りぼん2011年12月号感想

表紙ではフェイクファーの重い質感と、藤原先生のタッチがうまく調和して面白い印象を作っています。

しかし…やはり「なかよし」の広告は吹きます。クギ子ちゃんなのはしょうがないですが、でもせっかくの華やかな作品たちはこれでは全く見てもらえそうにありません。しかしこうして見ると長期連載ばかりですが、「りぼん」もそれほど人のことは…
ローゼンメンデン自体はショートですし感想は書かないですが、すごくかわいい面が出ていて読んでいて楽しくなりそうです。

考えてみればこの膨大なショートも、「りぼん」の幅の広さですね。「ちゃお」もショートはたっぷりあり、ショートがほとんどない「なかよし」が異常なんですが。

今年はどちらの方向に行くのやら…暗い作品も明るい作品もしっかりプッシュしている幅の広さが、ハラハラしますが安心感でもあります。

CRASH!(藤原ゆか)ひよ恋(雪丸もえ)HIGH SCORE(津山ちなみ)アニマル横町(前川涼)チョコたん!(武内こずえ)スターダスト☆ウィンク(春田なな)絶叫学級(いしかわえみ)流れ星レンズ(村田真優)シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)まりもの花(香純裕子/秋元康)パーフェクト・ローズ(小桜池なつみ)桜姫華伝(種村有菜)表×裏ガール(大詩りえ)ボクは狼。(優木なち)プリティーリズム(朝吹まり)次号予告

CRASH!
ついに言ってしまいましたか。
桐くんの動きに、何かと思ったらこのアホらしい勘ちがい…うまく空気抜いてくれました。
みんな、特に怜さんの暖かさが胸が熱くなりますね。
花さんの、ある意味当然の言葉に…一彦くん、男ですね。かっこいい!と叫びそうになりました。
やはり花さん、一枚上手です。
さらにこの注意も…ユイちゃんはその重さをわかっている、と信頼して、それでも注意しなければ、それほどどこに穴があるか…
親友にもいえない、というのも辛いです。考えてみれば、秘密を持ってはいけないというのはある意味カルト教団など反社会的集団とも共通する感じがします。いや、人間の緊密な集団には共通する心理状態なのでしょう。
三年の人、勘よすぎ。
「嫌いになってほしい」…それしかないですよね。でも「ウソをつくことも増える」という時点で、言っているも同然です。
老後なら言えるかも…確かにそこまでなれば。
電話での「僕のこと好き?」…これはいきなり爆発しました。
さて甘々から、久々にアイドルとしての…さあ久しぶりに花マジックが炸裂するでしょうか?

ひよ恋
文化祭実行委員…そりゃりっちゃんもそうなりますよね。
「仁戸部くんてもしかして」…ひひひ。
コウくんも魂抜けてますが、さてどうなるのやら。
一致団結が大嫌い、というのは…僕の場合は暴走して全員を置き去りにするので、もう忘れたいことばかりです。
自己紹介、というのも大変ですね。必要がないぐらいの有名人…笑うしかないです。
昨日の夜…それだけでえらく大変ですね。昔は携帯電話なんてありませんでしたし、今もほとんど使っていないので、この感覚はわかりません。
うしろのみんなでヒヨコを可愛がっているモードが見ていてとても楽しいです。
かぶりが多い、そりゃそうですよね。
「西山がこんな小学生みたいな駄々こねるとは」って確かに。
宗教…確かに。
何が楽しくて、ってまあそりゃそうですよね。
カフェで提出する…考えましたね。複雑ですが。
さて、ちょっとずつふくらんできた嫉妬…そりゃ彼氏の前でこれだけ、別の男の話ばかりしてたらねえ。
結心のほうは結構愛情表現してるので、ちょっとひよりちゃんが甘えすぎてるような…人に嫉妬があるとも知らないとか?

HIGH SCORE
女の子にいきなり呼ばれたら、そりゃ飛んでいくでしょうが…めぐみと嵐士じゃなあ…あれ、なぜ泉水を呼ばないのでしょう?
道路標識を武器として使えるってすごいですね。リアルグレートソード(4〜10kg)より重いと思います。
めぐみが殺せない虫なら、フルオートショットガンが必要だと思いますが。
一段低い、ですね。
美女の部屋がこれだったら、もう夢も希望も…
というか三日前言われて、二日間呆然としてたんですか?
わがままとかそんなレベルじゃない…殺したくなるほどかわいい、ってこういうことですね。
下着…強烈です。
政宗先輩のほうがおかん度上、というのは笑ってしまいます。
それにしてもなにこの恐ろしいわがまま…つきあう嵐士も嵐士ですよね。

アニマル横町
おお、久々のコミックス…
あれ、なんか下の柱が空いているような。
新しい読者、といっても難しいのでは?女の子の絶対数が減りまくるのに。
ナレーションを改変しまくるのが笑えますね。
人物全体、これは十年つきあってる僕でも始めてみましたね。
ねずみ講って英語では確か人名でしたね。

チョコタン!
なにこの殺人的な可愛らしさ…
ロールプレイで練習、かわいいですね。まずおやつ食べたいが出るのも犬らしいです。
アリマくん、登場の瞬間からこの角度…近すぎます。
いきなりがぷ、って動物病院の子がしつけできてない…と思ったらサバイバー、といっても僕は人であれ動物であれ、行動で判断し自分に牙を向けたら殺すしかないんですが。
「おんなじカオして」がかわいいです。
チョコタン、人間としてもどれだけ苦労知らずなのか…
ふたりきりに、ってどうなるのやら。
人間の残酷さは、時には底なしです…犬も遊びで食べきれないほどの動物を殺すことはありますし、猫もネズミをもてあそびますが、人類の残忍さは…
かんで、いたいけどさわる…なんというか泣きすぎでしょ。犬って涙での感情表現ありましたっけ…
ナオちゃんとアリマくんが、話すきっかけにはなりましたね。
おなかとかおしりとかさわってもらう、ってそれやばいです。
しかし犬に言葉がしゃべれたら、僕のことは、なでたがりだけど心の底がすごく冷たくて自分勝手、といわれるでしょうね。
さて、急接近した二人ですが…いろいろと楽しみです。

スターダスト☆ウィンク
確かにラスボス音楽。それもゾーマ様。
「都倉くんも」…たしかになんだったの今の、です。
結婚相手に逃げられ、そりゃ大声も出ますよね。
なんというかものすごいですね。
で、日向くんとつきあってると認めたら、どんな爆弾が注いでくるか。
このモノマネは大笑いでした。いや、そんな豊かな感情表現できるならここまで泥沼にはなってませんて。
確かに先生の自覚丸でなし…
で、日向くんが先生を好きだった思いを肯定するって…なんというか墓穴通り越して原油が噴出してきそうです。
日向くんの対応、大人すぎます。中身が子供の先生と大人の生徒…というか、恋愛というのは結局一人の男と女になってしまいますよね…
なんというか…さらに悪意と、やっかいですね。
本当に写真って怖い。

絶叫学級
丸っこい幽霊が妙にかわいいです。
僕はコタツがないのでわかりません。コタツ+座椅子でノーパソというのはどうなんでしょうね…
田舎らしい田舎ですね。
お年玉も、なんというか幸せそうな子ども時代って感じです。
金が欲しい、って小さい子が…ま、一万とか五千とか、そんな金額でさわいでいられるうちが幸せですか。住居は一人暮らしマンションでも三千万、普通の一戸建てだと億が当然ですしね…
封印、ってそんな危険なコタツを使わないで下さい。神社の敷地の木を使わないで下さい。
笑うしかありません。
自分は悪くない、ってあくまで金銭欲が勝ちましたか。
体罰では自己中心性はなくならない…というか余計強まる子も多いでしょうね。人を陥れることしか考えられなくなるような。
人の金なのに、一度自分のものと思えば執着してしまう…金というのは本当に恐ろしいです。
めずらしく勧善懲悪が一貫して、後味悪さが軽いです。

流れ星レンズ
この集団が妙にシュールに見えてしまうのが笑ってしまいます。
ある程度の事情は聞いた、といっても、笑いをこらえているのか困惑しているのか。
つれてどっか行く…自信なのか、それとも若さなのか。
なんで担がれているんでしょう、とんでもないフォームで。
かくかくしかじか、確かに客観的に見ると情けない。
頭に耳をつけ…後ろの大仏がすごい。
凛咲ちゃんのネコミミはよく似合っています。
ノープラン、でまず率直に「存在感あってごめんネー」…すごい自信ですね、つくづく。
今度は石を拾い始める、って…笑うしかないです。
さらにバスケで負かしてみて、というのも男というか。
いきなり三井ばりの華麗なロングシュート、確かにこれはギャップが強烈ですね。
おまえみたいの、って人間はみんな「おまえみたいの」なんですね。層じゃない人間はいないのでしょうか?
「おまえみたいのを腹ん中で笑ってるとき」…いろいろな意味ですごい。正直通り抜けてます。
ハッチ責めは…実際男の子ってこういうところあります。一つ間違えればトラウマになります。
ベクトル違うけど頭いっぱい、だったら…さて、次から何をするのやら。
というかおぼっちゃまというのがまた大笑いです。
結構読み応えありますね、いろいろな意味で。

シュガー*ソルジャー
足軽と尻軽には大笑いしました。
二か月も何も、好きに時間はないですよ。
自己完結してる、その間に雷で抱きつく…さらに覆って抱きしめる、どこまでイベント男なんですかこいつは。エロゲーの逆ですか。
というか窒息しますって。
褒め言葉を大量にぶちきれて浴びせる、というのも楽しいというか…
で、倒れてごまかすと。なにこのシッシーナ夫人。
おぶさってそのまま…というか人の携帯を勝手に…
確かにこれは、汚しちゃいけない。
それで背負ったまま家へ…タクシー代は大変でしょうね。
服を乾かすから、って典型的なエロマンガ展開…笑うしかないです。
というかロックオン?
お礼、でアイスのトリプル…というかデート。
なんか、好きでもないのにここまでする男どこにいる、って気がしてきました。
というか見事にさらわれた…笑うしかないですねこれは。
さて、どうなるのやら…
いや、楽しいですねこれ結構。

まりもの花
さてどこに暴走するか…
どんな巨体でもガトリング砲の前では、盾にもなりません。机の下で震えていますが、机では5.56mmが防げるかどうか…
ビルごとぶっ壊して、警察が微動だにしないと?
迎撃ってこっちも銃器ありですか。
エアフォースじゃなく、U.S.AIR FORCEなのが問題ですよ。
こいつは…遠慮なく迎撃してやってください。
アメリカ空軍を操れるって、それ核攻撃も可能じゃないですか…
最初からクライマックスなのが称賛されるのは、ニコニコ動画だけでは?
だからミニガンの前に盾になっても無駄ですって。というかミニガンは人の手では絶対持てません。重量とかは自分で調べてください。
安っぽいドラマ、と自分で言ってたら世話はないですね。
差別というか…まあ確かにアメリカではものすごく力が必要ですよね。ただし、どんな力も拳銃に勝てないのが現実ですが。
ニセモノ…ってそのために米軍動かすって…
マサル、だからミニガンはかばっても無駄ですって…

パーフェクト・ローズ
めでたく潰れることに…あっさりしてますね。
携帯電話ごと破壊、ってなんというか、ほとんど虐待の域ですね。
ジャキって出した銃、これまさかXM29…
みかん箱が妙に似合いますね。
箱ごと出るというのも器用、というかSPが無能すぎます。
パーソナルカラー、というのも面白いですね。
頑固な性格で有名、ってそれはもう人間として壊れてますけど。
彼女に関わるのをやめる…人を幸せにするとか…
あの、とんでもない高い水準でのオールオアナッシング思考が悪いのでは?
松葉瀬側は、南舘高校の連中は全員高校中退にして潰される状態以外は認めない。逆に南舘高校の側は、合併以外考えない。
単に南舘高校を遠くに移動させ、彼らも高校生活をまっとうできるように…という妥協案はどちらも全く考えない。
互いの皆殺し以外を主張したら暗殺されるイスラエルとパレスチナと同じですね。
「比名の不幸の上に成り立つものなら」…そんな頑固な親に支配される一生は幸福ではないと思いますけど。
「偏見にまみれたままの自分でいられたら」…そう、偏見に支配されている状態って、幸せなんですよ。考えなくていい、疑わなくていい、孤独感と罪悪感にさいなまれることがない…時々悪夢はあるにしても、常に自分は正しいと言い訳できる。
「私にできることをさせてください」…まっすぐな決意ですが、頑固が邪悪になっていたら逆効果かもしれませんよ?

桜姫華伝
そのストッキングとハイヒールはどういう文化でしょう。
ストッキング自体、貴族男性が使うようになったのはいつごろからでしたっけ。
百合姫を仲間とし、って思惑はあるんですね。
ちんくしゃ、って二人とも、「ついでにとんちんかん」眼はせっかくの美貌が…
その乳母もずいぶん有能ですね。少女漫画で「ドブス」を描くのも大変でしょう。
追い出した、ってそれは…弱みを握られているのだから消さなくては…いや、そしたらまた弱みを握る人が増えるだけですね。
「嬉しいに決まってるよ」…幸せですね、彼女は。
押し花の贈り物、というのも女の子らしくてかわいいですが、そんなことしてる時間あるのでしょうか?
で、「どっちが美しいと」…大笑い。
命字が美、というのもすごい。というか姫も、命字を気軽に出さないで下さい…
それで出生がわかってしまう、ってもう笑い死にしそう。
百合姫が強さを見せてきたのは…でも、逆に舞々が犠牲になりそう…

表×裏ガール
絢辻さんは裏表のない素敵な人です!
じゃなくて…スタンダードで重みがあり、感情豊かな絵ですね。手先の細かさと革の質感が素晴らしい技量をうかがわせます。
優しいししっかりしてるしかわいいし…というか学級委員ってそんな重要でしょうか?
帰ってからの一人劇場、僕にはかわいいです。
愛されモテ子に、って某めちゃモテ委員長と紙一重…
起きたら第二の自分、というのもびっくりさせますね。
いつもどおり学校に来たら「まじだるっ」…ははは。
それで双子の妹、都合のいいことになってますね。というかどうやって…留学?
自分とは誰だって仲悪いでしょう。
コントロールが完全にきかなくなったら、人間どうなるんでしょう。
あっちは中身つまんなそー…そんな風に見られてたんですね。
「キライじゃない」ってほとんど告白ですよ?
キャラもので、引かれるどころか話題になる、という人間らしさ…
というか「パーマしたてのれいなちゃん超ケバかった」…ちょっとやりすぎなぐらいかも。れいなちゃんが広い心の持ち主でよかったです。
超便利、そういわれたらそりゃ…
「私があんたたちの尻ぬぐいしなきゃなんないのよっ」…それが毎回の本音だったんですね。
そう考えると、僕の…「むちゃくちゃです」「こんな繰り返し、ミスがあると思って確認してください」「僕が何人必要なんですか今日は」など愚痴を言いつつ短時間で仕上げる仕事スタイル、悪くないのかも。ストレスたまりませんし。
というかこの叫び、完全に…分裂した本音だ、ってみんなにわかっちゃいますね。
そして元に戻って、みんなは忘れた…いきなり「すきなの」、これがすごい切れ方ですね。
ものすごく素敵な笑顔、そして恋の告白のようにも、単にキャラが好きなのか…
すごくパワーがあり、無理にストーリーの整合性のために余計なページを使わず、伝わってきますし絵が素晴らしい!
これからすごく期待できそうな作家です。

ボクは狼。
これ以前に、彼女は自分以外に人間がいると考えたこともなかったんでしょうね。特に、男子が人間だなんて思ったことも。
今までの圭太を自分に置き換えて…それやったら、もう最低ですね。
「オレはふあんデス」という大神くんの言葉がすごく素直でした。
キスした人と結婚する、ってそれは…彼が欲しい言葉じゃないですよね。彼が欲しいのは、あなただけという言葉ですよ。
ま、「一生大神くんだけ」で充分でしょう。
「少しどころじゃありません。」が大笑いでした。
さて肝試しのペアは…お約束どおり。
「ケタとデスカ」って大神くんの口調になってしまったのが楽しいです。
約束があるから、でも強いですねこれは。
「圭太が私のこと本気ですきなんて」…そりゃ顎も落ちますよ。
オバケだと思って殴る、さてどうなるのやら。
で、ゴメンと謝ってキス…おいこら、キス=結婚って大神くんは思いこんでるのに…
さてやっと普通のラブコメになってきました。いいなあこういう泥沼w

プリティーリズム
ミケさんのそれ、単なる無差別テロです…
まだ最後の切り札は出してませんね。華やかですが。
着地も丁寧に決めて、実力も上がってきました。
相手に割り込んでしまう、それをさせるのも実力ですか…
落下を受け止めてしまうのも彼女らしいですね。
ここの画面の白さが素晴らしい…
というかこれ、ものすごく危険な競技ですよね、考えてみると。
生身の人間が、固い床で、10mかそれ以上にジャンプできる…そんな補助歩行具が実際にあるとしても、それを使わせるのは危険すぎます。
トランポリンならクッションがある、でも外れれば大事故です。吊り輪や鉄棒もかなりの高さを得られますが、ここまででは…
両方減点、でも自分のペースを…と思ったら痛い、これだけお約束で熱くされたらひたすら燃えるだけです。
さあどんなクライマックスが待っているのか…

来月号は…槙ようこ復活!さあどんな作品だか。
さらに続くニューフェイス読みきりも変わらず楽しみです。

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