りぼん2016年12月号感想
品のいい表紙です。実力勝負という感じですね。
このポーチはすごい!この色を選ぶのが大胆です。
大作の最終回…どんな変化のきっかけになるのやら。
キミとだけは恋に堕ちない(酒井まゆ)アニマル横町(前川涼)つばさとホタル(春田なな)ハニーレモンソーダ(村田真優)バディゴ!(黒崎みのり)きらめきのライオンボーイ(槙ようこ)古屋先生は杏ちゃんのモノ(香純裕子)絶叫学級(いしかわえみ)オヤジ女子高生(マドモアゼルゆみこ)HIGH SCORE(津山ちなみ)チョコタン!(武内こずえ)つむぎと箱庭モンスター(かるき春)好きにならずにいられない(木村恭子)吹彩(雪丸もえ)猫田のことが気になって仕方ない。(大詩りえ)めだかの学校(森ゆきえ)リコレクション(増田ゆな)てれっぱなし(白咲郁子)次号予告
キミとだけは恋に堕ちない
じりじりするような緊迫感。
早坂さんからの呼び出し、何を言われるかすごく緊張します。
言われたことは、あたりまえのことばかりなんですけどね。
いつも通り…でもそれを意識する時点で…
「心配かけないよーに」というのがまた不安ですね。
新くんが早坂さんの裏の面を見てしまうのも緊張させてくれます。
え、ここで声をかけるとは。
「あんたみたいなのにわたるん渡したくねーわ」…なんという腐得なおことば。
最後の「次すばるちんいじめたら」がまた強烈でした。
たまらない緊迫感です。
アニマル横町
いきなり「整いました」は驚きますよ。
頭痛は…とにかく病院が基本ですかねえ。
幼稚園児が調べることじゃない気がしますが。
耳をねじるのは爆笑。
囲碁ってえらく渋い趣味を。
つばさとホタル
表情見ればデートだって丸わかりですがねえ。
会えた、といううれしそうな…僕がこの車両にいたら歯ぎしりしそうです。
いきなり家とはリーチがかかりましたね。しかも誰もいないとドラ。
キスで空白になったり、もうたまりません。
さらにマッサージって、もう満貫まで行ってますねえ。
さらに「自慢の娘だって」…数え役満。
こういう幸せすぎるぐらい幸せな回があるとうれしいです。
いえ僕はこのままずっとひたすら幸せで大歓迎ですよ?
それこそ新機軸ですよ。いっそやってください。
ハニーレモンソーダ
「石森ちゃんの世話係」は苦笑するしかないです。
絶対、とやってると失敗のもとになる気が…
みんながわいわいと仕事をしてくれる、本当はそれを使って楽をするのも仕事のうちなんですけどね。彼女のタイプだと自分はいらないんだと悲しんでしまいそうです。
ノリがわからない…本当にわからないものはわからないんです。
休憩は頭が吹っ飛びました。
詳細な企画書…恐ろしい人。
支えてくれる人も出てくるのがすごくうれしいです。
バディゴ!
写真見せてどっちが…まあ男はどうしても…
「なんて言えば良かったんだよ」、答えはどうしようもない、です。
同じ気持ちの女の子がいてよかったですね。
こうして一人で守りに入ってしまう、逆に言うと相棒として信頼してない、になるんですけどね。
友情出演…なんかもう笑うしかないです。
プロデューサーさんがひたすら見つめている…ここがすごくうまい。
いきなりのキス…誰も見ていなかった、でしょうか?
そして完全にばれた…どうなるんでしょう。
ここで「はい」と言えたのはせめてもの…
きらめきのライオンボーイ
なぜ、桐敦くんにも笑心ちゃんにも、メールについて言えないのでしょう。
人間が人間を奴隷化する心理は、それほど強いのでしょうか…
顔色の悪さは気づいてくれたんですね。
「そう思う権利がある」「負けんな」がたまらない言葉ですね。
送ってくれるのは、危険が迫っていることに気づいているのでしょうか?
でも足りない…彼女には二十四時間の警護が必要なのに。
古屋先生は杏ちゃんのモノ
冒頭は何があったのやら…
そして自然に居座っている、恐ろしい光景です。いいノリツッコミかも。
「オッサンみたいですよ」「リアルに傷つくやつやん」この会話で察してしまうというのが恐ろしい。
駆け落ち妄想はひたすらアホです。
釘と金槌って、根本的に何か間違ってますよねえ…
男の会話を描くのをすごく楽しんでいるのが伝わってきて苦笑。
しかしこれに「ヤキモチ」って…
さて、それでどうなるんでしょうね。とても楽しくなりそうです。
絶叫学級
すごく水準の高いことをしてますね。
ここで怖い話はしゃれになりません。
地下室から音とか、すごく時間の使い方がうまい。
で、みんな死んでた…うわあ。
この拝み屋さんはこれからも出るのでしょうか?
オヤジ女子高生
扉からいろいろとすげえ。
呆然とするしかないですね、最初から…
逆さ磔とは、ずいぶんきつい刑罰ですね。
ためらわず飛び降りる…確かにすごい。
全部隠した代わりに、えらいことになってますね。
HIGH SCORE
…そんなエピソードから今回の漫画…
すごい壁ドンもあったもんです。
とことんこだわるのも面白いです。
チョコタン!
宝の地図…どんなものでしょうね。
タイムカプセル、そして…お見事、としか言いようがありません。
…あぶり出しって何年ぐらい持つんだろうか、というツッコミは野暮というもので。
つむぎと箱庭モンスター
バイト禁止って今更…
結構真摯な教師ですね、態度の割に。
必死で説得しようとする…胸が痛みますね。すごく素敵な笑顔ですし。
連絡しろよ、と言ってくれたのもうれしいです。本当に真摯な先生…道に迷ったことがあるからかもしれません。
…いや、テレビとかはごまかしようがないじゃないですか。
嬉し泣きの表情も胸がいっぱいになります。
本当に素敵な作品でした。次回作が楽しみで…
好きにならずにいられない
色気のない風呂シーン、と思ったら意外と…
ぐちゃぐちゃにもほどがあります。見ているだけで胸がきゅうううっとしてくるぐらい。
階段から落ちて、まあ命があってよかったです。
この状態ですごく自然な会話になるのがほっとします。
そばにいてくれる、ただ…これは客観的にはよくない状況ですね。せめてもう一人女子を呼ぶべきです。
「がんばったね」「ごめんね」…心の動きが強すぎて、胸が張り裂けてしまいますよ。
そして…どんな話になるのやら。
吹彩
曲目についての議論、早速厄介ですね。
誰のため、と考えるのがすごいですね。他の子は、別の感情で動いているだけでしょう…権力闘争という。
「美人だし彼氏年上だし」は笑いました。
全部聞かれてた…笑うしかないです。
「何でですか」という素直な疑問…でも、これを敵味方で考えないのは難しいと思います。
「怖いんじゃないですか」と、ここで言うのはかなり問題ありますよね。
誰も味方がいない、という感情に支配されている…
実に前途多難な始まり方。
この展開がうまく行けば成功報酬は大きいと思います。
猫田のことが気になって仕方ない。
教室で取り込んでる…わかって見守ってる人もいれば…ここがちょっと切ない。
確かに黒板の瞬時描きでこれだけ描ければ。
いや、もう一人、過去形ですがそう見えていた人もいるんですが…
すき、じゃなく「一番大切なの」と言えた…
二人の茫然とした顔が交互に出てくるのはたまらないですね。
つじつま、確かに合いますね。
猫田くんはストレートな告白…そして最後まで、人間顔全部は見せないんですね。
最後がすごくすっきりしました。
すごい名作だと思います。…アニメ化がなかったのが残念でならないほど。お疲れさまでした。
しばらくは番外編、それからの次回作も楽しみにしています。
めだかの学校
最終回目前…残念。
それが鯉。…「エル・アモール」が全部「鯉」に変換されて頭の中に…あ、つべには見当たりませんでしたがニコニコにはありました。
「なら早く普通に告白しろやボケ」、実に見事なアドバイス。
ペンギンの腕力は…鳥類の力はものすごいですからね。白鳥もボート部員を骨折させることがあるとか。
バッタ以下なのは爆笑しました。コイバナも名前も…
鯉…これは笑い死にしそうになりました。
リコレクション
扉で、タイトルの辞書説明がついているのは「リライト」「リビジョン」「リアクト」「リライブ」(法条遥)を思い出します。
冒頭部は見事なまでに正統派のにおい。
表情や輝きが実に見ていて快いです。
ぶつかって日記を見てしまう…そして記憶障害。…リコレクション、記憶障害…久我山…いやいや、まあそれはどうでもいいとして。
全学年網羅図鑑、これもまたすごいものがありますね。…普通に見られたら、単に女の子情報集めてるだけのスケベと思われそうですが。
「立派なことじゃないです」「単に気遣い屋で」と、何でも肯定的に見てくれる…
その時伝えておかないと…すごい生き方になりますね。
それから、すごく密度が高い感じになるのが面白いです。狙ってやったのでしょうか。
連れて行く、と叫ぶ花織ちゃん、冒頭の気の弱さがうそのようです。彼女の成長をしっかり描いているのも高い実力がうかがえます。
ここでの素直な告白…これまで、告白しても覚えていてもらえないとか、そういうことを一切考えなかったのが潔いですね。
毎日告白する…すごい関係になりそうですね。
どのように、とは言えませんが何とも言えず濃厚で輝きに満ちた味わい、忘れられない作品になりそうです。次回作も楽しみ!
てれっぱなし
あっさりした完成度の高いタッチ…
仲のいい兄妹と先輩、実にわかりやすい導入。
バスケシーンもしっかり描かれていますね。
関係が変わってしまったところ、桐山くんの立場から見たらいろいろありそうです。
思いがけず二人きり…そして一気に昔に戻っている…いや、ここからどんな話が出てくるのか楽しみで仕方ないんですが。
俺も忘れた…ははは。
そして結んでくれた、うわあ。普通逆のような。
というかボタン止めてから…
落ちそうになって抱き寄せる、ここもうまい。
そしていきなり追いかけっこ…そのまま激しい告白、たまりませんね。
「一分待って」からのキスも実に強烈。
男の立場から読み返したら、これまた強烈で…
とことん正統派の実力。次回作は何をやってくれるのか楽しみです。
読み切り二つでも燃え尽きているのに三つ…灰も残さないつもりですね。