作風概説
独特のかわいい口元、特にギャグキャラにした時の口の使い方が印象的。後味がよく、心の暖かさが残る。子供の可愛い笑顔も魅力。
昔の、今より自主規制が厳しかった頃に結構大胆なエッチギャグをしたり胸を強調していたりもした。
代表作
1995〜98「学園探偵羽鶴」連載だが単行本なし、最終回もない。
好奇心が強く、勘も鋭い羽鶴ちゃんがあちこちで事件に遭遇し、クールな優等生、水越くんの協力もあって解決している。
決して人を殺さない、それでいて本格派の推理も楽しめる学園ミステリー。
クールでいながら羽鶴絡みで眼鏡を取ると男らしい水越くんがかっこいいし、羽鶴ちゃんにちょっかいを出す紺野先生、水越くんの妹の数菜ちゃんなど他のレギュラーキャラも魅力的。
97「同じ季節(とき)の中で」
道代ちゃんにとってあまりにも平凡だった中学生活が終わり、ふと出会った同窓生。
住む世界が違うと思っていた彼に誘われるまま、卒業した中学を改めて探検し、たとえば窓から見える木にかかる日光など同じ景色を同じ場所で見ていたことに気付く。
誰もが持っている思い出と響きあい、とても切ない余韻が心に残る傑作。
98「今年一番あまい恋」
水沢唯梨ちゃんは憧れの相原くんに告白されて有頂天。クリスマスは初デート、と思ったけど来てくれなくて、見舞いも断られて不安。
実はやっかんだ男子達がケンカを売ってきて、大晦日にも決闘を。もう極悪非道に甘いラブラブいちゃいちゃべたべたフレッテリングファイヤーな作品。
今までの実績、現在の地位
「るんるん」連載などかなり作品量は多かったが、「るんるん」廃刊以来登場しないまま…プロアシで頑張っている、と数年前風の便りに聞いた。
個人的な感じ、思い出
独特の可愛らしさと甘さがとても好きだった。
活躍の場を失ったのは残念…せめて「学園探偵羽鶴」はきちんと完結し、単行本も出して欲しかった。
特に皆で泊まったときに羽鶴が「数菜ちゃんいっしょに(風呂)入ろっか」「いっしょ入るーv」と会話するのに紺野先生が「じゃあぼくもーv」と混じった上に「水越クン
きみも入りたいなら素直に
そういいたまえ」と混ぜ返すのがものすごく笑えた。