りぼん2020年1月号感想
安定感のある表紙。ノートセットは結構豪華です。
今月号はあちこちに「チェキ」という品が出てきますね。
今更ですが、ポラロイドの後継者ができてブームになっているんですか…ポラロイドの終了は結構大きいニュースでしたが。
といっても携帯電話やデジカメで撮影して最寄りのコンビニ、数分かゼロかの違いですけど。
初×婚(黒崎みのり)ふたりのポラリス(柚原瑞香)稲神村のRICEさん(梨乃あり)ハツコイと太陽(木下ほのか)古屋先生は杏ちゃんのモノ(香純裕子)ハニーレモンソーダ(村田真優)アニマル横町(前川涼)神様になれる日まで(熊乃すず)吸血鬼と薔薇少女(朝香のりこ)HIGH SCORE(津山ちなみ)きみとゆめみる羊(柚木ウタノ)ぼくらはみんな(武内こずえ)王様に恋の蜜(雪森あゆむ)いちごに溺れてキスしたい(中島みるく)次号予告
初婚
キスを気にするなと言っても無理が…
唐突過ぎる左手の薬指に指輪。これ勘違いするなというのは無理ですよ。いや心臓麻痺…
騒いでおきながら「指輪はつけたかった」が苦笑。
「心配するより蹴落とす」「本当にクズですね」が苦笑。
0点…完全白紙でしたか。
同意から意気投合は苦笑しまいた。
で、「両親のかわりに守る」という約束でまた頑張る…お気の毒に。
そして彼が前を向き、すっかり仲良くなってから改めて指輪…心の中をなかなか見せない男、よくここまで描くもんです。
ふたりのポラリス
子供とちゃんと話す、それがどれほど難しいことか。好物ばかり、というのがいじましいほど。
一緒の部屋って…
細かいことで落ちこむとか、実に繊細。
触れてはならない部分もある…ここはきつい。というか同じ部屋に彼女は文句を言わなかったのか…
というか今更ですが、広い部屋に夫婦、狭くても両方一人部屋、が普通では。よっぽど変な間取りなのか…
義理の父親との関係も難しいものですね。
違和感…怖い。一年留年してたりして。
強い劣等感…「深月にまかせてもらえますか」はすっとしました。次は義父が反省回ですね。
稲神村のRICEさん
ひどい夢と寝相もあったもので。
なんかもうなにを突っこんでいいのかわからない。割と自爆したい。
米クイーン…ええ、少しでも地方を盛り上げようと何十年にもわたってあらゆるバカなことがありましたね。地方に景勝地や温泉、独自文化、独自遺伝子資源以外の価値があるとでも…?
サンタネタとか空を飛ぶとか、もうなにもかもがどうでもいい世界ですねえ。
なんというかこれだけやれるってすごいですよ。…ギャグマンガ家特有の病気にご注意を…
ハツコイと太陽
何とも言えないかわいらしさ。
素直な感謝…すごい子ですね。
転校生がどんな新展開になるか楽しみ。
「借りるね」の表情…怖い。
そしてどんどん教室内の権力構造が変わっていく、これが政治というものなんですね。恐ろしい。
追い詰められて「友達じゃない」…よくもまあこんな短時間で。
これはこれですごい展開かも…ただし、作品の雰囲気を台無しにしないように、その塩加減が難しいですね。塩はいいものですが過ぎると…
古屋先生は杏ちゃんのモノ
杏ちゃんとキミシマンばかりの…
まあそりゃ本来無謀…
「聞く必要ある?」は大笑いしました。で、ならなんで東大にしないんだと。
ちゃんと見てもらってる…残酷な子ですね、他人のものなのに下手なカノジョより…
「俺いるんで」で切られる、悪魔だコイツ。大笑い。
寄り道…とてもきれいな雪景色。これは素晴らしい…しかもクリスマスイブ。
うまく言えない、大切な存在…マフラーで巻いて頭にキス、これもまたたまりません。
すごい関係ですよね、これも…本当にいくらでも期待と予想を上回る、ものすごい作家。
ハニーレモンソーダ
羽花ちゃんの心情を丁寧に描くのも面白いです。
ここにもチェキが出てきましたね…
「触ります」「お願いします」これが苦笑。
何もかもやってしまう、あるいみ万能の人…企業ではどんな形で使われるでしょうか。
小道具係という縁の下の力持ち。すごい。
兄扱いされて違う、と…そして大公開告白。…どんな騒ぎになるのやら。
最後の「勝ってください」…うわあ。
アニマル横町
狩られる側はあんたもでしょう。
そのために庭に果樹園ができる、すごい話です。
いろいろ収穫して、それがバイトというのは意外すぎました。
神様になれる日まで
お供え物、それは低級神にはうれしいでしょうね。
空を飛べる…ぱんつ…というか完全に超人だとバレましたね。
かなり激しいアクションになりましたね。
守りたいから力が欲しい、男子には実によくあることです。
というかこれだけのことをどう後処理するんでしょうね…
吸血鬼と薔薇少女
スキーキャンプも楽しそうですね。僕も何かあったような気がしますがよく覚えていません。
林道…とってもフラグですね。…やはり。
ホイッスルと…この状況前提にしたらどれだけのサバイバルキットが必要なのやら。エマージェンシーブランケット、マッチ、消毒ガーゼと包帯、点火具、…
確かに動いている限り凍死はしませんか。凍傷のリスクはあるにせよ。
怖い、と言われて「目がきれい」…かないません。
…あれだけやって「ちょっとドキドキ」で済むのがおかしいですよ。
HIGH SCORE
売るということが絶対できない人たちもいます…もったいないことに。
ブラウスを見て誰だかわかってしまう…爆笑。
フリマアプリの欠点、これも実に説得力があります。
またチェキが出てきた…
かおりちゃんへの感謝がなんとも言えません。
きみとゆめみる羊
緊張しますね。
きっぱり明暗が分かれる…
そして、少し時間をもらって…胸が痛くなりますね。勝者が敗者にかける言葉などない、踏みにじって前に歩け、という論理もあると思いますがそちらにはいかない…
一人一人に対する言葉がすごく熱い。そしてまた、前と同じ…
そして動き出す…むしろ淡々とした描写ですが、中がすごく熱い。表面が油で実はめちゃくちゃ熱いスープみたいに、色は鈍いのに本当はすごく熱くなっている鋳鉄のように。
お疲れさまでした、素晴らしい連載でした。企画としても面白いですし。
ぼくらはみんな
なぜ絶滅しなかったのかが謎な動物…
パンダがいるかどうかで動物園の入りは全然違うでしょうね。そしてあのパンダ騒動ときたら…
動物と話せることを疑って、すべての弱みを暴かれる…笑い転げました。
ダメに決まってるのに藁にもすがる…職業意識強すぎ。
フラッシュが怖かった…そりゃそうですよね。
今回は思いがけず良い勉強になりました。再開を楽しみにしています。
王様に恋の蜜
実に華やかな。
魔力で評価される社会…現実は知能、特に英語のテストに回答する能力がほぼすべて…
雑用で貢献する、確かに人間社会はそれで成立している…橘玲氏がたびたび使う、ドラえもんを絡めた弁護士とタイピスト、比較優位と分業の比喩のように。
大量の魔力で体が驚く、そんな欠点があるとは。
甘い関係、これがどう崩れるのか…と思ったら、いや割り切ってそのまま手伝えばいいのに…
ドラゴンで話を動かすとは。
あ、利用されていたのが嫌だ、じゃなくて必要ないと思って…
はっきりとした告白ではなく、両方想いだけがあふれる、実にいい終わり方です。
ファンタジーを題材にしていますが見事なお約束作品です。これからも実に楽しみ。
いちごに溺れてキスしたい
華やかなタッチです。
可愛い、という魅力…
キスしていると思ったら、実に引き込まれる展開です。
記憶が消える、面白い設定ですね。
女たちに攻撃されるのも予想された展開ですが、うまくかみ合わない会話が実に面白い。
ラストもいろいろ考えさせられ実に余韻を残します。
来月の新連載は実に楽しみですね。そしてハニーレモンソーダ、ものすごい規模ですよねえ…お身体が心配なほどに。