パターン分類7-4

前回のにはお見苦しいところがあって済みませんでした。まあいつものことですが。っと開き直ってはいけませんね。あのミスから分かる通りあちこちに飛びながら書き加えられるところは書き加えるやり方を使っています。まだ思いつくかなと思っていてそのままにしてしまいました。弱音を吐きたくはないのですが、やはり一般論がでてこないです。ほつれた、否織上げられたままで全くほどいて分類できないです。下手にいじると絡まって目もあてられなくなりますし。

んちゃ、講義を始めます。出席カードを回してください。今回は嘘の続きを少しやって、その後言動によるトラブルをできる限り挙げていきます。今まで忘れていたくある嘘の絡むトラブルの形に、男の子がいきなりキスするなどしてしまい、きちんと謝れず「冗談だ」とか言ってしまって余計傷つけるのがありますね。スキンシップに絡むトラブルはつきあってからのところに回すつもりですが、重要度が高いので。全体にこのように上手く意思表示ができないことと周りの余計なおせっかいがトラブルをより大きくしています。又何らかの約束を守れないことも大きいですね。やむを得ない事情があったときには誤解になるため複雑です。特につきあう前の事実上デートの場合、すっぽかすと嫌われたと思い込みますから。実生活でも誤解を避けるためにとりあえず理由は明白に述べたほうがいいのでは?言い訳は潔くないですが、いらぬ誤解をそのままにするより明快に事実のみを告げればよほど言い訳嫌いな人間以外は大丈夫でしょう。

前回扱わなかったのに三角関係にまつわる嘘があります。これは後回しにして恋愛以外のトラブルのところで扱うつもりでしたが、そうすると混乱が確実なのでここで。三角関係において嘘の動機はまず相手を独占するためで、他にはライバルをかばって恋を譲るため、三角関係を維持するため等があります。

最後に嘘の理由について軽くまとめます。見栄をはるためや何かを隠すため等、自分をよく見せたいという思いが強いようですね。それは当然なのですが、少女マンガでは却って逆効果になっています。次に多いのが大事な人を傷つけないための嘘です。善意ですが発覚時にはより深刻になります。又これには少々偽善の匂いがすることも。唯最後には普通善意だったとわかってくれ、友情が回復したりくっついたりします。普段の生活での何気ない嘘も大体は本能的な自己防衛です。ある意味訓練された兵士が銃声がしたら反射的に伏せるのと同様、もしくはそれ以上にとっさの嘘は人間の習性なのかも知れません。

ここから言動について考えてみます。取り付く場所として今までのように恋愛感情の発達段階を基準にするのではなく、男の子と女の子それぞれの一日、一年、そして小4〜高2の8年間をばね状に俯瞰してみます。試行錯誤中ですので分かりにくいところはお許しください。もう一度全生活を振り返ってみなければどうしようもないです。

女の子について、朝起きたら着替えて朝食、はとるときもとらないときもありますね、学校に行きます。基本的にその間のことは個人的なことゆえトラブルの伏線にはなっても直接は関係ないでしょう。登校のとき近所の子と待ち合わせることもあります。これにはクラスメートの男の子、親友、年上のお兄ちゃんなどがあります。ここでは朝のあいさつ、忘れ物の指摘、仲直りしようとして却って事をこじらせる等。あいさつして無視されると無論腹が立ちますが、その理由としては急に女の子として意識するようになったとか何か顔が合わせられないようなこと(覗きや隠し事など)をしたかでしょう。忘れ物の指摘は有り難いですが素直にありがとうとは言いにくいものです。男の子の側も同様です。幼なじみの場合まれにその子が休むとの連絡を任され、心配する(けど素直になれずに怒らせる)こともありますね。また朝のあいさつが男の子の場合暴力的に描写されることも多いです(いきなりたたく、スカートめくりなど)。

学校に行く時間は部活の有無で異なります。あれば朝練のため早めに行くことに。女の子の場合にはそこから先輩や仲間、男子等と緊張した形で会い、作業を始めることになります。トラブルとしては意地悪役の嫌味が始まる、どじで先輩に怒られ、彼に笑われ、最悪の場合には怪我人がでる等。男子は朝から練習又はふざけに夢中、と描かれます。流れ弾が女子に当たることがよくありますね。部活がなければよりおそく(でも遅刻寸前に)登校し、朝練組と合流してホームルームとか学活とか朝礼とかを待ちつつおしゃべりします。女の子の場合には校門に入るところから友達とのおしゃべりが始まることが多いです。噂から始まる話においてはこの段階で仕込みが済んでいることが多いですね。トラブルになるのは普通教室に入ってからです。天敵との喧嘩が始まり、あいさつ代わりに噂を拡大したりします。この噂に当事者が触れて爆発する事も多いですね。又朝練中の男の子を見ていてそのことを指摘されることもります。男の子も大抵おしゃべりで一日を始めます。やはり女の子に流れ弾が行き、火種になることが多いです。もはや古典ですが下駄箱のラブレターを見つけるのもここでです。(入れるのは前日の帰りですね)

先生がきて学校の始まりです。授業中によく起こるトラブルとしては、五教科の講義なら「そんなことも分からないの(かよ)」等とからかう、テストが返却されたとき覗いて馬鹿にする等が種になりますね。あと手紙のやり取りから起きる噂の拡大などのトラブルはここから発生します。理科実験や調理実習のような危険のあるところでは事故(意地悪役の故意、主人公のどじ、男子のふざけ等による)がありえます。体育の授業では上に加えて運動神経のない子にとってはコンプレックスを刺激されることになります。男の子女の子問わず相手に励まされたりからかわれたりしてそれに反発したり、派手に活躍している選手を見て絶望したりします。小学生なら跳び箱や鉄棒、水泳等。中学生ならサッカーやバスケ等がトラブルの元になります。同性だと能力についてのからかいや非難によって主人公が傷つく事が多く、異性だと(小学生まででしたね、男女混合は)特に比較的劣る男子が女子に抜かれてからかわれ、「男女」「こいつ女じゃねーもん」等の暴言をはいたり慰めが却ってプライドを傷付たりする等が多いです。又着替えに不随した偶然又は故意による覗きとそのいいわけもあります。保健のほうも特に性教育が絡むとき(なかよしではまずありませんけど)それをネタにしたからかいなどが発生します。また救急処置の授業やプールがらみで人工呼吸=キスの問題もありますね。(ひどい話だと思いません?ハンカチ越しとはいえ男子同士が例をやったんです。始め僕が当たったときには「まだなんだから勘弁してください」が認められたので助かりましたが、プライドを売って貞操を守った事になるのでしょうか(号泣))。音楽や美術、書写では意見完璧な転校生の欠点が露呈し、からかった人と対立する(相手役はそのからかった人だったり仲裁に入ってかばった人だったりします)とか忘れ物でのトラブルとか。(ここで少し忘れ物についての言動をまとめてみます。まず先生に怒られたときからかって怒らせるのがあります。次にそこから貸し借りに発展します。前のクラスメートやクラスの違う幼なじみと話しかけるきっかけに多いパターンですね。)

給食の時には女子は比較的大人しいです。ここで男子の好き嫌いを直そうとおせっかいをやいて、というのがありますか。弁当についても色々とあります。詳しくは補講にて(全部終わった後、いくつか補講といいますか細部についての各論をやらざるをえないですね)。トラブルを起こすのは男子におかずをとられる、互いの批評等が考えられます。購買の場合には取り合いに巻き込まれ、接触系ハプニングになったり男子、友人の親切に頼ることも。男子は大変です。給食ではご馳走の取り合いとお代わりのための早食い競争、好き嫌いでの居残り(あれ非道ですね。極端な例ですがアレルギーを無視して食わせ、生徒を殺したこともあるのですから)等。主に男子の間で事は起き、それは少女マンガには背景でしか扱われません。ただ吹き出したものが女子に被害を与えて喧嘩の発端になることはありますね。又男女を問わずプリン等を貨幣代わりに用いることもあります。(きんぎょ注意報!アニメ版では購買の焼きそばパンが通貨扱いされてましたね。)それについて金銭トラブルに類似したトラブルが発生することも。弁当の時にはそれが女の子に作ってもらった差し入れの場合、からかいに耐える必要があります。耐えられずに否定的なことを言ったり食べなかったりすると当然傷付けることに。

昼休みこそは大部分の生徒にとって学校の目的です。校庭に飛び出すものもあり、教室でおしゃべりするものもあり、図書室や裏庭で読書したり告白したりするものもあり(告白は後に)。かなり自由な形で生徒が長時間にわたって学校敷地内に開放される状況ですから、グループにとって主要な活動時間になります。

女子は校庭で男子と混じり、喧嘩を始めるボーイッシュタイプや教室で噂を一層拡大したりする残留組、図書室や裏庭で読書している文学少女(読書については放課後にまとめます)の三つが多いですね。委員会や部活の仕事を持ちこむ者もいるでしょう。昼休みでは午前中にあったことを蒸し返すことでトラブルになることが多いです。男子は多くが校庭か体育館に出ます。勉強組や読書組は女子に比べると少ないです。そこでボールとって(といわれて投げ返したら明後日のほうに行って昼休み台無しもしくは紛失、非難の声に本人もしくは友人が反発)とか流れ弾等が起きます。

掃除の時間は大抵の生徒にとって嫌なものですが、告白や二人きりになるチャンスでもあります。ここで中学校以上だと力仕事は男子という性役割分担があることに注意。女子は比較的真面目ですが、口が一緒に動くことも多く噂の温床でもあります。又意地悪役にとっては主要活動時間です。男子は一部を除けば遊んでおり、そのことを女子が注意することがトラブルの発端になることはよくあることです。ここで遊びのリーダーと真面目にやってる女子の味方の三角関係も定番ですね。又ぞうきんボール等の流れ弾も。

放課後は部活、帰宅部、塾直行に分かれます。又告白もここが一番多いです。部活においては男女間に限定しますと互いの激励もしくは場所の取り合い、事故等が特に多く見られます。また男子同士での勝負もここが主です。また本来帰宅部の娘が応援や差し入れにくることも多いですね。特に激励はからかいの種になったりかえって激昂させたりします。帰宅部は交際相手がいれば一緒に帰り、いなければグループか一人で。雨が降ると相合傘が発生します。幼なじみと一緒に帰ったときには一方が顕在化しているとき、していないほうの何気ない発言が結果的に思わせ振りになったり、している方は告白のつもりなのに通じなかったりします。塾直行が現実には多いのではないでしょうか。ここでは必然的に同じ塾に行く者と一緒になるので、火種があれば蒸し返すことになりますし、謝るきっかけにもなります。

学活が終わってから帰る前や帰り道に紛失物を探しているのはよく見る光景です。これは物によっては重大なことになりますね。(始めの変換に「これ刃物によっては重大なことになりますね」となってどこか笑えました)

帰ってから遊ぶこともあるかも知れません。その時には昼休みと違い制限がないので(門限はありますが)自由度が高くなります。今は外より室内やゲームセンターなどでゲームというのが多いようですね。ゲームに関してはそれ自体が話題であり、付随するトラブルには男女を問わず進度や腕についての揶揄、情報(ポケットモンスターなどの交換含む)についての物の貸し借りなどと同様なトラブル(無理な要求をしたり要求を断ったり約束を守らなかったり嘘が混じっていたり)があります。

他に中学生以上で(もう高校生以上ではないでしょう)バイクやバンド等、遊びらしい遊びもあります。この時のトラブルは男女間では単なる意見の違い等に止まることが多いですが、男女間以外で金銭が混じることもあるのでより厄介です。幼年少女誌でその心配はそう無いでしょうが。

家に戻ってからは同居物(別章詳述)でなければ電話以外の接触は家が近い幼なじみ以外ありませんね。その場合、犬の散歩で一緒になったり覗いたり家人がいないときに食事などを共にしたりします。このときには当たり障りのない話が多く、その中に重大なことが含まれていたという以外にトラブルにはなりません。覗きについてはノートを参照してください。電話には連絡網などとそうでない用事、告白があります。つきあっても友達でもないのに思春期に男子から女子にかけることはめったにありません。男子のほうが恥ずかしがりですから。

女子は連絡網等でもやはり嬉し恥ずかしく、特に母親が出ないかやきもきしています。ここでは喧嘩が跡をひいたりすることがあり、又謝る良い機会としても使えます。双子の兄にかかって三角関係になるのもパターンの一つですね。そうでない用事では緊急のときには恥ずかしいなどと言っていられず、必死ですのでそこからトラブルが発生することは余りありません。告白については別章詳述しますが、しきれずに当たり障りのない話を始めたときには期待していた男の子が傷つき、言い掛かりをつけてきて喧嘩になることも。

テストのときには女子は励ますつもりが却って邪魔したりして喧嘩になることが多く見られます。男子は嫌味になったりぶっきらぼう過ぎたり裏腹の言葉を口にしたりしますね。また「これ教えて!」と話しかけることから始まることも多いです。大会や受験でもでも同様ですが、これは大きすぎるので特に本命ではもう素直にしてしまっています。

クリスマス、バレンタインなどのイベントや修学旅行などの行事においては、特に両片思い状態で互いに素直になれないが強く期待しているもしくは期待させる言動があった等の場合、誘われることを期待していた方が期待が外れて怒る等が見られます。

まとめて。言葉によるトラブルとしては何気ないからかいなどが相手の癇に触る又はエスカレートして言葉の暴力になる、励ましなどが逆効果になる、期待外れの言葉、照れ隠しを真に受ける、半ば偶然重大なこと(隠し事や交際について等)について口が滑る、意見や利害の対立、(正当な非難でも)口が過ぎて暴言になる、等が考えられることがわかってきました。売り言葉に買い言葉になると特に秘めた恋愛感情があったり前からの恨みがたまっていたりすると売り言葉に買い言葉となり、事が勝手に大きくなります。その時に双方の友達が事を大きくすることも見逃せません。

行動については流れ弾などの事故、どじ、意識的な悪意による意地悪、本人は大した事と思っていない暴力、差し入れ等愛情表現に対する照れからの拒否等があります。これを見ると結果が予想できていないことが本当に多いです。本人は軽い気持ちでいたことが大きな事故に結びついたり、相手を深く傷つけたりします。又相手の気持ちが分かっておらず、善意や何の気無しのことがすれ違ってトラブルにつながることも見えてきました。実生活に対する教訓になってきてしまいましたね。ま、当たり前のことです。彼らの生活も実生活には違いありませんし。

それではまだまだ中途半端ですが時間ですのでこの辺で。次回は噂についてやりますので予習しておいてください。

何か質問は?御静聴感謝。

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