北見あんず (きたみあんず)
作風概説
徹底的に磨いた石のような、強みがあるタッチ。眼の光が強め。
服はスキーウェアの光を反射する性質までしっかり再現できている。
ゴーグルやスキーの接続具などの小物もしっかり描いている。
大きいコマを使う表現を的確に要所に入れる。
そのほうがいいところは思い切って省略した絵も使いこなす。
表情がさらっとしているようで表現力が高い。
印象的な場面もうまくぶつけてくる。
読者に想像の余地を多く与えるラストも技あり。
代表作
2021「僕らはまだ青い」
体育が一番好きな大熊ちゃん、でもスキーだけは苦手。
小林くんはスキーはうまい、ただし身長が高い大熊ちゃんと低い小林くんはケンカしている。
リフトに挑戦させられて、しかも一人で乗ることになって、おびえていたら小林君が隣に乗ってくれた。さらに止まったときに支えてくれて…
今までの実績、現在の地位
デビューしたばかり。
個人的な感じ、思い出
抜群の実力には心底驚嘆した。
このまま正統派の中心を突き進んでくれてもいいし、スポーツ系の力の高さを活かしてもいい。モデルなどの漫画もこなせそう。
どのジャンルでも活躍できそうな素質。
今の「なかよし」にこだわらず、広く活躍の場を探してほしいほど。しっかり育てれば確実に中核になれる素質はあるが、今の「なかよし」に作家を育てる気はないので。