りぼん2012年3月号感想

こういう、わかりやすい付録って僕はとても好きですよ。

表紙には独特の味がありますね。これが「りぼん」なのでしょう。いろいろな意味で。

ファストフードの広告はいろいろまずいのでは…といっても、手遅れでしょうね。マンガを読まない女の子はいても、ファストフードに行かない女の子はいないでしょうから。

流れ星レンズ(村田真優)CRASH!(藤原ゆか)まりもの花(香純裕子/秋元康)ひよ恋(雪丸もえ)シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)絶叫学級(いしかわえみ)スターダスト☆ウィンク(春田なな)パーフェクト・ローズ(小桜池なつみ)桜姫華伝(種村有菜)HIGH SCORE(津山ちなみ)アニマル横町(前川涼)ミコイチ(柚原瑞香)ボクは狼。(優木なち)プリティーリズム(朝吹まり)次号予告

流れ星レンズ
爪をここまで細かく、これが女子と…まあ男子も船で放置したら、動物の牙や骨でできたナイフの柄にとんでもなく細かい彫り物をしますけど。
女子集団の華やかさと男子集団の華やかさ、どちらもすごいです。
初デート、と知ったらみんなばっと散る…しっかり蜂野くんをさらっていくのがうまいですね。
「てへぺろ」というのがかわいい表現です。
「すげぇうぜぇから」と笑顔でいわれてきゅうんとして話しかける水月さん…つわものですね。
それがスマホを通じて友達に漏れている、というのがまた新しい時代ですね。
服の店で、「あの店見る?」「楽しくないもん」「いや楽しいよオレは」という二人の、思いやりのキャッチボールが最高です。
はっきり「彼女です」と言ってくれるのも嬉しいです。
誰かの彼女でいるにはどんな服装が…人間って大変ですね。
ぶつかられたとき、ハンカチ、ハンドタオル、ウェットティッシュと準備がいい…事故があったらそれが人一人命を救えるかもしれません。
うまくいかない、コンプレックスが強まる彼女に、夕暮くんの素直な優しさがすごく大きいです。
確かにダメなのは全部男の側ですよね。
でも彼女は、どうしてもコンプレックスが強まる…自責的に考えて…真面目だからこそ。

番外編はこういう話ですか。これはこれで楽しいです。
「由里子のことからかっていいのはオレだけ」…なんつー告白。
いやいろいろと…これはこれですごい話でした。まさに珠玉。

CRASH!
その朝食、かなり高カロリーな気がしますが…卵にベーコン…ま、育ち盛りですし。
すごい姉がいますね。なるほど、女にクールなのはそれで…
いよいよ世代交代、それも彼らにはチャンス。貪欲です。
つい一彦くんとユイちゃんが意識しあってしまう…かわいい。
「からかってないよ真剣に聞いてる」といわなければならないのも日頃の行いというものですね。
「告白しないと決めた」は意外です。
「人間って案外ワガママでデタラメないきものだよ」…事実ですけど、そうじゃないという間違った前提で世界は組み上げられているんですよね。
べたべたしてくる、というのも動物行動学の応用としてみるとわかりやすいですね。
でも僕の年齢になると可愛いとさえ思えます。
花ちゃんのヘルプはありがたかったですね。
誰が好きなのか…そして、ALFAの動きとは?さあ楽しみです。

まりもの花
なんというかため息しか出ませんね、これは。
愛の結晶が宿られていた、って婉曲に言っても医学的に言っても同じですよ。
双子を引き離して育てるのとどちらが残酷か…
これを姉妹喧嘩にしてしまえると言うのも強いですね。
なんというかきれいにいきすぎですけど、これもまあ演出の天才だからこそ…こう、ストレートに人が好む調味料をどっぷりもりつけられたら、もう飛びついてほおばる方が幸せです。

こちらの外伝は…冒頭から悲惨な落ちになりそう。
お返しは億ション、そいりゃまあ…
で、想像とは全く違う、見事に正統派の落ち。これはこれで素晴らしい。二人の、みんなの普通の小学生としての魅力が最大級に出てます。

ひよ恋
オバケコスプレも楽しそうですね。
ひよりちゃんのアリスは似合ってますね。
ツンデレ美少女…わかるまでにかかった時間、わずか0.7秒。
そして想像以上に…こりゃまあ、心に傷というか…
「だから学校行事なんて」というのもよくわかります。僕も幼稚園の頃から、お店屋さんごっこを拒んだ記憶があるタイプですから。
そして「好きなんでしょ」をひよりちゃんたちに聞かせ…いや、聞いてない二人とも?
それにしてもこの二人の二人きり、サービスてんこ盛りですね。ありがたくいただきましょう。
男でもOK、って…むごい。
感謝状…これは泣きますよね。
背中で手をつなぐ、というのも強烈ですね。

シュガー*ソルジャー
「わかった行かない」とストレートにいえてしまうこの人、すごすぎる。
「気になるならついてきても」…余裕にもほどがある…
そしてついていけないといおうとしたのを、荷物持ち。どういう人なんでしょうこの姉は。
あ、なるほど…撮影につれてきただけ、と。
「車持ってない人は対象外」…すげえ。
親切にしてもらうのも嬉しいですが、これはするほうも嬉しいでしょうね。
真琴ちゃんも撮って、って遊んでるだけですよね…
一言で、一瞬で恋人の雰囲気…まさにファインダー嘘つかない。
まさに今だけの夢、ですね。
そしてお姐さん(誤変換ですが直す必要なし)の意味深長な一言は…?

絶叫学級
友チョコって考えてみれば、厄介な問題になりますね。
恋をしてない女の子は多くいても、友だちの問題がない女の子などない…
あらゆる問題が白日に暴かれると言うわけで。
女子に渡す、ということは友チョコの習慣が出てきてからですね。
罠、といっても相手が悪かったようですね。人間が人間である限り、これはどうしようもないです。
水中に一時間沈めて、溺れるのは忍耐力と根性がないからだ、と言うのと同じですよ。それを責めるのは愚かです。

スターダスト☆ウィンク
なにやってるんだこいつら…
いきなり「退学はもう決まったみたい」ってあっさりと。
思いとどまって、って脳内ではもう自殺準備完了ですか。
しかし都合よく大声での自白…携帯電話があるんですからそれで録音すれば…
あれで「根は悪い奴じゃない」というのがすごいですよね。
殴る、といってくれる友達がいるというのも貴重ですよね。
「友達がいなくて学校も好きじゃなかった」ってもうそれ、黒歴史状態…
三人の仲、これで笑っていいのでしょうかね。
なんというか、なぜこれほど…これで悪い連鎖が切れればいいのですが。
単純に、出会ってはいけない二人というのがあるのかもしれません。
出会わなければ二人とも普通に生きられる。でも出会うと、二人とも壊れるか、または一方が壊れ、もう一方の人生も壊される…

パーフェクト・ローズ
六時起き、というのでどんなふうに育てられたかはっきりわかります。
姉妹がいればまあ安心でしょうか。
受け入れてもらえないのはある意味自分が悪い、とはわかっているようですね。
親バカ…すごすぎます。でも高校まで…どちらなんでしょうね。
男装、こんな男子がいるか、としか言いようがありません。
跡取りと職人を両立させる、というのが彼の場合、一番いいと思います。
とにかくできるところから…
さて、どんなクライマックスをやってくれるか。
毎回派手だから楽しみ、それこそ宝塚のフィナーレを楽しみにするような思いです。

桜姫華伝
内部から分裂させ、といってももう分裂しつくしてます。
毒キノコが前提ですか。…水牢に入れなくても、ドクツルタケ食わせて死ななければ、内臓崩壊しますからもはや完全に行動不能…百万回死ねというぐらい残酷ですが。
お膳立てされた再会…それを知ったらどれだけ傷つき、朱里を憎むことになるか。
無邪気に会いたかったと跳ねる、というのも最高に素敵。
この絶望の叫びは凄まじいまでですね。
愛している、だからこそそれは憎しみにするほかない…
起きてしまうのでしょうか、悲劇が。死ぬのは瑠璃条か、それとも疾風か…
朱里は任務だからそうしたのか、それとも救うためか…

HIGH SCORE
ナルシストがすごい…美しさは罪、ってもう一生死んでろとしか。
女子の場合本当の体重…前に、とあるハーレムラブコメで思ったことが。この女の子たち、主人公男に、全裸見られるのと体重知られるのとどっちがましだろう、と…
そりゃまあ、普通の人間は彼から見れば、自分たちとは全く違う別の生き物でしょうね。

アニマル横町
みんなの言葉が、かんがえてみればわかる方が変です。
最終回…ははは。
で、エイプリ…おいこら。
全く驚かせてくれます。

ミコイチ
ひとりぼっちがこわい…人類という群れ動物にとって、それは最も根源的な恐怖でしょうね。
「ケンカも秘密も全然ない」というと逆に怖くなります。絶叫学級系で。
チョコを買っているルリちゃん、でも男子にきついことを言う花緒ちゃんを見て、戻す…みんなガマンしてるんですね。
で、つけるよ…やっぱり女子って怖い生き物です。
本を落としてしゃがみこむ、この表情がすごくかわいいです。
で、「話しづらいっつーの」を聞かれてる…
「いい顔して」…見抜かれてます、か。
今はもう、素直にカードを開くとき…
新しくプロフとチョコレートまで用意して、これは胸が熱くなりました。
自分も人間そのものも嫌いぬくより、こちらの方が正しいに決まってますよね。
リアルな心理を丁寧に描き、一気に押し切った最高傑作!
次作がとても楽しみです。

ボクは狼。
変化しすぎでしょう。
なんとなく匂いをかいでしまって、それで変態呼ばわり…こいつに変態といわれたら終わりです。
リピート再生されている、というのは男としてはとてもよくわかります。
りなちゃんの妄想は、全部大神くんと…この一瞬の勘ちがいが大笑い。
こういうくじは、主人公カップルが引くと泊りがけ旅行が当たります。
やっぱり!こういう予想、まあこれが外れたらそのほうが意外ですが、やっぱりとても嬉しいです。
人間ではなく狼になっている、ってちゃんと観察はしてるんですね。
違う狼…女の表情、これで押し倒さない男はいないレベル。
大人のDVD、って、なんて親切な男でしょう。それがまともな品かどうかは知りませんが。いや、日本で「まともな」それが入手できたらその方がすごいです。今ネットで探し回っても簡単には出てきませんよ。ノイズが多すぎて…
もっと早くからこの展開だったらすごく好きな作品になってたでしょうね。

プリティーリズム
まだ全然足りない、でも勝ちは勝ち…
ルール違反はちゃんと認める、そして「正しい答えはすべて結果が教えてくれる」この勇気はものすごいですね。
やっと気がついたら激痛…ま、再起不能でなくて良かったです。
「プリズムダンサー失格」…厳しい言葉ですが、それも…何人もの仲間を、そんな形で失って、死ぬほど悲しい思いをしてきたからでしょうか。
ゴールドランクに上がった、ということよりもそちら…確かにすごいですよね、それだけでも。
励ましあえば前向きに戻れる…いい三人です。
あえて恋愛にしなかったのも、今はちょうどいいのでしょう。

来月号は「チョコタン!」…相変わらずの爆裂な可愛らしさ。
そして彩原先生!どれほど研ぎ澄まされた衝撃がくるか、楽しみにしていましょう。

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