りぼん2015年10月号感想
表紙は、やはり二人以上だと迫力負けします。
この絵が必要な理由はわかりますが。
付録はとてもわかりやすく質が高いです。
めだか・ハイスコア・アニ横に一本ずつ長いのを挟んで並べるってどんな台割の都合でしょうね。
あと今月号、全体に印刷がすごく薄いです。
リトルウィッチアカデミア（藤原ゆか／吉成曜）めだかの学校（森ゆきえ）吹彩（雪丸もえ）HIGH SCORE（津山ちなみ）バディゴ！（黒崎みのり）アニマル横町（前川涼）つばさとホタル（春田なな）猫田のことが気になって仕方ない。（大詩りえ）ロマンチカクロック（槙ようこ）絶叫学級（いしかわえみ）またあした（村田真優）ちびまる子ちゃん（さくらももこ）センチメンタルレター（優月うめ）チョコタン！（武内こずえ）システマチック彼氏（小石りく）次号予告
リトルウィッチアカデミア
ほうきでこんな高い空を飛ぶ…転落したら即死です。オートバイのサイズで空を飛べる機械が実現しても、未成年では認められないでしょう。
いや窓に激突して落下、これは死んでいないことがおかしい事故です。身体強化護符でもあるのでしょう。
起こす呪文はないのでしょうか？
前しか見ていない、豊かな表情とギャグ顔の連発が実に楽しいです。
制御できない、そこに美少年…やはりこういう形になると素晴らしい美しさです。
昔なじみだったとは…どちらの反応も楽しいです。
タイヤを引きずるのは爆笑しました。
スーシィちゃんの、蜂を出す魔法は…そういう面もある子なんですね。
そして大規模な魔法が決まった時の迫力がまたすごい。
世界中を飛び回る、ってこんな格好で…危険なことを。
…なんでユートくんにこんな恨まれているんでしょう。何をしでかしたのやら。
藤原先生の資質をうまく出した、とても楽しい作品です。次回以降も楽しみ！
めだかの学校
うん、とても普通です。
死神…と思ったら教員免許…おひ。
かまぼこはそりゃ、どれほどの魚の犠牲…
死亡保険金は大爆笑しました。
…僕が生きた人間であることはどうすれば証明できるでしょう。住民票を取れば…いやそれは「死亡が届け出られていない」ことが証明できるだけです。そして住民票の名前と僕が同一人物であることはどうすれば？運転免許証の写真との照合？
吹彩
恋愛モードのかりんちゃん…これはこれで楽しいです。
素直に謝れるのはさすが体育会系を極めていますね。先輩の言葉も素敵です。
努力する才能は折り紙付きですからねえ…
いちいち声が大きいのも、体育会系で鍛え抜かれているからです。
とにかく頑張る、基礎をおろそかにしない、見取りげいこもしっかりやる…なんというか、彼女にとってこれは簡単すぎますね。
普通の子が吹奏楽部に入れば、基礎練習の退屈さや上下関係、体力で苦しむこともあるでしょうが、この子は理不尽な理由で腹筋二百回といわれても平気というか一月前までそれが当たり前…
「自分だけで突っ走るな」…チームプレイだけが弱点、でしたか。
…陸上を続けていても、大学では駅伝に転向させられてチームを叩きこまれたでしょうし、そこで苦しんでいたかもしれませんね。
ドレミといってもト音記号五線譜を読めるのはピアノの経験がある人だけですよ？
彼がサックスを吹いてくれるシーンはさすがに素晴らしい。
それにフルートを合わせる…サックスの方が合わせてくれているとは。
耳で覚えるのも、練習量が多いから…たくさん練習するのが当たり前だから。
やっぱりこの子、反則的に有利ですよ…それでどうやってドラマにするんですか。
HIGH SCORE
こいつを採用した店長が何を考えているんでしょうか。
「店長の頭蓋骨を陥没」を笑ってる時点で…人に言えない過去を聞いてクビにしない時点で大物です、この店長。
「職場でばらされたくなかったら」、逆に弱みを握られている…同じぐらいの弱みは握っていそうですが。
子豚を一頭育てて、さばくのは…まあサイコパスなら平気ですか。普通の人間は、名前で呼ばないなど愛着を持たない訓練と儀式…伝統がなければ頭がどうかします。
あと食べる量と清掃の量がものすごいですし、信じられないほど強大な力と高い知能、人を簡単に殺せる鋭利な牙を持つ猛獣でもあります。ぶっちゃけ素人が手を出せることじゃありません。
血を落とすのはプロ…
仲良くやっていけるでしょうか、これ。…このカラオケ店に行くときには非常口を確認しないと。
バディゴ！
言葉より先に震えが伝わる、っていうのもすごいですね。
本気を、どう見せるんでしょうねえ。
そしてハヤテくんがケガと、わかりやすいことをしてくれます。
プロデューサーにきちんと言って、舞台がちゃんとやれるように負担を申し出る…男女より先にまずパートナー。
ここは胸を打ちます。
そして着替えてくる…彼女は、ばれてると知らないんですよね。
どう返事するんでしょう…
アニマル横町
何で子供部屋に時計があるんでしょうね。
「モロ・ワ・ルイ」はうまい名前です。
週五日三十分は…あ、海外で完結しているアニメを日本で一気に放映してしまう、と。
絵が荒れる…確かアニ横もアニメ化されましたよね？
…あみちゃんの反応、幼稚園児じゃねえ。
つばさとホタル
男の家に上がりこむとは…
「うっさいな」と怒るの、すごく気持ちわかります。何この女、ってなるでしょうね。
なんというか人に尽くしてしまう性分…その上人の話も聞かない…恐ろしい。
バレンタインを忘れていたのは大笑いしました。
ひたすら楽しむことに決めた鳥羽くん、楽しすぎます。
「隙ありすぎ」を見られて…あーあ、まあそれぐらいしないとこの男は動かないでしょう。
別方向に動く可能性もありますが。
♪泥沼いちゃいちゃ大好き、誤解に目撃大好き、私は、私は、私は…（キャンディキャンディの曲）。
猫田のことが気になって仕方ない。
…どう解釈しても告白ですよね。
それを「今度は何があった」と聞き返すとか、どれだけ彼女に慣れてるんでしょう。
…猫顔に見えるということから説明した方が早くないですか？
「オレに言えよ」とかカッコよすぎるんですが。真相は絶対に想像不能です。
ちゃんと話せる友達がいるっていいですね。
猫田くんもえらいことになってますね。
春菜ちゃんと話す…楽しそうですね。すごくきれいになっています。
「猫田自身が自覚してないのが一番厄介」、とうとうここまで踏み込み…と思ったら「猫田はみっきーのことが好きなんじゃないの」って、もう身もふたもなく全部。
やっちゃった、としか言いようがありません。
思い出したら真っ赤になってしまう…なんという泥沼。
それで「恋してるの」とまっすぐ言ってしまう…
まさか、ここから『星の瞳のシルエット』状態に？想像しただけで一時間ぐらい踊れそうです。
ロマンチカクロック
小児病棟は大変ですね。でも彼女にすごく合っているのが伝わってきます。
慎ちゃんが来てくれた…というかどんな形で彼に病気のことを伝えたんでしょう、家族は。
「こいびと」を否定し、それ以上に大切な人…どんな思いなんでしょうね。
そしてこの退院パーティ、胸を打ちます。
鼻血に、あらためて重病だと思い知っている…
しかもプロポーズ！うわあ…
「杏花音のこと絶対助けるんで」「あとは幸せにしてください」…そんな話があったんですね。そこは描かないことで描く、ですね。
そして…これからのこと、どれだけ描くんでしょう。かなり侵襲的な治療（医学用語）なんですが…
絶叫学級
宇宙人…確かに誰もが思うことですよね。千億の千億倍以上の星があって、なぜ証拠が一つもないのか…
…で、子供が調べたらこうなると。まあネットがなくて子ども図書館に行っても同じことになります。僕がまず『宇宙人謎の遺産』と『ミステリーゾーンを発見した』を読んだように。…先に『悪霊にさいなまれる世界』を読むべきなんですが。
ある成分の液体、これもまあわかりやすいですが…危険でなければいいんですがね。
…猫が苦しんだのは単に危険な薬物だったのでは？家庭用品でもかなり危険なものはありますから。
星子ちゃん…なんというか偽装の水準が低すぎるでしょう。
手術シーンはえぐいです。
というか本当に技術水準の低い宇宙人もあるものです…マケマケでも掘って核融合炉でも波動エンジンでもつければ、何兆人でも贅沢に暮らせるでしょう。なんでわざわざこんな、宇宙人から見ても面倒くさい真似を…
コショウ作りたいけど温室作る技術がないので島をいくつか皆殺しにしましたてへぺろな某東インド会社＝地球人という宇宙で一番バカな生物を笑えません。
またあした
「黒い天使が舞い降りた」ってブラックエンジェルズのキャッチコピーなんですが。雰囲気もそのまま、彼は何を使って悪人を殺すんでしょう。
無神経、非道…その通りですね。
「のんちゃんのことが好きだから」とストレートに言ってしまうとか…
それで見せつけるようにキスするってかなり極悪ですね。
のんちゃんがブチ切れたのは、気持ちが出てますね。しかしこの余裕はすごい。
母親もここまですごいいい男二人だとは思わないでしょう…
この行動の激しさもびっくりしますね。
ファミレスに飛んで行って、告白…するのでしょうか。
あ、告白しようとしたら友達と念を押された…これはきついパターンですね。
さらに「一緒にいれない」って、それは本気で好きになったからなんですが…言葉って怖いです。
ちびまる子ちゃん
国際色豊か、それもノーブレス・オブリージュですね。
「友達がいない」を繰り返す…ひどい。
実に国際色が豊かですね。女の子もいるとは。
いきなりの愛の告白はびっくりしました。
二人とも食いしん坊、相性いいですね。
いろいろと楽しいことになり層です。
卑怯に加えて女好き…それはひどい。まあ誰でも多かれ少なかれそうですが。
それぞれの生活が少しずつ描かれていてとても楽しいです。
たまちゃんの父親をカメラマンと…いろいろ終わりましたねそれ。
作曲…それはできる人の方がいないでしょう。
多数が大阪に行きたがっている…まあスポンサー特権で京都にしてもいいんですがね。
さてどうするんでしょうね。
センチメンタルレター
心配なの、といってもそれは「たくみくん」…
狂気というものにはじめて直面してしまう…ショックでしょうね。
そして墓参り…
外出禁止って学校も含めてというのは怖いですね。
墓、という時点でこの母親の幻想は完全に壊されますね。
はじめて「まーくん」を思い出した…
というか病院連れていった方がいいんですがね。
さらにラブレターが出てくるとは…
ますます前に進みにくくなります。
それにしてもこの、さらっとしたタッチ、いいですねえ。
チョコタン！
熱…そんなときのために、ゼリー食物とスポーツドリンクはいくつか買い置きしておいた方がよさそうですね。
看病…ああ、予想通り。
アリマくん、わざとやっていないでしょうか？
エリカちゃんの料理…
…ご冥福をお祈り申し上げます。ニンニクが入っているということは犬にやるわけにもいきませんね。
システマチック彼氏
面白いタッチですね。単純なぬいぐるみみたいなわかりやすさとかわいらしさ。
すごくずれた彼氏彼女ですねえ。
楽しいでしょうね、こういう日々は。実際には地獄だと思うかもしれませんが。
テストのことしか考えてない…で、東大に合格。それから何をするんですか？
こんなうだうだ板書している暇があったら、一問でも解いた方が効率がいいでしょうに。
ずっとけんかしていて、デート予定も決められず勉強もできない…まあ、いちゃついているんでしょうね。
帰れ、って送っていくという選択肢はないんでしょうか？
重い、って…
テストが終わっても勉強する、って…何を考えているのやら。
それで「別れて下さい」は吹っ飛びました。まあほっとくほうが悪いんですが…土下座しろ。
というか、問題集の何ページをやるかずっと前に決めている…まあ東大合格するような人はそうなんでしょうね。
窓から出てくるのは見事なシーンです。特に背景が素晴らしい。
勉強しすぎてテストがだめだったらすごい本末転倒ですが、やってそうです。
なんかもう…爆発しろ以外何と言えばいいんでしょう。
これはこれで面白い形に完成していますが、だからこそ殻を破ってほしい。次回作が楽しみです。
来月号は酒井先生の新連載にかるき春の読み切り、なんという豪華！
楽しみで楽しみで…