感想
シンプルきわまる、強烈な主張を秘めたノートが素晴らしいです。
他の付録もいろいろとパワフルですね。
前例はあるにせよ、「りぼん」で「こち亀」の感想書くとは。
大きな方向転換の号になりそうですが、さてどっちにいくのやら…
あ、「セカイの果て」は疲れるので感想書けません。面白さはあるのでしょうが、それを楽しむには疲れすぎているので。
リビアやシリアやソマリア、津波の犠牲者、フクシマ周辺の餓死したペットや家畜だけでおなか一杯なんです。
シュガー×ソルジャー(酒井まゆ)流れ星レンズ(村田真優)CRASH!(藤原ゆか)ひよ恋(雪丸もえ)アニマル横町(前川涼)パーフェクト・ローズ(小桜池なつみ)絶叫学級(いしかわえみ)ボクは狼。(優木なち)ブルーフレンド(えばんふみ)桜姫華伝(種村有菜)まりもの花(香純裕子/秋元康)スターダスト☆ウィンク(春田なな)こちら葛飾区亀有公園前派出所(秋本治)HIGH SCORE(津山ちなみ)プリティーリズム(朝吹まり)次号予告
シュガー×ソルジャー
毎回ぶっ飛んだ設定と緻密さで楽しませてくれる酒井先生、さて今回は…
可愛くなりたい…男の子ならカッコよくなりたい、ですけどその出方が男の子の場合わけの分からない方向に出るんですよね。
振り返る初登場、わかりやすいですね。
読者モデルの妹…そりゃやっかいなポジションですね。
姉妹に同じ服を着せない母親が問題なのでは…妹の心理も考えて…
それで高校デビューしてみて、どうなるのでしょうか。
いきなり男の子に潰されて、「1200円なの?」となんでくるのやら。
それで、上着なしの入学式…厳しいところだったらどうなっていたでしょうね。
男の上着を着せかけられる、というのもかなり強烈ですね。
さらに親睦会、これは…一生に三回あるチャンスですね。
僕は今思い出してみたら、三つともきれいに見送ってました。
この姉、善意なのか悪意なのか…
逃げたところで男の子が声をかけてきて、メルアド…というかメルアドを書いた紙を普段持っているのかと突っこみたくもなります。
こいつが姉目当てでないことを祈る…と思ってページをめくったら、笑うしかありませんでした。
この助けはありがたかったですねいろいろ。
さらに回想、たたみかけてくるみたいですね。
自信が欲しい、でも…比較対照が大きすぎる…だったら勉強とかスポーツとか別分野、というのは考えなかったのでしょうか?
いや、とことん正統派だったのにびっくりしています。
期待大ですよ、序盤から組み立てもしっかりしていて!
流れ星レンズ
正直、人気があるのはわかるのですが、これ以上続きは見たくないのです。
最後がどうなるにしても、この二人が苦しむのを見たくないのです。
「二人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ」で終わりにして欲しかった…
相変わらずきらきらの二人…
中間服、というのが楽しいですね。
組み合わせがおかしい、どんな風に生きたらそんな、偏見だけで固まった人間になれるのやら。
デートはやってない…
席替えでどうなるのやら。
奇妙な印象ですね。そういうのを描くのが実にうまい。
「見とれてた」とストレートにいえるのってすごいですよね。
さてどっちに行くか…まっすぐ行って、どうなるのやら。
男同士は目で、一瞬でIFF…敵味方判定(Identification
Friend or Foe)できてしまったりします。
まあ女子のほうがIFFレーダーの性能はすごいですが。
こちらに始めて来る、そんな道はたくさんありますよね。僕も、考えてみれば小中学校も高校も、知らない道がたくさんありすぎて怖いぐらいです。大学時代は時間があったのでかなり回ったと思いますが、それでもわかってない道がたくさんあるでしょう。
あくまでちゃんとしようとする凛咲ちゃん…かわいい。
この先生もいい人…なのに、こんなことを一応聞く…まあそれも、心配をどう形にするかわからなくてでしょうが。
蜂野くんの反応…無関心にはなれないんですね。どうしてこんな悪意をぶつけるのか…
だから、正直こうして続きを始めて欲しくなかったんです。この二人が悪意に切り刻まれ、誤解に苦しみ傷つくのを見たくない…
CRASH!
寝顔…必殺寝起きドッキリ。
もう起きている、で思い切り寝ぼけてる…
なんかそれぞれの反応がすごすぎるんですが。
なにこの本気モード。
自分が不釣合い、と思うなら今やっていることが何であれ、全霊をこめる以外することはないですよ。
それで、今回は話した相手がよかったですね。
夢を持つことが夢、というのがなんというかすごいです。
で、お風呂は…まあパターン、こいつの仕込みかああああああ!
…パパラッチがいたらどうすんじゃ。事前に消してからやってる?
カポーンにさらにあとから、ひどいひどすぎる。
さいっこう!楽しみで楽しみで叫びまわりそうです。
僕は骨の髄からこういうのが大好きなんです。
ひよ恋
まつ毛をいじられるなんて僕がやられると思ったらすごく怖いでしょう。
メイクって女の子はすごいですよね。そんな魔法を普段から使えるなんて。男の子には、群れるか、ピアスとかか…大人になったら名刺か車、それぐらい?
律花さん、尾ける気マンマンですね。
人ごみから大きい手で救い出される、これもいいシチュ。
先約ある、と言ってくれて、さらに手もつないで…これはもう脳みそ吹っ飛びますね。
さて、尾行のはずがデートと言うのもよくあることで…
ヒヨコのお面、というのも楽しいですね。
「何しに来たんだ」…確かに。
真剣にゴミまであさって、すごいですね。
まあ見つかってよかった、奇跡みたいなものです。
気持ちが盛り上がるところはとてもきれいに描かれていて、感動します。
やっとここまで…ため息が出ます。
アニマル横町
やっとこのネタ…
アラレはラジコン戦車にされても喜びますけどね。
ボタン押されるより目を押されるほうが痛そうです。
なんというかいろいろありますね。
パーフェクト・ローズ
これはこれでいいんですけどね。
所持って、「家のタンス」も禁止なんでしょうか、拳銃や覚醒剤同様。
で、化粧やアクセサリーは際限なく拡大解釈できるんですが。
家の机の引き出しに、模様のある鉛筆があっても「アクセサリーの所持」、薬箱にワセリンがあっても「化粧品の所持」になるんでしょうか。
体制を盲信していれば拡大解釈可能な法でいいでしょうが、僕は一切信じないので。
クギバットは冗談抜きで凶器ですよ。
石を放るのからいきなり岩とは、エスカレートが過激ですね。
というか校則では殺人未遂罪は禁じられていないんでしょうか?
事態が悪化…そりゃねえ…
思ってることと言ってることが逆になってる、というのは笑うほかありません。
地味で影が薄いから簡単に逃げられる…それはすごい。
ガソリンスタンドに火のついた棍棒…今の日本のガソリンスタンドなら大丈夫だと思います。多分。
女の子たちに笑顔でいて欲しい、だから…こういうストレートなカッコよさが小桜池先生の凄みですよね。
さて…どうなるのやら。
というか、落とすとかそういうのなしの、ちょうどいい解決策ないものでしょうか。別に松葉瀬高校に編入しなくても、別の編入先を用意するとか…
絶叫学級
この夏休みは僕から見たら天国なんですが。
少なくとも、クーラーが壊れて修理を待っている家から見れば。もちろん避難所の被災者から見ても。
魚を死なせてしまう、というのが反省から生き物を大切にする気持ちになれば、それはそれでいい話なんですが…「絶叫学級」がそんなことになるはずはありません。
人間にとって罪悪感というのがいかに強いか、それはキリスト教の強さを見ればわかること…
というか、結局いい話にしておいてから、…その、温暖化が最悪の事態になっても、別にエラ呼吸の必要はないですし、解決にはならないのですが。
ボクは狼。
スケベをしない…男にとっては本当に大変なんですよ。
「さすがにおーかみ君かわいそうだわ」まさにそのとおり。
自覚はあるんだ、だったら理性では許しているのでは?
骨で催眠術というのも変態を極めてます。
おっぴろげって…なんか男読者としてはとても楽しみな…
で、狼くんのほうはスケベしないと誓ってる、となればこれはもう…拷問の一言です。
「あがぁ」…想像以上に笑えました。
彼の優しさ、もう人間以上に人間ですよね。
においだけで犯人がわかるとは、さすが。
ブルーフレンド
そりゃ真っ白にもなりますね。
で、「構わないで ほっといて」…いきなりこういわれたら困りますね。
じゃーあんたが、というのもこの年代、というか人間誰もそんなもんです。
「私いったいどうすればいいの」ってこれだけ気持ちぶつけられるってすごいですよね。
結局一人でやるはめに…困ったところです。
助けるつもりでわざわざ着替えて、腕の日焼けが心配です。
…押し倒すのは普通かどうかは僕は知りません。僕は普通に関心ないので。
二人とも同じぐらいバカ、ならそれでいいですよね。
さて、今度はどんな…悪意が降ってくるのやら。
桜姫華伝
裏切れない…
で、帝との面会?どうするといっても選択の余地はない…
人間って理解するための存在じゃないですよ?
まあ、僕らのこの世界の天皇は、少なくともここ数代は神と言っていいぐらい高い人格ですが、こっちのワールドではどうなのやら…
辛い思い、というのはそっちですか。
また会いに行って…そして、この揺れる思い…どうしようもないですね。
こんな若い子が忍びなんてやるのが無理なんでしょう。
人間の姿で会うと意識してしまうから抱きしめてしまう、この男心の繊細さが素晴らしいです。
それで…でも、裏切るより裏切られるほうがいいですよ。
死のくちづけ…瑠璃条に心がなければいいのですが。というか、仲間以外全員殺す気ですから、これが唯一…助ける方法なんですよね、こっち側にとっては。
そして参内がどうなるか…どんな罠が待っているか。
姫まで水牢ということにならなければいいのですが…狂っている可能性もありますから。
帝が人間でなくなっていれば、まだ救いがあるのですがね。
まりもの花
名探偵コナ…確かにやばいですね、出版社違いは。
やられたと思ったら、確かにキャバ嬢にしか見えません。
マサル…確かに究極をつきつめましたね。
いや、ここからの、いくら使ったんだろうなという豪快なギャグは笑わせてもらいました。
さらに「説明しよう!」となるともう…
キス未遂に風呂…あ、そういえば小学生でしたっけこいつら。
それで「世界で一番好きなのは」…言ってくれましたね。
なんというかどこにでも暴走してください。
スターダスト☆ウィンク
本戦にいける保証がまったくない…大変ですね、頑張ればいけるとは限らないのって。
勉強はほぼそのまま努力が反映されます。
スポーツも、少なくとも筋力は応えてくれます。
同じ芸術でも、楽器演奏とかの正確性なら練習で高められます。
写真部で何をどう努力すればいいのでしょう。
題名…それでも努力して外したらすごくマヌケなことになります。
奇跡、ってこれ作者本人の実感入ってますね、もろ。
階段で、確かにこれは何やってるのか…
わけわからなくなって、携帯メールで…これが金の無駄遣いでないことを願います。
確かにまどろっこしい。
確かに短絡的すぎてすがすがしい。
「日向が颯を信じてないわけないし」…これはこれで強烈。
というかもうわけわからない、考えないで流されたほうが楽そうです。
こちら葛飾区亀有公園前派出所
…ほんと、まさかこういう形でこの作品の感想を書くことになるとは。もちろん小学生のときから読んでますよ。特にゴキブリ三億は今思い出しただけでも笑い転げてます。
あれ?その前の、意味不明のカラー写真は?見なかったことにしましょう。こち亀とは関係あるはずありませんし。
あらすじの必要がある、というのがすごいですよね。
いきなり一ページ丸々、というのがすごい。
この一家は気持ちいいですね。
迷わず「ついて行きな」という、やはり懐大きいです。
なんというか両津のいい面ばかり出ていると、心配なんですが…
勤務中というか、警官としての勤務中…
牧場の広さの表現、これは少女漫画しか知らない子には新鮮かもしれません。
豚はかなり危険な動物なのですが、牙は取ってあるでしょうね?
走るだけでも危険です。
フラワーリース、というのも楽しいですね。
牛乳とかソフトクリームとか、喜んでいるのが一杯伝わってきます。
フラワーリースを取りに行こうとする出皮くんの責任感が…
両津の行動はカッコよすぎます。こういう面もある、とはわかってますけどね。高い犯人検挙率、また特殊部隊に匹敵する射撃・兵器運用能力…
ほとんど『め組の大吾』…「あんたの体だ!」という言葉がカッコよすぎました。
人を抱いたまま山道を駆け下りる、それこそ人間の体力じゃないです。
檸檬ちゃんとカナリアの卵、これもほっとしますね。
なんというか、一番いい部分だけを集めて…
しかし中川・麗子・部長が一度も出てこないというのもすごいですが、とにかく子供たちにとって最高の贈り物をしてくれた、ということがはっきりわかります。
ありがとうございました、としか言いようがないですよ。
HIGH SCORE
幽霊がホラーにびっくりしてたらどうしようもないですね。
夜のポテトチップスはとても太ると思うのですが…
一緒に寝る、ぬいぐるみ、…お地蔵さんはすごすぎます。呪われるなんてもんじゃないですよね。
ホット塩水はわかって飲めば効きそうです。特に熱中症には。
死んだ犬の霊がした霊的うんこ…そりゃ気づきませんね。
守護霊…これも久しぶりですね。
プリティーリズム
あまりにあっさりと解決したのに、むしろポカーンとしてます。
この靴を履いて走るのってすごく危険だと思うのですが。
ひっぱたいて「だったらやめたらええわ」、セレナちゃんらしい熱さですね。でもまあ、それは相手がよかっただけなのですが…あの内面攻撃食らってたらどうなっていたやら。
二発目をかばってくれるりずむちゃん、でもこれ…叩くほうが痛いですよ。
りずむちゃん…彼女もかなり熱いですね。
こうして三人とも熱ければ、何も問題なし、と。
徹底した特訓志願…それはそれで贅沢な話ですが。
その厳しい練習が描かれないのは残念ですが、それはこれからの回想に?
アスタリズムのファッションはかなり強烈ですね。宝塚から抜け出てきたよう…というかこの衣装代・美容院代はどこから出るのでしょう。ちゃんとスポンサーされていなければ、一般家庭の自費じゃきつい水準だと思いますよ、この衣装は。
さて何が起きるか…何も考えずに楽しめるって素敵です。
来月号は、まあ今月号が拡大号だったから…新連載はショートでしょうか?
つまり今の体制でしばらく飛ばす、ということ。
やや暗めなラインナップを、最後の「プリティーリズム」がフォローする…どれだけそのシステムが続くか、どうなるか…