こげどんぼ*コゲどんぼより改名)

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作風概説

スターサファイアを思わせる深みのある瞳でエッチングのように精密な印象、非常に可愛らしい絵。描写も精密で、弓道の経験者チェックも満点。
特にCGの技術に優れるが、ギャグ顔は極端。

ストーリーも非常に深く悲劇性のあるものも描ける。微妙な毒も混じる。


代表作

「デ・ジ・キャラット」(ブロッコリー、少年チャンピオンから単行本)「ぴたテン」(電撃コミックガオ!)「ちっちゃな雪使いシュガー」など。

なかよしでは
2002〜2008「かみちゃま かりん」全七巻+「かみちゃまかりんchu」全七巻
 何もできない孤児の花鈴ちゃんにとって、たった一人の友だちは子猫のしーちゃん。
 でもしーちゃんも死んでしまって悲しみに暮れる中、突然王子様のような男の子が・・・「笑ってる顔のほうが可愛いよ」どころか「はぁ?」と馬鹿にしたので殴り飛ばした。
 神様を探している、というその男の子は花鈴ちゃんの、母の形見の指輪に目をつける。彼がその指輪に触れた時、不思議な光が輝いて花鈴ちゃんは万能どころか全能の神のようになってしまった。
 不安な彼女の前に、別の男の子が「探したよカミサマ」と現れて・・・
 謎が多く、可愛らしいシリアス顔からとんでもないギャグ顔に飛ぶ作風でこげワールド初体験の読者にショックを与えた快作。

2009〜「たまタン!」
 昔出合ったウサギ耳の少年に、また戻るまで預かっていてくれと託されたペンダント。
 その初恋を大切にしている節約主婦代理のたまタンが見ている前にUFOが出現した。そのUFOにウサギ耳の彼?
 翌朝、たまタンの学校に転校生…そのUFOの乗員、月茜皇子くん。彼は地球に月乙女を捜しに来たと言い、不思議な丸い生き物…月神を三つ出した。それを「エヴォリシオン」した「月乙女」が世界のアイドルとなり、宇宙をも救うという…
 実はたまタンのクラスの女子はその候補であり、たまタンも含めてテストを受けることに。でもたまタンだけ、雑音で試験にならなかった。たまタンは選ばれなかったのだが、それで涙したときに預かっていたペンダントから四匹目の月神が…
 徹底的に対象年齢を下げ、楽しさとペース、アニメ化しやすさを優先した期待作。


今までの実績、現在の地位

 そのデザインから始まったブロッコリーのマスコットキャラ「デ・ジ・キャラット」はアニメをはじめとして大きく広がる大ヒット作となった。
「ぴたテン」「シュガー」もアニメ化されるなどヒットしている。

 突然「なかよし」に登場、ファンを驚かせた。今は完全に中心になっている。


個人的な感じ、思い出

 「デ・ジ・キャラット」に放映されたものは録画する程度には(グッズも何も全部買うほどではない)はまっている。

 突然の登場にはとにかくびっくりした。
 確かにニックスにとってのダンカンのように今のなかよしが一番必要とするラストピースだったかもしれない。
 だが、これをやってしまったら未来はどうなる、CLAMP先生のためにどれだけ新人育成が遅れたか懲りていないのかとも思ったが、それは編集部のことでありコゲどんぼ先生に罪はない。非常に優れた作家の作品が読める、と考えれば別にそこまで目くじら立てることもないと今は考えている。
 このまま連載となり、メディアミックスの中心になってしまったら「なかよし」にとっては大変なのだが。