りぼん2023年9月号感想

この表紙がコラボというのが面白いです。

付録、いつも漫画家セットって人気あるんですよね。入手困難になることがあるぐらい。

津山ちなみ・加藤みのり両先生の合作ガルフェス体験記事はとてもうれしいです。
オチが苦笑。

ハニーレモンソーダ(村田真優)初X婚(黒崎みのり)絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される(朝香のりこ/*あいら*)青に落雷(虹沢羽見)映える恋とか知りません(柚木ウタノ)レオと三日月(木下ほのか)HIGH SCORE(津山ちなみ)花火は醒めない夢をみる(中島みるく)ハロー、イノセント(酒井まゆ)キスで起こして。(春田なな)腐っても初恋(梨乃あり)絶叫学級(いしかわえみ)アニマル横町(前川涼)ほっとけないよ九条くん(みかづき唯)推しぴ症候群(小林ユキ)Fight!(なゆたゆな)次号予告

ハニーレモンソーダ
よどんでいることもあるし輝いていることもある、それが学校生活という…でもずっとよどんだままの子も、排除されてそのまま何十年もの地獄という子も…
第二ボタン、で目力が強くなって「やるから」は苦笑。
靴下の親指、ありますよねえ…
「表面だけは」ってそれこそ崩そうとしたがるでしょう…
ソーダって中にはえげつない量のコーンシロップという糖分が…
祭壇、って重い。
過去の三浦くん、まあ重犯罪はしてないようですし。
並木道も印象の深い描き方ですね。
伝説…何をやらかしたんだか。
そういう時期もあったんですね。
もしも、の想像も楽しいです。それで「確かなのは」とみんなの前で言葉にしてしまう…と思ったら「全部友哉が」と真相、ここも面白い。
隠していたとは…本当に何年越しの忘れ物…
男側からも、もしもの想像があるのが…いやいじめをどうにかしろと。
今回は今回ですごい話です。

初X婚
なぜ自分ではなく父親…
いきなりの別荘ならわなを仕掛けるのも難しいでしょう。
セブンオーシャン自体の問題にもなる、ことが大きすぎて単なる正義の問題じゃない、と。
肝試しで賭け、って命狙われてるんですけど。
…別の理由で心拍数が上がりそう。と思ったら本当にやりやがった。
…なら抱きこむか潰すかすればいいだけ。家族を人質にされれば終わる。
集団交渉は団結を断てばいい、とそれこそ労働運動の歴史・ピンカートン探偵社の歴史から。裏切り者がいると思わせ疑心暗鬼・魔女狩り構造を作らせる。特権階級を作らせる。その中の少数派を過激化させる。徹底的な暴力で心を折る。…

絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される
逆らえない、さらに「賛成派と反対派に」、単に力だけでは押し切れない…というかもっと警戒しろと…
まあ散々やらかしましたけど犯人は捕まえた、と。長く引っ張らないでよかった。
女神、という伝承も何につながるのやら。
そして絶対に、攻撃した側の邪悪は誰にも知られないという現実改変レベルの…

青に落雷
勝負で緊張したら…はは。胃が悪くなりそうなときにこれはホッとします。
恋愛で悩んでいるのが不思議、というのも面白い心情です。
とにかく感謝、というのも大事ですけど難しいですよね。
結構強引に進める教師、これまた面白い。
女の子と話せるから、というのも面白い展開ですね。
「お前こっち来い」から??りつけるのはかっこいい。
それで「頑張ってみたい」という、うまく進めてきました。
悪意を持って話そうとする人からは守ってくれる、結果狭い所で密着…どんどん展開が飛びまくって楽しい。

映える恋とか知りません
色々と忙しいですね。見ていて楽しい。
いただきます、と差し入れ…うわあ。
残骸も塩漬けにしたら調味料になるのでは?
BGMで一気に気分が上がる、現金というか。しっかりカバーできる実力はすごい…さらに情けなくて頑張ろうとしたらぶつかって姫抱き、情けないの二乗。
「男としては『守りたい』」はすごいかっこいい。
で…能力高すぎる…
とにかく華やかで楽しいです。

レオと三日月
押しのけて「もっと好きになっちゃう」は理性飛びますよね。
ここで見つけられる…うわああ。
外…これだから今の日本で光害から逃れようとしたら…日本だけでなくどこの先進国も…
シスターズ、これは凶悪な。
小声での「すげぇかわいいよ」がまた強烈。
色々と楽しいですね。
有名な漫画…本当にフルに読んだ人ってどれだけいるでしょう。実は僕も読んでません。
写真とかもいい記念になりますねこれ。
そして…断るために…
大好き、と言って抱きしめて、ごめん…この流れはものすごく好き。天下一品ですね。
で、唇をよけてキスして…本当にお見事。
難しい回だったと思いますけど、期待をけた外れに飛びぬけました。作家としても大きく天井破ったと思います。

HIGH SCORE
ヌン部、って一瞬何なのかと思いました。ヌンチャクでしたか。
許されるかという…中国武術同好会ならまだ…
面って高価ですよ?
公園で練習してると…むしろ警官が来るのではという気が。
「オレはただ」とついかしてくるのいいですねえ。
空手部部長が弟子…追い抜かれるまで何秒でしょう。いや現時点ではるかに突き放されていると思います。
「私のような美少女と2人きり」は吹っ飛びました。
…裏ヌン部という、裏用法専用の…

花火は醒めない夢をみる
見分を広げる、昔のヨーロッパでは本当に上流階級の子弟が見分旅行をしたそうです。それが修学旅行の元ネタとか言われてます。
時間が有限、何を知っているんでしょう?
過去、そりゃ小さい子ですけどひどすぎる…
鏡面に「私の体自由に使って」、これをやるとは意外。
告白がうまくいったところで砂時計、何が起きたのか…

ハロー、イノセント
いや助けなくてもいいんですけど。くそ野郎が言ういいことは全部嘘。
事情聴取、ってどこまで聞かれたのやら。警官がはずれだったらかなり悲惨なセカンドレイプになるんですけど…完全に心を壊されても不思議じゃない。
真昼間の東京駅での殺人未遂、そりゃ…いやもしこれで新幹線ゲート金属探知機必須になったら色々と地獄絵図…新幹線代が二倍に…搭乗一時間前集合でも間に合わない…
と思ったらもみ消したって…こういうとんでもないことを事実上ギャグにしてしまう、だから毎回ひどい話ばかりでも軽く終わるんでしょうねこの作家。
「言いわけは聞きたくない」も悲惨。口出し権全剥奪は悲惨すぎる。
助けが多いですねえ…財力権力がある拾う神が…
エピローグも、本当はこんなにしていい話じゃないんですけどねえ…
…次もまたこういう作品なんでしょうかねえ…お疲れさまでした。

キスで起こして。
最高天使優勝、すごい言葉です。
勝負…どんな勝負なんだか。筋を通す、ってひたすら暑苦しい。
「めんどくせえからってこの場で諦めさせようとすんな」は大笑い。
なんだかんだいってどちらもすげえ…
障害物、ネットとか泥沼とかはお金かかりますからねえ。
足首を痛めるのもお約束。
「かわいかった」はやられました。やっぱりこの絵ものすごく魅力的です。
それで「好きな人」…なんかもう悲惨すぎて笑いしか出てきません。
Tu ne sais pas aimerを思い出すのもたまりません。
まあなんというか素晴らしい癒し。

腐っても初恋
やたらと暑くて濃い。
電話、寝落ち…そりゃもう腐ってる人にとっては栄養すぎて。
相手が誰でも、となると何をやらかすかすごく期待します。NBAぐらいじゃ満足できませんよ?
と思ったら単なるラスボス感、これはこれで力が抜けます。
「任せろ」は大笑いしました。どれだけやってくれるか…
…これは惚れますよねえ。いや最初の候補が誤変換で泣きました、その「泣き」がまた最初やばい誤変換というどうしようもない状態で。
邪魔…そりゃ邪魔ですよね。

絶叫学級
…いくらするの?
まあ平和でよかったです。くれぐれもご無理なさらず、ゆっくり休んでください。

アニマル横町
窃盗疑惑でまたShowを…
電灯って立派に拷問器具なんですよね。あの窓がない部屋自体も。椅子も扉も灰皿も何でも。
小さいころから苦労されてるんですね…
まだ容疑者、って正式に容疑者でなくなるのっていつでしょう?

ほっとけないよ九条くん
体育祭、それこそどれだけのことが起きるか…
ハワイ旅行、で止まらないものすごい金額。
血湧肉躍さんは笑いすぎました。どれだけ横幅が広いんじゃ。
飛香くんの天丼が楽しい。
跳び箱を飛ぶフォームがすごくきれいなのが…
湯豆腐、むしろ自然にするのが意外な落ちという。

推しぴ症候群
全滅…はは。
さてどんなコラボになるのやら。
うん、実際人数で囲むのって悪質商談の基本ですよねえ…
赤面症とか…
いい人すぎて意外で不安です。
りあちゃんを外に出したのは…女の子がいないと本性を出すタイプ?
と思ったら普通の近所トラブルをごまかした程度…結局ひたすらいい人で終わって…嫉妬だけ?

Fight!
小学生大賞、こういうのがあるのが雑誌としての幅の広さですよね。
画面、絵そのものの素質は高い。
とてつもない天才…今って天才って価値があるんでしょうかね。野球とかならある程度、でもけた外れじゃないと大損なだけ。科学は超弦理論が毎年、全世界で数十人の天才すべてを吸収し、その天才すべてが一生頑張って、何にも進まないのが50年。超弦理論以外の理論候補もろくにない、あるいは誰も見ない。
ビル・ゲイツやジェフ・ベゾスのような天才超金持ちタイプの時代もとっくに終わっている。
教えてくれる…いやそれが勉強になっているのでは?…単に隣の子と、お互いのためにノートを毎日作ってれば両方成績上がりまくり…
「どこの中学第一志望」同じところに行きたいのが見え見えなのに、これは楽しい。
目標が一番じゃなくて合格する、そんな子がまぶしく見える、ここは素直に描いていますね。あえて恋愛ライバルにせず話を単純化するのも好感が持てます。
そして人のために、ということを思い出す、ここからの流れは素晴らしいです。パターン通りなのも、多くの作品をよく見て勉強していることがわかります。
木野さんが最後までひたすらいい人だったのもとても読後感をよくしてくれます。
ラストも素晴らしい、本当に高い実力です。

月号は特になし、と…

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