りぼん2025年6月号感想

相変わらずパワフルな表紙が、すごいパワフルな付録で中和されているような。

こうして表紙で見るとこの付録は、何か大きいすごいもの、という感じですごいパワー。

絶叫学級…キャリアの長さ、それで二本連載なんて無茶だとはたから見て思いますよ。どうかご無理なさらず。

えんじぇるめいと(こきち)はじめてのおにいちゃん(香純裕子)絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される(朝香のりこ/*あいら*)ほっとけないよ九条くん(みかづき唯)都市伝説解体センター(いしかわえみ)ハニーレモンソーダ(村田真優)愛しのキテレツ(優月うめ)青に落雷(虹沢羽見)十字架にくちづけ(かるき春)拾った戌井くんと恋をする(行村コウ)となりはふつうのニジカ(ちゃん)(柚原瑞花)アニマル横町(前川涼)HIGH SCORE(津山ちなみ)紺色に憧れて(虹沢羽見/ユイカ)映える恋とか知りません(柚木ウタノ)次号予告

えんじぇるめいと
のぞみがかなったら、こんなはずじゃなかったのに、となること…人間は悲しいまでに愚か。
迷わずまた死のうとした…縦だと刃が肋骨に引っかかって入りませんが。
「ネチネチいやがらせすんの」と守ってくれる子もいる。
そして自分も生前の辛かったことを…といっても、人によってはお前親がいたのかようらやましすぎる、となりそうですが。
病人を支えるように支える…
助けられて、最初に話した言葉が「死にたい」、というのがすごい。
「わたしはもういないの」は自分のことを考えていますが、それ以上をこの年齢に求めるのは無理です。
消えることは…
ここで見つけた名札、でも…こちらでの彼女との日々、ここは胸が熱くなります。
顔に傷…保護者か、学校か…
前世のことはまだ話さないけれど…もう大丈夫、というのがすごく伝わってきます。
…前世は学生で被害者だったようですが、自殺したには違いないヒトラーだったらどう生きればいいんでしょうね…

はじめてのおにいちゃん
「フツーに幸せな家族やっています」でなぜか大笑い。
よけたトマトをひょいパク、うわあ。
本物の兄妹、って…ふつうこれ見たらヤバいって思うでしょうに。
ここですんごい長身男子の新キャラ、楽しみです。
「助けて」はなぜか大笑い。
なめられたときの顔がものすごい。
「磯辺揚げ」「海苔つけて揚げんな」は爆笑。
この説明で女だと思ってしまうのも大笑い。
犬にキスするのは人畜共通感染症で人も犬も健康を壊す恐れがあります…
べっきーを迎え入れたらこれは笑うしかない。
とにかく笑ってばかりでした、今回は。

絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される
全力お世話が困る…いやお世話する暇があったら守ること最優先にしろっての。
魔族全体の派閥、って半分だけの王子だったわけで。
風邪…お世話するの好きですよねこの子。
「こんな感情知りたくなかった」ってチョロすぎ。
そして存在意義の話になると抱きしめてしまう…
ナイフが刺さるの、ここじゃ無力化できませんけど。

ほっとけないよ九条くん
災難だらけ、っていつもじゃないですか。
これを支えるのは自殺行為…そこからの超人的活躍は呆然とします。
ダメージが後から来るのに大笑い。
膨大な思い出は笑うしかない。
それで告白って…そりゃだれでもいつ死ぬかわかりませんが。今大地震かもしれませんし。

都市伝説解体センター
箱は穴を隠すためだった、というのが面白い。
ここに隠れていられる…エリア88や花と火の帝みたいなことを…
これが事件解体、と。…渋谷サイキックリサーチでもすぐ片付きそう。
で、こっちにベッドの下の…いやこれいつもの絶叫学級やん。と思ったら。面白い展開でした。
警察という大正解が珍しく選ばれましたね。…少女漫画は警察不入なのが心苦しかったのでとてもうれしい。
都市伝説、それ自体を情報操作・大衆管理の手段とする、これも面白いです。
すごく興味深い視点です。どうセンターが崩壊するかも楽しみ。
警察を呼んでくれたのが何よりうれしい。

ハニーレモンソーダ
なんかすごすぎることに。
家庭の問題も膨大な説明…
元々…まあ、今やってる行動がその人、ですよね。中身がどうあれ。
わけが分からない関係ですね、要するにどちらも、同じ人がすごく好き。
光の側に行ってしまったのが許せない…
「バイバイ」の衝撃は強烈。
守っただけなのを…
本当にどうしようもない、というのが伝わります。どうなるのやら。

愛しのキテレツ
遊園地の資料写真、これはこれで大変。
「アシ先でラブコメ」は大笑い。しかも最終候補どまり…あああああ。これの音読は刃傷沙汰にならなかったのが奇跡ですよ。
で、なぜこの人を誘う。男と思ってないにもほどがある。
わからないことをわからないと言えるのってすごいですよね。
ちゃんと楽しめている、と思ったらもろマンガのことしか考えていない、苦笑。
ありがとう、という笑顔で、「描きたいんでもっかい」となるあんたも相当なマンガバカ。
スマホが無事でよーございました。特に二年返却というものがあると知って、壊したら十何万、という恐怖…
おもろいと描いてるのも爆笑。
ここで迷子イベント…恋磨くんが来たのはびっくり。よっぽど嫉妬してたんですね。
「ラブコメに巻こまれんの」なんて賢明な。
振り回されている彼に真っ赤になるの、ものすごくかわいい。
サイン会…まさか彼女を代理で?
「あ」は爆笑。

青に落雷
卒業まで、ですか…
父親、さてどう出るか。
まず絶叫、それから…
「私の方が好きに決まってる」は爆笑しました。
そしてこのアホすぎる怒鳴り合い。
ここでついひどいことを叫んでしまい、帰って「俺がついてる」は胸が熱く。
そしてどうするのか…彼も沖縄に来ることができればいいのに。
…大学で同棲する…

十字架にくちづけ
電撃とはいいサービスで。
独占欲に「そうだよ」と、うわあ。
傷をなめるのは強烈です。こういう色気は本当にどうなってるんだか。
あ、やられかけてる。
また彼も成長してましたか。
「俺の事好きすぎだろ」と言われて、ちがうといいかけてはためらって「そうだよ」は強烈でした。
もうなんてとんでもない甘さ。

拾った戌井くんと恋をする
頭が真っ白でも行動できてしまう、実際人間って相当部分は習慣で動いてますからね。
クラスメートの前で告白したことを言う、きつい策略。
この口喧嘩は楽しい。
パン、こいつらのカロリーを考えるとぞっとします。
それでこの言い争い…「私のために争わないで」は爆笑。
根っからいい子だったんですね、彼。
絶交もたくさんした、ってどんなや。
かわいい、となって抱きしめる…
「俺のことだしにして」ですよねえ。
濡れたタオルの放置、それは大罪。
米…あるでしょうか?どこの店にもないことが5/4の今もちょこちょこ。
それらに混ぜた告白、これはお見事。

となりはふつうのニジカ(ちゃん)
熱が出ている、それで一人で行動し、銀姉弟のすごさを知る、それらがどう動くのか。
ぼっち、そしてすごい二人に誘われる、これってもっとぼっちになるだけでは。
「真白さんは大事な友達だから」とストレートに。話しかけるのは無理…そりゃあ。
引っ張りこんで告白、と思ったら入れ替わりだった、と。
さらに焦っていることも見える、すごい余裕です。
「虹翔がいなくてもちゃんと立ってられる私で」ここは描き方がとても自然で素晴らしい。

アニマル横町
サプライズ、なにをしても寛容に受け入れてくれそう。
何よりもお祝いのサプライズ…はは。
すごい権利存在が出そうになったのは爆笑。
サプライズが嫌いな人、なははと苦笑。

HIGH SCORE
え、何があった?というか久しぶりな気が。
生活介助ならできますよね。
腕、起きてることがすごすぎます。
生肉は…本当に恐ろしい。特に豚。今はシュークリームでも、それまでに生肉食べてしまってる…どんな治療が可能でしょう?
ナメクジの生殖を丁寧に説明するのは「りぼん」コードでOKなのかと。
塩だけで戻せるんだったらもっと前にやってれば…
塩はあらゆる悪霊・魔を払える最強のアイテムです。だから清め塩。

紺色に憧れて
聞いてみましたが切実。ただしある世代は、「公務員になる」と「歌手になる」が狭い門という点でさして変わらない、という地獄を見ました。これからは?
成績がいいと選択肢が多いというのが恐ろしい。でも正しい勉強法をみんなが知ってみんなが成績を上げたら、コンサートでみんなが踏み台に乗っているようなもの。そして踏み台に乗れない人は…
教師に思いがけない呼び出し…消し損ね、見え見えですよねこれ。
正面から…
そりゃこの言葉自体はとことん正しいですが、「話通じない」と思ってしまうのもわかります。感情抜きで正しいことだけぶつけてるのが。
ダメであっても続けている、その背中を見せている…
本当に確率を計算してくれている…
応援も否定も無責任、否定するほうも人を不幸にしてしまうかもしれない。
わかっていて、というのがある意味恐ろしい。
このコラボ企画、これからどうなるんでしょう?

映える恋とか知りません
大人の色気…ぎゃお。攻めて沼らせる、そういう路線で来ましたか。
追っかけてくれて花畑の中で、これは素晴らしいシーンでした。
ここで電話、それで「いつになってもいいから」と言えるのって素敵。
そういう恨み、人が聞いてるところで言うべきことでしょうかね。
「ここまでだよ」と止めてくれる人がいる…
「失恋の腹いせに」おひ。
涙が出てるところをキス、誰かに見られてないでしょうか?

月号は酒井先生…また児童虐待なのか、というのが正直なところ。
別冊付録の感想はたぶん勘弁してもらうと思います。

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