りぼん2013年10月号感想
「猫田」の表紙の明るさは圧倒されますね。
付録もうまく絞ってあります。
やはり「アニマル横町」と「HIGH SCORE」は並んでいないと。
しかし、PEACH-PIT先生、「なかよし」にも「りぼん」にも登場とは。ぜひ「ちゃお」にも登場して三誌制覇を達成してほしいものです。
プリモ・プリーマ!(柚木ウタノ)つばさとホタル(春田なな)猫田のことが気になって仕方ない。(大詩りえ)シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)僕の家においで(優木なち)ひよ恋(雪丸もえ)まりもの花(香純裕子/秋元康)絶叫学級(いしかわえみ)アニマル横町(前川涼)HIGH SCORE(津山ちなみ)ロマンチカクロック(槙ようこ)流れ星レンズ(村田真優)チョコタン!(武内こずえ)V・I・P(香純裕子)たまたま!きんぎょ荘(岡野小夏)次号予告
プリモ・プリーマ!
待望の本格連載、想像以上に華やかです。
冒頭から豪快に印象づける始まり方です。
かなり背伸びして名門校に入って、さてどのような青春が始まるのやら…
友人に服飾科がいる、というのも楽しいですね。
家事もちゃんとやっている、というのはすごいです。
豊かな表情もとても楽しめます。
両親の馴れ初めがまたすごくいいです。
ハリネズミというマスコットキャラにキーアイテムまで、珍しく少女漫画らしくしようとする意欲が強い作品です。
さらにそれが美形登場のきっかけ…でもアップじゃないので物足りないかも。
色々探検して、秘密の庭を見つけて…お、こっちの美形との出会いはドアップですね。
見事なまでの王子様イメージ。
いきなり銃を…多分AK系列のつもりだと思いますが。
校歌斉唱がこんなとんでもない形で、かなりぶっとんだ学園ですよね。
プリマの女子版でプリモ?…面白いことに。
そしてあのハリネズミの人、いきなり押し倒されてそこを見られて…これは頭を抱えました。
「プリモの役割は学園みんなの憧れと目標で」といっても、あれが目標でいいのでしょうか?
「どうやったらそんなふうになれますか」と素直に聞けちゃうのもすごいです。
ポイント制度、というのもすごいですね。
あくまでそのアクセサリーを奪おうとする…それが本能的な執念になってしまうんですよね、人間は。説明以前の本能。
窓を開いて飛び出すシーンの華やかさは素晴らしいです。
凛とした表情に「その顔俺はすき」と言ってくれる、これ心臓が跳ね上がりますね。
「おまえをプリーマにしてやる」というのも、思いがけない展開に…
なんというか冒頭から学校の女子全員敵に回しそうなことになってますが、それからどうなるのやら。
つばさとホタル
あいさつからやばい、やばすぎる…
一人ずつにクッキーと詳しいお礼状、なんというか…僕が「なかよし」作家にやってることってこんな感じだよなあ、と思うといきなり体重が千トンになったような感じがします。
礼儀正しい文章だからこそよけいに…
そして「私の本当の運命の人はアッキーだったんだ」と、もう16ロックオン状態…ご愁傷様。
ずっと恋に恋しててあれだけやれるのがある意味すごい。
ま、恋に恋していた、といえば気持ちをすっと冷めさせることもできます。
きついコーチですがそんな事情が…さてこれからどう活躍するのやら。
「すごく優しい人なんだって事は分かるよ」という言葉が素敵です。まずそれですよね、先に相手がいい人かどうか。
体育館が使えないのでランニング、というのも当然あるでしょうね。
松ラン、というのはいい言い方です。
お茶だけじゃなく塩分も必要ですよ。
エプロンをやってあげる、というのはよくないと思います。誰か止めろ…せめていいかどうか本気で考えてみろ。
いきなり引き止められて何があるかと思いました。こういうのはさすがにうまいですね。
二人とも思い切り笑顔になれるのは幸せですよね。
そして本当の恋、でしょうか?
猫田のことが気になって仕方ない。
相変わらず熱いです。
そして猫に鉢巻でなめ猫…あんたいくつだ、としか言いようがないです。
彼女の役割を冷静に言うの、確かにそうなんですが、彼女はどう見ても最前線突破役でしょう。
入江くん、これはもてますよね。
遅い子に「よく頑張った」と叫ぶのはカッコイイです。
体育倉庫に閉じ込める、って本当は犯罪なんですけどね。
それで大きな材木か何かが当たってしまった、これはゆっくりでも危険ですよ。
保健室で、入江くんが猫田くんにバトンタッチするのはかっこいいです。
ここで猫田くんの人間の顔を影で見せてくれるのも親切です。
これはもう、三人ともカッコよすぎです。
シュガー*ソルジャー
ぼーっとしているのを見て、「どうしよっか?」…さあ、どうするのでしょう。
わけわからなくなって、「自信なくなっちゃった」、なんというかいつもどおりです。
うさぎの「いいかげんめんどくせーって」という言葉、ある意味同感。
テンパリを通り越して激突して倒れて、若いなあとしか言いようがありません。
ティッシュタイム、というのは苦笑しましたが、男子の場合それは別の意味を持ちますので。
そして甘すぎるぐらい甘い…うわ、脳みそとろけて鼻から出てきそう。
白雪さん、いいこといいますね。
さて来月から…いや、これでおしまいにしてくれてもいいんですよ?
誤解とかで辛い思いするの見たくないですし。
僕の家においで
面白い色の使い方ですね。
熱がどんどん上がっていくのも見ていて楽しいです。
これだけ美人で言い寄られなかったというのもある意味変ですけど。
真野さんの言葉は全部サービストークと解釈している…報われませんね。
「私みたいなゴミを女として」おいおい…
「一緒にねるよう誘った」「生き地獄だなすずまくん」に大笑いしました。さすがに真野さんも、彼女の恐ろしい他意のなさがわかったようです。
大切な人、と言ってはいますが…
で鈴間くん、彼の言動、わかっちゃうんですよね。僕も、特に万年頭に血が上ってる子供の頃ならこうしてたろうな、って。
男同士の勝負、って寛大というか自信なのか。
初球でホームランって、イケメンはやはりすごいです。
で、負けていながら「俺と付き合ってみませんか?」とくるとは。
さていろいろとどうなるのでしょう。
ひよ恋
17歳…いえ、なにも。下手なこと考えたら結心に殺される。
ボランティア清掃とかもあるんですね。悪く取れば勤労動員。
海辺なら当然遊びますよね。
「その髪型好きかも 似合ってる」で、ぼっと赤くなるところすごくかわいいです。
環境が変わるのが楽しいとか、今回みんなすごくこれからのことを考えてますね。
こういうのもすごくいいです。
「夕日に向かって走りましょう」っていう先生がなんか笑うしかないような…僕はつい先生の立場で見てしまいますね。
いきなりの「誕生日おめでとー」で猫缶…苦笑します。
そして四月、運命のクラス分けは?
さてどうなるのでしょう。クリフハンガーで一月引っ張りますか…
まりもの花
いきなり「できません」は驚きました。取引はしたくないから、なるほど。
結構揺れてるみたいです。
で、マサルは「病気治ってよかったな」とストレートに…戦闘力以外はとことんいい男なんですけどね。戦闘力もHPだけは超人ですし。
まあそれはともかく地獄絵図。おいおい。
落とし前をつける、というところでカレンさんも反応?
ワクチンであっさり処理できてしまう、といってもこれだけの事態になれば、警察とかも本格的に動くのでは?
まあこの作品の世界に、警察は存在しないようですが。
「これ以上マサル君を巻き込まんといて」、さてまりもちゃんはどうするでしょう。
ここでいきなり…さて再会になるでしょうか?
絶叫学級
暑さを思い出させるなああああああああああっ!今も暑いんです、九月半ばなのに。
だめだ、クーラーつけます。
冷蔵庫の涼しさに浸るのもよーくわかります。僕はやりませんが。
一日に10回もこんな高速機動してたら、多分余計に暑くなると思います。
目が増えていく、そしてどんどん中毒状態に…もっと別な涼しい方法があればいいんですけどね。
冷蔵庫で行方不明…そんなの貰ったらやばいでしょう。
開ける手を抑えられない、と、もう心の底まで支配されているようですね。
というか、完全に行方不明になってからの親や学校、その他色々な人たちの大変さには今から頭が下がります。
アニマル横町
あれ、絶叫学級まだ続いているんですか?
この袋、かなり苦しいんじゃ?
かなりひどいですねこれは。
まあ、幼稚園児なら泣くでしょう。
検索指示も面白いです。
孤独死にいたるネガティブ思考がいろいろすごい。
呪いの人形に頼っても前髪は伸ばす、というのがすごい。絶叫学級の世界に行きそうな執念です。
HIGH SCORE
結局負けたんですか…どんな相手に?
全人類の苦しみと痛みを集めたら、即死しますね。特にシリアに今とってもたくさんある痛みと苦しみは。
かおりちゃんのナイスアイデアは見事ですけど。
「舐めたらすぐ治る」で藁人形を刺し続けるのは笑うしかありませんでした。
プリン、っていいんですか?『恋するプリン(篠塚ひろむ)』は「ちゃお」ですよ?
「オマエの中身はオマエの外見に謝れ」ってのはまったくそのとおり。
ロマンチカクロック
成績順クラスですか…大変ですね。
特進クラスにイケメン転校生、また面倒なことに。
いきなりライバル意識むき出しで、といってもこの二人だって全国で見ればいくらでも上には上がいるし、日本最高であっても世界の数学五輪や、さらに歴史上の天才に比べたらゴミ虫同然…
「生粋のおバカなの」「僕たちとは次元が違うんだよ」…この二人、悟りきってます。
勉強教えてあげようか、って…無謀なことを。以前からどれだけの人がそれに挫折してきたか。
この、一人二役の芝居は見ていて楽しいでしょうね。
「双子の兄貴ぶるのよね」「双子の兄貴でしょ」がまた苦笑。
「心は裂けるかもね」…それが目的ですか。そのために貴重な勉強時間を…まあ人に教えるのは常に教える側のほうが進歩します。
…予備校の先生が模試受けるとすごい成績になるそうです。
さて、どうするのやら…なんかのんびりして楽しいです。
流れ星レンズ
二人、すごく気まずいですよね、これは。
でも、バスからの凛咲ちゃんの笑顔はいつもどおり極上に輝いて…
学校で会ってしまった統牙くんと武智くん…何も話せませんよね。
で、いきなり追いかけっこ?
それで「軽い気持ちじゃない」…うわあ。
そして、武智くんは凛咲ちゃんには言わせないで一方的に…そりゃもう溜めすぎるぐらい溜めてたんでしょう。
なんというかどうしようもないところで凍ってしまいましたね。
チョコタン!
…合計いくら?
「うちであずかろうか?」というの、そういう大きい恩って逆に重かったりします。
責任も大きいですしね。
「いろいろしれるチャンスなのに」といわれれば、そりゃあ…降参ですよね。
取扱説明書で、「10回に1回トイレを失敗します」…おいこら。
アリマパパのドアップにはびっくりしました。
いろいろしらべる、はずが…まあそりゃこうなりますよね。
「どうおもってる?」で、なんと答えたんでしょう。
迷惑は、とってもかけちゃってますね…
V・I・P
本当に華やかな世界です。逆にこっちが本誌連載でもよかったかも。
心が落ち着かないというか、まあそりゃそうです。
それ以前にこの状況がとことんスキャンダルなんですが。
「恋でしょ」「古典的すぎてつっこむ気すらおきないわ」…こういうギャグが面白いんですよ。
誕生日、となるとまたタカビーな態度に…見てて飽きない子です。
「仕事のことで悩んでるなら」って、彼も相当鈍感ですね。
目の下にクマまでつくってこんな誕生日パーティ…まあがんばりましたね、と。
「誕生日まで仕事いっぱいとかうらやましーなこの」は大笑いしました。
「話しかけんなよ」ってかなりの無理ゲーですよね。
モデルコンビの登場、といっても…ご愁傷様、と今から言っておきます。
いや…格が違うにもほどがある。天国の何十階層上…?
そして、話しかけんな、といわれていても堂々とやってくれる…度胸の怪物。
見事にかばってもらって、情けないのも向上心に変えられる、つくづくすごい子です。
逆にこういう子を壊してしまいたい、と思う邪悪な人間もいそうで怖いのですが。
この子についてこれるゆなゆなも、かなりすごい子ですよ?
そして、しっかりあの暴走もチャンスにしてステップアップしてしまった…最後の、「何が悲しくて自分の誕生日の後片づけ」は大笑いしました。
いや、本当に面白いですこれ。ひたすらパワーだけで押し切る、大型ブルドーザーみたいな作品ですね。
たまたま!きんぎょ荘
パジャマも牛柄ですか。
部屋で一緒に勉強…男女七歳席を同じゅうせず、というのは彼にはないようですね。
二人きりでないのは残念ですが、まあごほうびですね。
そしてどんどん勉強の人数が増えていく…
基礎というかもっと以前の問題すぎます。
自分も人の心配をしてられない、ってかなりひどいですよね。
「ムショーに珠姫ちゃんのことバカにしたい」…真性すぎる。
脳の作りが違う、というのは大笑いしました。
おばあちゃんが相変わらずかましてくれたのは…
薬を飲んでからの、絵柄が変わりすぎるのは爆笑して椅子から転げ落ちそうです。
薬の注意書きがまた鬼です。
本当にイケメンでどうにかなってしまうとは…
今回はとにかく死ぬほど笑い転げました。
来月号、CRASH!の番外編は本気で嬉しいです。
そして読みきり二本、風海先生のすごく優しそうなタッチも素敵ですし、星屋先生の丁寧な手や服の質感もどんないい作品かワクワクさせてくれます。
ちびまるこちゃんも嬉しいですね。