香成かおり(かなり かおり)
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作風概説
極端に崩して単純化したキャラクターと、突き放したようでそれでいて鋭い、独特の雰囲気。
本来はかなりきれいな絵をギャグとして使う事もできるが、普段のデッサンにはこだわっていない。
代表作
1998「あたしとまめ子」
家が近所で幼なじみ、それだけでまめ子と親友であるのが嫌なひよこ。まめ子は小さく醜いし、憧れの長岡くんとの仲も間接的に邪魔するし。
でも、それでもまめ子がいじめられるのには腹が立つし、そしてフリーマーケットの時には得意の珠算を活かして助けてくれた。
普遍的なテーマをきれいに語っているが、それさえも気付かないほど脳みそが崩壊しそうになるような絵の、それでいて妙に現実感がある作品。
1999「夏ってコトで」
明日の合宿、夜あいてたらおれの部屋にきて…憧れの先輩からのこのお誘い、考えられることはただ一つ!明日のことを考えて眠れず、ふと兄がアダルトビデオを見ているのを見て鼻血を噴いてダウンしたりして。
2000「人生なんてツキしだい」
ついていない奈々子ちゃんが財布を落として、転がった五百円が切符を無くした奴の足元に…無情にもその金を使われてしまい、がっくりと思ったらそいつはめちゃくちゃいい男で、そのままデートの約束!これはついている、と思ったらスケボーに引っかかって転がってボス犬を押しつぶす…そんなついていない人生が約束の日、大きく変わることに。
パートナーを求めていた、と言う彼の誘いを受けて行った先は何と組事務所!そのままラッキーマン顔負けの運だけで渡世街道まっしぐら?でもあいつはいつも遊んでばかりで……ハチャメチャで大混乱のサクセスストーリー?
2000年〜01「ビカビカ」本誌連載だが単行本なし。
憧れの男の子につられて美化委員会という名の破壊委員会に入った奈々ちゃんの破天荒で悲惨な青春。自分が法律のナミエ、食欲魔神勝代、守銭奴ヒカル、色気のたまみと型破りのキャラが暴れまわり、結局は奈々子が地獄を見ることになる。ページ下欄外の落書きも楽しい。
2004〜「カモン!アヤンキー」
あややの家で生まれたアヤンキーが、みるcの家に…キャラクター企画のショート連載。
今までの実績、現在の地位
デビューしてしばらくは相当注目されており、本誌連載も。ただし単行本も出なかった。
連載終了以来登場していなかったが、最近復活し、キャラクター企画系だが本誌連載にも。
個人的な感じ、思い出
ギャグのセンスが極端で、かなりついていくのが辛い。
いい作品を描くこともあり、今のショートからどのような形に飛躍するか楽しみ。