南陽子(みなみ ようこ)
作風概説
甘くてふわっとした、かなり装飾過剰で古い印象の絵。可愛らしさとかなりすごい崩れ方をするギャグ顔の極端でオーバーな表現は低年齢層には受け入れやすいと思われる。
甘いストーリーも安心して読める。
代表作
95「九月のラッコ娘」
おまじないで、貝殻に好きな人の髪の毛をはさむ、と聞いた夕海ちゃんがたまたま電車で隣になった、憧れのくせっ毛の君の髪をゲットしようとして・・・大きく切りそこなって美容師志望、ととっさにいいわけ。それをきっかけに仲良くなったけど・・・出会いがうまい。
95「ないしょのアップルポマンダー」
たまたまアップルポマンダー(姫りんごにクローブをくまなく刺し、シナモンパウダーをふりかけて乾燥させたお守り)を作っていたら、猫が入ってきた。でもマンションだから秘密。
でもその猫は、実は大好きな篠原くんの猫!次に来た時、アップルポマンダーをつけてプレゼントしてやり、それがきっかけで距離が近づくけど、その猫がいきなり臨月に!
96「アリスの占いレッスンv」
立派な占い師になるのが夢のありすちゃんの、向かいに商売敵が。その息子、悠はルックスもいいし、占いの実力も抜群。それに客を取られて青息吐息のありすちゃんが、腹話術を活かしてチェシャネコ占いを始めることに。
始めのうちはよかったけど、悠はそれではだめだ、と。そのうち、本当に客は離れていき、悠にその理由を聞いて指導を受ける事に。
でもある日、悠が留学すると聞いて、突然占いが浮かばなくなって・・・甘く、とても柔らかい恋。結末も見事としか言いようがない。多分、知っている告白シーンの中でも屈指。
今までの実績、現在の地位
近年登場していない。
個人的な感じ、思い出
そのくすぐったすぎる雰囲気、とても心地よい反面抵抗感もあった。でも気がついてみると読み返している。