りぼん2015年12月号感想
パワーは伝わってきます。…でも(公的には)男の子二人だったりする…
アロマオイル、合成でしょうね。雑誌付録で天然は無理です。
バディゴ!(黒崎みのり)めだかの学校(森ゆきえ)つばさとホタル(春田なな)キミとだけは恋に堕ちない(酒井まゆ)またあした(村田真優)吹彩(雪丸もえ)リトルウィッチアカデミア(藤原ゆか/吉成曜)りんご畑でつかまえて(持田あき)猫田のことが気になって仕方ない。(大詩りえ)絶叫学級(いしかわえみ)ロマンチカクロック(槙ようこ)HIGH SCORE(津山ちなみ)リトルプリンス(木村恭子)ちびまる子ちゃん(さくらももこ)アニマル横町(前川涼)チョコタン!(武内こずえ)次号予告
バディゴ!
「ダメ、聞きたい、がんばれ」…彼女のことをすごくよくわかってるのがよく伝わってきます。
キスを意識するまでの流れ、しかもそれで同室なんですからたまったもんじゃないです。
部屋に帰ってから、もう期待以上に桃色空気。
改めてライバルとして向かい合う、二人とも何かがわかっていない、という気がすごくします。
「その用事とやらはハヤテとの対決より」…何も言い返せませんね。
ハヤテのすごさを思い知って意識が変わるのはうまい。
そして基礎からきちんと教えてくれる、これはあだやおろそかには思ってはならない恩です。
帝くんの、ハヤテくんへの言葉も言い返す余地なし…
どっちも手放さない…さて、その決意はどうなるのやら。
この静かな熱さ、まるで溶岩の近くにいるような…人気作になるのもわかります。
めだかの学校
田中先生が変なのはもういちいち突っ込まない方が…ま、それがこの子ですから。
誤解の暴走は大笑いしました。
まあ結果良ければ、ってなにこのカオス空間。いや今更ですね。
つばさとホタル
男の緊迫感…熱い。
これを見て「変な空気」という彼女も相当ですが。
両方からのアプローチは、女子読者はさぞ憎いでしょうね。しかもアプローチだって気づいてないし。
いきなり手を握って離さないセクハラぶり、もう全開に楽しいです。
それに、引き寄せて「弱すぎ」…まったくもう。
隼くん、それに…一年生組がいろいろ面白くなってきそうです。…戦力としてはともかく。流川・仙道クラスはいそうにない…
キミとだけは恋に堕ちない
実にちゃんとした家庭ですねえ。
昨日の惨状は言えませんね。いいお笑いネタになります。
「もしかして実は吉田の方が私のこと」…この年代の自意識過剰は当たり前すぎるぐらい当たり前です。
髪の毛がふわふわしているのが見ていて楽しいです。
すばるちゃんが、なぜかいつのまにか話に加わっているのが見ていて楽しいです。いいリズム。
「いーヤツなのかそうじゃないのか」と、すごく素直に言葉に出してますね。
彼の言葉は、それに対する答えになっているでしょうか?
すごくゆっくりと、高い解像度で描いていく、これも面白いです。
またあした
なにがあったんでしょーか。
公式にモテだした…今更ですよ。
ぶち、と切れたのを止めて「いかせてくだせえ姐さん」…ここ絶妙に面白いです。
いきなり家に押しかけられた…何が起きたのやら。
なぜ着てる、ともう脳みそが爆発しそうです。
そしてぬいぐるみ、見事に手遅れ…ああああ。もう写真見られるぐらい…
これで眠くなって寝てしまうというのもある意味…
なんかもうすごすぎる、なんかとんでもないものを見てしまったような気がします。
吹彩
体育会系で余裕すぎる、基礎ばかりも当たり前…チートキャラ。余裕なら限界までやらなきゃもったいないです。
「15分間のために長い時間」…10秒のために長い時間費やしてた人が何をいまさら。
すごくかわいい教師、彼女も重要キャラになるんでしょうか?顧問と思ったら違った…
五線譜のさらに上…考えてみると五線譜が二つってあまり実用的とは言えないですよね。ピアノで88鍵もあるのに。
ドレミ…早めにイタリア語アルファベットに切り替えた方が…
歌えばそりゃ入りますよね。
顧問登場、こちらも若いというか面白い…
練習となるとみんな真剣になる…雰囲気を伝えるのがすごくうまい。ついていけないのも。
「早く吹けるようになりたいと思ったろ」…モチベーションが目的、と。
彼女にとりあえずできるのは運動…まあそれでいいのでは?
音を聞いただけで楽器ケースを落とすほど…すごい再会ですね。
どんな関係なのかとても楽しみになります。
リトルウィッチアカデミア
キラキラが刺さるのは楽しい演出です。さらに手裏剣にするなんて…
木の実に飲みこまれる絵の崩れ方はすごいです。
昔の思い出攻撃…ある意味姑息かも。
それで「本当にかっこよくなったよ」と素直に言えてしまう…
脱出してみたらやたらと広い…
さて、勝負の行方は?罠があるのが定番ですが…
りんご畑でつかまえて
持田先生らしい、とことん雰囲気重視。
いきなり学校でプロポーズ…頭が吹っ飛びますねこれは。
丁寧な自己紹介…というか顔が近すぎます。
事情を実に率直に言ってくれますね。
そりゃ、客観的にはこれ以上笑える話もないです。
やたらリアルに描かれたリンゴの木が楽しい。
「お前の気を引きたくて」…すごいことをしてきますね。というかこの花一万円はするでしょ、親の会社が倒産したのに余裕ありますねえ。
いや、本当に一万円してバイトと食費…バカだ、バカがいる。
「一体何ページで人生の選択をあやまったのか…」序盤から間違ってる囲碁のようなもんですね。
勉強はちゃんとできるんですね。
「今すぐ子供を作ろう」はさすがに大笑いしました。
…リンゴ農家の厳しさを三日間体験させてやるのが一番いい追い払い方だと思いますがね。
父親について、こうしてちゃんとしてる部分もある…寄せては返すようなリズムが面白いです。
メルヘン脳って、今起きていること自体が十二分にメルヘンです。
「バツ1になっても親友だから安心して」って得難い親友じゃないですか。何度も言ってくるメルヘン脳治療しろ、も。
リンゴづくし…いいですねえ。
「保存きく物も」「完璧じゃねーか」がまた面白い。
恋愛感情がない、といわれて寂しくなり…リンゴの中で泣くのがすごく見事です。この画面構成はすごい。
この優しいプロポーズ…
いやなんでしょうこの底無しの脱力感。面白すぎる。さすがにとんでもない実力です。
猫田のことが気になって仕方ない。
おなか、で疑ってくれる母親、いいですねえ。
そして…はい第二段階始まりと。今の子は小学校でちゃんと習ってると思いますけどね。
母親に素直に言えるのは幸せですよねえ…いい母親なんでしょう。
一週間、毎月、40年…さらに妊娠したら約半年運動能力半減以下に加えてあの苦痛…ごめんなさい男性でよかった。ああ、飛んでくる石が見える。でも男性だから宝塚受けられなかったし…いや無理に受けたがったら親が破産してますが。
ビーチバレーで盛り上がっているのはいいんですが。
海に入らない理由をみんなが察していくのは面白いですし、昔を思い出して…タイムマシン作って昔の自分を殺しに行きたくなります。
海で腹を下したらいろいろ大変でしょう。
血がついてるのを見て、服で巻いて手を引いて…ああ、優しすぎる。
「フツーの女子みたい」…それがやだというのもわかりますね。
いきなり、とうとう普通の男の顔が見えた…もう一歩ですね。
絶叫学級
ファンタジーパーク、どんなテーマなんでしょう。
楽しい、でもほかの人から見れば…
よくみる子…じわじわと恐怖が増えていくのがうまい。
恐怖体験をしている人間を客観的に見る、というのも面白い視点ですね。
ロマンチカクロック
この二人も仲が深まってますね。
一人一人、柔らかくさらりと描いていく…胸が温かくなります。
そして真打登場…相変わらず寝てますが。
免疫が下がっている…きつい治療ですが、おかげで生きてるんですよねえ…
よかった…ほっとしました。
すごく大胆な作品、それを見事にやり切った…作者本人も、編集や読者の支えも大きかったと思います。
すごい挑戦でしたね。
次はどんな魔法を見せてくれるのやら…
HIGH SCORE
命の大切さを…うん、軍の将官ぐらいよくわかってるんですね。
で、なぜこの人は今生きているんでしょう。
「オレが行ってやっからめぐみを巻きこむな」…お気の毒に。
おまじない…というかまだ政宗先輩が生きている時点で、大した魔物ではないようですね。
…これは浮気じゃないとすぐわかりますね。
えみかちゃんが手袋を脱いでいるのは、帰ったからかそれとも殴るためか…手袋があるほうが威力は上だと思います。
…というかせっかく「めだかの学校」が帰ってきたのに、田中先生を追い回さなくていいんですか?
リトルプリンス
ひたすら勉強だけ…むごいことを。
ぼろぼろの隣家を見て、といってもこれはボロボロとは言わないですよ…今の日本でこんな家を建てようとしたら普通の何倍することか。
音、それに複葉機…すごい世界ですね。
不時着したとき…とんでもない人が生きてたんですね…
キツネくんが動いて見える、抑えられているだけで心はあるんですね。
気の毒に、一生心に気づかず、ロボットのまま生き続けることができればその方が幸せなんですが…
忘れてしまうこと…「星の王子さま」の一言一言。
涙…心を少しずつ取り戻していくのが、まるで…そう、自爆テロの準備をした小さい子を見ているようです。
次のページには地獄に落ちるのがわかってる、母親に厳しく言われ、親を失うか、またはもう一度ロボットに戻るか…
え?…おじいちゃんが倒れて…ここからの展開は想像もできないほど意外でした。
すごい、としか言いようがない…これが「りぼん」の作家層の厚さです。「ちゃお」にも「なかよし」にも…いや、今の漫画界にこれほどのことができる厚みのある雑誌はあるでしょうか?
ちびまる子ちゃん
楽しい旅でしたね。
曲もしっかり作ってきて…しっかりしていますね。この時代の外国の遠さは今の子には想像できないでしょう。
みんなのあいさつがすごく温かいです。
浴衣…こっちのほうが気前いいですよねえ。
灯篭流しも切ない気持ちがよく伝わってきます。
手をつないで、そしてツーショット…ほほえましいですね。
丁寧ですごく温かい話です。次には何が待っているのか楽しみです。
アニマル横町
なんか面白いことになってますね。裸の王様?
…やはり。
「王様の服はバカには見えません」というプラカードを持っていくのは大笑いしました。が…識字率の高い国なんですね。
そういえば、本来の原作で、仕立て屋はどうなったんでしょう。
やはり*を**で*裏*して*せてやって(とてもお子様には聞かせられない残酷表現、ヒント:ボルトン。十五歳以下検索禁止)…いや、報酬だけもらってうまく逃げたんでしたっけ?
チョコタン!
ファンの漫画家にぶつかって、「捨てていいよ」…面白いことになりましたね。
そしてしゃべる犬がこんな形でばれてしまう、…漫画家の発想…
いや今「魔法少女に変身させる」ってすごく悪いことになってますよね?例の血だまりスケッチ以来。
ネタ帳を、であらためて「やめるんだった」と思い出せる…実体験という感じがひしひしするリアリティ。
そしてとなりの同業者と、反応が全然違う…ここはくすくす笑ってしまいます。
…おいしいおやつで釣れば、この子ならまたしゃべり出すと思いますけどね。
懐かしい思い出、というオチは爆笑しました。
うおっ、新人連載!
さらに読み切り二本と、新人ラッシュ。
雑誌のこれからを左右する一号になりそうです。楽しみ!