りぼん2014年1月号感想
イラストセットは「なかよし」が成功したからという気がしなくも…でもこのペンはすごくいいです。
実に作家のバラエティが多く成長も急、増刊がちゃんとある雑誌とない雑誌はこれほど差があるんですね。
しかしこの新連載は、思い切った賭けをしたものです。
猫田のことが気になって仕方ない。(大詩りえ)うそつき姫(柚原瑞香)HIGH SCORE(津山ちなみ)ロマンチカクロック(槙ようこ)プリモ・プリーマ!(柚木ウタノ)シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)まりもの花(香純裕子/秋元康)絶叫学級(いしかわえみ)ひよ恋(雪丸もえ)つばさとホタル(春田なな)アニマル横町(前川涼)チョコタン!(武内こずえ)流れ星レンズ(村田真優)たまたま!きんぎょ荘(岡野小夏)僕の家においで(優木なち)ゆきと妖精の香水瓶(池田春香)あまからカシスオレンジ(佐和田米)次号予告
猫田のことが気になって仕方ない。
相変わらずテンション高いです。
ポニーテールは頭を乗せられる椅子でどうするか、考えたことがありませんでした。
でもこれ、カバーで覆われていない場所に髪が触れてますから、髪も椅子も汚れますよね。
窓越しに猫田の素顔…なんというか、恥ずかしげもなくとんでもないラブ話してるようなもんです。
転びそうになって猫田くんに支えられるの、男の子にとってもとっても理想的なシーンです。もう毎日こうならないかなと思ってました。
「あの子は相当ニブいうえに」…妙なことでえらく真剣ですね。
二人とも髪を下ろすと別人…こういうのも修学旅行マジックですね。
「ところで春菜ちゃんも髪下ろしてるのかわいーね」「当然よ」という会話がニヤニヤできます。
周さんがそばに来るとドキドキして苦しい…たまりませんよね、それ。
新聞を折りたたむ、というのは色々と面白い、というか男子にとっておいしすぎます。
あれ?猫田の頭を手探りすれば、本当に見えている通りの形なのか、人間の頭の輪郭なのかはわかるのでは?
「先生たちがいる」のドキドキ…これだから修学旅行は。そして布団か布団なのか、と期待させてくれます。
マチャコくんの言葉が、もてない側の男にとってはすごく共感できてしまいます。
人間には厳然と、「側」があるんだな…と。
そして春菜ちゃんに見つかって、さあどんなことになるのやら。
うそつき姫
なんかすごく楽しみになる始まり方ですね。
「ちょろいな」って恐ろしい子…本性をわかってつっこめる友達もいる、いい三人組かも。
いつだってやさしい、というのがなんだか怖い予感もします。
絶叫学級だったらどんな展開になるのか見えて怖い。
そして…確かに美女。というか宝塚っぽいですね。
なんで女の子の隣…男子かわいそう。
「人の顔の話しておもしろいの」…じゃあヒッグス粒子の話でもしましょうか?
「魔法みたい」と言われたときの成城さんの笑顔、すごくステキです。
どれもこれもきわめて優れてる、そんな子と呼び捨ての仲…ずるいというか…絶叫学級だったらと考えてしまう…
そして二人での会話、ふわこちゃんが怖がっていることが緩衝材になってしまう…すごい微妙な人間関係。
とうとう破綻してしまって、ふわこちゃんは…
「無意味なモノのために動く人」…確かに、僕も無意味だと思います。でも、人を動かすのは実際にはその無意味なモノなんですよね…
「わたしのため」という言葉はびっくりしました。
そして、いきなり始まってしまういじめ…これほど重い話になるとは驚きでした。
「りぼん」は比較的いじめ話が少ないほうでしたが…
面白そうな話ではありますが、嫌な思いもたくさんしそうですね。正直気が重いです。
HIGH SCORE
こんな女性がたくさんいる街って…
まさに少女漫画です。
「腕力は非常識だけどすごい普通の女の人だ」…なら500円玉じゃなくて、普通の鉄棒を曲げればいいじゃないですか。
おまじないで仲よくなっていたとは…恐ろしい。
僕もどんなおまじないをかけられていたことやら。…いや、やはりおまじないって効果ないですよね。僕は生きていますもの。
兄の仇とは、なんというか少女漫画より一つ上の年齢層向け…というかこの話続くんかい!
ロマンチカクロック
冒頭からなんつー顔…
夏服、というだけで元気に起きてくるとは…女の子って。
クロワッサン朝食というのも魅力的です。
夏期講習…学校で?先生方の負担も大きいですね。
すごく強引な新キャラの入れ方ですね。
「そんなに簡単に杏花音と」「振り回される覚悟は」には大笑いしました。
勉強ができないこはたんと一緒に勉強…今までの杏花音ちゃんなら勉強というだけで全速で逃げそうでしたが。
名前呼びで…蒼くんに惚れたな…
さらに歩睦くんと花鈴ちゃんも微妙ですね。
さあて、新しい恋の複雑な絡み合いはどちらにいくでしょう。
プリモ・プリーマ!
駆けつけてみたら、即席ペアで最高ポイント!
そしてボロボロのドレスのまま一人で舞台に?
なんだこりゃ、と思ったらアナウンスで「貧しーい町娘」なるほど。
芝居は進んで、この剣はどこで用意したんでしょう。
さらに女装する千優くん…
ここまでやるのはほとんど反則ですよね。でもこれだけやられたら納得するしかないです。
そしてドキドキしてきて…さあ次にはどんなドキドキが待っているのやら。
シュガー*ソルジャー
意外と頑張ってますね。
24日にデート…まともにできるとは思えないのが、少女漫画を見すぎてる悲しさです。ミステリを読みすぎてすぐトリックがわかってしまうようなものです。
寝言で「しゃんめー様ですね」はもうバレバレです。
さらに寝言で「グラスは弁償」は笑うしかないですよ。
というかカラオケボックスは割れるグラス使ってないのでは?
入谷くんにもばれてる、ってわかってるんなら…
そして遊左くんがいきなり「イブの予定空いてる?」にはぶっ飛びました。
「莉華と違って」は禁句でしょう。まあそれ抜かしても、器用じゃないというのは傷つく言葉ですが。
そして用が無くてもメールをくれる、なんて素敵な彼氏。サバイバーとはとても思えません。
いきなり頭からドリンクとは、とんでもないトラブルがあるもので…
「入谷くんのこと…悪く言わないで」と言えたのはカッコよかったです。
それで「俺とみんなのいうこと」…これ、思いもかけないところからのすれ違いですね。
バイトで賢者の贈り物は定番ですが、意外な方向から…
さてどうなるのか、そして…クリスマスイブ当日はとことん定番でお願いします。おもいっきりべったべたに。ザ・王道で。
まりもの花
まさか泥沼ラブコメ漫画になるとは…
座敷童がナイフ抜いて「遊びましょ」これはこわい。
「絶叫学級が始まるのかと」は爆笑。
宅配便を装う、というのは確かにかわいいです。
…というか警察を呼ぶという選択肢は徹底してないんですね。
なんかまた面白い人たちが…この中で活躍できるの何人いるでしょう。
寒ければ脱ぐ…怖い女ですね、カレンちゃん。
しかしおっそろしく色っぽい肌の質感です。
「簡単に屈したりしないよ」…あの、どんな拷問されててもいいんですね。意外と冷たい。
50人一人で秒殺して血を吐く、ってなんてカッコイイやつなんだ…
150kgある剣を振り回したら、絶対人の体重のほうが軽いので、吹っ飛ぶのは自分です。
そしてなぜ鍵?
さらに…一瞬「カレンあったかいか?」で期待を持たせて、こうくるとは。
で…なんという誤解。ひたすら笑い転げるしかありませんでした。
むしろ羨ましくなるぐらい。
…トイレの問題が無くてよかったですね、二人とも。
絶叫学級
猫がいっぱいいるところ…猫にえさをやる、ってすごく嫌がられますけどね。
でもこうして抱かれてくれるのは羨ましいです。
僕が前にすんでいたところも猫がたくさんいましたが、煮干を持っていっても逃げられました。
家で猫を飼う…それは嬉しいですね。
それで野良猫に餌をやるのを忘れる…って現実の猫はこんな技は持ってないと思います。僕が知る限り。
猫舌になり…そして猫嫌いのおじさんが、昼寝て夜起きる…
猫になりたくない、ってそりゃ怖いですよね。
そしてみんな猫になってしまって、まあそれはそれで楽しそうです。
というか猫は元々妖怪になりやすいです。
ひよ恋
やっとお昼一緒…長いこと苦労しましたね。
身体測定は彼女には禁句でしょう。
りっちゃんがコウくんを操縦して誘うの、見ていて楽しいです。
そして秋穂ちゃんまで誘う…もうトラブルの予感が強すぎて。
で、りっちゃんのひよこシャープペン…なんというかすごく悪い予感が。
それを捨てる秋穂さんを結心が目撃、さあそれをどうするのやら。
「前のはもう要らないよね」…あれ?いつから絶叫学級になったんでしょう。乱丁かな?
…本当に「ひよ恋」と「絶叫学級」が乱丁してぴったりつながったらめちゃくちゃ面白いことになりそうです。
「たまに怖いんだよね」と、ちゃんと見てはいますから大丈夫でしょうか。
で、落としたシャープペンは結心くんが拾っていて…しかも携帯電話のアルバムに…
で、とんでもないところを目撃してしまいました。
さあてそれがどう展開するやら…まあ、たくさんいるみんなが知恵を出し合えばどうにかなるでしょう。
つばさとホタル
テストが終わって夏合宿…平和ですね。
氷のうとiPda…どこかでミスが起きそうです。
本当にマネージャーが大変ですね。
朝早くから走るとは、アスファルトで走りすぎると足を痛めるリスクが高いんですが。
体調が悪い子にも気がつく、さすが世話好き。
そしてホタル…これはまたロマンチックな。
すごく静かに描いてますけど、迫力あります。
さらに二人きりで、コーチを避けるために大接近…えらくおいしいことになったものです。
さて来月号、どうなることやら…
アニマル横町
確かになんだこりゃ。
まんが家になる…また面白い展開に。
先に長いストーリーを書いてしまうのもあるある話ですよね。
絵がどんどん下手になる、と思ったらまたうまくなる…
いちばん大事なものがベレー帽、というのは苦笑するしかないです。
というかベレー帽ぐらい自作したら?
チョコタン!
学校には行けないですよね。
犬は一人で留守番…専業主婦や幼稚園以下の子供がいなければ。
そして電話に出てしまう…うわああああと見ている分にはパニクります。
そして間違い電話と会話してしまう…
「バレたらおこられるから」…そのことはわかってるんですね。
そして翌日も…あーあ。うわああ。
叫びながら踊りまわりたいような気分です。
ずっと一人ぼっちの老人…僕も、もう十年も二十年もしたら…それまでに死ねますように、と祈りたいような気分です。
そして…これ、ネット友だちと会わない、というのとも同様の事態ですよね。
そして…とうとうナオちゃんに打ち明けてしまって…
別れようとした時に、救急車を呼ぶ事態。ここはスリリングでした。
やきいものにおいだけでよくかぎつけたものです。
とにかく間に合ってよかった。
そして、おばあさんに「やきいもたべたい」を聞かれてしまって…多分最期まで、そのことを考えるんでしょう。まさか、でもほかにありえない…と。
それはそれで、面白い時間潰しになるでしょうね。
すごく心温まる話でした。
流れ星レンズ
このカラー扉、ものすごく大胆ですね。
見開きドアップの二人には意味もなく笑ってしまいます。
「天使」と統牙の前で…そりゃむせますよ。
「チューでもしてこい」ってできるかっての。
互いに自己嫌悪が押し寄せて小さくなるのもかわいいです。
なんというか、ハリネズミみたいに距離調整し、言葉を選んでる状態で…と思ったら頬をつついて「一回笑って」でなんとか関係は戻せたようです。
「先生みたいな大人は大好き」が苦笑しますね。ちゃんと恩は返す子なんですね。
「恋愛対象は同年代」と言ったとたん、同級生の女子の目が…そりゃそうです。
そしてついに夏休み…膨大な荷物はなんか大笑いします。
みんなで海、暑い熱い。ため息が出そうです。
たまたま!きんぎょ荘
担当さんがついているとは、結構頑張ってるんですね。
「好きな男の子とのデート」は逆ナンじゃ味わえないのでは?
そしてなぜ都合よく大愛くんが…二万円、でどうやって金銀プラチナを持ち出してきたんでしょう。
大荷物を持ってついていく…というかサム、荷物持たんかい。
パンケーキを飲む、って実際にやったらどんなことになるんでしょう。
子供相手に情け容赦なし…恐ろしい。
あれ、どこでサムくんが荷物持つことにしたんでしょう。
苦しみに耐える女性の姿…VDSに手は出してないですよね…
「キミを抱きよせられないだろ」は強烈でした。
これだけひどい目にあってもまだキラキラできる、女の子ってすごい…
僕の家においで
いきなり丸一ページドアップ…強烈と言うかなんと言うか。
愛の告白、と意識するのはいいんですがなぜあくまでゴミ…
初のポジティブ、それでもずれてる、見てる分には面白いです。
そして、なぜ今更プロフィールを聞く…すごいですよね。
「実は俺」で期待させまくっておいて、ドアベルか電話でも鳴るかと思ったら、聞くのを逃げる。これはうまいですね。
そして、なぜ今まで気づかない…女の子はそういうのにはすごく敏感なのに。
同棲していた人がいきなり出て行き、その穴を埋めるように…ちゃんと謝ってはくれてます、相手が普通の女だったらひどいことですからね。
「ありえない妄想よりも心からすごく納得できた」となるのがすごい。
胸が苦しいのは当然ですがね。
ゆきと妖精の香水瓶
みんなが女の子になる…どこまでが背伸びでどこからが成長なんでしょう。
まだ男の子みたいなまま、というのも…どこからが、単に成長を拒んでいるだけなんでしょう。それともそれが自然な姿なのか…
そして転びそうになるのを助けてもらって、いきなり顔が赤くなって…これはドキドキしますね。
そして彼が別の女の子に笑顔を向けているのを見て妬くのも、見ている分にはかわいいです。
僕がこの同級生だったら楽しめたでしょうか?
香水を試してみたらいきなり可愛い妖精…こっちにいかなくても楽しい話になったろうな、という気もします。
でもこれはこれで…妖精がいきなり女の子の服装をさせてくれて、なんだかすごくドキドキします。
かわいくなれない、と決めつけてますけど…某未海ちゃんとかが目をキラーンとさせてそうです。
エルちゃんがやってくれた髪、すごく可愛いです。
確かにどんどん可愛らしくなってくる…すごく謙虚な妖精ですね。
「心の中の女の子らしさを見つけただけ」…それがすごい魔法ですよ。
でも、彼は…いままでの、男の子みたいなゆきおを求める言葉を…蹴り倒したくなりましたね、クラスメートだったら。
エルはいつでも優しいですね。
すごく素直な告白も素敵です。
とても心が温かくなる素敵な作品でした。
あまからカシスオレンジ
面白い世界です。
犯人は小さい子…
いきなりお客さんが来て、爆発?
そして社長…
悪魔将軍、ってあれとはデザイン違いますよね。今某所で活躍中の。
このマスターの構造はすごい。
強そうなコーヒーを造ろうとするとまともなコーヒーが淹れられる…
意識したら、なんでラーメン。これは確かにおわった。
「ここラーメン屋じゃないんです」が大爆笑。
なんというか何でも出るんですね、この店。
世界のすごくマニアックな料理を…というか何が出るかわからない?
来月号は持田先生…またどんないい雰囲気を堪能できることやら。
ちびまる子ちゃんもいつも楽しみです。