りぼん2021年3月号感想
いつもの雰囲気とは違う表紙絵。すごく普通になったという感じです。
チャイナふうの付録も面白いです。
RMCのワンピは大爆笑。
ハツコイと太陽（木下ほのか）アニマル横町（前川涼）キスで起こして（春田なな）ティータイムに魔法をかけて（乙女坂心）春にキス（七川花鈴）ハニーレモンソーダ（村田真優）HIGH SCORE（津山ちなみ）ハローイノセント（酒井まゆ）初×婚（黒崎みのり）吸血鬼と薔薇少女（朝香のりこ）ミオの名のもとに（たしろみや／文川よし乃）稲神村のRICEさん（梨乃あり）絶叫学級（いしかわえみ）ふたりのポラリス（柚原瑞香）真面目に青春する方法（こきち）次号予告
ハツコイと太陽
この逃げてしまう気持ちが実にわかりやすい。
その疑って、すぐ不安になって、って大人になってもあまり変わらないんでしょうね。…特にいい関係であれば。考えることをやめた関係でなければ。
教師とこうして話すのも…いい先生です。
会話も実に良いです。
言いたかったことがこれ…心が止まるってこういうことなんですね。
さらに小さい子に結婚宣言…ははは。
アニマル横町
な、なにこの意味不明な…
干支の不満、というのも面白いですね。干支のおかげで歴史家がどれほど助かっているかと…
「今年は」が大笑い。
そしてこの長い説明…笑うしかない。
キスで起こして
確かにプロポーズ…
これにここまで前向きって…というかクラスメートで聞き耳立ててる人はいないんでしょうか。
体調が悪いのをしっかり見てくれる、やっぱり家族のほうが上ですね。
本当に食べさせてくれて完敗、だめだこりゃとしか…
実に穏やかで丁寧な作品。本当に春田先生ももっと世間的に評価されても…
ティータイムに魔法をかけて
実に甘い時間…こういう楽しみがある子も多いんでしょうね。
そしてバイトの誘い。辛かった過去がある…それがどう出てくるかも楽しみな点です。
家で練習してるのが苦笑。そして妹の頭の中身が爆笑。
そして昔の…そしてついに決意して…そうなると足を踏み出せない、これが実にうまい。
素の彼に触れてしまった、それで…やはりバイトが無理という結論になる、これは意外性があって面白い展開です。
ここからどう転回するのか…
そしてすごいのを書いてネットに、それがバズって、それで…こうきましたか。
「責任取りますんで」が実にカッコいい。
そして演技モード、ペルソナの切り替えもできる…
これは魅せられました。次からも期待できます！
春にキス
確かにこれは説明不能。
「初めて咲良くんと喋った」「思ったより優しかった」というのが実にうまい、短いまとめになってます。
首が消えていたからジャミラ…で、戻すんですね。
勝手に触ったことを気にするやさしさ、それで…ちょっとずつ慣れていくのがたまりません。
少しずつ…と思っていたら彼のとんでもない放縦。これは潔癖な子にはかないませんね。
そして「１個イヤな所見つけたら」…また素晴らしい言葉を。
で、なぜうち？親とかは？
ハニーレモンソーダ
間接し損ねて残念…
予備校、まあそうなりますよね。
というか受験なんて、まず全科目・難関校受験問題から小学校高学年の問題までのテストをさせてから、一人三時間ぐらいかけて生徒と親、さらに教師が三人ぐらいで、「本当にどれぐらいの学校に合格したいのか」と「そのために何をすればいいのか」…勉強そのもののやり方を教えればどうにかなると思うんですが。受験テクニックが大量に必要な難関校以外は。僕が欲しかったのはそれです。冗談抜きに勉強の仕方をまるで知らず、読書量だけでテストはある程度できていたので、最低限出来るけど「成績を上げる」方法がまったくわからない。
普通になじめてしまえる場があった、というのは奇跡ですよね。僕も高校受験の時、予備校の最初は悲惨、でもテストで上のクラスに行ったら「ほっといてもらえる、ちょっかいがない、落ち着いて勉強できる」生まれて初めての場に入れて信じられないような気分でしたもの。
ストーカー…確かに。
過ごし方が違っても仲良くなれる、というのはすごい希望ですね。
普段のみんなを想像して嬉しくなる、ここもすごく好きです。
そしていろいろな計画とか、胸がはちきれそうになります。
はちきれて「私がみんなを連れて行きたい」…爆発してますね。
「CGだ」は爆笑しました。
で、口移しできましたか。
海、いろいろと楽しみですね。でもむしろ女子読者サービスの方が多いのは当然ですか…いいんだおこぼれの男性読者サービスでも。
HIGH SCORE
今回はいい回でした。
むしろなんで別れてないんだという今更な。
いろいろと言ってくれる、うざいですけど体育会が好きな脳には気持ちいいかも。
タイプじゃない、ってまあタイプな子が大量に寄ってくるから…
唐突な妹宣言と、なぜ妹が嫌いなのか…たしかにこれがそういう兄になったら何倍も極悪非道な…
カロリーの高い、だったら業務スーパー一択でしょう。
誤解されそうになって妹宣言は嬉しいですねえ。
で、愛する彼氏。いつもの落ち。血が固まるとチョコレートに似ますね、泥がある固まり方をしても。
血のバレンタインってどっかで聞いたことがありますけど…
ハローイノセント
寄付金…特にアメリカはどうなるんでしょうね。超金持ちの子供たちが、どのように育つか。寄付金があるからと勉強せず、麻薬におぼれたら歴史のいつも通り。遺伝的に高い知能を生かし、努力する文化を維持すれば…
兄にすごく負担をかけてしまっている、でもそれを言わずにドツボにはまるよりはましですね。
舞台が小学校になるのも面白いです。
この事故はどう言っていいのやら。教師もなんとか状況をつかんでいるようで…やはり監視カメラは必要ですね、監視カメラがないのは人間を信じすぎている、人間には実際にできないこともできるということにしてるから。
こういうことをここまで丁寧に描いてくれる…本当にすごい作家。
どうした、とそう言ってくれる人…どうなるのか、なんともしみこむように不安で心配になります。
初婚
自信がないから運命の人…そういう自信のなさって、早生まれという可能性も大きいのでは？
五か国語をどこまで努力できるか…これ、この準決勝に参加していない人たちにとってこそ大きい試練でチャンスですよ。
この会社がこの五か国にユーザーが多いこと。これは大きい情報です…だから今、その五か国語を少しでもやれば大きく差をつける。準決勝とは関係ないからやらない、なんてもったいないにもほどがある。教材くれと申し出るべきです、学校側は絶対待ってる。
そして英語・フランス語・ドイツ語を並べてやればそれぞれの理解が一気に深まるというおまけもあります。フランス語もドイツ語も、英語で勉強すればとても楽で、しかも英語力も大きく伸びます。
さらに、その五か国とは外れた、スペイン語やロシア語、韓国語、オランダ語、アラビア語などを勉強しても、それこそが必要とされる可能性も高い、ボールとは逆サイドに移動したらパスが来るかもしれないように。歴史教科書で、世界が帝国主義に分けられた時代の地図を見てください…それはほぼ、今世界で話されている言葉の地図でもあります。ポルトガル語があれば何か国で仕事ができるか。
フランス語だって、フランスだけではなくフランス語圏という巨大な市場で仕事ができるようになる。そのことを忘れないように。さらに芸術・映画・ファッションなどでしょっちゅう触れる多くの言葉の意味も分かる。
ついでに、インドの言葉というのはとんでもない世界です。あまりにも他民族で、英語で済ませるわけにもいかない。公用語はヒンディー語ですが…
支え合ってきた友が敵、そっちのほうが肝心になりそうですね。
もうひとつ、ギリシャ・ラテン・ヘブライ語を覚えて古典を暗記する、というのは世界のエリートと付き合うのに必須ですが、それはこれからやるでしょうか？
胃が痛い、それほど頑張っているときに恋愛面でのストレス、昔のトラウマ…これはきついですね。普段なら支えてくれる人が敵…
かるたは実は決勝でのアイテム、これも…試験は試験管の意図を読むもの、と。合理的。
手紙、それがどれほど彼が彼女のことを理解しているか…これはもう嬉しいなんてもんじゃない。
パートナーがそれ以上に努力してくれていた、それが支えになって立ち直る…しかも告白も。すごい感動的。
転科して、普通科で付き合う…うわあ。これはこれですごく満足…本当にすごい話です。
吸血鬼と薔薇少女
父親って…それで人違いというのも相当なご家庭ですね。
家族に会う、で…このイメージは笑うしかありません。
そして会ってしまった、「恋人の千結です」は嬉しい。
母親が…
抱きしめる、これが後でどんな風に動くのやら。
さらに奇妙な動きが続く、混乱させてくれます。
ミオの名のもとに
最悪、でも「よく言えました」…
まっすぐな言葉に助けてくれる…ですが、今の現実の地球でも、カースト制やイスラムなど無茶苦茶な規範にわが子の命でも、自分の命でも平然と捧げる人がどれほど多いことか。
縛った状態のまま放置は拷問です。すさまじい苦痛になる。そして当然大小も漏らすことになり、根本から尊厳を削られる…
ただ、海地下牢というのは潮流で呼吸できなくなるとか、ずっと海水に浸って皮膚が崩壊するとかも考えていたんですがね。
「疑いもせず」「周りもみんなそうで」、それが差別や異様な規範を再生産し、強化する…『南太平洋』の「注意深く教えられて」。だからこそ『断絶への航海（Ｊ・Ｐ・ホーガン）』はそれを断ち切る方法を考えた…
世界のどこでも、無茶苦茶な規範と、人間の普通の感性の戦いは続いています。いつの時代も。そして、あまりにも多く規範側の暴力は勝利する…
稲神村のRICEさん
こたつ…と特訓。
成功しても借金が増えていく…やっと気づきましたか。搾取状況では頑張れば頑張るほど借金は増えていく、それは人類の第三法則（嘘）です。
で、洗脳で…
ダメな人たちばかり過ぎる。
なんかもうひたすら強引に暴走して…
絶叫学級
動きが実に素早い。下手に証拠を隠すためにいろいろ動くより即決。
本当に復活させた、それでも呪いが消えていない？
法では裁けない、なら…只のヒトゴロシ、と。
この系統のシリーズは続くんでしょうか？
ふたりのポラリス
クライマックスの空気、音楽のような盛り上がり方。
他人の心を読み、何とか順応する…ある意味地獄ですね。
いつもとは違う対応に「まじか
そーゆーことするタイプじゃ」…誰もがとことん、ペルソナで動いている。仕事と、夜の舞台と、家庭での子育て、それぞれまったく違う人格をまとっているように。
でもそれがさみしい、とは思っているんでしょうね。
助け合いがあるのも…
一気に熱くなるのは実にうまい盛り上げ。
まあ…裏切られなくてほっとしました。これで裏切られて奈落に突き落とされてたら…
真面目に青春する方法
非常に面白い簡略タッチ。
真面目に青春する…校則は破らなくても、校則の精神は破っていますね。学校の本質、単純作業工員または前例踏襲官僚、機関銃に向けて指先を伸ばして行進する戦列歩兵、公100％私0％の機械を作ることと、青春は相いれませんから。
この排水溝は掃除するのに面倒な手順が必要でしょうね。
気づいてくれた、そのことから気になり始める、じっくり描かれていますね。
それから二人きりで、はじめて彼の「あり…がとう」ここは結構効きます。
これで冒頭の＃になると。
シャボン玉が真面目な青春に…
と思ったら「ありえないと思います」…それで避けるように、隅っこでホチキス…
ここで大量の新着通知、バズ…何が起きているんだ、と盛り上げるのは素晴らしい。
と思ったら単なる呼び出し？それがものすごいことに。
彼の考え抜いた言葉がまた…「生涯大切に」「プロポーズかよ」がまた素晴らしい。
うまい、としか言いようがない…このタッチともよく合っています。けた外れのうまさ。これからも楽しみにしています。
来月号は大詩りえ先生！これは楽しみ。読み切りもどんな話なのか…