りぼん2015年3月号感想
二人での表紙の効果は面白いです。
バレンタインに特化した、というかシリコン樹脂のコストダウンは恐ろしいですね。
雪丸先生の新連載、これがまた看板になるかどうかが今年の「りぼん」のキーでしょう。
「りぼんでたのしむValentaine's Day」はとても楽しかったです。名曲をYoutubeで振り返るのも楽しい。
えそらごと。(雪丸もえ)猫田のことが気になって仕方ない。(大詩りえ)またあした(村田真優)ロマンチカクロック(槙ようこ)さかさまクランベリー(かるき春)シュガー*ソルジャー(酒井まゆ)つばさとホタル(春田なな)バディゴ!(黒崎みのり)絶叫学級(いしかわえみ)めだかの学校(森ゆきえ)僕の家においで(優木なち)アニマル横町(前川涼)HIGH SCORE(津山ちなみ)チョコタン!(武内こずえ)小さな恋のでっかいメロディ(木村恭子)次号予告
えそらごと。
前作とは対照的な、とことんシャープな感じ…すごくわくわくします。
風貌から委員長的な優等生、と思ったら遅刻が多い?…と思ったらミッションに遭遇する…面白い子だな、とは思わせてくれます。
電車で会いたい人がいる…といっても…
「小説は作り話だし現実とは違う」とわかってるだけいいですよね。
そう思っていたら、朝のアクシデント…あれ?読み切りの構造だけど連載になるの?と思ってしまいました。
今は生徒手帳に住所とかも入っているでしょうか?
回想も、お約束のよさがよく出てます。
で、彼の腕にしがみついている女の子…あああ。
「逃げていたのかもしれない」でしっかり心理が描かれているのがさすがに丁寧です。
物語はこれでおしまい…すごくたくさんの読者が、そんな気持ちでいると思います。今の時代って、すごく身分がはっきりしてしまい、恋に縁のない階層はとことんないんだ、分をわきまえろ、と小学校低学年から叩きこまれますからね…
「好きなんだけどさー」とあっさりと…ひどい。
そして…「委員長ではありません」から「あなたのことが好きです」と超ストレートに…
すごく面白い作品になるのは間違いないですが、人気が爆発するかどうかは大きい賭けですね。当たれば大きいでしょう。
猫田のことが気になって仕方ない。
チョコレートを母親のほうが気にする、それを嫌がらないという時点で相当精神年齢が…
猫田くんが多いのは…さぞかし素顔は…
チョコじゃないものをバレンタインにあげる、って彼女じゃなくてもう少し年齢が上だとすごく語弊があります。
一日遅れたからみんなにせんべい…さらに特別に歯磨きセット?
糸ようじの習慣はつけたほうがいいですね。
中学が一緒とは限らないとか、さりげなく重い話になってきました。
さらに進路の問題とか…本人がどうであれ、いやおうなく周囲から成長が求められてしまうんですね。
またあした
冒頭のリズムが実にいいです。
迷惑行為って…すごい表情ですが。
ちょっと落ち込んでいる表情が実にかわいい。
…この問題は一つずつやればいいのでは?まあ、公式暗記しろや問題ですが。
頭から一つずつ力技ができない、ということは、二乗や式の乗算がわかってないレベルでしょうね。
というか昼休みが終わって次の授業が始まったらどうするのでしょう。できなければ永遠にできないんですが、数学は。
プレッシャーで吹っ飛ばした、という感じですね。
先生にも孔雀くんにも声かけるの、いい子ですね。
スケートボードのシーンの華麗さはとんでもないです。
とことん、詩のような世界…でもすごくリアルです。
ロマンチカクロック
ここには迷子センターはあるのでしょうか?
「あとは合格するだけのやつね」「だいじなやつな」…とても冷たい口調が聞こえてきそうです。
別のほうも面白いことに…
慎ちゃんが主人公でも結構面白くなりそうな。
プラネタリウムは僕のクラスもやったことがあります。
「元気すぎない?」と不安なフラグを…
慎ちゃんのほうもまたえらいことになってます。「彼女わがままだから」ってかっこよくて優しい。
すごくハラハラする作品になってますね。みんな善意が詰まってるのに。
さかさまクランベリー
マフラーを忘れたら…そりゃもう、やることは一つでしょう。
…ちょっと予想は外れたかも、僕はマフラー共用をイメージしたので。
そんなことを弟に相談するなっての、恐ろしい子。
なんとか好意を示そうと頑張ってますけど…何も言えない、ここは悶え転がるしかないです。
熱を見抜いたのはいいですが、頭突きになってしまうとか、本当に不器用ですね。
「チビ山のくせに」とか、タイムスリップ前の延長で怒鳴ってますね。
「私のことなんて今どーでもいい」とか、むしろカッコいいんですが。
「青山って本当に…私のこと 好き…なんだなあ…」という実感がえらく強烈。
女の子がいきなり来た、と思ったらあの妹…えらくかわいく成長したもんです。
そしてダブルデートとか、おねだりまで上手ときてます。
さて、キス大作戦はどうなるでしょう…それ以前にパンクしそうですけどいろいろと。
んー、キャラメルで喉が焼けたような甘さです。たまらない。
シュガー*ソルジャー
このフルーツかご、いくらするんでしょう。
「来年も再来年も」とラブラブしているのが逆に不安を誘いますね。
看護師にもてすぎ…
当然のように声をかけるとか、すごいことになってしまいました。
「一緒に散歩しよっか」とか、どんどんどこに展開が転ぶのかわからなくなってます。
こういう巻き込まれ型の展開は見ている分には面白いです。
それでしっかりコンビニで、包帯などを買って手当てしたり、とことん根が優しいんですね。さらに頭下げてお礼も言えて…
それを聞くか、と思ったところで、背後に本人が…おいおい。
というかどうやって病院を飛び出したんでしょう。
なんというかすごいことにもほどがあります。
つばさとホタル
さやわかな笑顔、でもそれが崩れたら…楽しみですね。
バスケシーンはスタンダードでしっかり研究した描写です。バヌケとかNBA丸コピになっていたら逆に面白いんですが。まあ今はNBAトレースなんてしたら一発でばれますからね…
全然笑顔のままの敵エース、どうしようって気になります。
そして結果は完敗、笑顔を崩すこともできなかった…まあ、どうせ秋田にぼろ負けする運命ですw
想像以上のぼろ負けですが、それがストーリーにどうかかわるか…相馬くんがこれからも出てくるのか…
どうなるんでしょうね。
バディゴ!
なんかご機嫌ですね。女の子って感じはしませんが。
男に化けるのも大変ですね。胸が大きくなったらどうなるんでしょう…
女とばれるのが結構あっさりしてますね、肝心な話を立ち聞きされるとか。
優秀なダンサーでバック転ができない、というのは…そういうのとダンスは別なのでしょうか?
ハヤテくんがぜんぜん集中できてない状態で大会開始、さて…どこで爆発するんでしょう。
「絶対勝つ」と、先に気合を入れて、それがどう響いてくるか…
すごく自然に、草の芽が育つように気持ちを切り替えてきました。無理に大失敗とか命にかかわる事態とかにせず、そのほうが自然でしょうね。
さらに知ってる人が増えて、さてどうなるか…というかいつばらすかも、上としては考えるべきでしょう。
絶叫学級
え、最終回?まあどんな作品もいつかは終わるものですが…
親のために生きる、とそう思えばどんなこともできてしまいますね。
真相がわかった直後に事故…実際こういう階段で、どの程度の死者が出ているのでしょう。
アルバムを見返して、死ぬ覚悟を…
「あなたはもうこの町には要らない」…思い切ったことを。
自分が死ぬのだから、と写真を壁に張ってメッセージ…これが慰めになるのか、それともかえってつらいのか。
…終わるといっても来月からすぐ連載とか、タフですねえ。休みは必要でしょうに。
めだかの学校
ますます懐かしい世界に。
すさまじいごまかし…どうしてそんな発想に。
…ホワイトチョコ塗って、それからまた黒いチョコで字を書けば…
犬猫の遊び方が楽しいです。
僕の家においで
どんなクリスマスになるのやら…
今更ですが一緒に住んでいるのに高級ホテルとか、意味があるんでしょうか。
どんな決心でしょう。彼女のことだからどうせ…
車の気配は驚きました。
「一日真野さんの彼女として」、本当にそれができたらいいんですけどね。
映画とかスタバとか、一応楽しんでいるようですね。
あつかましい仕掛け、ってペアルックでしたか。
写真ついでにキスとは、ずいぶんと成長したもので…
この夜景とプレゼント、計算しつくしてますね。まさにこれこそ女の子の憧れです。
押し倒しの形になって、あとはもう…いけ、許す。まあどうせ何かあるんでしょうけどね…少女誌ですから。
アニマル横町
60周年を真剣にやってるのはこの作品だけですね。
りぼんの歴代ヒロイン…何人か斬るのが好きな人はいますよね。
60年の重さ…実際にはどれぐらいなんでしょう。うん、刊行物の質量データはあるはずなので編集部でその気になれば…
黒歴史、って「りぼん」の黒歴史はそれはそれでそうそうたるメンバーがそろっていそうです。
HIGH SCORE
彼女思いではありますが使用人の皆さんは大変ですね。
材料とレシピ本…どうするんでしょう。
等身大…これは笑うしかありません。
重そうな形、って女子が嫉妬するレベルですね。
リサーチ…爽快にやってくれました。うらやましいというかざまあみろというか…えみかさんに鉛粒入り手袋(パンチ力が増す)プレゼントしたくなるというか…
そして兄たちはどんなバレンタインを過ごしたんでしょう。想像するだに恐ろしい。
チョコタン!
チョコの代わりに手紙、ってすごく重いことになりましたね。
そしてチョコタンの目につくところに手紙…あああああ。十字を切って念仏と題目と光明真言を唱えるほかありません。
学校にやってきた犬、ってかなり大変ですよね。
…これだけ長いことうろついて、よくこの落ち着きのない犬が手紙を落とさずにいられるものです。
生首で声だけ出る、っていつからこの作品は絶叫学級に…
手をつないで校内を走る、ってとんでもないことになったものです。
そして無事は良かったのですが、その場で読むの不可避…ナオちゃんは災難です。
というか今回でもう、学内公認カップルですよね?告白の必要あるんでしょうか?
小さな恋のでっかいメロディ
猫に好かれるってうらやましいです。僕は嫌われる方なので…まあ、「なでたい抱きたいすりすりしたい」オーラが出てるからでしょうか。
彼氏ができた直後に店に別の男を連れてくるとは、恐ろしい子…。
母親に「私凛太朗と付き合う事になったの」…お子様ですね。
「人生ってラクショー」…ため息しか出ません。
「すごい早さで変えてすごいね」というの、すごい感性ですね。
「おっさん」の繰り返しも苦笑します。
二人とも、この椅子には体が小さすぎるのがまた苦笑します。
腕にしがみつく、これはどう見ても彼氏彼女じゃなく兄妹…
彼女、とは言ってくれませんでしたか。
「来ちゃだめなとこ」…
凛太朗さん、徹底的に保護者、というか本気だと思ってなかった…これすごく傷つけてしまいますよね。
「「人」だよ「子供」って記号じゃないの」という言葉も胸を切り裂きます。実際には、人間にとってはほかの人はすべて「記号」なんですが…
そこで渋谷くんとぶつかって…「出そう」で一瞬吐くと思いました。それで大泣き…すごい表情とパワーです。
手を引っ張られて走るのが、どんな変化につながるのやら。
来月号は優月先生の読み切り、どんな作品になるか楽しみです。
いしかわえみ先生の作品はどんなものになるのやら…