あずま祐 (あずま ゆう)

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作風概説

柔らかく明るい、ごく自然なタッチ。絵そのものに特徴や味がない、だからこそストーリーをまったく邪魔していない、というのが最大の味であり特徴。もっともよくできたおいしい米飯やパスタのように。

太いメガネで奇妙な可愛らしさと色香のある男子、というのもさりげなくやっている。

動物描写をストーリーに合わせて簡略化する、丁寧な工夫もある。

心情の組み立てが丁寧で最後の告白が大胆。さらにしっかり注意もしている。


代表作

2025「かえるのお姫さま」
 かわいい、だから人気者だと自覚している愛李ちゃん。
 でも自分をひいきしない男子が一人いる、田野倉伊月。学級で飼っているカエルの世話当番をちゃんとやれ、と。
 イヤイヤやったら、ハート模様のあるカエルに飛びつかれ、キスし…気がついたらカエルになっていた。
 しゃべれたけど、クラスのみんなには逃げられる。ただ後から来た伊月くんはわかってくれた。


今までの実績、現在の地位

デビューしたばかり。


個人的な感じ、思い出

 面白さと、絵の何とも言えない魅力にものすごく引き込まれた。

 とても高い実力があることもわかる。評価の高い短編小説のコミック化、特にミステリーやSF、ホラーなどいろいろとんでもない挑戦をしてほしい。