パターン分類9-3
蒸し暑いです。ケニアとタンザニアでアメリカ大使館が爆弾テロ、これは予想もしていませんでした。イスラム原理主義かも知れませんが、一見関係がないのでノーマークだったのでしょう。コンゴ情勢も緊迫の・・と言うよりもう戦争状態だそうで、これからどうなるのでしょうか。南アフリカも上手く行かないようです。黒人政府の腐敗と、平行してグローバルマフィアの侵入、跋扈が激しいようです。アフリカ大陸・・・否人類そのものに希望はないのでしょうか。事情通が「アフリカに希望をもって援助とか平和維持活動とかをやっている奴はいるのか?・・・誰もいないさ。全部無駄だって事はみんなわかっているんだ。かといってやめるわけにもいかないしね」と言ってたのを読んだ覚えがあります。
それにしても・・・キースとマイトは強い!正攻法には勝てないんですよ、エミちゃんは。ウォンもどうしようもないに近いんですが、すれちがいざまプリズムシールがたまに決まってくれますし、いつでもシーカーレイが飛んでいる状態にしておけば突っ込んできてくれますから。とりあえずガードボタンを常に意識してなきゃすぐやられます。ウエンディーお姉ちゃんとガデスおじさんは技の隙が大きいため遠距離に徹すればアークエンゼルと反射無しシーカーレイでつぶしていけますが、接近されると弱いです。レジーナおば、いえおねえさまもペースをとられると怖いですが、時間差を生かして後の先を取るようにし、たまにアークエンゼルで偶然先読みを狙ったりしていれば封じられます。とにかくバリアが上手い相手にくっつかれると終わりですね。苦し紛れのプリズムシールをガードされ、次の瞬間ボコボコにされています。
んちゃ、講義を始めます。出席カードを回してください。
今回は前回の続きで、具体的な周辺状況と障害、それによる秘密交際についてやっていきます。
周辺状況には友人、家族、学校、その他があります。それは時には二人を暖かく見守る環境となり、そして厳しい障害になります。
つきあいを公開している友人は秘密のつきあいであれば重要な親友か(大抵は親友です)つきあい自体の協力者です。この場合は秘密の共有者であり、その分責任も重いです。唯一の相談相手であることも多く、またそのミスによってばれることも多くあります。この時に三角関係があるとしたらやはり自分の気持ちを封じ込めての協力でしょう。
秘密の交際でないときには当然皆がそのことを知っている(極端に疎くて知らないとか他校で知らない事もある)わけで親友、普通の友達、ただのクラスメートにわけて考えていきます。
親友の重要性は言うまでもありません。この場合にやはり三角関係の有無が重要です。
三角関係である場合にはその横恋慕している親友の気持ちをそのカップルもしくはその一方が知っている場合とそうでない場合があります。あと誤解の三角関係がありますが、それは浮気のところで。
知っていると言う場合はくっつく前から知っていて、その親友が協力者だったとかライバルから親友になったとかでしょう。つきあい始めた後に親友の隠していた気持ちに気がついたというケースは余りないようです(横恋慕しているほうが応援していて上手く行った後に気持ちが顕在化するということはあります)。
知らない場合にはあまり問題はないです。知られずに他の人とくっついて終わる事もありますし、気付かれて一悶着あることもあります。
男の親友がヒロインに横恋慕しているケースでは男のほうはその気持ちを知らないことが多いです。知ったらとりあえず「何で隠してやがったんだ」と殴ります。女の子も知らずに協力されて感謝していることが多く、気付いたときの困惑は大きいです。元から知っており、その三角関係を乗り切ってくっついたカップルの場合にはその目の前でべたべたすることに対する罪悪感があります。
女の親友がヒーローに横恋慕している場合にはけっこう気付かないまま終わることもあります。そうなるとその横恋慕している側の話(救済型四角関係)で終わることのほうが多いのですが、ファンタジーでは横恋慕しているほうの封じている気持ちが分裂したり悪魔に利用されたりと言うこともあります。つきあう前から知っていた場合には相手が割り切っている事を信じているとはいえやはり罪悪感があり、そのせいでデートとかが上手くできなかったり気持ちがすれ違ったりすることがあります。余りふがいないと気持ちを確かめるために強くアプローチしたりすることもあります。強くアプローチするという行動はカップルのほうに気持ちを知られていないときに敢えて、ということもあり、その時にはカップルの気持ちが固まったのを見届けて後にそのためだった(から恋愛感情などなかった)とごまかすこともあります。
普通の友人は親友ほど親身にお互いを思いやっているとは言えず、どちらかというと楽しみを優先させます。そのため恋人ができると事実上不要になることもありますね。余計な噂を吹き込んでまぜっかえす、間違った性情報を押しつけて余計な焦りを生ませる、性体験に関して好奇心剥きだしで問いただすなど迷惑のほうが多いです。性に関しては前も言いましたが好奇心があるけど自分は縁がなく、安全圏である分どうにか情報を引き出したいわけです。はっきり行って迷惑な行為です。詳しくはスキンシップのところでやりますが、ここでは男女交際経験が豊富である者とないものに分かれます。豊富なものは普通かなり端から見て危惧を抱くほど過激な言動をし、主人公達を挑発したり子供扱いしたりします。妊娠などの深刻なトラブルに巻き込まれることも多いです(長編で取られる手法で、深刻な事態をメインで扱うつもりはないけどやっておきたいということでしょうか、友人に深刻な事態をさせて主人公達はそれを傍観するもしくはせいぜい協力者として学習する)。経験のない友人は興味津々で色々聞いてきます。
あと厄介なケースで、今まで応援していたようなことを言っていたのが何かのきっかけで特に同性でつきあいに大して極端に攻撃的になったりもします。岡焼きの変形で、一種のいじめでもあります。
ただのクラスメートは噂の媒体として行動します。普通の友人と余り変わりません。羞恥心が残っているときには特に男子はかさにかかって攻撃的になり、女子は攻撃的ではありませんが(その攻撃が一段落した後などに)よりしつこく問いただしてきます。カップルが開き直れるようになり、また攻撃するような馬鹿なことをしないでいられるほど全体が成長するのは中3か高校以上でしょうか。
許可していないときにはしばしばそれが秘密交際の主因になります。その理由は後述。その時は禁止でばれていない状態と禁止でばれている状態に分かれます。
禁止でばれていない状態ですが、この時には母親は楽観せずに(特に女の子の母親は)監視を強めています。ただ結局甘くも黙認に移ってしまうこともあります。母親による監視は女の子にとっては強く、小さな変化やミスも見逃されません。情報網もあります。男の子の母親は暴力よりも世間体や家の論理を前面に持ちだし、しつこく情緒的に説得しようとします。
父親はけっこう監視が甘いですが、意外な情報網があったりして侮れません。兄弟姉妹は(親代わりの年長以外)普通そんなに厳しく禁止に加わりません。協力者に回ることも多いです。
禁止でばれた状態では母親は感情的になることが多いです。泣き叫び、かきくどく母親は本当に厄介です。その後は特に女の子に対して条理をわけての説得にかかることもあります。
父親は力ずくで押さえ付けようと(男女問わず)暴力をふるい、倉庫などに閉じ込めたり強引に転校させたりかなり強力で権威主義的な手段が取れます。ですが先に折れるのは大抵父親です。近親相姦を交えた話は今の所幼年少女誌範囲外のようですね。
兄弟姉妹ですが、年長の兄や姉は協力に回ることも多いですしまた監視役であってもそれは金のためだから買収には応じるなどといったことが多いです。唯親代わりのときにはもっと厄介です。
年少の弟や妹が禁止側に回ることは少なく、あるとすれば三角関係を交えた嫉妬でしょう。
許可しているときには母親としては複雑です。男の子の母親は嫉妬があり、女の子の母親は心配があります。許可といってもその態度には楽しそうにからかったり思い切り不快感を見せ付けたりと色々あります。女の子にとっては母親は不快な反面いい相談相手です。男の子の場合デートのときに服装その他に干渉したり特に彼女を家に連れてきたりしたときにしつこくからかったりとうっとうしさが大きいです。相談もしにくいです。
父親も(存在しているときには)特に女の子の父親は嫉妬があります。それは特に電話の応対やデートの前の門限確認、後での確認などで露骨に出ます。男の子の父親は大抵ある程度信頼して見守っています。相談相手としても特に性については結構大きいです。
兄弟姉妹は大抵からかいます。年長の兄、姉がいい相談相手であることは無論のことです。
秘密交際になる理由として家族による禁止(男女交際そのものと特定の相手のみの場合の両方がある)、校則による男女交際禁止、そのほかの権威者による禁止、周囲に対する羞恥心、三角関係、そのほか恋自体が禁断、策謀等が考えられます。無論重複していたりもします。
これはつきあい自体を困難にさせるものですが、ロミオとジュリエット効果とでも呼びましょうか、困難そのものが刺激となり、恋愛感情を強める方向で働きます。
秘密交際が秘密のまま進んでいるときには二人及び協力者(親友、理解ある大人(きまぐれオレンジ*ロードのマスター等のような)、青薔薇の類の謎の人物)の心配事はばれることです。次いで二人の仲がおかしくなることでしょう。
ばれる理由にはデートの目撃から噂又は意地悪役その他悪意の密告や直接の目撃、紛失した手紙などの発見、誘拐などの緊急事態等があります。ミスか偶発事です。それに関して脅迫があるケースもあります。
ばれた直後の(体罰を伴う)強い叱責や禁止命令、状況によっては監禁等があるとそれがロミオとジュリエット効果を最大にします。そして何か緊急事態が起きて活躍し、二人じゃなきゃ駄目と納得させるか何らかの賭けに勝つか協力者でもある年長の権威者の説得(印篭とも言う)によって折れるか誤解が解けるか時間に押しながされるかして認めることもあります。
悲劇に終わることもありえますが、幼年少女誌では余り見ませんね。
大体こんなところでしょうか。それでは今回はここまでにします。何か質問は?御静聴深謝。