作風概説
一昔前のハリウッド映画のアクションスターのように彫りを強調した筋肉質の青年が無表情なサブキャラクターにいじめられ、硬直した笑顔で涙を流すという構造が多く見られる。
カエルなど気持ち悪いものをガラスで作るように単純化し、信じられないものを作り出す手腕も素晴らしい。
天才的なギャグに隠れているが、壮大なストーリーを描き続ける力もあり最後は泣ける。
アクションなどの描写もマンガ業界全体でもトップレベル。
代表作
「南国少年パプワくん」「ジバクくん」「自由人HERO」をはじめ、多くの傑作で知られる。
その全てをここで紹介するのは不可能。「なかよし」の作品に限定すると、
1993〜1994「緊急出動すずめちゃん」KCDX全一巻。
日本で一番お金持ちの町「ナガサキシティー」を狙って謎の秘密結社「スーツマン軍団」が迫る。町長の娘・御山野すずめは126億円の大金をかけて改造手術を受けた体で刺客達と闘う。
敵キャラの多くが「なかよし」編集部員をモデルにしている事でも知られ、「イリエ総統」「マニアック小佐野」などキャラクターとしての存在感を与えられてしまっている。
2001「ケロたんにおまかせ!」
友引小学校の自称いじめられっこ、墓内ケロ子ちゃん(木之本さくらそっくり)の憂鬱な朝がジバク目覚ましで始まる。といってもいじめは全て被害妄想なのだが。
放課後、憧れの不良、不死沢に蹴り倒されてカエルを潰してしまい、実は魔女に姿を変えられた魔法の国の王子様であるそのカエルの力でスーパー少女に変身!
「なかよし」作品の結構えぐいパロディを詰め込んであり、内輪で笑える。
今までの実績、現在の地位
「なかよし」作家とはいえないだろう。
主に少年誌など第一線で活躍している、最も人気、実力のあるマンガ家の一人。
なぜかたまに「なかよし」に登場する。ちなみに「Amie」でも「ドリームネットPAPA」を連載する主力だった。
個人的な感じ、思い出
「ドラゴンクエスト四コママンガ劇場」時代から色々見ている。「なかよし」登場時はびっくりした。