りぼん2024年11月号感想

意外な表紙ですがこきち先生の魅力がよく出ています。
付録もなんとなくうまい。

しかし本当にものすごい分厚さ・物量。

絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される(朝香のりこ/*あいら*)アニマル横町(前川涼)ハニーレモンソーダ(村田真優)初X婚(黒崎みのり)十字架にくちづけ(かるき春)青に落雷(虹沢羽見)HIGH SCORE(津山ちなみ)いれいすハウスへようこそ!(こきち)アクロトリップ(佐和田米)絶叫学級(いしかわえみ)拾った戌井くんと恋をする(行村コウ)僕のこと推してよ(瀬川あや)腐っても、初恋(梨乃あり)えんじぇるめいと(こきち)となりはふつうのニジカ(ちゃん)(柚原瑞花)まじめにふまじめ(たしろみや/文川よしみ)映える恋とか知りません(柚木ウタノ)ほっとけないよ九条くん(みかづき唯)さよならミニスカート(牧野あおい)次号予告

絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される
扉が皮肉すぎますね。皆に舐められ好き勝手される自称最強。
単純に、彼は頼ってもらえなかった、どうにかする力があると思ってもらえてなかっただけでしょう?
「この時はまだ」という時点で…

アニマル横町
握手会、どんな支障があるんでしょうね。
着ぐるみ…確かに正気を疑いますね。爆弾でも重火器でも仕込み放題。
あみママが特に楽しんでいそうです。

ハニーレモンソーダ
なんかものすごい美粒子が濃い…
初詣?大変ですね。
あまりに可愛いと男子が苦手になる、これもどうしようもないです。逆に男子はどうしろというんだと。脳が発達してないので。…隔離するほうが賢明?
…『さよならミニスカート』の連中、この子たちと会話させたらみんなあの悩み苦しみ数分で消え失せそう。
「人間と上手く」から「神様」にまでなってしまうのが。
おみくじの交換は優しすぎて…
「おまえを警戒してる」がまたひりつきますね。
いい男たちといい女たち…たまらん。

初X婚
週末…体験格差、というのも重いんですよね。
ただ、実際今の僕は、大金と暇があっても、今普通に行くところ以外行きたいところはないです。
簡単にクリアするんだろうな、で苦笑。死にかけてます。
ここで母親が…
「あとは大人同士で話しましょうか」がまさにざまぁ。
胸が痛い…大丈夫でしょうか?
あ、そっちの病…よかった。延長は外からの攻撃の分でしょうか。

十字架にくちづけ
相変わらずの甘いしっとりした可愛らしさ。
冒頭部はなんの話なのかと思わせますね。なかなかわからない。
立ち入り禁止の礼拝堂…まだ何もわかりませんね。
祖母が、そういう世界で…六体の魔物、これまたスタンダードな話です。だからこそ楽しそう。
魔物がおとなしい女の子に入ったら、これはわかりやすいです。
「ギャップかわいい」とはさむのが苦笑します。
力のためにキス、そこからの巨大な鎌、このあたりのカッコよさと艶は素晴らしい。
少しずつ見た目が変わることで、というのもうまい。
ものすごくスタンダードな話、だからこそうまくいけば最高に面白いのはわかっています。それだけの実力があることも。楽しみです。

青に落雷
あああああ。
そりゃ友達も慌てますよねえ。
送ったリンク…あ、これが今の「りぼん」のセーフライン…
で、この格好はもう完全にOKサインだと男は思いますよ?
買い出しとか普通にただの夜更かし…どんどん画面がにぎやかになっていくのがいいですね。
「大事だから」はやってくれましたね。
ずっと先のことを考えるのもいいですね。
「いただきます」でしめるのも最高でした。素晴らしい幸福感。

HIGH SCORE
おこめ券、先月まではものすごく切実でした。今も今までの感覚の二倍が続いています。
すでにキングである人たち…はは。
おなら大会は大笑い。
教師たちすごい…発想もぶっ壊れてる…
オチはちょうどいい感が大きいです。

いれいすハウスへようこそ!
多分そのタイプのダンベル砂が散らばる…
ポメ…たまりませんね。
無事に飼い主のところに戻れて、というかネットで探し犬とかは…
少しでも亡犬に似た写真だけでも、と「スピッツ 雑種」で検索すると、写真はありますけどかわいそうな情報もついていて悲しいのが…

アクロトリップ
いや…ほんと感想書くべきだった作品ですよね…キノコもですが。
連載完結後のアニメ化、という珍しいケースですが評判はいいようです。
冒頭はほぼ作品紹介。
で、手が取れなくなった、は大爆笑。と思ったら地図子ちゃんまで…
さらに輪になってしまうという、笑い転げてます。
それで鼻が…笑いがさらに止まらないです。
近づけなくなった、というのも悲惨。
本当に面白い作品です。これを拾ったアニメ側も英断。

絶叫学級
忙しい一日ですねえ…

拾った戌井くんと恋をする
おい、としか言いようがない。
おとぎ話をテーマにした…なぜ僕が聞いたことがないのかが不思議なほど。
楽しんでる、というのを全力で描いているのもいいですね。
虐待されてるわけじゃない、でも負い目を感じやすい性格…そうなると叔父の側は放っておく、を選びそうです。
丁寧に設定されたアトラクション、それ自体が楽しそうです。
それで手をつなぐ…
ここで停電、とんでもない事故。
王子ではなく、というのも面白い。
「あなたに恋してたのね」を重ねる演出は完璧。ものすごい構想力です。
ここで子供たちが飛びついてくる、さて…楽しみが一気に上がりました。

僕のこと推してよ
正式メンバー、となると実力不足のいいわけが…
無料で拝める、は大笑いします。
友達ができてしまって、さて…「顔が可愛い子は性格が」ってそんなわけない…
設定が苦笑。
結果の微妙さが面白いです。ただ、ドラマ主演という大きい仕事。
このクラスからの人数多すぎ…
仕事熱心、でウサギに扇子持たせるちびキャラが面白いです。相当必死で考えたんでしょうね…シティーハンターのカラスやトンボのようなのを。
勉強してくること、と指導されているのがいいです。ちゃんと彼女も育てる気がある、と。
演技もうまかった…
「初めてにしては」という時点で終わってるんですが。
キスシーンを見てしまった、といってもキスシーンはわかっている…それで苦しむのはあえて描かなかった、突然…
雪音ちゃんがちらりと凪咲ちゃんのほうを見る、これはてっきり性格極悪なのがわかると少し楽しみだったんですが、あえて外しましたね。
嫉妬より、むしろ「ふさわしいシンメに」と、実力への自覚になるのがいい展開です。
何をすればいいか…それを大人に聞くことが第一歩ですけど、果てしなく遠いですよね。それを考えさせない思考封印が強烈なのがこういう年齢。僕だって「どうすれば成績上げられますか」と大人に聞いたことは一度もありませんし、考えたこともありませんでした。

腐っても、初恋
ええと、あまりにも中身とのギャップがすごい扉絵なんですが。
やばい二人とも壊れてる。
「生み出すまで」となった彼女が一番壊れてるんですが。いや最初から壊れ切ってるんですが。
で、縛り上げる…一線とかをはるか彼方に置き去る行為。
採点し始める、何をやってるんだと。
ドアをぶち破って…
本当に告白してしまった、ってそれが一番まさかです。

えんじぇるめいと
強烈ですね。
他者の長所を探す…難しい。
生前に何をしてきたか、という。
クラス全員に書く、…返報。
「見せかけだけでも構わないから」なら隗から始めよ。
一人を潰すため…うわお。
どんどん人のいいところを探している…人を助けたらさすがにお礼で書いてもらえた…
ふせんを外される、という…うまく人を操ったものです。
いいところを大量に伝える、これはやってくれましたね。
試験の採点基準自体が嘘だった…うわお、やられました。
作戦、という言葉が逆に降りかかる、上手くわなになりましたね。
簡単に落ちるなよ、とも思いますけど。
…なんというか人間をこういう天使にするのって大間違いですよね絶対。アリやロボットから天使を作るべきです。

となりはふつうのニジカ(ちゃん)
ごまかすことを選び、逃げが通じてしまった、というのがすごくうまく伝わります。ほんと実力は高い。
思いっきり派手に三人のコスプレを見せるのはいいですね。
「かわりに王子は」と助けてくれるのもいいですね。
「好きなの?」から「一応報告」と、距離感が絶妙ですね。背中を押すでもなく。
ここで集まっていくのもうまい盛り上げ。
橘くん、言葉を押さえてる分思いの強さは伝わりますね。
ヴェールをかぶせて、そこからゆっくりとした告白…それに「誰とも恋したり付き合ったりはしない」と返ってくる…
本当に実力は高いですよね。

まじめにふまじめ
キューピッドを辞退させて、をこれだけまっすぐに…本当に…
「違うんです」と、それを言えてしまう。普通なら言い損ねてそのまま封じられる展開ですよね。
まあ善人ばかりでよかった…
で、なぜ相合傘…先輩たちとの会話を聞いて、って頭を抱える幼さ。
なかなか踏み出せない緒方くん、情けないですねえ。
それで避けられてしまう…
「失礼だよ」という、ただ若い人間の心理というのは本当にややこしくて…
緒方くんがここで行動する…全部消す、といっても別のストレージに落としてたら無駄です。
ここで好きということを選ぶ、のはびっくりしました。教えるのがキス、もう一度、という終わり方もいいです。
どちらに転ぶか緊張する作品でしたが、全体に後味はいいほうが多くてよかったです。

映える恋とか知りません
キスの現行犯で、「劇成功させたら」と死亡フラグを、苦笑します。
頑張っているところの描写もきっちりやってますね。
そして本番、圧倒させる美しさです。
ここで助けてくれた、「妬いてるの」からいろいろな要求を…小悪魔にもほどがある。
小さい子が入ってきたことで緊張感は取れましたけど恋愛モードはなくなって…
とにかく楽しい、というのは出てきました。
これで思いがけないトラブル…
しょーもない、に「頑張ってたクラスのみんなを」と、ここはかっこいい。
そして自分の名前を利用して、他のイベントにも人を動かす、ここはうまいなとため息をつきました。
こんなところで主役がインフル…うわあ。
で、彼が…さあ楽しみです。最後の「オレがやります」の決意の顔のカッコよさ!

ほっとけないよ九条くん
主催者側、なんかすごい肩書。
転んで押して壁ドン、強引とかそんなもんじゃない。
長い肩書を繰り返し、以下略とするのも面白いです。
これでなんでうまくいく、と。
嫌われているのに…チョコ、それでなんで好きになるんだ…すげえ。
遠い遠い目もまた大笑いです。
同じ班、どんな進展があるのやら。

さよならミニスカート
これと前の「ほっとけないよ九条くん」順番入れ替えてくれたらいい口直しになったのに。
何が真実なのかだれもわからない、わけがわからない。
膨大な悪意が詰まった平和な日常、実にうまい。
思いもかけないお礼のお弁当、これも何につながるのやら。
男性に対する激しい恐怖、PTSD…日本ではまだまだ理解されていませんね、エンタメとしては膨大にあるのに。
あちらこちらに話が飛び、彼女の一番深いところを掘り下げていく…
いなくなる…ここまで全能な悪が必要な話なのか、がわからないです。

月号は…COJI-COJIだけ?まあいろいろと休みも必要でしょうし。

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