りぼん2020年5月号感想

表紙は違和感にびっくり。
前作とは大きく変えましたね。

別冊付録はただただ懐かしい…ええ、現役で読んでました。
ちびまるこちゃんもうれしいです。
とても歴史を大切にしていることは伝わります。

キスで起こして。(春田なな)アニマル横町(前川涼)初×婚(黒崎みのり)ハニーレモンソーダ(村田真優)吸血鬼と薔薇少女(朝香のりこ)古屋先生は杏ちゃんのモノ(香純裕子)HIGH SCORE(津山ちなみ)ぼくらはみんな(武内こずえ)ハツコイと太陽(木下ほのか)ふたりのポラリス(柚原瑞香)先輩の透明な感触(姫川恵梨)絶叫学級(いしかわえみ)神様になれる日まで(熊乃すず)稲神村のRICEさん(梨乃あり)次号予告

キスで起こして。
前作との雰囲気の違いがかなり強いです。まあ前作はとんでもない、柔らかさと温かさがありましたから。
この表情の微妙さ、次のページを見てからだと…本当にものすごい表現力。
定年はあまりのことに脳が再起動しました。よーそんなとんでもないこと思いつくもんです。
変な男にモテる女の子、というと池田光流、「次々妙なのに好かれるのと」を思い出します。
新しい父親…あ、そっちの話…あの、お母様に同じ呪いはかかっていないでしょうか?
見事にヤバすぎる男に、そしてそこで…え、えと叫びたい展開…
美男が「弟」、やっぱりなあとしか言いようがないです。
いきなり最初から「恋愛して」「法律的に結婚も」ときましたか。と思ったら「好きにならないでね」という意外すぎる言葉…でも逆に貞操暴力の面ではこのうえなく安心できますよね。
「顔面は強いよ」も爆笑。
合コンってあんた自分の呪いに自覚ないんですか?
そして意外と彼氏ができてしまった…でも親も、これをどう思うか。いろいろな間違いを心配するのはこの状態の親の常だと思いますし。
誕生日会は家族ができた、という実感があってとても素敵。
で…また彼氏が…いやすぐダメ男だとわかって、しかも引きずらずに別れてくれてよかったじゃないですか。うん傷が浅くて済んだ。
…今回はアイデアが爆発してめちゃくちゃ面白いです。次からも楽しみ。

アニマル横町
誰でもやりますなw
サインが契約書だった…これはお見事。本当に危険です。

初婚
ハートマークつき…新婚ですね。なら…男がこういう時に考えることは実に単純です。
クラス全員、下位の人間もモラル崩壊を起こさせないように気を使っていますね。実際難しいんですよそれ。
ひがんだことを反省する人はいるにしても…そうじゃない人もいそうです。
「みんな敵じゃん」…ただし今回の文化祭では別ですよね。
さて…閉じ込めイベントはなかったんですね…
とにかく後半のいちゃラブは楽しかったです。
口実っていい言葉ですね。

ハニーレモンソーダ
スマホを置いての昼食は爆笑。
品行方正担当って…
知らなかった彼を知っていく楽しみ、たまりませんね。
カバーガラス、あれって無理ゲーです。
弁当を作ってあげる…一人では煮詰まっていたのをみんなが支えてくれるのが何とも嬉しいです。
「こっち側の勝手な決めごと」というのもなんとも胸を打ちます。
抱き枕って…そりゃ…

吸血鬼と薔薇少女
冒頭部、ページをめくったときの押し出してくるような華やかさが地味に素晴らしい。
吸いやすそう…露出度は大丈夫でしょうか?
「金でも積んだのか」が大爆笑。
カップルコンクール…少女漫画ではとてもよく見かけますが、現実にはそんなに多いんでしょうか?
で、ペアが決まっているって…権力はこう使うんだという見本ですな。
好みを知り尽くしている…彼のことを知らないことを自覚しただけでも、知ろうとし始めるきっかけになるのでは?
巨大迷路から白薔薇、これはまた華麗な。というか紅薔薇のつもりだったのに変異で白になってしまったとかないんでしょうか、動物のアルビノみたいに。
「楽しそうだったんですね」と、本命でなくても思いやることで心に入る…黄金パターン、だからこそお見事。
ここでの強すぎる行動、となれば当然…しっかり助けが入りましたね。

古屋先生は杏ちゃんのモノ
もうお前ら結婚しろとなぜか思ってしまうツッコミ。
「家まで送っていく」は大笑い。
京都に行く…現実の今は事実上無理ですよ?いや現実はこの三人が会ってること自体まずいです。
夜行バスという手もあるんですよね…
バイトを始めたら「元カレと復縁」という言葉が入ってくるとか…
そしてそういう情報ばかり耳に入ってくる…
あくまで尽くし続けるキミシマン、何がお前をそこまでさせると言いたいほど。
送ってもらったってこれであんたも同罪ですね。…目撃されてなかったのが不思議です。
そして彼の方から来てくれた、そりゃもうどちらに経済力があるかと言えば。
送ったこと自体が嘘だった、というかどういう関係かというと…
「先生と生徒じゃない」…うん、親がもう駐車場にいますねわかります。
いや、この作品は常に斜め上をかっとぶ…

HIGH SCORE
ほう…ほかに悩みがないねえ…罪とか実存とか生きている実感とか、横暴な権力者とかは何もないんですね…
双子というウソって…
トラックというか、何があっても一コマで治る旧シリーズヤマト並みの人の心当たりがあるんですが。
…こいつらの強さって99%身長では?

ぼくらはみんな
何この地獄絵図。
旅鳥、そりゃ体力も脂肪も使い切ってますね…
母親が?
で、カナダまで…お疲れさまです。
動物園から動物が消える事件、これがストーリーの軸になりそうな。
人間も動物だから言葉が通じる…何て便利な。いや異世界で言葉が通じるのにも似ていますね。
「どーせ言い出すんでしょ」と、ある種のツンデレ…
クマさんと…とんでもなさすぎて言葉が出ません。
母子の再開は胸が痛いものがあります。
母親を追いかける、ジン・フリークスを追うぐらい大変なことになるかも。いやあれはあっけなく…

ハツコイと太陽
三角関係っていいにおいがするんでしょうか…
中学受験、習い事がない…それって今の日本では心配されそうです。
壊れちゃえ、ってひでえ…
そして二人きりでの、この幸せな表情。
胸に…あまりのことに絶叫しましたが、…普通に殺人未遂で告発できますねこれ。
「死ねば」も爆笑。さらに「ちょっとは私のこと見ろバカ」もたまりません。
不倫報道って、どう見ても事故でしょうに。
そして悪い雰囲気のまま委員仕事…きつ。
で、しっかり告白する…本当に全部言ってしまう…いやこれは壊しようがないでしょう。無理に硬すぎるものを壊そうとすると手が痛いですよ?

ふたりのポラリス
恥ずかしいことを言ったのを思い出して、これは見ている分には笑えます。
待ち伏せと手紙…もう目をそらすしかありません。あと合掌して、何教の祈りにするかを考えています。
自分も別に偉いわけじゃない…
突き指とはうまい言い訳ですね。というかほとんどの球技ってリスク高くないですか?いや武道ほどじゃ…
時分の事がどうでもいい、と思えて行動できてしまう…
「報われないなんて私がいやなの」…正直すぎる言葉ですね。ただし、多くの人は心の穴が広がっていく言葉です。現実は地獄だぞ、という。
むりやり自白させるような…むしろ残酷にすら…
友達に戻らない、というのも面白い自罰です。

先輩の透明な感触
宿泊研修…現実にはこれも…
敬語をやめようという努力も面白いです。
考えてみると、根菜・芋・肉が庶民の食生活の中心に入ったのはいつでしょう。包丁が必要になったのは。
ものすごくたくさんの笑顔、何とも幸せです。
卒業宣言と告白…よけい成仏できなくなりそうです。
外で寝るつもりって、ブランケット持ち出したのルームメイトに見られてる…彼女たちは、男と確信している…笑うしかないです。

絶叫学級
鏡を見て自分が可愛いと自覚できる…今の世界、女の顔と乳はいくらでも作れるものになりましたからねえ…
鏡の向こうにいるのは誰か…霊が存在するとしたら鏡は危険すぎますね。
そしてどんどん自分の中の、他者の悪い感情を推し量る…ここは実にうまい。鏡の魔性。
自分の中の悪い部分が出ているのに、本人は他者だと思ってしまう…
どんどん鏡の中の自分が醜くなる、さらに写真まで…それどころか過去まで変わってしまう。
さてどちらが真実か…
申し分のない養両親じゃないですか、それでは足りなかったのか…

神様になれる日まで
ある人がどういう人なのか、決めるというか、難しいですね。
幸せになったら別れる、確かに可能性がありますね。
そしてそんな小さな闇にも食いこんでくる存在はいる…
災いの呪い、これまたやっかいなもので。人間は進化心理学的に感染症予防プログラムが入っているので、不運も感染症扱いすることがあるんですよね…穢れとして。
今度は小さくなってしまう、また面白いことに。
幸せになることを拒む、というのも面倒な心理です。
客観的にはどんなことが起きたんでしょう。

稲神村のRICEさん
どんな体力だ…
…こういうゆるきゃら本当にありそう…
話は聞かせてもらったんなら人類は滅亡しなければ。…知ってる人どれだけいるでしょう。
どんどん力が抜けていく勝負、見ている分には実に楽しいですが本人にとっては拷問でしょう。
そして暑い対決の末に見事に自己完結…
もうどんなオチなのやら。

月号はしっかり新連載と読み切り、それにオヤ女も、堅実というか。
…というか本当に発売日に出せるんでしょうか、それが心配です。

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