りぼん2025年2月号感想
祝70周年。表の表紙はいつも通り、裏側を第二の表紙として70周年を強調する、と。
表紙を二重にするというのを見たことがある気がしますが、この手も。
歴史を振り返るようなスケジュールブックは素晴らしい。
70周年、偉大なことです。だからこそ考えてほしい…今の「りぼん」は値しますか?
「ちゃお」は値すると断言できます。「なかよし」は、「わんころべえ」と「プリキュア」でマイナスを補えます。
「りぼん」は?少なくとも僕にとっては、ここしばらく、読んだ後のダメージが大きすぎます。「さよならミニスカート」だけではなく、他にもあまりにも邪悪が多すぎます。僕でも痛いなら、もっと皮が薄い本来の読者のダメージは?
すみませんギャグフェスは楽しいんですが感想までは無理。
ただ…「カブ」は世界史を変えた作物です。「ノーフォーク農法」で検索を。
付録コーナーに「めだかの学校」、これはやってくれました。
ハニーレモンソーダ(村田真優)アニマル横町(前川涼)絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される(朝香のりこ/*あいら*)初X婚(黒崎みのり)HIGH SCORE(津山ちなみ)えんじぇるめいと(こきち)拾った戌井くんと恋をする(行村コウ)青に落雷(虹沢羽見)美術部の王子さま(文川よし乃)十字架にくちづけ(かるき春)映える恋とか知りません(柚木ウタノ)となりはふつうのニジカ(ちゃん)(柚原瑞花)僕のこと推してよ(瀬川あや)いれいすハウスへようこそ!(こきち)絶叫学級(いしかわえみ)ほっとけないよ九条くん(みかづき唯)次号予告
ハニーレモンソーダ
グミの大袋、というのは楽しそうです。そういう超大容量で個包装の菓子はあると便利だと思いますがあまり見ませんね。
開かない…爆発する予感。女性の持ち物に極小でも刃になるものはなにがあるでしょう?
飛び散ることでOPとするのはいい演出です。レモンソーダ、ときてますね。
「苺の攻撃」は苦笑。
軽くあらすじを解説してくれたのもありがたいです。
自分の願望を言ってくれない、というのが欠点になってしまっているのは胸が痛くなります。僕も何か欲しくても言わずに我慢し続け、限界を超えてやらかす、が子供時代多かったです。
電話に出てくれて…「羽花ちゃんのことだけ考えて」があまりに悲惨な言葉。
背負って運ぶ…
「いつだって他人を幸せにしてるだけ」、願望を言わない人と…
回想もうまいです。本当にずっと、どちらも…
レモン色と苺、というのもいいですね。
けじめ…本当にしっかり告白した…
苺のイメージから、「ガード」である帽子を取る、ここの演出は素晴らしい。演出技術は「ちゃお」「なかよし」のトップランクにも劣らないかも、咆哮が少し違うから目立たないだけで
「待っててくれるなら」…精一杯、としか言いようがないです。
泣いている羽花ちゃん…
二本立てという豪華さ。
「今日は再生の日」などの言葉が実に美しい。
で、キスで…やってくれます。
アニマル横町
案件回…作者から、といってもクレーンゲーム景品、えらいことに。
「他の企業に迷惑かけたくない」は大笑い。さらに「予告なく変更に」があるのも笑えます。
ラインナップ、いい宣伝ですね。いつの絵柄でしょうかそれとも別物でしょうか。
広告マンガを作ってみた、というのも面白い。
プライズレポ、と結構丁寧に。監修させられたんでしょうね…お疲れさまです。
さて来月号、どうなるでしょう。
絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される
おでかけ、さてどんな陰謀がお待ちかねなんでしょう。
憧れていたけど行けなかった、というのはため息しか出ません。
貸し切りっておい。
寮を出されたら…どうするんでしょうね。
何を返せるか、って自分が何なのかわかってればそれこそ無事で結婚すれば十二分。不可能という点に目をつぶればよぉ。
二人きりでイルミネーション、これはすごい。
従兄弟と幼なじみ、見事に新展開を出してくれます。
一人は死体…そしてぬくもりを、とプレゼント、ここは素晴らしい。
さて…あんまり読者をいじめないで欲しいですけど。
初X婚
「次号最終回」というのもいい予告です。
就職活動…いろいろ大変な。未来予測も思い出します。
大企業の社長、それはもういろいろと。
めーさん…「言いにくいんだけど」が笑い転げました。よく言えたもんだ。
これは面接じゃなくて演劇です。それも大規模な。…学校の体育館が劇場でもある、という簡単なことに今更気がつきました。幕、袖、照明なども標準で完備されています。それがどんなに重大なことか。
学校にとって本当に重要なのは式典。それが本質的に劇場で行われる。昔であれば、御真影や教育勅語などのご神体を拝む場でもある。そんな宗教礼拝と、劇場の共通性。それこそ教会が、高い壇の神父が座った信徒に語りかける。古代ギリシャでは演劇は神に捧げるものだった。
…体育館、室内体育の場というのはむしろ従では?
堂々と恋人の長所をプレゼンできる…すげ。
「無駄だってわかってるけど」…気の毒になります。
「はい!」にはもう足向けて眠れませんね。まあとっくにですけど。
気持ちが大事だから順位をつけられたくない、こうきましたか。
それで思いっきり大好きをぶつける…
グループワークやインターン、いろいろ大変ですね。大学を出ていないのもハンデでしょう、日本以外では大学院も当然必要とされます。
養子縁組や里親、子供や家族を救う、これは見事なビジョンです。
ディベート…「紺くんのことが大好きだから」とディベート、論理に女装つけて殴られそうな言葉には大笑い。
愛で決着、それで最終回…うわあやってくれます。ハードルを成層圏外まで引き上げやがった。
HIGH SCORE
お久しぶりです。結構長いこと、この辺のメンバーがあまり出なかったような。
美容でインフルエンサー、確かに多くの人を救ってますね…
水着姿を要求は爆笑。…さてどんなことになるか…
一般の霊はどういう姿をしているか親戚の霊能僧に聞いてみれば?
えんじぇるめいと
消してあげてツンデレのきらくん、書き加える「んと」くん…うわああああと叫びたくなります。
クラスメイト全員ブチ切れそう。
「めんどくさいので」が笑えます。
生前、少しはあったんですね。
たまご…しゅごキャラ?
たまごに愛情を注ぎまくるのに嫉妬してる「んと」くんにまた大笑い。
卵がひび割れたところで落ちて、…「よかったな」の表情、何か深い闇がありそうです。特に親子の愛情に関して。
生まれたのは恋…でも天使は神以外愛することは許されないでしょ?
即自覚は早い。
拾った戌井くんと恋をする
いい…っておい実親。
生活能力の低さはわかってたんですね…それで連れて行かなかったのが問題では。
家事全般を教育するため、というのはなぜか大笑いしました。
で、ばれたらまずい人は他にもいたと。
「そりゃ怒るでしょ」が大爆笑。
包丁…結構大きく間違ってます。
「今日まで気付けなかった自分が」って完全に自分だけじゃないですか。
どう進展したか全部聞かされたらそれはそれで拷問では?
「告って付き合えば」まあそうですよねえ。
聞いて賄賂を用意する、すげえ。
「〇す」って殺すならまだいいですよね。他にどんな字が入るか。…坑や宮に「す」はつけられるでしょうか…ほか中国拷問刑罰史の項目で、一文字で「す」をつけられる漢字はあるでしょうか…
告白を決意したようですが…どうなるのやら。
青に落雷
一度引きましたか。
すねてますね。そしてほくそ笑んでいるお兄ちゃん。
「しんどい」と距離を置かせる策略。さらにさりげなく触って感情側から距離を詰めていくと。
「浮気してるってホントー」と大声。そりゃみんなそう思ってますよね。
「普通に嫉妬じゃん」と、もう一発かましてくれる。いい友達がいてよかった。
「妹的存在な女子」ってなぜ姉的じゃないのやら。
さらに「憶測で落ちてんの」とたたみかける。もう天使ですかこの人は。
ここで「男子の髪型」ときて、なんだこりゃ、と思ったら「簡単なことじゃねーんだな」と…
うまく着地してくれました。
美術部の王子さま
なんかすごい名前ですね。
まあそういう天才もいくらでも上には上がいるんでしょうね…
学校の生徒から、だから選ばれたいと並ぶ、というのも面白い設定です。
お姫さまと庶民、人間って本当に進化してきたのが平等狩猟採集群れだったのか、と思うぐらい身分が遺伝子にしみついると思ってます。『モラルの起源』でも書かれてましたが、そうなる以前はすごい階層サルだった…
手伝おうとしたら突然抱き寄せられて…頬に蝶を、すごいことをされましたね。…保存できない…
そしてまた同じことをしてもらう、面白い関係ができたものです。…他の女子の嫉妬と模倣はいまはまだない…
王子扱いが相手を傷つけているとわかる、ここはしっかり基本通りの王道展開。いいですね。
心が奪われる…なら、あちこちで美しいものを見たら?学校図書館にある大きい美術書、また様々な写真集を見れば?
モデルの報酬がキス、というのも面白い転。
それで「心で人を見てください」、これは素晴らしい。
で、この…うわお。タイトルも。
強烈なキスで終わる、これも完璧です。
王道のすばらしさを全開にした傑作。さすがにすさまじい実力。
十字架にくちづけ
退治はできない、では…
人間でもただでは済まない、って大丈夫でしょうか…死んだら天国行けるんでしょうか?昔悪魔になることを選んだ作品がありましてね…
「悪魔は人間をだまして」うん、彼から見れば当然そう思えます。彼は完全に正しい。
一人じゃ何も、ってキリスト教の教義とは思いっきり離れてますよ。キリスト教も本質は他力本願、自分の力じゃなくて神様のお恵み。
かばって聖水を浴びる、いつもと違うキス、と期待通りを連発してくれます。
変身した姿の美しさ…これはやってくれました。
全開は大きくなりませんでしたが今回は成長させる、これはうまい意外性です。
思った以上に面白いし読みごたえがある作品です。続けるのが難しいという問題がありますが。集めてからの引き延ばしは難しい…
映える恋とか知りません
いっちゃいちゃですねえ…
忙しいけれど勉強でデートはできている、と。
クリスマス仕事…ああああ。
地方で映画ロケ、お気の毒に。
礼儀がしっかりしていますねえ。
「知りたい?」で「色葉おねぇさま!!」はなんとなく大笑い。
早めのクリパ、さらに色気も、本当にすごい作戦がいろいろと。
いじわる、とそりゃもう作戦ですからねえ。心を操って完全に落とそうとしている。
プレゼントも…
ここで「真白さんと一緒ですよね」と嫉妬をぶつけるの、見事に逆転してます。
名前を呼んで頬にキス…うわあああ。
思い出し溶けで大笑い。
で、悪意もろの笑い…うわあああこうきたか。あんまりひどいのは見たくないですが…
となりはふつうのニジカ(ちゃん)
「ほんとに大丈夫かな」が大笑い。
そりゃ怒りますよねえ。…アメリカでは、いや日本以外の先進国では、どんなマイノリティも、お前らのせいでトランプが勝った、と責められてるでしょうし。
「虹翔の顔くもらせんな」が強烈。
あらゆる思い出の場を回る…これは胸が締め付けられますね。
「わかんないとそばにいちゃだめですか」…これなんですよね。あらゆる傷ついた人が分断されて、分断統治を自分たちでやって、トランプが勝った…
それこそ、すべての人と人はかなり違いますよね。
二人いてもここから飛び降りるの結構危ないでしょうに。
中学の制服、やってくれますね。
とんでもないのを託されましたが…どれだけこれ、恋愛なんでしょう?
それとも恋愛とは別の、名前のない関係を?
僕のこと推してよ
アルバムとツアー、これはアイドルとしてはかなり大きな地位でしょうね。
スキャンダルというと笑えない話がリアルにいろいろ…
本物も手術成功、それでどうなるか。
ピアスの重い言葉も受け入れられる、深みありますね。
前科犯の矢印が重さを減らしています。
文青は笑えました。まさに大砲食らいましたね。
世間は騒然…最初からアイドルとしてトップを取る、という気持ちだったらプラス面見るでしょうね。
まあアイドルとしてやっていくなら覚悟しておくべきことだったでしょうし、事務所がこのリスクを考えてなかったのならド無能です。
キノコは笑いました。堂々と、というかサボった分の努力…
ピアスを開けてほしい、はお見事。でも親が身体髪膚系だったら怒るでしょうね。
耳を触るのがお色気シーンになるのは…
少し前にあったコップを利用して、気持ちがあふれたのを表現したのはお見事。
キス直前に…ここは大爆笑しました。
女の子までばれるとは…有能ですねえ。
ユダが誰か、というのも問題で。このまま重苦しい作品にするのか…でもそれ「さよミニ」とかぶりますよね、報道の暴虐がある点でも。
いれいすハウスへようこそ!
歌が上手い人と吸収する人、いいコンビですね。宝塚の90年前後、とんでもなく歌唱力が高い人が多数いたのは、先人から学んだから…あるいはいいトレーナーがいたか。さらにダンスの花組、うまい人が集まればそうでない人たちもどんどん高められていく、と。
筋肉で声、というのも面白いです。僕は歌じゃなくて大声ですが、それは腹筋で出します。
で、なんだこのとんでもない…
絶叫学級
おもいっきり新キャラを強調する扉絵はお見事。
さらに本体もめいっぱい。いいですねこういう、読者を引っかき回すのは。
和尚も頑張りますね。
こんなときに謎を解いてしまう、これはこれですごい。
ぼーさんが真剣に怒るのがなんとも嬉しくなります。信頼関係というか。
「自分の命軽く見るのやめろ」という言葉の重さ…そう言ってくれる人がどれほど貴重か。
神を…ゴーストハントでありましたねえ。
大勢の人が死んでも気にしない、怪物性がよく出てます。
さらにいつでも殺せると脅す、何がそんなに欲しいのやら。
…和尚、インチキでも情報力は高いんですね。
そしてとんでもないのを見てしまったようですね…さてどうするやら。
レギュラー入りするか退場か…
ほっとけないよ九条くん
…女子にサンバの姿をさせるわけにはいかないですよね。
ジンクス…なんかもう制約が多い念能力のような難易度。
看板が一文字抜けて恨みになるのは爆笑。
転んだら一瞬で…すげ。
膨らみ続けている、そういうので大事故になったことってあるんでしょうか。
中腰、茶色、…なるほど。
来月号は新連載が二つも、最終回ラッシュでもありますしすごいペースです。